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2016年10月21日

【バチバチ】マンガ 感想&あらすじ 全力のぶつかりあいで熱くさせる相撲漫画。

少年チャンピオン・コミックス。2009年24号から連載中。
バチバチ:全16巻
バチバチBURST:全12巻
鮫島、最後の十五日:既刊9巻
著者:佐藤タカヒロ
他作品:いっぽん!



あらすじ・概要
かつて角界に旋風をもたらし、新たな横綱の誕生を熱望視されながらも、暴力事件を起こし相撲界を追放された元大関・火竜を父に持つ鮫島鯉太郎。関取として死んだも同然となった父は、酒に溺れて見る影もなくなり、遂にはトラックに跳ねられ人生の死を迎えてしまった。
鯉太郎はその後知人に引き取られたが、周囲の心無い中傷は父だけでなく息子にも向けられ、その影響から近隣でも有名な不良少年へ成長していた。相撲を嫌いだと言いながら密かに稽古に励んでいた鯉太郎は、大相撲の巡業へ赴き、そこで序二段と幕下の現役力士を負かしてしまう。それがきっかけとなり空流部屋に入門することになった鯉太郎は、父が届かなかった横綱という頂を目指し、怪物揃いの力士が待ち構える壮絶な戦いの日々へ身を投じていく。

主要登場人物

・鮫島 鯉太郎
主人公。角界を追放され交通事故でこの世を去った大関・火竜の息子。体格は角界の中では小柄で太りにくい体質。不良であったことから荒くれ者であったが、空流部屋での暮らし、親方や兄弟子たちとの交流で、落ち着きと品格を持つようになる。得意の型は「ぶちかまし」「はり手」による押し相撲。兄弟子に伝授してもらった投げ技も使います。

・仁王 剛平/阿形 剛平
鯉太郎の兄弟子で空流部屋の部屋頭。幕下までは阿形、関取になってからは仁王へと四股名を変えています。気性は荒く手が出がちだが、仲間思いで弟弟子からの信頼は厚い。圧倒的な怪力で真正面からぶち当たり力でねじ伏せる相撲をとります。吽形亘孝とは同期で、「力の阿形」「技の吽形」と呼ばれる間柄。

・空流 旭
空流部屋の親方。現役時代の四股名は「春風」。右目を失明しています。飄々をしていながらも相撲への姿勢は真摯であり、弟子たちへの指導も的確。角界の現状に憂慮しています。娘を溺愛。

・王虎 剣市
虎城部屋の親方・元横綱「虎城昇」の1人息子。自分を特別な存在だと思っており、それに見合う実力も兼ね備えていることから、他者を蔑み見下す傾向にあります。マスコミや客の前だけは猫をかぶり愛想よく振舞いますが、同じ力士に対しては尊大な態度をとります。鯉太郎を自分がのし上がるために利用しようという企みを持つ。

・斎藤 真琴
マコ姉。鯉太郎を引き取り育てた火竜の友人・正一の娘。鯉太郎にとっては頭が上がらない姉的存在。料理が得意。なにかと傷の多いやんちゃな鯉太郎を常に心配しており、度々取組を観戦したり空流部屋に様子を見に来ることもあります。



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【eBookJapan】 バチバチBURST 無料で立ち読みできます

【eBookJapan】 鮫島、最後の十五日 無料で立ち読みできます


感想

角界を追放され交通事故によりこの世を去った大関の父を持つ主人公が、「死んで生きれるか」という父の言葉を胸に、無念を晴らすため、父を越えるため、ライバルたちとしのぎを削る壮絶な戦いに身を投じる物語。
相撲漫画です。格闘技的な土俵上での真剣勝負のみならず、相撲界の慣習や文化などもリアルに描いた作品。
長年待ち望まれた日本人力士の優勝などにより、実際の相撲界もかなり熱が高まってますが、漫画も負けじと『バチバチ』や『火ノ丸相撲』といった人気作が生まれていますね。

今回紹介させていただくこの作品は、全16巻の『バチバチ』、全12巻からなる2部作目の幕下編『バチバチBURST』、そして3部作目にあたる現在連載中の幕内編『鮫島、最後の十五日』が発行されています。
国技のわりには相撲漫画はそれほど数はなく、私もほとんど読んだことのなかったジャンルです。ですが、今なら自信をもってこの作品を相撲漫画の代表作に挙げられますね。あくまで個人的にはですけどそれほど好きになった作品です。

ストーリーに関しては難しいことは全くありません。良い意味で王道とも言えるベタな展開で物語は進み、ストレートに物事を表現しているので非常にわかりやすいです。
本格的に相撲を始めた不良少年が、厳しさのなかに優しさも伺える師匠や兄弟子たちに揉まれ、出会ったライバルたちとしのぎを削りながら成長していく。このような、少年漫画ならではの王道的な熱い展開を見せてくれる漫画です。『バチバチ』というタイトルも、本作の内容を単純かつ明確に表していると思います。

主人公の鯉太郎は巨人揃いの力士の中では背が低く、相撲するうえで致命的な太りにくい体質ということもあり、出だしから体格という大きなハンデを背負っています。普通に考えて小柄な力士がこの世界でのし上がるなら、バリエーション豊かな相撲技を身に着けて巨大な敵に対抗しそうなものです。しかし、この主人公は体格差なんてなんのその、頭からの突進『ぶちかまし』による真っ向勝負を好む気迫が溢れすぎてる男。無謀ともいえる戦法をとりますが、常軌を逸しているかのようにも見える彼の気迫には圧倒され、この主人公から目を離すことができなくなってしまいました。
単純な技や身体的な成長のみならず、空流部屋での師匠や兄弟弟子、それにライバルたちとの交流を積み重ねていくうちに、戦う相手や相撲そのものに敬意を払うようになっていきます。父である荒くれ大関・火竜が最後まで見につけることができなかった品格、これを徐々に身に付けていくなかで心の成長も遂げ、真の力士へと着実に進歩しています。

最大の見所はなんといっても迫力ある土俵上での真剣勝負ですね。それほど細かく描き込まれている絵ではなく、どちらかと言うと大味気味のダイナミックな絵ですが、この作品の内容とはマッチしてると思います。
力士たちの溢れ出す気迫、巨体同士が全身全霊でぶつかり合った衝撃、引けぬ意地の張り合い、持ちうる技を駆使した応酬、どれも目を釘付けられてしまう迫力があり、息つく間もない攻防には圧倒されてしまいます。
その勝負を見守る観客の熱狂も激しく燃え上がっていますね。出血多すぎて若干引き気味になってしまうこともありますが、真っ向からの意地と意地のぶつかり合い、少しでも気を抜けば崩されてしまう一瞬のせめぎ合い、そんな極限の戦いを目にしてしまったら心が奮い立たされるのも道理かと思ってます。会場全体が揺れているかのような歓声はこの作品の熱さの現れですね

作品の魅力をより引き立てている登場生人物たちは1人1人個性が立っていて面白い。生い立ち、積み上げてきた日々、それぞれの性格などをしっかり作り上げているので感情移入し易く、そんなキャラクターから生まれる人間ドラマも面白味が増しています。土俵上で立ち会っている両者のバックボーンを理解し、心理描写まで伺えると、読んでる私の勝負熱も否応なく高まってきますね。

最高に熱くなれる漫画。全力で取り組んでいる熱い力士ばかりなので必然的に多くの感動が生まれます。相撲だけに関わらず、全力、本気、それと愚直なまでのバカの姿というのは、人を強く引き付ける魅力がありますね。無気力試合なんて萎えるだけです。鯉太郎の決して折れない強靭な精神、何度でも息を吹き返す姿には心打たれ、こちらもそれに応えて本気のエールを送りたくなりますね。
それなりにギャグも挟まれているので笑いもあり、実際の相撲に興味ない人でも充分楽しめる内容になってると思います。出血多いのが難点ではありますが、シンプルなストーリーでテンポよく話が進むので読みやすい作品です。自信を持っておすすめできますので、よければ読んでみてください。



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posted by ハネ吉 at 18:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | 格闘
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ハネ吉
とにかく漫画が大好きです。愛してるといっても過言ではありません。どんなジャンルにも手を出しますね。正直、文章力にはあまり自信はありませんが、なるべくうまく伝えられるようにがんばります。ちょっとだけでも読んでもらえたらうれしいです。 ちなみに、甘い物とネコも大好きです。
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