あなたは、一日平均何枚の写真を撮っているのでしょうか。
最低1枚は撮るのであれば、年間365枚、
3枚以上であれば軽く1000枚は超える。
フィルム写真の時代であれば、年間1000枚撮ると言えば
写真を趣味としていると言えるだろう。おそらく。
フィルム写真は大抵1本24枚撮りだから
年間42本は最低使用することになる。
物理的にいってネガフィルム1000枚はちょっとした量だ。
しかし、この1000枚の内、残して置きたい私自身が
「いいなぁ」と思える写真はほんの数枚に過ぎない。
しかし、この数枚を残す痕跡はしっかりと残っている。
これは破棄しない限り消せない。
しかし、時間がたち改めて眺めるとその時外した写真が
気になったりする。
しかし、デジタルでは、こうした事は起こらない。
消したら、それまで、はい、さようなら。
コンテストで見る写真。
素晴らしいですね。でも、私には、撮った人の顔が見えない。
多くの人は、自分て撮っておきながら、数年経って
自分で撮った作品と覚えている人がどれだけいるのだろうか?
素晴らしい作品だが、その人の特徴が消され
単なる消費物として社会に消化される。
私は、ただ、撮った写真であっても、一つの作品として
一つ一つ大切に思ってみている。
目にした風景、映像、場面。
配置や構図にグッときたりビビッときたり
その場面に出会えただけで一期一会、感動です。
何時もあっている人だって、一期一会です。
明日会えるかどうか誰もわかりません。
今日が最後の日、そう思うと、全てが全く違って見えます。
おそらく多くの人はそんな事を考えていないでしょう。
忙しく働き、当然のように明日があると
思い込んでいる人にとっては。
今日が、あたなに会う最後の日、であれば、
あなたは、何を望み、何をしますか?
何か特別なことをしますか。
何時も通りですか。
どちらにせよ、あなたに送る視線は全く違うでしょう。
写真を撮る、とは
一期一会として見ている場面場面で
ハッとしたところを切り取る、
写真を撮るって、そんなこと。
2021年05月03日
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