私の場合、元は登山などでの野営からの流れで始めたキャンプでしたので、
最小の道具でのキャンプが当たり前と考えていました。
コットはその際たるもので、荷物になるからという理由で私のキャンプ道具には入らなかったものです。
しかしオートキャンプ場を利用したことをきっかけに、サイトの近くまで車で行けるなら、
より快適性を求めたいと思うようになり、コットにも注目するようになりました。
今年の春、焚き火を始めたのと同時にコットも導入し3回ほど使用しましたが断念。
始めは地面が多少傾斜があってもデコボコしていても問題ないですし、
体を包み込むような柔らかさを楽しんで寝ていましたが、
その柔らかさのせいで腰が痛くというか、腰が疲れてしまうのです。
寝ている時の身体の姿勢がどうやっても一定時間経つと辛くなってきて、
何度も姿勢を変えるため寝返りをすることになり寝付けません。
一度コットをやめて今まで通り地面に寝ると、今まで以上に快適でした。w
多分コットとの相性なのかもしれません。
そんなことがあったので、私にはコットは合わないのだと思っていました。
その後「コットテント」がコットを使わなくても使えるテントでしたので導入を決めたわけですが、
それでも「コットの上に張るテント」ですので、コットの上に張った状態が気になるわけです。
気になるので時間があれば色々なコットを見ていたのですが、極端に言うとどれも同じに見えました。
素材やギミックの違いはありますが基本的に「骨格となる支柱に布を張り、その張った布の上に寝る」です。
私の身体が179cm、85kgという体型ですので、選択肢が少なくなるのも影響しているでしょう。
そんな時に目にしたのが、「AND MYSELF 3WAYインフレーターコット」です。
布部分がインフレーターマットになっているコットです。
3wayとありますが、普通のロースタイル、付属の脚を足して高さを出すハイスタイル、
布部分にあたるインフレーターマットだけを使うマットスタイルという
3種の使い方ができるということです。
インフレーターマットということは空気を入れて「張り」を出すことができるので、
他のコットと違い硬めの寝床になるのではないかと気になって商品説明を読むと、
まさにその通りのようなので、物は試しと導入してみました。
コットがダメでもインフレーターマットはマットとして使えますからね。
収納袋は中身をしっかり入れられる大きさですので、入れにくいとかはありません。
ただ収納サイズが、22cm × 22cm × 61cmで、重量は約4.6kgと
大き目で重さもそれなりにあります。
インフレーターマットですので空気の出し入れをするバルブが付いています。
バルブを開けておくだけで使用できるくらいの空気が勝手に入ってくれます。
私はバリッと張りたいので、さらに口で空気を入れます。
コットのポールを出し入れする部分には指をかけ引っ張ることができる、
ループがついており、ポールを楽に出し入れできます。
脚の部分は収納しやすい形になっています。
ぐらつくことがないよう面ファスナーで留められます。
使用時マットに通したポールに接続し、レバーを倒すだけでしっかり嵌ります。
全然力はいりません、女性でも軽々組み立てられるでしょう。
収納時はレバー横の丸い凸部を指で挟んで押すだけでレバーが外れます。
脚、使用時の形。
高さを出したい時(ハイコット)この脚をそれぞれの穴の中に刺すだけ。
全部で12本あります。
外すときも引っこ抜くだけという超簡単仕様。
コットやインフレーターマットを使用したことがある人なら、説明書を読まなくても組み立て可能。
初めての人でも力はいらないし、超簡単に組み立てられます。
で、一番気になる寝心地なのですが、完璧!びっくりしました。
軋みもなくしっかりとした寝床で、張りがあるから身体が沈むこともなく非常に寝やすいです。
インフレーターマットは面によって硬さが違い、もう片方の面は少し柔らかい作り。
好きな面を選べるようになっています。
まだ使い始めたばかりですので、耐久性などの良し悪しはこれからですが、
今のところ私にとっては完璧なコットです。
サイズは、ロースタイル68cm × 190cm × 19cm、ハイスタイル68cm × 190cm × 39cm。
収納時も解体しやすく、マットもそのまま空気を抜きつつ丸めるだけで収納袋に入っちゃいます。
数値を見ると入りそうにありませんが、実際はポールを入れる部分の縁が折れ曲がってくれるので
楽々入ります。
少々お値段はしますが、それ以上の価値はあると思います。
今年一推しの商品でしょう。
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