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CDIのデジタル制御化



改めまして前置きさせてください。
僕は素人でYBの購入を機に初めてオイル交換してみた所から色々といたずらの延長的カスタムをしています。

いい加減に記事を書いているつもりはありませんが、知識が浅い事で誤解を招く記事があったり、
説明が微妙に違っていましたらコメントでご指摘いただけましたら幸いです。


で、本題です。
CDIって要約するとジェネレータから来た電気信号を受けて点火タイミングを決めて内部のコンデンサ
に貯めておいた電荷(200前後〜300V)に載せて、一気にイグニッションコイルに流す装置。

ってな事がどっかのhpに載ってたと思います。
この辺は「タコメーターの取付」記事で僕がオシロスコープで新号線を探し当てた部分に
関連しますね。

で、重要なのは点火タイミングを決めと言う事です。
点火のタイミングは、ピストンが一番混合気を圧縮した時なのですが、(上死点って言うそうですが
正確には上死点をちょっと越えてピストンがちょい戻った位で発火するのがいいみたいです。)
厄介な事に電気信号の速さが一定なのに対し(超正確には違います)、エンジン回転数に応じて
「ピストンのスピードの変化」「内部を通過する混合気の流速」も変化します。
但し、この「変化」は単純に×「回転数」って事ではないので、点火のタイミンをこの特性に
合わせてあげる事が、大事になります。


ざっくりで言うと、回転が上がる程、点火のタイミング(プラグへのスパーク信号)を

通常(時計を想像して12時が上死点で通常タイミング)より
進めてあげる(時計を想像して12時を幾らか過ぎたあたりで信号が出る)

制御が必要になります。(進角制御)
って事はよく考えると回転数が高くなるほど圧縮の方に遅延が出てくる・・・って事と解釈してマス。



まぁ、んな事言ったって全部のバイクがCDI搭載と言う訳ではないし(違う仕組みもあります)
CDI搭載だからと言って上記した制御をやってくれているとは限りません。

たとえば
CDIでも発火タイミングは一定のくせにスピード制御(リミッター)機能を持っているもの・・・とか


すんごく前振り長くなりました(-_-)zzz
やっとYBです。
YBはCDI制御でリミッター機能はありません。

コレ

左がカバー(ゴム)右が本体です。


今考えれば、もっといろいろ調べてからやった方が面白かったかなぁ・・・と思いますが、
タケガワ製のボアアップキットでヘッド部も含めたスーパーなキットを組み込んだ場合には
「TT-R50E用のCDIに交換する必要あり」との記述があります。
これって裏を返せば
「標準CDIの点火タイミング制御だとカスタムレベルに追いつかないよ。」に僕は聞こえました。

調べてみると各車両のCDI仕様の記述にYBは特に記述がないのに対してTT-R50Eは「デジタル」
って書いてありました。

また妄想が膨らんでしまった僕は、「今よりきめ細やかな点火タイミング制御が出来る」と
勝手に思い込み、メイトヘッド換装からしばらくしてからCDIをTT-R50E用に換装してみました。

・ポン付けです。(面倒な事は一切なし)
・CDIはバッテリーがある電装BOX自体を外した空間のタンク側に付いています。
・TT-R-50EのCDIはとっても高価です(-_-;
・交換するとスタンドSW機能(エンジンストップ)が利かなくなります。

で、インプレ
・・・はっきり言ってよく分りませんでした(-_-;
良くなったと思いたいのですが・・・

お気付きかもしれませんが、このカスタムで僕は「妥当性」を検証出来ていません。
本来は点火タイミングが妥当か否かを交換前にショップとかに頼んで見てもらえばよかったなぁ
・・・と。

後は交換するにしてもTT-R50Eに執着せず、もっと幅広く検証(電気回路を総合して見る必要あり)
しても面白かったかなぁ・・・と思います。
※各メーカーからデジタル制御のCDIって結構出てます。

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