Youtubeで期間限定、無料公開
YouTubeミュージアムチャンネル@toeianime_MCにて、
— 東映アニメーション公式 (@toeianime_info) December 12, 2022
「プリキュア」クリスマス回大特集!! 期間限定公開!!
12月12日〜25日 23時59分まで、
歴代「#プリキュア」シリーズのクリスマス回を一挙公開中です!https://t.co/ACYPqxdvji
是非ご覧ください!#precure pic.twitter.com/gEsYwM4q0c
このツイートが全てである。
クリスマスまでに過去作のクリスマス回を見よう。
私も久しぶりに無印クリスマス回を見直すなどした。
懐かしい手触りというか、今のプリキュアとの違いが面白かった。
無印の魅力:等身大の中学生 美墨なぎさ
久々に見た無印の一番の感想は「なぎさの外見、言動、行動が全部リアル」ということだ。
等身大の中学生の繰り広げるドラマを見ている感覚で、アニメや特撮とはちょっと質感が違う。
今の「アニメの主役っぽい」キャラクターのストーリーとは違った魅力がある。
ストーリーも、Aパートでびっくりするぐらいドツクゾーンの影がない。
なぎさはひたすら日常の悩みに振り回されていて、Bパートで唐突にドツクゾーンが襲ってくる。
この思い切った割り切りによってドツクゾーンが日常を侵食してくる「お邪魔」感を視聴者も共有できる。
この点も初代ならではの視聴感だろう。
さらにAパートも「なぎさがプレゼントを渡そうと空回りしたけど結局渡せなかった」というものだ。
出来事だけ追うとどこに見どころがあるのかよくわからない話だが、視聴後はとても良いものを見たという爽快感があった。
これが何故かと考えたのだが、なぎさにとっては紛れもなく特別な一日であり、その感情の動きが描かれてドラマが作られているということなのだろう。
ドラマとは人物の心情であり、出来事ではないという話は聞いたことがあるが、こうもきれいにやって見せられると見事としか言いようがない。
これら無印の特色は、なぎさが等身大の中学生として描かれているところから発生している。
現在のアニメで、なぎさというキャラクターが広い層に強く訴求するビジュアルか?
ということを考えると、今となっては危険すぎてできないデザイン、ストーリーだろう。
博打に勝った初代ならではの魅力が味わえる無料公開は25日23時59分まで。