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2021年08月30日

どんどん変わる設計書

建築.jpg

●家を作るなら〜♪

なーんか、今朝も頭の中に、ナショナル住宅(現在パナホーム)のCMソングがグルグル回りましたー
このcmソングご存じですか?

家を作るなら〜♪
家を作るなら〜♪
草の燃える匂いのするカーペットにしたいと思うのであります♪

ってやつです。

何故この歌が頭の中にわいてくるかと言うと・・・

今朝も、システム仕様書が変わる・・・ということが発生したからです。
●システム作るなら〜

システム作るなら〜♪
システム作るなら〜♪
最初からきちんとした仕様書で作りたいと思うのであります〜♪
ってことなんです。

仕様書に従って、プログラムコードを書き、コンパイルし、仕様書に従ってテストを行います。
そして、システムは複数のプログラムから構成されるのが普通ですから、プログラム一つ一つをテストしたあと、連携させてキチンと動くかを結合テストをします。
もう、システムは1から10まで仕様書通りに作り上げます。
●どちらも似ている、けれども決定的な違い

家を作るときは、
(1)どんなを作るか構想を練る
(2)その構想に従ってを作った場合の問題点などを洗い出す。
(3)出された問題点の解決策を導き、構想を具現化する。
(4)具現化された構想に従って、建築設計書を作成する。
(5)建築設計書をチェックする。
(6)チェック後の建築設計書に従って建築する。
(7)建築中の各段階で設計者がチェックする。
(8)が完成する。
(9)出来上がりを確認する。
(10)必要な些細な調整をする。
(11)引き渡し

てな感じですよね。
これに対してシステム構築では

(1)どんなシステムを作るか構想を練る
(2)その構想に従ってシステムを作った場合の問題点などを洗い出す。
(3)出された問題点の解決策を導き、構想を具現化する。
(4)具現化された構想に従って、システム仕様書を作成する。
(5)システム仕様書をチェックする。
(6)チェック後のシステム仕様書に従って開発する。
(7)開発中の各段階で設計者がチェックする。
(8)システムが完成する。
(9)出来上がりを確認する。
(10)必要な些細な調整をする。
(11)引き渡し
ってなります。

めっちゃ手を抜いて作りました。
まず、【】⇒【システム】に変更し
建築設計書】⇒【システム仕様書】に、また【建築】⇒【開発】に
変更しただけです。

そりゃ、工程が似ているからですよね。

でも、決定的な違いがあります。

改修の可能範囲の差ですね。
同列に論じるのはどうかと思いますが、家ができてから、二階建ては嫌だから三階建てに変更・・・ってのはかなり困難ですよね。
システムでは、結構いろんな変更ができちゃいます。
何故か?それは物理的に構築している部分が少ないからです。
殆どがデジタルの世界だからです。
●それだけに

開発をしたことが無い人・・・からすれば、

例えば、商品コードが最初4桁としていたけれど、20年後には5桁が必要になるかもしれないので、今から5桁、いや6桁にしておきたいって注文をシステムが出来上がりかけの時に出してくるかもしれません。

開発側からすれば、今更そんなことを言われても・・・・って感じですが、そこが大きなギャップとなります。

そんな、仕様変更が次から次へと出てきているのが、今のグループ統合システムの開発です。

どうして最初から決めておかないの?って思うようなことがポロポロポロポロ出てきて・・・




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IBM AS/400で稼働するシステムの開発・追加を担当して30年以上になります。使えば使うほどこの AS/400 が好きになりました。 こんなSEがいろいろな視点から様々な業務などについて語ります。
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