2019年07月24日
足並みそろえてついていけなくなった時。
最近、就労移行支援事業所での軽作業に
ついていけなくなってきた実感がある。
ついていけなくなったというのは
モチベーションの問題ではなくて、
みんなで一斉にスタートする作業でも
必ず出遅れたり、出来上がりが1人だけ遅かったりと
スピードやタイミングの面でいつも後れを取るということ。
「足並みそろえて」進めるメンバーの後を
いつも必死で追いかけて追いつけないという感覚。
引っ込み思案が原因とはっきりわかっているものもある。
例えば、1つしかない共同のものをみんなで使う時、
僕はどうしても遠慮して最後に使う。
そうすると作業開始も一番遅くなり、
さらに作業スピードそのものも遅いから、
当然、出来上がりも最後。
下手したら他の人が次の作業の説明を受けて
取り掛かっている最中に、ようやく終わって報告する。
人のスピードと比べるものじゃないとわかっていても、
ここ最近は周りと一斉にやる作業についていけなくなり、
自信を失って凹んでの帰宅が続いている。
他の原因は僕の脳の特性からくる問題。
意識としてなるべく時短、効率的にと気をつけても、
手ではできるだけ丁寧に、完璧に近づけようと
1つ1つに労力と時間を割いてしまっている。
これに加えて、最も力を入れるべき作業と、そうでない枝葉の
優先順位の付け方が甘いのも原因と思われる。
思い返せば、僕は過去の一般枠での就労時も
仕事の手順をすべて覚えるまでは作業スピードが極端に遅く、
もしランキングを付けるとしたら最下位に近かったと思う。
大学時代、バイクで郵便配達をしたことがあるが、
コースの全容や各家庭のポストの位置を完全に覚え、
16時の終業までに完遂できたのは3日目から。
最初の2日間は配達コースの3割も進めないまま
16時を迎えて強制帰還となっていた。
夕方から残り7割を配達させてしまった局員さんには
感謝と申し訳なさが今でもある。
一方でPCを使う作業では、
おどおどした振る舞いが別人のように
てきぱき仕事をこなす自分がいる。
大好きなPC作業、しかも興味のあること、
そして何よりみんなと足並みをそろえなくて済み、
1人で黙々と没頭できるからと思われる。
あまりに集中し過ぎて、
気づいたら事業所の終業時間である15時
ということもPC作業の場合はざらにある。
障害のある人が集う作業所で、
持っている特性はそれぞれ違うけど
そういう人たちに混じっても僕は後れを取る。
そしてPC作業になると別人のように生き生きする。
ここまで能力に極端な偏りがあるのだから、どうりで
「何でも平均的にそつなくできる」ことが求められる
一般枠での就労で失敗を重ねるわけだ。
「みんなについていけなくなってきた」と
スタッフさんに悩みを相談したら、
「足並みを無理してそろえる必要はないよ」
と言ってくれた。
急ぎの作業がある場合はもちろんお願いするけど、
それ以外は自分のペースで、リズムよく負担にならず
淡々とできる方法を見つけてもらえればいいよ、
作業が得意で速い人がいて、その人たちがやってくれるし、
理琉くんはPCを使うと生き生きするんだから
そっちで力を発揮すればいいんだよ、と。
僕が今やるべきことは、ペースについていけなくて
凹んで帰宅することじゃない。
これほど得意、不得意の差が大きくて
能力の偏りが大きい自分を認めること。
そして、ペースについていけなくても、
あの場所でおどおどするのを少しずつ減らすことだ。
ついていけなくなってきた実感がある。
ついていけなくなったというのは
モチベーションの問題ではなくて、
みんなで一斉にスタートする作業でも
必ず出遅れたり、出来上がりが1人だけ遅かったりと
スピードやタイミングの面でいつも後れを取るということ。
「足並みそろえて」進めるメンバーの後を
いつも必死で追いかけて追いつけないという感覚。
引っ込み思案が原因とはっきりわかっているものもある。
例えば、1つしかない共同のものをみんなで使う時、
僕はどうしても遠慮して最後に使う。
そうすると作業開始も一番遅くなり、
さらに作業スピードそのものも遅いから、
当然、出来上がりも最後。
下手したら他の人が次の作業の説明を受けて
取り掛かっている最中に、ようやく終わって報告する。
人のスピードと比べるものじゃないとわかっていても、
ここ最近は周りと一斉にやる作業についていけなくなり、
自信を失って凹んでの帰宅が続いている。
他の原因は僕の脳の特性からくる問題。
意識としてなるべく時短、効率的にと気をつけても、
手ではできるだけ丁寧に、完璧に近づけようと
1つ1つに労力と時間を割いてしまっている。
これに加えて、最も力を入れるべき作業と、そうでない枝葉の
優先順位の付け方が甘いのも原因と思われる。
思い返せば、僕は過去の一般枠での就労時も
仕事の手順をすべて覚えるまでは作業スピードが極端に遅く、
もしランキングを付けるとしたら最下位に近かったと思う。
”仕事の段取りが苦手”
・作業の優先順位がつけられない
朝から「これをやろう」と思ったらとにかく終わるまでやり続け、
その日の残りすべての仕事が滞る、一番重要な仕事が終わらない、
という事態に陥りがいです。
どれが重要な作業か見極めがつかないため、
「こっちは後回しでいいから、あれを優先しよう」
といった切り替えもうまくいきません。
・完璧にやろうとしすぎてしまう
PDDのある人の場合、「完璧にやらなくては」という思いが強く、
それが大きな負担になることがあります。
『もしかして私、大人の発達障害かもしれない!?』 第三章 より
大学時代、バイクで郵便配達をしたことがあるが、
コースの全容や各家庭のポストの位置を完全に覚え、
16時の終業までに完遂できたのは3日目から。
最初の2日間は配達コースの3割も進めないまま
16時を迎えて強制帰還となっていた。
夕方から残り7割を配達させてしまった局員さんには
感謝と申し訳なさが今でもある。
一方でPCを使う作業では、
おどおどした振る舞いが別人のように
てきぱき仕事をこなす自分がいる。
大好きなPC作業、しかも興味のあること、
そして何よりみんなと足並みをそろえなくて済み、
1人で黙々と没頭できるからと思われる。
あまりに集中し過ぎて、
気づいたら事業所の終業時間である15時
ということもPC作業の場合はざらにある。
障害のある人が集う作業所で、
持っている特性はそれぞれ違うけど
そういう人たちに混じっても僕は後れを取る。
そしてPC作業になると別人のように生き生きする。
ここまで能力に極端な偏りがあるのだから、どうりで
「何でも平均的にそつなくできる」ことが求められる
一般枠での就労で失敗を重ねるわけだ。
”オールマイティを目指して悪循環に”
これまでは分業して、それぞれで取り組んでいたものが、
1人でこなすように要求され、しかも
速さと完璧さを求められてしまう。
「誰もが、同じように、なんでもそつなくこなせる」
ことが要求される傾向があるようです。
『もしかして私、大人の発達障害かもしれない!?』 第一章 より
「みんなについていけなくなってきた」と
スタッフさんに悩みを相談したら、
「足並みを無理してそろえる必要はないよ」
と言ってくれた。
急ぎの作業がある場合はもちろんお願いするけど、
それ以外は自分のペースで、リズムよく負担にならず
淡々とできる方法を見つけてもらえればいいよ、
作業が得意で速い人がいて、その人たちがやってくれるし、
理琉くんはPCを使うと生き生きするんだから
そっちで力を発揮すればいいんだよ、と。
僕が今やるべきことは、ペースについていけなくて
凹んで帰宅することじゃない。
これほど得意、不得意の差が大きくて
能力の偏りが大きい自分を認めること。
そして、ペースについていけなくても、
あの場所でおどおどするのを少しずつ減らすことだ。
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