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これは真実?それとも情報操作?

日本の(調査)捕鯨は、世界的に鯨を保護することになっている南極近辺の南氷洋の水域で、鯨を捕獲している(協定違反)というニュースがありました。しかも残酷な方法で鯨を虐殺しているというのです。その証拠として、シー・シェパードが提供した映像を報道していました。また、食肉用として鯨を捕獲されているとも報じていました。


背景や事実など、くわしいことは分かりませんが、このような気になるニュースが1月6日のオーストラリアABCのニュース画面のトップに大きく出ていました。このニュースはイギリスのタブロイド誌メイル(またはメール)・オンラインにも出ていました。

●参照●
http://www.abc.net.au/news/2014-01-06/sea-shephard-says-japan-whaling-fleet-inside-sanctuary/5185942

http://www.dailymail.co.uk/news/article-2534478/Graphic-images-Japans-whaling-released-campaigners-Sea-Shepherd.html

こういう日本の違法性を説明した後で(私は論拠と証拠に乏しい説明だと思いましたが)、日本は調査捕鯨をしているとさらりと述べていますが、読者に日本に対して悪感情を植え付けてから、実は調査捕鯨だと言っても、日本人=野蛮人というイメージを、読者は定着させたままで終わります。

まず鯨の捕獲が合法・違法の地域を示して、その根拠となる条約や法律、食肉加工しているならその証拠を出すべきだと思います。日本で鯨の肉は売っているのかもしれませんが、1990年以降、少なくても気づく範囲で、私は鯨の肉が店で売られているのを見たことがありません。感情であおるだけの報道はやめてほしいものです。また読者の書き込みにもありましたが、日本もどんな目的でどんな内容の調査をしたのか、その内容、結果、結果をどう活用したのか、を公表すべきです。違法でなく合法であることの証明もしっかりしてほしいと思います。

また、違法な捕獲であるなら違法な内容を公表して謝罪も必要かと思います。



オーストラリアABCより


イギリスのデイリー・メールは、鯨の血が船の甲板に広がる上の写真を、画面真ん中より上のよく見えるところに掲載していました。オーストラリアABCはビデオをプレイにすると、映像途中でこの場面が出てきます。血なまぐさい画像を目立つところに掲載したデイリー・メールのほうが過激なコメントが多かったと思います。これは、印象操作だと思います。しかも、ニコニコしながら同僚と雑談する作業員が、ホースで水を流しながら甲板に広がる鯨の血を掃除する姿を見せられますと、「こいつら、とんでもない奴らだ」との印象を益々読者は深めると思います。報道する側の悪意を感じました。




オーストラリアABCより



1月12日現在、デイリー・メール(イギリス)の読者のコメント欄を見ますと、831件も書き込みがあります。読んで見ますと、「鯨の屠殺はすぐさま止めろ」、とか、「欲のために鯨を虐殺する日本人は残酷な野蛮人である」というたぐいの内容が多かったと思います。中には「TOYOTAなど日本製品をボイコットする」というのもありました。また逆に、読者からの批判数の多いコメントには、「シリアで行われていることも同じようなものだ・・」、「もっと飢えた人を救う努力をすべきだ」などがありました。

一方、オーストラリアABCは19件の書き込みですが、読める範囲では、イギリスと同じような傾向であるものの「日本政府も合法性を証明するため、調査内容を発表すべきだ」など、公平な意見もやや多いかなという印象でした。

日本は、一方的に批判されても何も言わないことが多いので、言うべきことはきちんと言ってほしいと思った一件でした。



それではまた!



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