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2017年07月12日

【姉のおなかをふくらませるのは僕】マンガ 感想&あらすじ 2人で暮らす姉弟の美味しいご飯と家族愛で食卓を彩るグルメ・コメディ

別冊ヤングチャンピオン。2014年11月号から連載中。既刊4巻
原作:坂井音太
作画:恩田チロ



あらすじ

高校生の姉・市川京子(いちかわ きょうこ)と2人暮らしをしている男子小学生の市川忍(いちかわ しのぶ)。

6年前、忍の母親と京子の父親が再婚したことで家族になった2人は、血の繋がりはないけどとても仲の良い義理の姉弟。しかし、再婚後に両親が共に亡くなってしまったことで、現在は叔母の応援の下で姉弟の2人暮らし。

元気で明るいけど危なっかしい姉・京子と、そんな彼女が心配でほっとけないしっかり者の弟・忍。料理が得意な2人は、姉のために、弟のためにごはんを作ることが、そして一緒に楽しく食べることが嬉しい。

忍と京子は姉弟仲良く支えあい、ときに叔母や友人たちを交えながら、食卓をおいしいご飯としあわせで彩り、お腹も心も満たしていく。

主要登場人物

ネタバレも含まれているので注意

・市川忍(いちかわ しのぶ)
主人公。鷹野台小学校5年生。一見すると女の子のようにも見える中世的な顔立ちをした美少年。
両親は共に再婚後しばらくしてから他界してしまい、現在は姉の京子と2人暮らし。京子のことが大好きで、特に自分の手料理を美味しそうに食べている姿を見るのが好き。無防備な京子の過剰なスキンシップにドキドキさせられることも多い。その愛らしい容姿から、小学校の早熟した女子たちの頭の中でおもちゃにされることもしばしば。京子に鍛えられたカードゲームが得意。姉弟揃って「桃さま」と呼ぶほど桃が好物。
計画的で繊細な料理を作り、しっかり丁寧な下処理と味付けを施し、盛り付けもおしゃれ。家庭的であり、尚且つ女の子っぽい料理。

・市川京子(いちかわ きょうこ)
もう1人の主人公。忍の義理の姉。貫井高校2年生。長い赤茶髪の胸が大きい美少女。
元気で明るい行動力あふれるちょっと変な女の子。興味と思いつきで突っ走りやすいため、忍からは危なっかしくてほうっておけないと思われています。貫井高校美少女四天王として男子からの人気は高い。大のプロレス好きで、忍や友人たちに技をかけることもありますが、もっと頑丈な相手に技を試してみたいと思っています。
忍同様料理は得意で、変に媚びたとこがないシンプルな料理を好んで作ります。叔母・梨由子の酒癖の悪さから、自分は大人になってもお酒は飲まないつもり。ごはん食推進のゆるキャラ「おこめちゃん」がお気に入り。

・市川 梨由子(いちかわ りゆこ)
京子の叔母。25歳。クラブのホステス。黒髪ロングの美人でスタイルも抜群。
姉後肌タイプの女性。忍には甘いものの、元ヤンのウルトラ短気で「姉ちゃん」と呼ばないと殴られることから、京子には苦手意識を持たれています。2人の意向を汲んで今の生活を応援していますが、1つの失敗で「1トチリ」とカウントし、限度を越えたら自分が引き取るつもり。関東最凶不良女子高、通称「アバ女」出身で元副会長。

・高木 陽子(たかぎ ようこ)
京子の同級生で友人。あだ名は「セクシー」。黒髪ポニーテルのメガネっ娘。
学校の男子からは、ちょうコワモテで近寄りがたいが、美少女四天王とは別格扱いの知る人ぞ知る隠れ美人と噂されています。京子にとっては数少ない地に足ついた友人。剣道2段で運動神経は良いけど球技は苦手。不良ですら一目見ただけで「こいつはヤバイ」と思わせるほどの雰囲気を放ちます。

・栗山 和子(くりやま かずこ)
京子の同級生で友人。あだ名は「クリ子」。髪は肩ぐらいの長さで耳の横がカールし、てっぺんにはアホ毛アリ。犬が好き、と自分では思っています。目がぱっちした可愛い見た目に反して若干口が悪い。

・前田 あおい(まえだ あおい)
京子の同級生で友人。あだ名は「ボウヤ」。髪をショートカットにしているボーイッシュな女の子。かつてはソフトボール部のエースでしたが、現在は帰宅部。ミスドとお城とサメ映画が好き。

・森(もり)
京子の同級生。あだ名は「モリモン」「森っち」。黒ギャル。
京子とは小学生の頃は仲の良い友達でしたが、中学ではいじわるしたこともあり、高校ではクラスは同じでも無視されていました。しかし、アバ女の不良に絡まれていたところを助けてもらったことをきっかけに和解。忍とも昔トレカゲームで一緒に遊んでいました。

・杉本 美樹(すぎもと みき)
小学生時代からの京子とクリ子の友人。あだ名は「スッポン」。アバ女保育科2年生。不良揃いのアバ女でも恐れられている超不良少女。京子だけではなく忍とも仲が良く、アメリカ式の長い挨拶を仕込んでいます。そば好きで、おそばは飲み物だからという理由で本当に噛まない。底なしの大食い。あと、カナヅチ。

・ロングキスグッドナイト
忍の同級生で友人。本名不詳。黒髪ロングの美少女。京子からは「ロングキちゃん」と呼称されています。
サッカーがクラスで一番上手くて脚も早い運動神経のいい子。毎日かかさず日記をつけています。忍の保護者きどりでいるだけではなく、異性として気になっている模様。京子みたいなお姉さんが欲しいと思っています。

・子安 純子(こやす じゅんこ)
忍のクラスの担任。女性教師。23歳。あだ名は「コヤジュン」。梨由子の大学時代の後輩。
忍のことを心配して交換日記を始めましたが、お互いの食事を報告し合うノートになっていき、逆に栄養バランスの悪い食生活を注意されてしまいました。本人は上手くソッとケアできてるつもりでいますが、ごく一部の女子から忍にかまいすぎてることを察知されていて、本人は知らないところで世代を越えた女同士の火種がくすぶっている状況。学生時代の銀座キャバクラのバイトで身につけた振る舞いがうっかり出てしまうことも。


なんか、書き易かったからいつもより多くなってしまった・・・。


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感想・見所

両親の死をきっかけに2人暮らしを始めた血は繋がってないけど仲良しの姉弟が、共に支えあいながら生活を送るなかでお互いに料理を作り合い、ときに友人や叔母を交えた食卓を、美味しいごはんと楽しいでお腹と心を満たしていく物語。
2人で暮らす姉弟の日常を画いたグルメ漫画。謳い文句は「姉弟クッキング・コメディ!!」「今日作りたくなる美味しいごはん!」など。
原作は『ちゃりこちんぷい』の漫画原作者・坂井音太(さかい おんた)さん。作画は『メイデン/エイド』の女性漫画家・恩田チロ(おんだ ちろ)さん。

グルメ漫画といえば、読者に思わず「食べてみたい」と思わせる魅惑的な食事シーンが重要。ただ、中にはそれと同時に登場人物が楽しく料理を作る描写を画き、「自分も作ってみたい」と思わせるレシピ付きのクッキング漫画も多くあります。『甘々と稲妻』や『くーねるまるた』、あと『銀のスプーン』辺りがそれに当たるかと。
それらは比較的簡単に作れるモノやちょっとアレンジされたレジピが多いので、普段料理する人にもこれから始めてみたい人にもお役立ちですね。
今回紹介させていただく作品も、料理をしてみたい気持ちにさせてくれる日常系グルメ漫画『姉のおなかをふくらませるのは僕』。まずこのタイトル・・・。私の場合はグルメ漫画を探してるときに紹介されたので、情けなくも何ら勘ぐらずに読み始めてたのですが、これほど狙いすぎなタイトル名をスルーしていたことは不覚。たぶん変な妄想を膨らませてピュアに騙された人は少なくないと思われます。そして、1話にわざとらしく登場している鳥の種類が「サギ」って・・・。この作者さんやりおる。

しっかり者の「弟」と活発な「姉」の家族愛を中心に描いたグルメ・コメディ

主人公は男子小学生の市川忍と、女子高生の市川京子の姉弟。2人は再婚した親同士の連れ子なので、血のつながりはない義理の姉弟。その両親を共に亡くしてしまい、現在は叔母に応援してもらいながら2人暮らしという状況。義理ながら姉弟間の愛情は深く、活発で行動力溢れるちょっと無防備な美少女の姉・京子と、そんな姉のことが大好きなしっかり者のキュートな弟・忍が、仲睦まじく料理を作り合いながらと日々を送っていくという話。

姉弟寄り添い合って仲良く2人で暮らしている日常の様子と、彼らが交代で作る美味しそうな料理の数々、そして友人や叔母など周囲の人たちとの交流を、明るく楽しく、時にほんのりムフフなことを交えて描かれていくく、姉ショタのクッキング・コメディ。

これって、上記の通りタイトルそのままでもちょっと意味深に捉われがちなんですが、略称の「姉おな」・・・これもかなりアウトですね。
この遊び心あり過ぎなタイトルのせいで敬遠されてる方もいるかと思われます。ただ、内容に関してはもちろん健全・・・たぶん。絵もストーリーもしっかりしている意外と質の高い漫画でして、日常系、コメディ、グルメ、姉ショタなどなど、色々な要素を詰め込んではいても破綻はなく、上手いこと調理されてる良作かと。

再現も可能なお手軽で楽しい姉弟クッキング

クリーンな眼でタイトルを見た場合、弟が料理を担当して姉は食べる専門のように思われるかもしれませんが、2人とも料理上手なので描写は同じくらいあります。1エピソードごとに1品。
食卓に並ぶ品は変に奇をてらうことなく調理された家庭料理。簡単な手順と、エピソードの合間に調理時のPOINTが載せられているので、実際に作ってみるのも楽しみ方のひとつ。難しくない比較的誰でも作れる簡単なモノばかりなうえ、料理をしている描写が可愛くて楽しそうなのも、読んでると「真似したい」「作ってみたい」と思わせてくれる要因でしょう。

料理には性格が出やすいと言われる通り、姉と弟で違いがはっきり分かるところも面白いですね。京子はシンプルな料理を好むけど凝るときはとことん凝ってしまうお父さんが作る男の料理といった感じ。コスパをあんまり考えないところも彼女の特徴。
対して忍は、真面目な性格の通り計画的かつ丁寧に調理し、盛り付けもおしゃれに仕上げ、どちらかと言うとお母さんの作る家庭料理に近いと思います。

食事シーンは色っぽさを覗かせながらも下品にはなっておらず、最近よくある大袈裟な過剰演出もなく、素直なセリフと笑顔で「美味しい」を表現しています。調理シーンだけではなく、このひたすら笑顔の食事シーンにも、誰かの為に料理を作りたいと思わせる力がありますね。

姉弟を取り巻く魅力的なキャラクターとの賑やかな日常風景

最初は忍と京子の2人暮らしの様子が内容の大半を占める作品だと予想していたんですが、思いのほか登場人物は多く、それぞれの友人たちとの交流もしっかり描いていました

登場人物が多い作品はどうしてもキャラクター名を覚えるだけでもちょっと大変になってしまいがち。ただ、この作品の良いところはその苦労があまりないという点。個性をしっかり立たせている魅力的なキャラクターなのはもちろんのこと、だいたい呼び合うときに使っているのは本名ではなく特徴的なあだ名。セクシーやスッポン、あとロングキスグッドナイトなんていう印象的な呼び名なので、誰がどの子かがとても分かり易いうえに覚えやすいです。

そんな彼等彼女等とのコメディチックな交流も間違いなく見所のひとつ。
最後に

はい、ということで、美味しそうな料理と姉弟の微笑ましい家族愛で魅せる漫画『姉のおなかをふくらませるのは僕』の紹介をさせていただきました。
哀愁漂わせるシーンもたまに挟まれていますが、全体的にはとても明るくて温かな内容。そして、ちょっとエッチでかなり可愛い。ストーリー構成はテンポとノリが良いので読みやすく、チロさんの高い作画力によってキャラクターや料理の魅力もいかんなく発揮されていたと思います。
料理にかんしてはほんとに簡単なものばかりで、中には冷蔵庫の残り物食材を使って作れる品もありますから、お試し気分で挑戦してみるのも良いかと。
グルメ漫画として、コメディ漫画として、そして姉ショタものとしても楽しめる作品なので、よければ読んでみてください。自信を持っておすすめさせていただきます。

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posted by ハネ吉 at 19:15 | Comment(0) | TrackBack(0) | グルメ
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ハネ吉
とにかく漫画が大好きです。愛してるといっても過言ではありません。どんなジャンルにも手を出しますね。正直、文章力にはあまり自信はありませんが、なるべくうまく伝えられるようにがんばります。ちょっとだけでも読んでもらえたらうれしいです。 ちなみに、甘い物とネコも大好きです。
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