2016年08月30日
接点写真の接点とは その9
そうなると何気無い日常の場面でも
ジーッと見ていると、その内、何か引っかかる要素が、
ニョキニョキと出てくる。
そして気がつくと何だかおもしれーじゃぁねーかー、
と感じてくる。
ホホー、ちょっとこの角度で撮って見よう。
ホホーいいねって感じで。
でもその場でそう感じても
実際プリントしてみるとがっかりしたり、
逆にいいねと再発見したり、いろいろです。
毎週毎週そんなんことを数年間していると
確かに見方が変わってきます。そう感じる。
見ているもの全て撮りたくなる。
そんなことは無理だけど全て撮りたい。
全てすばらしと思えてくる。
自分が気になった場面は記憶しているが
それも時間とともに少しずつ変化したり美化したりする。
それでも好きな風景は残っている。
日常見る風景にそれと似た場面に出くわすとハッとする。
記憶が呼び起こされる。そして、
今目の前で見てい風景と記憶している情報としての風景が
バーンとぶつかるわけです。そして化学反応が起こる。
その繰り返し。
歩いていてそういう状態になるとシャッターを押します。
全く初めての風景であってもどこか自分の中で
心地いい何かが発せられればやはりシャッターを押します。
やはり気になるからです。
街でも撮影するといっても
何も特別なものを探して撮るわけではない。
普段、皆が見ているもの散々見て見飽きているものを
あえて私はよく見る。
ちょっと後ろに回って見たり
横から見たり少し見方を変えただけでも違うのです。
変えなくてもひたすらじっと見る。
すると何か気になってくる。
そこを見つけるのがまた面白い。
それをひたすらやる。
接点写真の接点とは
このあたりからきているんじゃぁないかな。
つづく
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