http://www.art-meter.com/works/?ID=AW121055
今回の作品は、着色も微妙に色を変えたり、
重ね塗りしたり、色の選択においても
難しい作品だった。なんとなく着色したものの、
何かひっかかりをもったまま少し距離をおいた。
気が付くと一年経っていた。
数か所着色したものの、
すぐに行き詰まりそれからまた一年経つまで
何もできなかった。
何も新しいものが浮上してこなかったのがその理由だ。
対象の形状の着色はある程度色の想定はあったが
背面については全く無かった。
だから、一番近い土のイメージで色を選んだわけである。
この作品の象、いつもは目が最初に浮かび上がると思うが、
実はこの象に限っては、鼻からである。
なぜか、鼻の部分がホント妙に鼻に見えて、
こりゃ象だ、
っと感じ鼻から辿って目を探したのである。
目以外のパーツが最初に浮上したのは、
今回の作品が初めてである。
二十歳のころ人生成り行き任せで、
それでいて何がやりたいかも明確でなく、
もがいていたのだが、
まぁ流れにまかせてしまっているところもあり、
生き生きと生きている状態ではなかったように思えた。
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