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2021年05月21日

Excel : 便利な関数 SumIfS関数 (SumIf関数の続編)

Excel 便利な関数 SumIfS 関数.jpg

●今回の関数は?

SumIfS関数
タイトル画では、最後の S に( )を付けていますが、これはSumIf関数の末尾にSがくっついてSumIfS関数になってますよーって事を表すためで、本来は、SumIfSのように( )なしです!

●どんな時に使う?

この関数は、Sum関数の亜種であるSumIf関数。

このSumIf関数では条件が一つしか指定できなかったことに対し、SumIfS関数では条件が複数指定できるようになっている強者関数ですね。

なのでExcelの開発者は、SumIfを複数形の意味のSを付けたのでしょう

それではどんな時に使えばいいのでしょうか?
その前に、SumIfS関数でなくて、SumIf関数で式を作れないのでしょうか?
この答えは Yes であり No です。

へっ?何それ? って思われた事でしょう。

元々、SumIfS関数はありませんでした。そんな時はどうしたかって言うと、
SumIf関数の条件式を工夫して作り出す・・・か
別のセルに計算式を入力し、その結果を用いてSumIf関数の条件としたはずです
これって結構骨が折れますよね。 また再利用性も低下しますしね

さて・・・どんな時に使うかってのを説明する例題としては・・・
成績表で、男子か女子かって条件で集計していました。

複数の条件と言うと、全学年・全クラス・男女別に集計する・・・時には、SumIf関数で行うには、条件式がちょっと複雑になりすぎますよね

なので、
=SumIfS(<合計対象範囲>[,<条件範囲>,<条件>]) と言う引数の指定の通りに入力すればOkです。
但し、[,<条件範囲>,<条件>]は一回以上の繰り返しです。

条件が1個だけの時はSumIf関数でも表現できますよね
こんな感じです。

=SumIf(<条件範囲>,<条件>,<合計対象範囲>)




●注意すべき点は?

SumIf関数とは引数の順番が異なりますので、SumIf関数を良く使われていた方が、SumIfs関数を使うときに間違いやすいのは引数の順番です。

先ほども話しましたが、
=SumIfS(<合計対象範囲>[,<条件範囲>,<条件>])
=SumIf(<条件範囲>,<条件>,<合計対象範囲>)
と順番が違っています。
間違っても文法的には合っていることもあるので、その時は変な結果になります。

そんな場合、パニクってなかなか原因がつかめないことがありますので、特にご注意を!

同様に ~~If 関数と、~~IfS関数では、引数の順番が変更されていますので
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IBM AS/400で稼働するシステムの開発・追加を担当して30年以上になります。使えば使うほどこの AS/400 が好きになりました。 こんなSEがいろいろな視点から様々な業務などについて語ります。
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