●報告書掲載順序の違い
昨日も朝からずっと会議でした。
グループ統合システムの仕様を検討するための会議です。
そのなかで、商品の数量の一覧を顧客に報告するための報告書の書式について検討していました。
親会社:商品の数量の多い順に並べて報告書を出力
当社:商品のカテゴリーごとに決まった順序で報告
もちろん、顧客ごとにどの商品を当社に発注しているかはバラバラです。
●上司の考えが受け入れられない
ここで、仕様を決定しようとするときに、上司は
商品の数量の多い順に出力するよう報告書プログラムを作成してください。
って決定しようとしていました。
ちょっと待ったー!
当社の現行報告書の仕様は、多い順じゃありませーん!
と、私は異を唱えました。
しかし、上司は、『多い順の方が見やすいんだよ!』と、私の意見を却下
その一方的な、他の意見を聞こうともしない態度に腹が立って
当社の報告書ではどの商品が多いか棒グラフ上のものを付してるので一目瞭然なんです。
なので、多い順に並べる方がデメリットが大きいんです。
顧客ごとに考えれば、その顧客は大体決まった商品を発注するので、毎回同じ並びの方が顧客にとっては見やすいんです。
(当社の顧客からの要望・意見に基づいて発言しています。)
そこで、上司の発言:『親会社の方でも棒グラフは付けてるよ!』
もうね、徹底的に頭に来て
『ならば、棒グラフだけ見たらどの商品が多いのか一目瞭然でしょ! どうして多い順に並べたりして余分な顧客サービスをするんですか?』って言っちゃった
●上司はプログラム本数ばかり気にしている
そこで、上司は、『そしたら、どんなふうに実現するんだよ? 報告書マスターには顧客ごとに[多い順]/[カテゴリーごと]の設定は出来ないんだよ!』
私は、『多い順の報告書と、カテゴリーごとの報告書を作ったらいいんです。』
しかし、
『多い順の報告書』プログラムは、報告書プログラム本体に多い順に並べろオプションを指示し、『カテゴリー準の報告書』プログラムは、報告書プログラム本体にカテゴリー順に並べろオプションを指示すれば、オプション指示するプログラム二本は非常に簡単な数行ずつのプログラムで、報告書本体プログラムは一本。
このような構成なら恐らく、開発費用見積もりの追加は無いでしょう。
って言っても
上司:プログラムは1本は1本だから・・・とベンダーに聞くこともせず、本数が増加するのは認められないと
私、ブチ切れて、『もういいです。 もし、当社の顧客で報告書上の商品印刷順で顧客クレームが発生したら全責任は、<上司の名前>でいいですね。』って捨て台詞を吐きました。
ここで、ベンダーさんが、報告書マスターに印刷順番オプションを設定できるようにしましょう。これはまだ追加費用が必要な類ではありませんので。
って助け舟を出してくれました。
●顧客の事をもっと考えてもらわないと
我が上司・・・顧客の事をもっと考えてもらわないと
これが良いだろうと言う押し付けのサービスは、顧客が喜んでくれたら効果が有りますが、
顧客がありがた迷惑と取るようでは、デメリットだらけです。
今回の順番・・・これは顧客の好みです。
どちらが良いかなんて正解はありません。
多い順で出してくれと言う顧客には多い順で出してあげればよく、
カテゴリー順で出してくれと言う顧客にはカテゴリー順で出してあげればいいだけです。
それで顧客は満足し、喜んでくれます。
そして、このオプションは、プログラムを開発したことのある方なら
報告書プログラムにほんの数行追加するだけで実現できます。
上司は開発出来ないし、恐らくオブジェクト思考が出来ないため、
あんな頑固な反応を示したと思います。
●上司教育
上司を今後、どのように教育していけばいいのでしょうか?
我が上司は、外面は人当たりがよさそうで優しそうなんですが
その実、頑固で近視眼的で小役人タイプです
私も頑固さでは引けは取りませんし、小役人タイプだと思っています。
しかし、システムエンジニアとして、システムを構築するのは顧客に満足してもらえるビジネスを展開できるような、そして現場の人たちがそのビジネスを効率よく遂行できるようにするためだと常日頃考えています。
そこに立ちはだかる上司・・・なんとかしなければ・・・
タグ:悪い上司
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