「絵も人間と同じ。肩書きで判断してはいけない」
赤瀬川原平
確かに、ハッと驚く様な作品に出くわす時があります。
それは、おそらく、人としての生理的反応の様に感じます。
綺麗な夕焼け、気持ちの良い朝日、可愛い猫、など、
およそ人間の歴史としてDNAに刻み込まれた情報の様に
普通に感じる感情や感動などの心理的な効果を狙った作品は
あります。その共通項の多さが一般的評価につながり
そして、一般的価値判断となり、つぎの評価へとつながるのです。
そこに利得を目当てに色々な人が集まり権威を持たせて
それぞれ肩書きを付けて差別化をする。アート業界の
「界」など。
昨日から某大手百貨店で開催された芸人画家の展示会を観に行きました。
いとこからチケットをもらったので行ったわけです。
画家である彼の姿勢は、嫌いではないです。
ただ、彼を利用して金儲けしている周りの人達が気持ち悪く見えました。
百貨店で開催すること自体がそれを感じさせます。
彼に罪はありません。彼にしたって生活がありますから、
それは仕方がないことです。業界そのものがそうであるので
何も言えません。良いも悪いも上手に取り込んで美化させてます。
アートに癒やし治す力が有るのなら、何れ浄化されると思いますが。
対極にいる作家は、自らの救いを求めて今日も手を動かしている事でしょう。
私もその1人です。
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