●そういえば
そういえば、現在の当社と同じ状況になった事件が過去にありました
それは、当社と同じように吸収合併された某地域にある某企業でした
当社の2倍ほどの規模ではありましたが、関東圏にあるので当社とは競合していませんでした
しかし、当社もそこと同様に吸収合併されたので
兄妹企業みたいなものでした
向こうの方が大きいので兄企業と呼びます
その兄企業は、業種こそ同じでしたが、かなりオートメーション化が進んでいました
私もそこを見学したことがありますが、当社と同じレベルかそれ以上のものでした
ただ、当社が勝っているところも少なからずありました
そんな兄企業ですが、可哀想なことに親企業のシステム部門がシステム変更を行いました
良くある、親会社が自分のところのシステムを押し付けるパターンです
その結果は・・・・近未来的な空間が、前時代的な空間に変わってしまいました
オートメーションが、手作業盛りだくさんの工程に変更されました
ところが、人員は増員できず、数年間は地獄の苦しみだったようです
特に、酷かったのは、ある部門のシステム変更です。
そこは、見学した時は、扱っている部品などがすべてバーコード管理されていました。
しかし、親会社が変更したシステムと運用では
番号をマジックで手書き!!!
●デグレ常習者
まぁ、なんとも、いやはや、空いた口が塞がらないとはこのことです
どうして、そんな結論になるのか?
なんだか、電卓を使っているところに、これからはそろばんで計算しろって言ってるような!
ほんと、自分のところが一番優れていると勘違いしている親会社
そして、その親会社のシステムを現場の言いなりに開発変更してきたシステム部門
そこには、統一性など無く、システムの雑居ビルみたいな感じです
デグレになることは知らないのか平気で、デグレシステムを作り
それが最新版だと言って、押し付けます
●今回のターゲット
その時は、気の毒な兄企業と思っていましたが
今回は、弟企業がもっとひどい目に遭っています
今年1月に始まったばかりですが、この3か月間が、3年のように思えます
顧客は今までと同じように要望をだしてこられます。
当然、今までと同じようにその要望を聞いてもらえると思うでしょう
でも、当社では四苦八苦です
あほな経営者のおかげで、当社のシステム要員11人の内6人が退職しました
ほぼすべて、プログラミングはもちろん、システム構築もできる優秀なSEばかり
そんな人材不足の中で、今の新システム対応
親会社のシステムは開発の出来る当社システム要員に
無理難題(つまり普通は1か月かかるところを1週間でやれとか)を吹っかけてきます
こんな状況で、顧客の要望を満足に実現できるはずもありません。
●井の中の蛙
大海を知らず って諺がありますが、
現在、当グループでこの新システム・・・サーバーとベンダーが変わっただけで
やる事は根本的に変わってないシステム
結局、この何年間か足踏みしているだけです
進化や進歩が全然ありません。
その間に、同業他社は進化して行っています。
つまり相対的に遅れてきているわけです
それに気づかない親会社のシステム部門
競争力がどんどんそがれているってことに気付かない親会社のシステム部門責任者
この先、どうなるんだろう???
まっ! 結果は見えてますがね。