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2018年02月18日

ルネの誕生とグリの死




チロとグリは次々に可愛い子供達を産んで
その度に私たちは貰い手探しに奔走させられるハメに

     ヤレヤレ (;´ Д`A 

やがて私は短大に進学し、2年間家を離れることになった。

猫達には申し訳ないが、
私は短期大学という未知の環境と都会での
初めての一人暮らしへの期待に
すっかり心奪われ気もそぞろで、
チロもグリもその子供たちの事もほとんど念頭に無く
すっかり姉にお任せで、
猫ちゃん達とのお別れも、
今思えば呆れるほどなんという事も無く
「グリちゃん、行って来るね」と、
羽が生えたように(これ、私の実感です)
あっけなくウキウキと家を出て行ってしまったのだった。

したがって、この2年間は猫達がどうしていたか
どんな子たちが産まれてどうなったかなんて気にもかけずに
すっかり自分だけの世界に浸りきっていた f(^ _ ^;)

長期休暇の度には帰省したが
初めて久し振りの我が家の玄関に重い荷物を下ろした時
(かな?)
グリが何処やらから走って来てあの
 ”グルルルルルーーー"  という
を揺さぶるような鳴き声で迎えてくれたことだけは
しっかり覚えている。

 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


2年が過ぎ、私は父との最初からの約束通り
都会暮らしに未練を残しつつ帰って来た。
(なんて素直だったんでしょうf(^_^;) )

この少し前に、
2階の部屋で私と並んで寝ていた姉は結婚してしまったから
チロとグリは私が帰るまでの間どうしていたのだろう?

とにかくチロもグリも無事に私を待っていてくれた 
  
そして前通り私と一緒に2階の8畳間に寝るようになったのだった。




間もなく私が21歳の時にグリが産んだオスの白猫は
ふた月程すると美しいサファイアブルーの瞳の「王子様」だった。


  あれ「高貴なポコ」・「”ご令息”のプチ」・
  「サファイアブルーの瞳の王子様」
  ひょっとして、これらの猫達の記憶は
  全て私の頭の中で美化されてしまった偶像なんだろか

      
ニャ!

  そりゃあ猫だから、子供の頃はやんちゃもするけど
  ポコとその子孫たちは本当に躾がしやすくて
  賢い猫たちでしたよー (*^Д^*) 



チロとグリは青い眼の猫をほかにも何匹か産んだが、
この子は私が生涯忘れられない猫のひとり
 (あ、1匹ね(*^^*ゞ)になった。

 お待たせしました 彼がルネです


  
しかしグリは、この子を産んで間もなく、
 (確かまだすっかり乳離れもしていなかったように記憶している)

あろうことか!何か毒物を食べて死んでしまったのだった

   グリのばかーあ! ゜・(ノД `)・゜・

あの美しいエメラルドグリーンの眼 

あんなに美しく賢くて逞しく、愛情深い猫を私は他には知らない。 

冬の夜、私たちの部屋のドアを トントン と叩くので入れてやり、
抱き上げて一緒に寝た瞬間のグリの冷たい毛の感触と
すぐに暖かくなって喉をグルグル鳴らして私の脇に丸くなった時の、
何とも言えない愛おしさにワクワクした思い出が
今でも鮮やかに蘇る (;Д;)
             

私は一人で庭の池の端にグリを葬り、小さな十字架を立てた。

IMG_0001.jpg









  たまたまグリのお墓の傍に
 通りかかっただけ(^。^;)の
 チロです



      ━☆★☆★☆━ つ づ く ━☆★☆★☆━


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