ちび黒猫は、落ちていく記憶はありました。
それは、滑り落ちていく記憶でした。
それは、静止しているぬいぐるみ本来の姿勢ではなく
それは、異常事態でした。
動いているのです。
というより、落ちていくのか。
思わぬ出来事でしたが、
ちび黒猫は、これで初めて
動くというのがどういうことなのか
体感したのでした。
しかし、それは、悲劇でもありました。
幸い落下した場所は、柔らかい場所で
損傷はありませんでしたが
問題はむしろ、落ちた場所にありました。
ゴミ箱でした。
このままでは、近いうちに
捨てられてしまいます。
ちび黒猫は、悲しくて悲しくて
独りで泣きました。
2017年11月13日
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