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欲は人を滅ぼす

8月後半から梅雨のような天気が続いていましたが、最近やっと晴れの日も多くなってきました。
10月10日頃から急に寒くなりましたね。

ところで、人間の愚かさを考えさせられた映画があります。
日本の首領という1970年代後半につくられた3部作の映画です。

この三部作の最終作である完結編について書いてみたいと思います。

日本の首領 完結篇

■対立軸■
                    政財界の黒幕 : 大山喜久夫

平山幹事長(総理を目指している)    ⇔       中久保総理・ 伊庭官房長官                

中島組 組長:佐倉一誠           ⇔       関東同盟理事長、大石剛介

中島組幹部: 川西

中島組幹部・川西の部下 : 宮原

佐倉一誠の娘婿: 医師・一宮

                         刈田 代議士


■争いの対象■
・サイパン島のリゾート開発計画(大山、大石、佐倉が策略をめぐらし主導権争い)
・覚せい剤密輸ルートの縄張り争い(中島組と関東同盟が対立関係であることを示す話)
・松原産業の工場敷地を住宅公団への売却交渉(大石は推進派、佐倉は阻止派)


■あらすじ概要■
政財界の黒幕 大山は、中島組 組長 佐倉一誠 と 関東同盟理事長 大石剛介 に、大日本同志会の設立を呼び掛けるが、それぞれ日本の首領を目指しているため、これを断る。

また、大石はサイパン島の開発を、大山にアメリカ側への根回し、官房長官へは多額の政治献金の見返りに日本開発銀行から融資を有利に進める交渉をしながら、着手する。
 
しかし、大石にリゾート開発に成功されると、自分の権力が脅かされる大山は、佐倉に大石の計画を阻止するよう依頼する。ところが、佐倉は大山に自分にサイパンのリゾート開発を任せるよう持ちかける。

そして、佐倉の部下の川西が配下の宮原を使って、大石の使者の代議士が、アメリカの上院議員に、サイパンで賄賂を渡す現場で、賄賂の入ったかばんを強奪する。

しかし、日米の議員が襲撃され、現金の一部も警察に押収されたことから大きな問題になる。代議士の取り調べから自分の裏工作が表に出ることを恐れた大石は、まず代議士の息子を事故死に見せかけて殺し、代議士も病死に見せかけて殺す。しかし、大石は口封じに成功しても、殺した代議士からアメリカ上院議員の賄賂の領収書を回収できなかった。困ったことに、賄賂の領収書は大山の手に渡ってしまう。

大山は、佐倉の部下の川西を呼び、領収書を入手したので大石をつぶせる、そして、川西のサイパン襲撃の証拠を握っているので、佐倉を押さえるために大山に協力しろと持ちかける。そうすれば大山の希望であった大日本同志会の設立が可能になる。

大山は、大石、佐倉を押さえて、自分の息のかかった会社の社長にサイパン島開発を任せる話を持ちかける。

この話を川西から聞いた佐倉は、大山が入院先の病院で担当医をしている義理の息子に注射で大山を暗殺するよう命じる。

その後、大石は逮捕され、大山からサイパン島開発の件で足元を見る交渉を持ちかけられる。しかし、大山も佐倉に暗殺されこの世を去る。

大山の葬儀で、川西が大石の側近に米上院議員の賄賂の領収書をちらつかせ、関西の中島組にサイパンの事業を任せろと迫る。しかし、その時、既に大石はサイパン事業から撤退することを決めていた。

大石側は、川西を暗殺し領収書を回収しようとするが失敗する。

大石と関係の深い内閣は倒れ、佐倉と関係の深い平山幹事長が総理になった。また、賄賂の領収書も佐倉側にあった。これでサイパン事業も独占し、名実ともに天下をとった佐倉であった。しかし、そんな彼にどんでん返しが起こる。



■主な登場人物■
kataoka_chiezou
政財界の黒幕 : 大山喜久夫



mifune_toshirou
関東同盟理事長:大石剛介



saburi_shin
中島組 組長:佐倉一誠



sugawara_bunta
中島組幹部: 川西



takahashi_etsushi
中島組 組長・佐倉一誠の娘婿: 医師・一宮


■感想■
三部作を通して描かれていたことは、政治家は自分の権力を固めるため企業・その他から政治献金を受け、その見返りに、企業・その他に都合の良い法律をつくったり、便宜をはかります。暴力団は、政治家や企業からお金をもらってスパイ活動や依頼主の敵を力で阻止するという私設情報機関の役割を果たします。

これらは事件を通して見せられる光景ですが、逆に、私たちは、もし世の中に、人に尽し、貢献する人だけしかいない世界が存在した場合、そこで、どんな光景が繰り広げられるのか想像が困難であることに気づかされます。私たちは、大いに改善の余地のある社会に生きていると言えます。

大義名分があっても人を傷つけたり苦しめることは良くないということです。お金・名誉・権力という自分の外にある価値を他人を蹴落として求めても、他人の攻撃に対する警戒心・緊張感、また、自分が他人を苦しめれば心の苦痛・罪悪感などに苛まれ、決して幸せな気持ちにはなれません。

たとえ無名であっても、自分自身を最大限に発揮でき、他人の幸せに貢献し、自分の存在価値を日々実感できるほうが、活き活きと躍動感のある毎日を送れますので、はるかに幸せだと思います。

そんなことを考えてしまいました。

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それではまた!

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