2013年10月26日
自分のことばかり話すのはなぜ?
自分のことばかり話す人
心理学の専門用語には自己開示と呼ばれるものがあります。
自己開示とは、自分の過去や性格、恋愛遍歴など、自分から個人的な情報を話したり感情を表現したりすることです。
なぜ人は、自分のことを自ら話しだすのでしょうか?
自分のことを話す理由
個人的な情報を自分から話す理由は、ただストレスを発散したいとか、親密になりたい、がありますが、
それだけではありません。
Talor博士は自己開示する理由をいくつかあげています。
1、表出
表出とは、単に自分のイライラ事を他人に話したり、恋人と別れて悲んでいる様子を見せたりしたくなることです。
ストレス発散のような動機から自己開示することです。
2、自己明確化
自己明確化とは、自分の話をすることで、自分の考えているに対する理解が深まったり、今置かれている状況をより理解しようとすることです。
頭が混乱していて整理したいといった動機から自己開示することです。
3、社会的妥当性
自分が情報を話すことによって、その相手の反応がどのようなものかを観察し、信念や考え方が適切なものなのかどうか、正当かどうかを知りたい動機から自己開示をする場合です。
アイデンティティが確立されておらず自己理解を深めたい場合、この傾向は強くなるでしょう。
若い青年期の人が自己開示をする場合は社会的妥当性が関係しているかもしれません。
4、社会的統制
良い印象を与えるために、何について話して、何については秘密にしておくのかをコントロールすることです。
5、関係性の発展
個人情報を他人と共有することによって、話している相手との関係性を発展させ、親密になろうとすることから自己開示をすることがあります。
他者と親密になるのは、本来的な自己開示の役割と言えます。
あなたの周りにいる、自分のことばかりしゃべる人はどの理由にあてはまりましたか?
―参考にした書籍―グラフィック社会心理学 (Graphic text book)
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