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2021年07月15日

【YouTube:応援メッセージ8作目】【ヘルプマーク】僕を助けてくれた、優しいおばちゃんへ。

僕は2020年12月より動画制作を始め、
YouTubeへの投稿をスタートしました。

本記事で紹介するのはYouTube8作目。

僕が電車で倒れかけたときに、
助けてくれた優しい人へのメッセージ。

『【ヘルプマーク】僕を助けてくれた、優しいおばちゃんへ。』

あわせて制作のコンセプトや、使用したものも紹介します。


ー目次ー
  1. 制作した動画
  2. 作品の概要
  3. 英訳つきメッセージ
  4. 制作の所感

1.制作した動画




2.作品の概要

  • コンセプト
    僕を助けてくれたあの人へ、感謝を伝えたい。
    ヘルプマークの存在や、付ける事情を知るきっかけになったら嬉しい。



  • 制作期間
    約10日


  • 使用した動画編集ソフト
    「Windowsビデオエディター」


  • 使用したフリー画像素材サイト
    「Pixabay」

3.英訳つきメッセージ

『【ヘルプマーク】僕を助けてくれた、優しいおばちゃんへ。』
”Help mark”
To the gentle Madam who helped me.
ーーーーーーーーーー


ある冬の日の夕方。
One winter day evening.

僕は地下鉄に乗り、優先席の近くに立っていた。
I took the subway and stood near the priority seats.

とある駅を発車して間もなく、
僕は空腹で目の前が真っ白になった。

Shortly after leaving a station, I was hungry and dizzy.

「あなた、こっち。こっち座りなさい」
女の人の声が聞こえた。

"You, here. Sit here."
I heard a woman's voice.

僕が振り向くと、
優先席に座っていたおばちゃんが、隣の席へ手招きしていた。

When I turned around, Madame, who was sitting in the priority seat, beckoned to the seat next to her.

僕のバッグに付いたヘルプマークを見つけたのかも知れない。
She may have found the help mark on my bag.



僕のヘルプマークの意味は、
うつ病と自閉症スペクトラム障害。

The meaning of my help mark is depression and autism spectrum disorder.

外見ではわかりにくい。
だから僕にはずっと、こんな思い込みがあった。

Those handicap are difficult to judge by appearance.
So I've always had this misunderstanding.

「僕は見た目は普通だ」
「どうせ理解されない」
「白い目で見られたくない」
「心無い言葉で傷つきたくない」

”I look normal.”
”I can't get the understanding from others.”
”I don't want others to give me a cold look.”
”I don't want to be hurt by heartless words.”

だから僕は1度、優先席へ座ることを断ってしまった。
That's why I once refused to sit in the priority seat.



それでも、彼女は言った。
Still, she said.

「気にしないで。私もあなたと同じだからわかるよ。」
"Don't worry. I am the same as you, so I can understand your suffering."

おばちゃんはそう言って、
僕の手を引いて優先席に座らせてくれた。

She said so and pulled my hand.
And she let me sit in the priority seat.



優先席に座った僕から、最初に出た言葉は、
The first word from me sitting in the priority seat was,

「ありがとうございます、申し訳ない…。」
"Thank you, sorry ..."

僕はそう言って、うつむいた。すると、
I said so and looked down. Then,

「なんも申し訳なくないよ。私も同じだから。」
"You don't have to feel sorry, I'm the same as you."

おばちゃんはそう言って、僕に微笑みかけた。
Madam said so and smiled at me.



目の前の景色が少し晴れてきた。
The scenery in front of me has cleared up a little.

それでも僕は相変わらず、
優先席に座った罪悪感に縮こまっていた。

Still, I was still feeling guilty about sitting in the priority seat.

すると、おばちゃんは僕にこう言った、
At that time, Madam said to me,

「何も食べてないんでしょ?」
「これ、アメ食べな。」

"You haven't eaten anything, right? Eat this candy."

そして、バッグからリンゴ味のアメを1つ取り出し、僕にくれた。
And she took an apple-flavored candy out of her bag and gave it to me.

「あ、ありがとうございます…。」
"Oh, thank you very much…"

こみ上げる感情と涙を抑え、僕はお礼の言葉を絞り出した。
I suppressed the emotions and tears that came up and squeezed out the words of gratitude.

ザラメの甘さ、リンゴ味の酸っぱさが、
僕の心にじーんと染み渡った。

The sweetness of crystal sugar and the sourness of apple flavor permeated my heart.



「私ね、全身ガンなの。いまリハビリの帰りなんよ」
"I have cancer all over my body. I went to rehabilitation today."

おばちゃんは言った。
Madam said.

僕は驚いた。いまは大丈夫なのかと尋ねると、
I was surprised. When I asked if you were okay,

「ボチボチだけど、まぁ大丈夫さね」
”Not so good, but it's okay."

作り笑顔で、強がってみせるおばちゃんがいた。
There was Madam who made a fake smile and pretended to be strong.

自分がそんな大変な状態なのに
見ず知らずの人を助けてくれた。

She helped a stranger in spite of her difficult situation.

世の中には、こんなに優しい人がいるんだ。
"There are people in the world who are so kind."

僕はそれ以外に、この気持ちを
どう表現していいかわからなかった。

Other than that, I didn't know how to express this feeling.



ほどなくして、おばちゃんは下車していった。
Soon after, Madame got off.

「身体、大事にしんさいね」
"Take care of yourself."


ドアが閉まるまで、笑顔で手を振ってくれた。
She smiled and waved her hand to me until the train door closed.

発車ベルが鳴り、ドアの向こうはトンネルの黒に戻った。
The departure bell rang and the other side of the door returned to the black tunnel.

僕は優先席で縮こまったまま、こらえきれずに泣いた。
I cried because I couldn't hold back while I was shrunk in the priority seat.



終着駅のアナウンスが聞こえた。
I heard the announcement of the terminal station.

僕の目元はまだ、涙でいっぱいだった。
My eyes were still full of tears.

涙でにじんだ景色の先は、
おばちゃんの優しい笑顔でいっぱいになった。

The scenery that was soaked in tears was filled with her gentle smile.

僕は救われた。
I was saved.



おばちゃん、ありがとう。
Thank you Madam.


世界一おいしい、あの時のアメの味、
僕は決して忘れないよ。

The deliciousness of today's candy was the best in the world.
I will never forget the taste of the candy at that time.

もしまた逢えたら、今度は僕がアメをごちそうするね。
If I can meet you again, this time I will treat you with candy.



最後までご視聴、ありがとうございます。
Thank you for watching.



→このお話の原体験
 【ヘルプマークと優先席】電車で倒れかけた時に、優先席へ引っ張ってくれたおばちゃんに”ありがとう”。

4.制作の所感

どこの誰かもわからない人を助けてくれる、
こんなに優しい人がいる。

もしまた逢えたら「ありがとう」を伝えたい。


そんな思いで作りました。



僕はバッグにヘルプマークを付けていますが、
たまに「ヘルプマークを付けていること」
それ自体に罪悪感を覚えることがあります。

彼女の優しさに救われたときも、
「自分が優先席に座る資格なんてない」
という心の声がしていました。

僕は優しさを受け取るのがヘタで、
救われることを自分で否定していました。




だけど、それは彼女がくれた優しさ自体も
否定してしまうことになります。

彼女は人生の時間の一部を、
見ず知らずの僕のために使ってくれたんです。

その時間を、
自己否定や罪悪感なんかで受け取り拒否したくない。


彼女の優しさは、僕にそう気づかせてくれました。



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理琉(ワタル)
自閉傾向の強い広汎性発達障害。鬱病から再起後、低収入セミリタイア生活をしながら好きなスポーツと創作活動に没頭中。バスケ・草野球・ブログ/小説執筆・MMD動画制作・Vroidstudioオリキャラデザインに熱中。左利き。 →YouTubeチャンネル
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