●我が愛するAS400
私の会社が IBM System/38 を導入したのは 1986年。
丁度私が入社した年です。
それ以来、IBM社のコンピューターでシステムを開発し、改善し、拡張してきました。
IBM社の System/38 はその後も進化し続け、現在のPower Systemsに至るまでの代々の名前は次の通りです。
・System/38
・AS400 (Application System 400)
・iSeries
・System i
・Power Systems
これだけ、名前が変わるということは中身も相当変わっている・・・はずです。
但し、この見解は正しいのですが、System/38稼働時に開発したプログラムが何の変更もなく今でも動作しています。(もちろん、代々のコンピューター稼働時に開発したプログラムも共存しています。)
何度となく改名し、性能向上を進めてきていながら、30年以上前のプログラムがそのまま動くなんて・・・
Windowsをご覧ください。
Windowsアプリケーションを開発してきたシステムエンジニアさんならわかるでしょうが・・・
新しいWindowsが出るたびに自分で開発したアプリケーションが新しいWindowsで動作するかどうか検証する必要がありますよね。
そして、不具合があったら改修作業をしなければなりません。
結構大変ですよね。
数年に一度の大騒ぎ
それに比べて・・・AS400のアプリケーションは不具合が無ければほったらかしで使い続けられます。
また、最近になるにつれて処理速度がどんどんと早くなります。なにもしなくても。
(何かしたら、100倍ぐらい早くなるそうですが、必要性を認められないぐらい早いので何もしていないです)
だって、処理時間0.1秒が0.001秒になっても、私にとっては変わりない程度ですから・・・
●ここ二年、とんと・・・
非常に優秀なAS400くん。もう、くん付けで友達感覚ですね。
新しいことをするとき、いろんなデータベースを作り、いろんなプログラムを作りましたが、それでシステム全体のパフォーマンスが落ちることはありません。
プログラム開発時に特に考慮しなくても処理速度が問題になるようなことはありませんでした。
まるで自分が天才プログラマーかって錯覚するぐらい超速なプログラムができますからね。
しかし、組織が変わって、私の上司が横浜に居るシステム部長になってから、次のような命令が届きました。
・新しいことをしてはならない。
・システムエンジニアにひらめきはいらない
えっ? 何をしろって言うの?
っ感じで、手足をもがれたような気がしました。
●新しい技術・新しい仕組み
私は、数々のシステムを作ってきました。
そして、その中には特許取得ができたものもありました。
AS400は新しい技術をどんどん取り入れどんどん進化していっているのに、私は2018年のまま・・・
●停滞は退行
各システムの年代測定をすると・・・
・私の会社のシステム:2018年
・横浜本社のシステム:2005年
・現在 :2021年
今、横浜本社では、やっと私の会社の2011年ぐらいのレベルにしようと躍起になっています。
そして、これが私の会社に導入される予定です。
もし、私に新しいことをするなって命令が無かったら私の会社は2021年になっていたでしょう。
しかし、そうすると横浜本社がなかなか追いつけない・・・なので新しいことをするなって命令が出たんでしょう。
でも、来年は2022年。世間から4年も遅れていることになります。
この差はどんどん開くでしょう。
なぜなら、私の会社では自社開発。横浜本社はソフトウェアはほとんど外注なので。
横浜本社がIBMのAS400を導入してくれれば、お高いDBソフトを購入する費用でAS400が購入できるのに・・・・
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就職応募してみようかと思いました(笑)
まだ・・・って副詞を使われると言う事は、Akamig様は AS/400がお嫌いなんでしょうか?
もしそうなら、私は悲しいです(;O;)