●システムを知らないシステム責任者
今、グループ各社で運用を統合すべく、事業の工程のフロントエンド部分を統一した統合システムを構築しています。
しかし、統合するのは一部分であり、その他の部分は各社のシステムをそのまま使用します。
これが、大きなネックになるのは目に見えています。
ところが、この統合システム構築プロジェクトのリーダーが、システム開発(プログラミングとかの下流工程)をしたことがないシステム責任者なんです。
●そんな大変なことを一言で言うか?
昨日は、そのような中の一つ・・・いや二つで、上司と衝突しました。
と、言うのは、当社のシステムはもともと単一のシステムでした。
単一のシステムで入り口から出口まですべての機能を提供しています。
この為、ある情報が必要な時に、例えば入り口だけで使う情報を扱う機能を新規追加したとします。
運用がこなれていくと、その情報を別の工程でも使用したいことが発生します。
そうすると・・・別の工程でも使えるようにするだけです。
単一のシステムの良いところは、情報が集約されていることです。
必要に応じて集約されたデータの必要なところにアクセスすることができます。
(それまでは必要がなかったからアクセスできるアプリケーションをメニューに組み込んでないだけ)
そして、今ではなくてはならない機能になっています。
それを統合システムに組み込むことはありませんでした。
なぜなら、システム責任者が理解できなかったからです。
私がプロジェクトに参画したのは、ほぼ仕様が固まった昨年6月です。
●ただでさえ期限が迫っている
当社での稼働が来年9月、グループで一番小さいラボでの稼働が来年5月と予定されており、開発にはすでに入っている段階。
なので、仕様変更はできないのはわかりますが・・・
無くてはならない機能が使えなくなると、その影響はかなり大きなものになります。
どうしたらいいか上司に相談したところ・・・
●責任転嫁男
上司の回答:何とかしてください。
マスターを統合しようとして、コードが重複するのでどうしようか相談したら
上司の回答:コードを再採番してください。
これって、中学生や高校生でも答えられると思いませんか?
マスターのコードを振りなおすって、
そのマスター自体だけでなく、関連するマスター、およびそれらを使用して登録されてきたデータベースについて、すべて振り替えていかなければならず、振り替え間違うと、致命的な影響を与えてしまいます。
この切羽詰まった時に、そんな大それたシステム変更を簡単に一言で言っちゃうって・・・
で、もし、失敗したら、責任を取らされるのは必至
成功したら、ほめられることはなく、統合システムの成功は上司の功績
モチベです
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