2018年04月07日
クールな猫
それからおよそ3年。
この間に私も人並みに恋をした。
白状すると、ハズカシながらすっかり恋人に心奪われて
ルネに寂しい思いをさせていたかも知れない。
と言うのは、この頃のルネの思い出が
ほとんど頭から抜け落ちてしまっているので
(;´ Д `A
でも、わずかな記憶の中のルネはいつも「私のルネ」だった。
私が外出から帰るといつの間にか傍に居て
抱き上げると喉を鳴らし私の胸に頭をスリスリして甘えた。
しかし相変わらず私の膝の上では絶対にくつろがなかったし
脚にからみついたりじゃれたりエサをねだって騒いだりもせず
食事のときには私の席の横に置いたルネ専用の丸椅子に座って
私が食べているのをじっと見ている。
宝石のような青い眼で見詰められれば
私のおかずから肉や魚を分けて上げたくなってしまう。
自分から催促する事が無くて
今思えばなんだか不思議な猫だった。
それまでの我が家の猫たちと違って、
とってもクールな印象だった。
━☆★☆★☆━ つ づ く ━☆★☆★☆━
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