2019年12月18日
和泉補佐官「京都不倫出張」を巡り国会虚偽答弁の疑い
和泉補佐官「京都不倫出張」を巡り国会虚偽答弁の疑い
〜文春オンライン 12/18(水) 16:00配信〜
官邸官僚の頂点に君臨する和泉氏 共同通信社
「週刊文春」(12月19日号)が報じた 和泉洋人首相補佐官(66)と大坪寛子厚労省大臣官房審議官(52)の「京都不倫出張」問題に付いて、国会での「虚偽答弁」を巡る新たな疑惑が判明した。
2人が京都出張に出掛けたのは8月9日。午前中に京都大学iPS細胞研究所・CiRAを訪れ、山中伸弥所長と面会して、医療用のiPS細胞を備蓄する「iPS細胞ストックプロジェクト」に関して話し合った。
山中氏は「週刊文春」の取材に「『来年からストック事業に国費は出しません』との事だったので、非常に驚いた」と証言して居る。その後、2人は京都市内の甘味処や神社等でデートを満喫した。
この8月の山中氏との面会に付いて、11月27日の衆議院科学技術特別委員会で、立憲民主党の早稲田夕季議員が質問した。
すると、和泉氏が室長を兼務する内閣官房の健康・医療戦略室は、一旦質問を引き取り、後日〈「20年度から支援をゼロにする」と伝えた事実は無い〉とする報告書を理事会に提出。その後、委員会でもその旨を答弁した。只、この回答は、山中氏の説明とは食い違う国会答弁と為って居る。今回、改めて早稲田議員が詳細を明かした。
「健康・医療戦略室の渡辺その子次長が報告書を持って来た時『ゼロにすると伝えた事実は無い』と云う部分に付いて、山中先生にも確認したのか聞くと『未だ確認は取れて居ない』との事でした。そんな一方的な報告書は到底受け入れられません」
更に「週刊文春」では、新たな物証も入手した。面談で和泉氏と大坪氏が山中氏に提示したA4判の文書だ。大坪氏が原案を作ったと云うこの文書には〈法人に対しては国費を充当しない〉と、ハッキリ記されて居る。
和泉氏と大坪氏は、公費で向かった出張先で不倫デートをして居た事が批判を呼んで居る。そこに新たに判明した出張先での言動を巡る「国会虚偽答弁」疑惑。公費の使い方に関わる問題だけに、より丁寧な説明が1月からの通常国会等でも求められそうだ。
和泉氏と大坪氏は公費で向かった出張先で不倫デートをして居た事が批判を呼んで居る。そこに新たに判明した、出張先での言動を巡る「国会虚偽答弁」疑惑。和泉氏・大坪氏が、京都でどの様な言動を取ったのか。日本の医療戦略の有り方、公費の使い方に関わる問題だけに、より丁寧な説明が求められそうだ。
「週刊文春」編集部 週刊文春 2019年12月26日号 以上
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