http://www.art-meter.com/works/?ID=AW121055
きちんと見るには、
見る側が全くの無防備だと対話がうまく進まない。
何が見えるか、背景にある乾いた土、色。
私たちは日常、下ばかり見ていないか、
どうして上を向かないのか。
誰かにコントロールされているのか、
まるで空気のように目に見えないくらい
日常生活にはびこっている様々なもの、
アートも結局のところそうした支配の一部。
支配する彼らの利害関係によって
美術の歴史など簡単に書き換わってしまうだろう。
そうした支配から抜けるには。
そんなことよりも自分にとってのアートを
自分の中にしっかりとした芯として持つ。
そして、まわりに流されず、
これだと言ったものをブレずに続けていくこと。
そして、見る側は純粋にいいなと感じるものに
目を向けるだけでいい。
皆がいいからといってそれがいいとは限らない。
一部の支配者が勝手に決め込んで
彼らの好みに自分の好みを合わす必要などない。
結局彼らのコレクションを拝んでいるだけだ。
気になる絵は、人それぞれだ。
誰かにとって気になる絵が描けたら私は幸せだ。
(完)
-絵画の販売-