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2020年04月03日

「公務員に為れば一生安泰」神話はもう崩壊して居る




  「公務員に為れば一生安泰」神話はもう崩壊して居る

            〜プレジデントオンライン 4/3(金) 15:16配信〜


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              写真 iStock.com Masaaki Ohashi

 公務員志望の若者を批判する老害よ 先ずは落ち着け

 来年の春に向け、大学4年生達は就職活動を進めて居る。民間企業への就職活動は、コロナ騒動でスケジュールが混乱して居る他、ウェブによる説明会や選考等新しい手法の導入が進んで居る。
 只、大学生の進路は民間企業への就職だけでは無い。公務員への就職をする人達が居る。公務員と一言で言っても、国家公務員・地方公務員、更には警察官や消防士等多様であるし、夫々に種別が在る。中には専門性が高く「こんな仕事が在ったのか」と驚く様なものもある。

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       千葉商科大学国際教養学部准教授 働き方評論家 常見 陽平氏

 サテ、若者が公務員の道に進む際に、皆さんはどの様な印象を抱くだろうか? 恐らく、次の様な印象を抱くのでは無いだろうか。

 「若者が公務員を選ぶとは。安定志向そのものではないか」
 「若者は何故、チャレンジし無く為ったのか。保守的な選択では無いか」
 「ハイリスク・ハイリターンのベンチャー企業に飛び込んで、自分を試してみてはどうか。公務員は残念過ぎる」


 これも又、毎年、ネット上で盛り上がるテーマである。如何にも、若者に説教をする中高年の老害芸の様な話だ。そして誤解も甚だしい。現実は公務員を選ぶ事は安定志向だとは言い切れ無い。現状のキャリア形成に関する考え方からもズレて居る。ハイリスクである。何せ、将来が先行き不透明である。
 一方、それでもこの世界に進みたい若者と云うのは、社会貢献・変革志向が有るタイプか、何も知らずに受けて居る牧歌的なタイプかのドチラかだろう。

 ソモソモ国と自治体が不安定なのに、公務員が安定な訳無い

 「公務員は安定して居る」論が嘘で有る事を明らかにしつつ、今時公務員を選ぶ若者の気持ちを代弁することにしよう。読んだ後には、公務員を目指す若者の未来よりも、自分の未来が不安に為る事だろう。
 「公務員は安定して居る」と言われる。が、現実はそうでは無い。その安定の前提と為る、国や自治体が揺らいで居るからだ。深刻なのが地方自治体である。〔東京一極集中の解消〕〔地方創生〕が叫ばれ続けて居る。只、現実的に〔地方消滅〕のリスクが大きい。

 元岩手県知事・元総務相であり現日本郵政代表執行役社長の増田寛也氏による『地方消滅』(中央公論新社)がベストセラーと為った。このテーマは他にもヒット作が多い。それだけこの問題に注目が集まって居る。日本の今、ソコにある問題だ。 
 少子化対策や、外国人労働者の拡大等が叫ばれるが、人口減少社会は現実のものと為って居る。『年収は「住む所」で決まる』(エンリコ・モレッティ/プレジデント社)がベストセラーに為ったが、世界的に都市部に人口が集中する流れに為って居る。

 増える キャリア官僚に「為りたく無い」東大生

 島根県が大正時代の人口を割り込んだ件や、北海道の夕張市の破綻等が話題と為ったが、明日は我が身と云う自治体は枚挙に暇が無い。これは都市部でも同様である。
 毎年、人口が増加する東京都に於いても増減数は区や市によりメリハリがある。市部に於いては、立川市等は人口が増えて居るが、減少が懸念される市もある。23区内も同様で、区による格差は明確だ。23区の再編論も何年かに一度、政治家等の間で浮上する。暴論の様で、人口や税収・公共サービス等から考えると検討すべきテーマではある。
 地方公務員は安定して居ると思い就職しても、その自治体自体が地盤沈下する可能性がある。実はカチカチ山状態・・・尻に火が点いて居る・・・に為る可能性があるのだ。

 官僚に付いてもそうだ。官庁に関しても、今後も統廃合の可能性は有る。平成では大蔵省・通産省・厚生省・労働省・運輸省等が再編された。内閣府も強化された。この様な再統合の動きは有るだろう。 
 そもそも、官庁に関しては魅力的な職場かどうかと云う問題がある。好く〔東大生の官僚離れ〕が報じられる。とは言え、実際は毎年、キャリア官僚試験に於いては東大からは300名を超える合格者が出て居る。2位の京大とはダブルスコア以上に為る年もある。只、キャリア官僚合格者に占める東大生の割合は減って居る。この10数年でのピークは平成22年卒の32.5%だったが現在は20%以下と為って居る

 GAFAが企業を超え、国と為った

 今や国家と云う枠組みが揺らいで居る。地政学上のリスクだけでは無い。ソモソモGAFAに代表されるプラットフォーマーが台頭して居る。これ等の企業は最早、グローバル企業を超え一つの国ではないかと思う瞬間がある。
 各種サービスの利用料は税金の様にも見えるし、提供するサービスは社会のシステムを規定して居るかの様にも見える。東大や京大の学生が官僚では無く、コチラの世界を志向する事は納得感がある。国と云う枠組みを超えた世界的なサービスに関わる事が出来るし、圧倒的な働き甲斐が有り給料も飛び切り良い。閉塞感も感じられ無い。

 日本の官僚は出世が遅く給料も安い。しかも将来に先行き不透明感が漂う。東大生の官僚離れは、真っ当な判断の結果だろう。公務員が安定して居ると言われるが、もし公務員として就職したとして、貴方は一生公務員なのだろうか。そうとは言い切れ無い。
 昭和の後期から平成・令和の時代を振り返ってみよう。民営化のラッシュだった。国鉄・電電公社・専売公社・郵政の民営化の他、国立大学の法人化等も在った。 
 現在、検討されて居るのは水道事業の民営化であり、賛否を呼んで居る。勿論、コストや、安定したサービス供給と云う点で論争を呼んで居る。民営化だけで無く、外部化と云う流れも在る。例えば、公園の運営などに関わる外部への依頼である。

 民営化にAI化 安定とは程遠い現実と向き合おう

 何れにせよ、現状、公務員が担って居る業務が民営化・外部化すると云う事は考えられる。常に仕事があると思って居て良い訳では無い。更に、キャリア組は兎も角、一般職等に関してはAIに置き換わる可能性だって在るだろう。ルーチンの業務はウェブ化・AI化の流れにより雇用が激減しても可笑しくない。
 この様に、試験に合格して公務員に為れた処で、自分達の仕事が無く為って行くリスクと向き合わ無くては為ら無い。これも今、目の前に有る現実である。安定とは程遠いのが現実だ。

 キャリア形成に関する環境が不安定で有る事。これも公務員の問題だ。コレは民間企業にも共通する点ではあるし、公務員の種類にもよる。
 現在、無期無限定の日本的雇用システムに対する賛否の声が有る。人事権を組織が強く持ち、異動の有る雇用システムは、キャリア形成もワーク・ライフ・バランスやクオリティ・オブ・ライフと云う概念を華麗にスルーする可能性がある。
 勿論、多様な経験を積む事が出来るし人脈も広がるが、必ずしも専門性が磨かれ無いし個人の生活上の事情もスルーされる。その古き好き、そして悪しき働き方が温存されて居るのが公務員の働き方である。

 最早〔堅物〕〔保守的〕と云う官僚・役人像は無いのだ

 私は千葉県の私学で教員をしつつ、評論家・コンサルタントとして活動して居る。仕事柄、日常的に公務員と仕事をして居る。政府の各種委員会に参考人として、自治体に講演の講師として呼ばれる事が良くある。更には、取材の目的で彼等の話を聴きに行く事もある。
 メディアでは〔官僚〕〔役人〕と括られ叩かれる彼等だが、実際に仕事をしてみて不愉快な想いをした事が一度も無い。寧ろ、大変に聡明な上、使命感が強い。更に大胆なプランを提案する〔攻めて居る〕方も中には居る。起業家や、広告代理店の社員と話して居るかの様な気分に為る事すらある。

 実際に、法案に為る前のものも含めると、官僚達は実にユニークなプランを多様な人を巻き込んで実現して居る。参考人や委員として参議院や官庁に呼ばれた事が何度かあるが、事前の打ち合わせも当日の議論も〔攻めてる〕と感じる事は一度や二度では無い。〔堅物〕〔保守的〕と云う官僚・役人像はそこには無い。
 好くも悪くも「コレは官庁・自治体の職員の仕事なのか?」と云う案件も担当する事に為る。地域のB級グルメ・ゆるキャラ・スポーツチームの誘致や運営等にも関わる。一方、彼等と接して居て切無く為るのが異動である。仕事上、接点の有る方は必ず異動が有る。しかも、必ずしもこれ迄の専門分野とは関係無い部署に異動する。

 今、最もロックなのは公務員志望の君だ! 

 尚、好く地方公務員の魅力として〔地元で働く事が出来る〕事が挙げられる。只、これは必ずしも正しく無い。都道府県の職員の場合、ソモソモエリアが広大で、同じ県では有るが必ずしも実家から通えるエリアでは無いと云う事もある。更に、中央官庁等への出向や、東京や海外の事務所勤務等も有り得る。
 この様に、多様な経験を積む事が出来る一方で、必ずしも地元で働く事が出来る訳でも、専門性が磨かれる訳でも無いのが公務員の仕事である。

 ヤヤちゃぶ台を返した様な事を言う。この様な現状を見た上で、公務員を志望する若者を批判して好いのだろうか。〔安定して居るから公務員〕と云う若者には、この記事を通じてそうでは無い事に気付いて貰いたい。一方で、ハイリスク・ローリターンなのにも関わらず、国や地域に貢献したいと言う若者達は、マルで社会起業家の様にすら思えて来る。
 今更、安定した仕事でも未来が約束して居る訳でも無い公務員に進む若者を見て居るとロックだなと思う。好く「もう一度、就活するなら何処に行きますか?」と言われる事がある。私の選択肢の一つは〔公務員〕だ。


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 常見 陽平(つねみ・ようへい) 千葉商科大学国際教養学部准教授 働き方評論家 1974年札幌市出身 一橋大学商学部卒業 同大学院社会学研究科修士課程修了 リクルート・バンダイ、クオリティ・オブ・ライフ・フリーランス活動を経て2020年4月より現職 著書に『僕たちはガンダムのジムである』『「就活」と日本社会』『なぜ、残業はなくならないのか』『社畜上等! 会社で楽しく生きるには』ほか 1児の父

      千葉商科大学国際教養学部准教授 働き方評論家 常見 陽平   以上




 



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