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2017年08月12日

ちぇりーれっどくりむぞん  その5

07-ちぇりーれっどくりむぞん.jpg
http://www.art-meter.com/works/?ID=AW120732

しかし、騙している連中は
罪悪感は無いのか。あるわけない。
そもそも彼ら自身、騙しているとすら感じないから。
彼ら下々に生きる意欲を与えている、
何て良いことをしているんだ私達は、
そう勘違いしている。

堕落、

今、美術界にはびこっている
カビの様な得体のしれない存在。
しかし、もう一方では、
それを浄化する動きもあることも確かだ。
それは、同じ勢力内での陰と陽の戦いでもある。
もちろん私は浄化する側であり続けたい。
画商は作家に手引きをして作品を作らせ
コレクターに投資目的で売る。
オークションでの売買で
金の循環サイクルが出来るわけだ。
マネーロンダリングも当然そこで行われると聞く。
一つのマーケットができる。
全て権力者の思い通りに物事が進んでいる。
抵抗しているのは売れない作家だ。
彼らの声は誰も聞く耳を持たない。
彼らはホントに売れないのか、
売れないように権力者が操作しているのか、
「こいつには表舞台には絶対に立たせない」と
目をつけられてしまうと、
その枠外で活動することであり、それは、
言ってみれば村八分であり、
それは美術界では死を意味する。
作家は歴史の教科書に
名前が載ってナンボのもんだ。
無数に存在する作家の中で
一体どれだけ名前が載るのか。
そのために引き起こされる
ドロドロした競い合い。
殆ど魂を売り渡したか、
売られたのどちらかだ。
彼らは権力者を利用し、
権力者に利用され、
そして歴史が作られる。
いってみれば、
権力者のお気に入りリストだ。
それを、下々の私たちが芸術として見ている。



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