私の撮る写真を接点写真と名付ける以前にも
名称こそなかったが同様の考えで写真を撮っていた。
自分の写真を撮ろうと思って始めたのが25歳ぐらいの時かな。
現像用品、引き伸ばし機など機材を購入し、
書籍などで技術的なことを調べながら
自分のスタイルに合うように
いろいろアレンジしながら進めていった。
一通り習得すると、撮影、現像、プリントを
各週末交互に行っていった。
全てを土日で行うのは大変だったからだ。
最初の週末は市内を歩き回り撮影をし、
翌週末に現像する、
そして次の週末までにどれをプリントするかを選び
週末にプリントする。その繰り返しを数年間行った。
いろんな書籍で知識を得たり美術館へ行ったりして
いろいろな作品を見た。
そのなかでもロバート・フランクの写真には多くの影響を受けた。
フランクの存在は写真を始めて間もない頃に知った。
もちろん日本にもいいなと思える写真家はいたが
その多くはフランクやクラインの影響を受けていると
後で知って、なるほどと思った。
世代間を伝わり国境を越え広がる。
フランクにしてもクラインにしても
おそらく誰かの影響を受けてきたに違いない。
彼らも大きな分岐点の1つだ。それに過ぎないがその役割は大きい。
単に、伝えるだけであってもその存在は大きいと思う。
後に続く人で分岐点の役割が出てくるかもしれないからだ。
つづく
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