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2021年08月17日

感想52 「祟られ屋 黒染十字」その呪い、引き受けます・京の都に天狗は踊る 敷島シキ

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DSC_1049.JPG


どうも、梅ゆかり母さんです。
「祟られ屋・黒染十字」2冊 敷島シキ著

一冊ずつ感想を書いたほうがいいのかもしれない。
ブログ的に、記事数が増えるから。
でもまぁ、一気読みしたので、どうしても続きにしか思えず、
一緒に感想を書きます。

あらすじ(は別々に書きます)
「〜その呪い、引き受けます」
カウンセラーの白崎は、摂食障害の患者から逆恨み的な恨みを買う。
ものすごく激しい恐怖というよりは、日本的な陰湿な恐怖を感じ、逃げ惑っている最中に、
白崎の患者の一人と出会い、祟られ屋の存在を知る。
半信半疑で祟り屋と接し、見事自分の祟りを払ってもらった白崎は、
祟り屋である、黒染を手伝うことになる。

「~京の都に天狗は踊る」
カウンセラー白崎と、祟られ屋黒染の前に、黒染の元同僚ダンテからの依頼が舞い込む。
「京都に天狗が出た」というので、二人は京都へ向かう。
京都出身の白崎は、京都にあまり関わり合いたくないのだが、
黒染だけでは不安もあるし、そもそも天狗というものにも興味がわき、京都へ
そこで、白崎は自分の過去と決別することになる。

とまぁ、ざっくり言えばそんな話。

怪奇もの。です。妖怪などなどが出てくる話です。たぶん
「お祓い」というものに特化した黒染が古今東西の術を駆使して依頼者にかかった呪いを祓う。
という話ですが、黒染が人間的思考の持ち主でないので、
白崎という凡人がついている。という、ありきたりなセットなんですが、
白崎があまりにもワトソン的でなく、一人身勝手に病んでいるので、
ダンテという人が追加されている感が否めなかった。

黒染と同行しながらも、なぜか自分のことになると否定的な白崎に、
いい加減にしろ。と言いたくなる。
これが二作一緒にした理由。
もうねぇ、二作目ですよ? いいかげん、うじうじと煩い奴だなぁと思うわけですよ。
ただ、そうでなければ話にならないでしょ。
そうでしょうけど……しつこい。

呪いを祓う話なんてのはいろいろあって、もうほとんどないのじゃないか?
って思ったけれども、自身に祟りの矛先を向けてから、
その呪いを祓うなどというのは、ちょっと新しいかな。いや、前にもあったかな?
私の知る限りではない気がしますが。

丁度、入院中に読んだ本で、一日一冊は読める程度なのですが、
……病院ですよ。夜ですよ。
本の中も、夜の病院で、まぁ……うーん
怖くはないよ。だって、あり得ないし
とは思ってみても、ふと、辺りの静けさが怖い(笑)

ホラーものを夜の病院で観てはいけないようです(笑)

ライトホラーというのでしょうか?
想像力をあまり使わずに読んだせいでしょうか?(怖がってんじゃん)
ガツンとくるものでもなかったし、陰湿なこともなかった。
霊的なホラーというよりは、妖怪に近いような……
でも、呪いは、人が生み出したものでしょうからね、霊なのかな?

わりと身近なホラーだったりするので、
まぁ、そうなるよねとか、
なるほど、そういう回収をしたんだ。
と勉強になった。

何せ、摂食障害からの呪いからのエクソシストとか、
こっくりさんからの天狗からの悪魔だのって、
スケールが大きすぎる(笑)
だから、最後の方、ちょっと苦笑してしまったが、
そこまで広げるんだぁって(笑)

でもまぁ、そういう事にすると、納得することもあるから、いいのかな?

極論ではあるけれど、でもそう考えれば、なんか、治療できるんじゃないかな?
と思ったのは、あなたは誰かに祟られている。だから、
醜い姿だと言われている。その呪いを解くには、体から出さなければならない。
とか言って、何とか、摂食障害者に食べさせる方法はないものだろうか?
まぁ、私の言い方だと、吐きだしてしまいそうだけども……
どうなんだろう……こういう、変なもの(おいおい、祟られるぞ)でも使ってでも、
それが治るなら、やってみてもいいかも。
なぁんて、医療も何もわからないがそう思った

まぁ、大多数の人が、夜の病院でホラーものを読むことはないだろうが、
ライトだろうが、何だろうが、夜の病院で、夜の病院が舞台のホラーは、










(笑)wwwwwwwwwwwwwwwwwww


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2021年08月15日

感想51 「捜し物屋まやま」 木原音瀬

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どうも、梅ゆかり母さんです。
感想 「捜し物屋まやま」木原音瀬著
DSC_1006.JPG


一冊でつながっているとはいえ、一話完結であるので、読みやすかったです。
同郷なので、ちょっとひいきえに買ってみました。
読んでて、「ん?」と思った箇所がいくつかあって、
兄妹なんだけど、血がつながっていないまやま姉弟
子犬のような和樹に引き寄せられる人々はいいとして、その視覚感覚がなんか、むずかゆい
登場人物が、仲のいい男ばかり
という点で何だろう、なんかしっくりこないところがあったりしたけれど、
作者を調べると、BL作家さんのようで。
なるほど。と合点がいき、スムーズに読めた。

ちょっとBLぽいな。と思ったのは間違いじゃなかった

とはいえ、どノーマルな話で、
ごく普通の怪しい力を持っているけど、普通の人よ。という話。
物凄い霊能力を使ってどうのこうのするわけじゃなく、
それは、アイテムの一つであって、さして重要なものでは無かったりする
どちらかと言えば、そのアイテムがあるので、人は集まるが、
基本は、集まった人がそれぞれいろんなドラマを持っている。という話。

一冊の中ではやはり、最初の話しが濃厚で、面白い。
話しを進めていくうえで、和樹の話しは割と不要だった気がする。
どちらかと言えば、白雄(しお)の話しも
この兄弟はなんだか謎で、知らなくていい話。と割り切ってほしかった気がする。
そしてシリーズが進み、どうしても話さなきゃいけないような話が出てくる、
ラスト付近で観たかった。

三井にしろ、徳広にしろ、この兄弟の側に居て、
不思議な力に触れているけれど、その種明かしまでは望まない
そんな信頼関係者と、怪し依頼主。という構図の話しを、
あと、数本読んでみたかった。

そう。仲良くなった相手の過去や、バックベースが知りたいと思うけれど、
そんなこと知らなくてもよくないか? そこがそれほど重要なのか?
と思うことがつい最近もあった。

ユーチューブを見ていた時、旦那がしきりに、
「この人はゲイなのか? 女装家なのか? そういうコンセプトの人なのか?」
としきりに気にしていた。私としては、その人個人が好きなので、全く興味なかった話だが、
確か以前の動画で、ゲイだと言っていたのは覚えている。
それを伝えると、「ふーむ」と微妙な反応をするから、
多分、私のノリが悪かったのだと思う。
旦那が望む反応とすれば、「ゲイなんだってぇ―」ぐらいのものだったのだろうが、
「さぁ、ゲイとか言っていたけれど、それがそれほど重要だと思わないから気にしてないけど」
というのは望んでいなかったようだ。

そう、まさにこういう状態の本。
知らなくていいのだよ。能力があって、それをひけらかさない。
商売の時は、ショー的に見せているんですよ。なんて冗談めいて、
その上で、物事を解決する。
一体どうやっているんだろう? 何があるんだろう?
と思うが、頭でっかちの現代なら、
「依頼者をファイリングでもしておおよその場所を探し当てているんだろう」
なぁんて勝手に解釈させる。そのくらいであってもいいと思った。

文面や文の運びはなめらかで、最近の読み物よろしく非常に読みやすかった。
情景説明もうるさくなかったし

ただ……焼きナスアイスって、全国的にあるもんなん?
あれって、高知の名物アイスてやつじゃなかった?
公文さんてのも、高知に多いの苗字じゃなかったっけ?
山のシーンが出てくるけれど、どうも、高知の山をほうふつとさせる。
なぁんてことを思いながら、かなり親近感

作品の中でおすすめは、やはり、三井の、最初の話しですね。
犯人が解っていくくだりは、犯人の目星はかなり前からついていたとはいえ、
なるほど、そういうふうに追い詰めるのね。と。
さして難しいトリックも要素もないけれど、追い詰め方が独特で面白いと感じた。

最近の文庫としては少し厚めなのかな?
とはいえ、二日もあれば(一日、二、三時間)読めるものだと思うので。
ちなみに、私はかなり遅読です。それでも、二日で読めたので、
ちょっと時間が空きそうな週末に読めるのではないでしょうか?


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2021年08月14日

感想部50「許されようとは思いません」芦沢 央

許されようとは思いません

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(2021/8/10 15:50時点)
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どうも、梅ゆかり母さんです。
感想部「許されようとは思いません」作者 芦沢 央
ジャンル ミステリー
短編集

簡単に説明すると、ミステリー5編です。
本当に、それ以上も、それ以下もない。
ただ、この本を読んでいて、ちょっとミステリー? と首をひねったので、調べてみた。

「ミステリー」と「サスペンス」について
同じような印象を受けるけれど、全く違う視点なんだとかで、
たしかに、ミステリーだと、謎解きをメインとし、立派な探偵がいてこそだが、
サスペンスとなると、どうもドラマチックになりがちだ。
崖の上で犯人が告白するとかね。なんだって、拘置所にいる犯人をわざわざ連れ出して、
白状させるのか不明だし、犯人に背中を見せて、崖縁に立つって、怖いわぁ

という点でも、ミステリーとサスペンスは違うようで、
この本も、ちょうどサスペンスよりな印象を受けた。

なかなか心情をゆすぶるもので、
これはかなり、自己負担が大きいものです。
読んでいて、錯覚率が高い。
読んでいたら「もし、主人公の立場だったら?」と考えたりしないだろうか?
そう考えたときに、「ぜひとも主人公と同じ行動をとるだろう」と思うはずだ。

最初の事故を目撃した男にしろ、
孫大好きなお祖母さんにしろ
姉のことが好きだからこそ憎んでしまった妹にしろだ。

ただ、三作品目のは、ミステリーでもサスペンスでもなく、
いや、そうなのだろうが、まさに「世にも奇妙な~」という話
奇妙すぎるわけじゃないが、オチが……怖い。

五作品目のは、ただただこの表題にもなっているだけあって、
インパクトも、内容の濃さも、他の四作品以上だ。

各短編話を事細かに感想を書くのは野暮なので、
この一冊を通しての感想を書くとすれば、
この作家の心情を誘導する書き方かなかなかだと思う。
上から目線ではなく、「これは……」と絶句してしまうのだ。

面白かった? 面白くなかった? という二択であれば、面白かったよ。
だけど、面白いとは違う。これは、ちょっと違うホラー感を感じるにはいい本。と紹介する。
ぞくっとするような人間の心情ホラーです。
特に、四作目のなんかは、伏線じゃないのに、全く気付かなかった
そして、最後に来て、自分がまんまとはめられていることに気づいた。

これは巧い。
最初の作品の口調などが少々イライラさせられたが、
それもこれも、主人公の性格を映しているのだ。
そういう所も巧い。
だから、あっという間に読んでしまい、そして、
あっという間に、沈んだ。

これは……闇が深い……
「そう? 何書いてたか解らなかった」とか
「全然面白くなかった」
という感想をもったなら、それはそれで幸せなんじゃないかな。
気付いちゃったホラーですよ。
知らなきゃ、気付かなきゃよかったのに。と思うホラー
涼しくはならなかったし、ただただ後味は悪いのっだけど、
ちょっと進めたい、心情サスペンスな一冊です

許されようとは思いません

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2021年08月13日

感想49 『死との約束』 アガサ・クリスティ

死との約束 (ハヤカワ文庫) [ アガサ・クリスティ ]

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(2021/8/11 21:45時点)
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どうも、梅ゆかり母さんです。
感想「死との約束」アガサ・クリスティ

理想というものは誰もが持っていると思う。
特に、ああいう人になりたい。あんな人にはなりたくない。
という最も身近な理想。
有名女優やモデルにはなれなくても、
挨拶を必ずしてくれる人や、いつも笑顔でいる人。にはなりたいが、
人の上げ足を取ったり、いじわるな人なんかには、なりたくない。
この、『死との約束』ではまさにそんな「なりたくない人」が被害者です。

以前、3月7日の感想で日本語版の「死との約束」について感想を書いてます
日本語版 死との約束
興味があったらこちらも読んでください

今回は、デビット・スーシェ主演のポアロの方の「死との約束」です。

この話でも、ボイントン婦人という意地悪で、横暴な暴君が殺されるのですが、
その子供たちに関して、さほどかわいそうという印象を受けなかった。何故だろう……
ただ、怒鳴り散らすわがままなおばさん。が勝手に殺されたような感じを受けた。
それは、二時間弱のドラマでは描き切れなかったのか?
それとも不要と思ったのか? 親子関係があまりに薄かったし、
映像スタッフがミスリードさせるために、旦那である教授に目を向けさせようと
教授ばかりが悪目立ちしていた感がする。

ただ、以前見たときは、もっと、こう、砂漠的で、
砂嵐に遭ったような、口の中がざらついた印象を受けたけれど、
今回はそれよりも、旦那が煩い奴だなぁとしか思えなかった(笑)

日本のドラマでは、看護師が長男に猛烈にアピールするから、
ボイントン婦人(本堂夫人だったっけか?)の意地悪がなかなか印象的に映っていたけれど、
そのシーンが少なくて、看護師がもう少し刺激的に魅力ある女優さんのほうがよかった。
と、個人的に思う。
こんな人に言い寄られたら、そりゃぁ、頑張るだろうよ。となりそうな人……。

犯人が「ええええ?」っていうオチだったので、
もしかすると、三谷幸喜さんも、「そりゃあんまりだ」と思って、
日本版では犯人を変えたのかもしれない

とにかく、こういう「意地の悪い人」は、いずれ自分に返ってくる。
私は、そんな人にはなりたくない。と思った作品でした(笑)

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2021年08月12日

感想部48 「第三の女」アガサ・クリスティ

第三の女

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(2021/8/10 16:19時点)
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どうも、梅ゆかり母さんです。
感想「第三の女」アガサ・クリスティ

こういう話ってのは、多いのでしょうかね?
と聞きたくなるような話し。
一応、戦後の混乱期を経て、今は活気にあふれている。という時代には、
親子が離れ離れで暮らしていて、その後、一緒に暮らすようになったが、
父親が別人だった。なんてこと……あるのかしら?
これの、ご都合主義と思ったのは祖父は目が見えなくて、
写真が貴重だったから、肖像画を飾るのだが、
それは嫉妬に狂った母親が壊していて無い。
その当時を知るメイドもいない。
って、ご都合主義もいいところ。
そんな話あるかよと思ったら、
あったわ。入れ替わるというか、それがもとで、殺人事件が起こるやつ。
しかも、日本の作品。あの
「悪魔の手毬唄」

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ざっくりとあらすじを言えば、旅芸人だった妻子ある二枚目が、
とある村で若い娘をはらませた。
みんな父親が違うのに同級生の娘たち。
いい年ごろになったある日、村の長者の娘を嫁に娶れと言われたが旅館の女将。
事実を知っているのは女将だけ。
そして、その長者の娘を皮切りに、同級生の娘たちが手毬唄になぞらえて殺される。


という話。
あったわ、そういえば。
つまり何かい? 戦後の混乱状態で、写真もなく、
そんでもって、なかなかの美男子はこの時代こういうことをする連中ばかりだったのだろうか。
って、思わず鼻で笑いたくなるような条件だけども、

アガサ・クリスティの方は、性欲をまき散らしていない点でもまだましなんだろうか?
ただただ物欲に負け、死んだ戦友の報告へ行ったら、その父親は目を患い、
娘は母親の自殺のショックから神経を病んでいる。
この屋敷に自分を知っているものはいない。なら、自分が成り代わってやろう。
などと思うか? 普通。てか、父親もなぜ自分の息子の声が解らない?
解らないんだよなぁ。金持ちだから(笑)

いやいや、解らないものだよ。
だから、オレオレ詐欺なんかがあるんだからねぇ。

この「第三の女」はドラマの中でも比較的最近の舞台映像なので、
そう、70年代的なポップなものが多い。
アガサ・クリスティが亡くなったのが、1973年らしいので、
まさに、つい最近の時代風景。
20年、30年前のことをつい最近というのは、歳をとった証拠らしい(笑)

特に、この作品では現代感が強く、
あまり好きな風景じゃない。
私は、ホワイトヘブンズマンションに住んでいたころの、
ヘイスティングスや、ミス・レモン、ジャップ警部が居た頃の話しや舞台が好きなので、
ひどく、困惑してしまうのですが、
ミス・オリヴァが好きなので許そう(笑)
この、ミス・オリヴァのスイッチの在り方が好き。
どこにあって、何とつながっているかなんて周りが判るわけがない。
本人が判ればいいものだから。
でも、時々、スヴェンが邪魔しに来てイライラしているミス・オリヴァも好き。

「第三の女」の見どころは、そのミス・オリヴァが襲われるところ。
あの、無意味な迷路の中のシーンがわりと好き。
襲われるだろうなぁと予感させるあの場所。
でも、ご婦人を襲うの? とも思いながら見るシーン
もうすっかり現代なので、衣装などはちょっと懐かしい感じもする。
インテリアなんかは少しかわいくもあるし、懐かしい。
この年代頃を設定るしている映像物はそういったところを見ることも楽しみの一つかもしれない。

アガサ・クリスティの妙は、タイトルを「第三の女」にしたところ。でしょうかね。
流行の最先端。たぶん、その歳の流行語大賞だったのでしょうね。
「サード・ガール」
そう思うと、アガサ・クリスティの流行を捉える目利きは素晴らしいと思いますね。


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2021年07月15日

感想部47 「マギンティ夫人は死んだ」アガサ・クリスティ

マギンティ夫人は死んだ (ハヤカワ文庫) [ アガサ・クリスティ ]

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(2021/7/13 07:53時点)
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どうも、梅ゆかり母さんです
「マギンティ夫人は死んだ」の感想です。

一般的なのでしょうかね? イギリスでは?
マギンティ……打つのが面倒な名前だわ

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ポワロは旧友のスペンス警視から、マギンティ夫人が殺された事件の再調査を依頼される。
すでに逮捕されていた青年が死刑判決を言い渡されたのだが、彼が犯人とは思えないというのだ。
ポワロは事件があったブロードヒニーという田舎町に出向き調査を開始。
夫人の遺品を調べていくうちに、ある新聞記事の一部が切り抜かれていることに気づく。
それは夫人が殺される3日前のものだった。


この話で重要な点は、過去の束縛です
アガサ・クリスティの作品で結構多いイなぁと印象を持つ、
コールドケースのような過去の事件と、名前のトリック。
イギリス人にはなじみある名前も、日本人ではどうもよく解らないこととかあったりするけれど、
まぁ、名前を変えればある程度の理解はできるかもしれない。

この話のネックは動機です。
動機……マギンティ夫人を殺した「動機」は、ベッドの下に隠していた60ポンドの金目当てだと言われ、
有罪を言い渡されそうになる青年。
その判決に関わっている警部がポワロにいらいする、
「彼は、やっていないように思う」

そして、ポワロは捜査に乗り出した。
イギリスの田園風景というような甘美な施設ではなく、
まったくもって驚くほどの粗悪な民泊に泊まり、事件を解決する。
途中アリアドニ夫人が出てきて、リンゴが飛んでいく(笑)

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彼女と言えばリンゴで、作品の中でリンゴが出てくると、とてもうれしくなる。
わがままで奔放で頭がいい彼度、ちょっと天然な彼女が大好き。

さて話を戻して、動機ですが、
ポワロが村に来た動機は殺人。
ひどい宿に泊まった動機は「そこしかなかったから」
マギンティ夫人が殺された動機は「60ポンド」のため?

マギンティ夫人の部屋を引っかきましてごくごく寂しい老婆の部屋である印象を受ける
そこに「似つかわしくない新聞記事」
この話の動機が、この「新聞記事」であることに気づく。

……気付く?
いや、でも、確かに、そういう事件や、三流記事をスクラップしている人がいるのは知っている。
そういう「趣味」なのだそうですよ。
別段自分に関りはないけれど、そういう事件を後で読み返すのが面白いんだって
ただ、マギンティ夫人はそういったもの「趣味」にしていた人ではなさそうだtった。

では、なぜたった一枚、この「新聞記事」を切り抜いていたのか?
それともその反対の記事だろうか?
よく、記事を切り抜いた裏がちょうどいい具合に切れたとか?
いや、そうでもなさそうだ。

となると、やはり、余生を静かに送ろうとしている掃除婦の老婆が持って居るには、
かなり不釣り合いな記事になる。

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ってことで、この記事をきっかけに過去の事件を考えていくことになる。
そこにあった事件の一つ一つの容疑者が、
この田舎の村にいる人に当てはまる。
ロンドンならいざ知らず、この小さな村にそれらの事件の容疑者らしき人がいるって、
どういう確率の村だよ。
と思うけれど、まぁ、たぶん、そうじゃないか? ぐらいで捜査するんだろうけども、
それにしたって、こじつけじゃね? と思うようなことを推理していくんだから、
なかなか……。

容疑者よろしく怪しい人が多いこの話しで、
特に怪しいのが、マザコンの息子と、車いすの母親。
ただ……マザコンの、ような?
というか、何だろう。仲睦まじい親子を見せられているような気がしたのは、間違いじゃなかった。

この話で容疑者に言及するのはこのくらいにして、
私のポイントは、終始ポワロが口にする、
宿屋の夫人の家事のできなささ。
料理も、片付けも、何もかも。あぁ、耳が痛い。
それにしても、この人は全くできない。
そこでとうとうポワロが行ってしまう、
「自らがオムレツを教えます」

オムレツ。
ベルギー仕込みのオムレツですかぁ。いいですねぇ。
……ただ、わたしは、オムレツの中にあれこれ入れるより、卵だけがいいです。
なので、オムレツにしなくても、卵焼きでいいです。
とか、見ながら思ってしまった。

オムレツ……どっかで聞いたフレーズだな。
どこだっけか?
ポワロがオムレツと、どこかの作品でも言っていたんだが、
ただ、あれほどオムレツと言いながら、
オムレツを食べているシーンを見たことがないのだが……(笑)
クラッカーしか食べてない気がする(笑)

まぁ、ポワロでなくても、あの民泊の女将さんには、ちょっとうんざり、ですね(笑)

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2021年07月14日

感想部46 「満潮に乗って」 アガサ・クリスティ

満潮に乗って (ハヤカワ文庫) [ アガサ・クリスティ ]

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どうも、梅ゆかり母さんです

梅雨の鬱陶しさと、
ASP一周年に際しての手続きがうまくいかず、
イライラして、なんだか、更新ができていませんでした。

暑いのが本当に苦手で、いやになりますね。
暑いと何もする気になれない。
まぁ、気候がよくてもしたくないのですが。

さて、今日は「満潮に乗って」の感想です。
娘と、リモート鑑賞をしていて、
さて、誰が犯人で、誰が被害者か。を言い当てたりしていたのですが、
まぁ、私は一度見ているし、いや、娘も見ているはずなんだが、
いいねぇ、初見だと思えるところが(笑)

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爆発事故で死亡した大富豪ゴードン。
遺産を相続した妻のロザリーンは、兄のデビッドに厳しく遺産を管理されていた。
ゴードンの資金援助に頼っていた彼の一族にとって、二人は邪魔者だ。
やがて、死んだとされるロザリーンの前夫の友人という男が現れ、「前夫は生きている」とデビッドを脅迫し、金を要求。
その翌日、男は死体となって発見される。


あらすじとしてはよくある話で、まぁ、この「兄・デビッド」がむちゃくちゃ怪しいわけで、
主音声、というのかしら? 英語で聞けない(解らないもーん)のであれですが、
この役の俳優さんが、こう、なんていうんでしょうか?
あまりにも大袈裟に演じるものだから、
無茶苦茶、そのまま怪しい。
その上で、大塚明夫さんが声を当てているものだから、
まぁ、ますます「こいつが犯人やん」とすぐわかる。

あ、ネタばれている……

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しかも、そこに出てきた女性、リンを田中敦子さんがやってた。
少佐とバトーだ。
困った。そう思ったら、もうそれ以外の声に聞こえない(笑)

それよりも、感想。
デビッドが犯人であることはもう書いてしまったので、
それをちょいと棚上げしておいて、

それにしても、こういう男、
すごくハンサムなわけではない。
安定も、安住もない。
優しさも無ければ、あるのは男性的強さだけで、
その強さの中に、時々弱さとか、子供のようなすねた幹事=ただの卑屈さだけども、
それをくすぐられ、すっかり信じ込んでしまう

その結果、泣きを見る人が多い。
このリンもそう。
こんな男はダメだと解っているのに惹かれるのは、
自分が結婚しようと思っている相手をどうしても許せないから

結婚相手への許せないものって、暴力だとか、経済的だとか、
そういったものではなく、どちらかと言えば、感性的なもので、
同調できないような箇所、瞬間的に居心地が悪いと感じてしまう何か
これがあるのとないのとではやはり違うと思う。

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趣味嗜好が合わなくても、感じる感覚が合えばいいのだと思う。
どういえばいいのか感覚的なものだから……あれだけども。
まぁ、よく思うのは、自分の好きなものを否定しない人がいいな。
「なんでこんなもの好きなんだ」
と言ってくる人は、いやだな。
「どこが好きなの?」と意味合いが違うからね。

それを踏まえたうえで、このデビッドというキャラクターは、
相手を、自分の強さという個性によって服従できることを知ってて、
それを大いに利用している男だ。
強いオスが持てるを体現しているような人。

推理ものによく出てくる、暴君で権力者で、真っ先に「お金」によって殺される人
とは違い、魅力で相手を服従させる男は、時代の変化。なのかもしれないなぁと。
いや、今だにいると思うよ、金持ちの権力者
だけど、それよりも増えてきていると思う。

だからこそ、最近の「悪い男」というのは、いや昔から居たのだろうけど、
だから、「伊達男」だの「優男」だのという言葉があるのだろうし、
あ、いい意味でも、悪い意味でもよ。両面をも居合わせているという意味でね。
特に最近の「悪い男」は、ずる賢くて、自分の魅力で相手を服従させている気がする。
そして、それが無理になった瞬間、暴力に出る。子供かっ

でもその頃には、女性も女性で、相手に陶酔しているから、
抜け出せなくなる。
しっかりしていた人なのに。なんてよく言われる人も、犠牲者に多いのも、
そんな魅力に当てられてしまているからなのかもしれない。

そう思うと、「悪い人」ってのは、やっぱり、いやぁねぇ(笑)

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2021年07月13日

感想45 「葬儀を終えて」アガサ・クリスティ

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どうも、梅ゆかり母さんです
感想部週間で今日は、
「葬儀を終えて」です

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資産家のリチャードが急死する。彼には子どもはなく、お気に入りだったおいのジョージが遺産の大部分を相続すると思われていた。だが、遺言状には相続人で平等に分配せよとあり、ジョージは相続人から除外されていた。不穏な空気に包まれる中、リチャードの妹のコーラが、「兄は殺された」と葬儀で口走り…。翌日、コーラは遺体で発見される。


この話のキーワードは「口は災いのもと」ですかね
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被害者となったコーラが「兄は殺された」と言わなければ殺されなかった。
というのは、最初から出てきますが、
犯人も対外口を滑らせている。
いや、口にはしていないけれど、態度に出ている。
それを見つけたら、怪しいのはあの人しかいなくなる。

どこの国の、どこの金持ちの話しにもよくあることだけども、
葬式終わりの、遺産の公表時には、やたらと面倒が起きるものだ
遺産公開が不服なときはなおさらね。
そして、この話も、驚くような内容と、空き巣被害が上がっていて、
まぁ、よくもこんなに不幸が続くよ。と思われる小物犯罪の嵐

そして、大きな犯罪が起こるけれど、
本当の犯罪は、裏にあったりする。

この話で思ったのは、好きと才能をはき違えていると、痛手を喰うという所
好きだけにとどまっていたちょっと間の抜けた人がどれほど幸せだったか
少しの才能を稀代の才能だと信じた人がどれほど間抜けだったか
そういう事を突き付けられている感じがした。
ほんの少し才能があるばかりに他を見下し、その結果が招いたことで、

とはいえ、とは言えよ、
家の中に、一生遊んで暮らしてもおつりがくるかもしれない宝ものが
それこそ無造作に置かれいたら? それをもらって、高く売るだろうなぁ
たしかにそのくらいはするだろう。するかもしれないが、殺人は別だわ
それほどまでの宝か。まぁ、宝だったのだけども。

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この話では、最初の方から、一人をマークしていたので、
逆に、今回は家族のほうを見ようと思ったが、
家族は、家族で、やはり、どの金持ちの遺族同様、
金に困っていたり、家庭に問題があったりで、
イギリスの家族って、みんなこんな、グダグダなん? と苦笑してしまうが、
まぁ、日本の名家もおんなじか

莫大な遺産を相続するために、首なし死体が沼? 湖の真ん中で、逆立ちしているなんて
どこの国の、どんな資産家でも考えていることや、現状が同じって苦笑
なんか、お金持ちというのも……大変なんだなぁ。と思う。

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2021年07月12日

感想44 「ひらいたトランプ」 アガサ・クリスティ

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どうも、梅ゆかり母さんです
梅雨後半で熱いですね。
もう、居場所がないほどしんどいです。

さて、今週は、溜まりに溜まっている感想を書いていこうと思います。
少々、不都合があって、滞っていますが……

「ひらいたトランプ」
シェイタナは犯罪芸術を集めているという謎めいた男だった。彼の屋敷で開かれたディナーに、ポワロを含め8人が招待される。食後、2組に分かれてブリッジをすることに。ポワロはミステリー作家のオリヴァやウィーラー警視と同じ組になる。夜も更け、客がそれぞれ帰ろうとしたところ、一人だけブリッジに参加しなかったシェイタナが、客間で胸を刺されて死んでいるのが見つかる。


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まず……これを見ている状況を説明しますね(笑)
娘とリモート試写会をしました。
「じゃぁ再生ね」
と言ってスタートして、誰が被害者で、誰が加害者で、
動機やトリックは? とラインでやり取りしながら

まぁ、何はさておいても、
一番怪しいのは「ポワロだわね」
というので一致するというね(笑)

とりあえず、話しに触れますと、
このシェイタナさんを見て、娘が
「マーキュリーに似てる」
と送ってきた。

マーキュリー???
水星? 金星だっけ?
っと送ると、

「いや、ママミアー歌った人」

ってきた。……? アバ?
え? ……アバは、「マンマミーヤ」だったはず……

すると、
「うぃーあだちゃーんぴょんのひと」
と来た。

娘の承諾なく原文のまま乗せたが(笑)
あぁ……「フレディ?」
と気づいた私

なるほど、フレディー・マーキュリーに似てるわ
しかも、そのすぐ前に、ボヘミアン・ラプソディを見たあとなので、
ちょっと私的にタイムリィな人だっただけに、ドラマしょっぱな無関係で大爆笑してしまった。

なので、なんでポワロがシェイタナの屋敷に招待されたのか、ちょっとあいまいだったけれども、
ただの「ピース」扱いされたようですね。

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この話の鍵は、もちろんトランプであり、
「ブリッジ」というゲームのようなんですが、
まったく馴染みがないので、さっぱり解らないので、
理解しようにも難しい。

対面者と二人一組になって行うゲームのようで、対面者なのかな?
なんか、ダミーと呼ばれる人は、ゲームに参加せずうろうろしたりする。
その間の殺人なのですが、

ゲームの内容を覚えていること、
部屋の装飾を覚えていること、
他人を観察していること、
などなどでその人の性格を分析する。
ポアロお得意の心理学が満載でしたね。

部屋の装飾を覚えているかどうかというのは、別の話しの時にも出てきたけれど、
その時には、若い女性が特に宝石の入ったケースを覚えていて、
彼女の宝石に対する執着を言い当てたのを覚えている。

言われてみれば、興味のあるものに関しては誰だってよく覚えているものですよ
今まさに欲しいとか、探しているものが合って、興味を惹かれてしまうことはよくある。
べつに殺人事件でなくても、
店に入って、「入り口にあった人形可愛かったね」と話しかける。
だけど、相手の探しているものは、ちょうどいい箪笥だったり、服だったり、靴だったりすると、
入り口にある人形なんてものには目もくれない。

だけど、部屋のインテリアとして何か小物が欲しい
と思っていたら、人形の大きさにもよるけれど、目につくはず。
装飾品としてね。

この話は、容疑者四人がどういう視点でいたかと探るもので、
四人の関心、それが容疑者を加害者へと導くのですが、
そこでネックになるのが、やはり「ブリッジ」
知らないってのは、ツライ。

容疑者同士は顔見知りではない。と言いながら、顔見知りだったり、
過去、犯罪を犯していない。と言いながら、犯罪を犯していたり、
その調査中に、殺人未遂に遭遇したりと、
ちょっと盛りだくさんではあるけれど、

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ぜひ注目すべき点は、過去の犯罪でしょうかね。
一体、四人は過去、どんな犯罪を犯したのか。
それによって、現在の状況がどれほど変わるのか。
という点でしょうね。

もし、あなたが四人のそれぞれの立場なら、
誰の過去を背負っていたら、現状の生活に響くのだろう……

殺人。事故。予期せぬ過ち
それらすべての中で、今の自分を脅かすものは?

リモート鑑賞会中、ずっと娘と犯人は誰かと言い合ってきていたけれど、
娘の根拠のない犯人捜しはいつ聞いていても面白い。
いいお客だよなぁと思う。
いつから、斜に構えてみるようになったんだろう?

真っ正面からその作品を楽しめていたものが、ある日を境に見れなくなって、
「あ、この人、今変な動きした」とか、「変なこと言った」とか、
そんなことばかり気にする。

穏やかなイギリスの田舎の風景も、40年代、50年代の衣装も、
食事や、こじゃれたパーティーなんかも、
まったく目に入らない。
楽しめているのか? と思うが、
斜に見ていても楽しいので、そういう楽しみの仕方に変わったのだろうと思う

この作品のwikipedia調べでは、やはり、「ブリッジ」のルールが日本では有名ではないので、
日本での作品評価が分かれるというが、
じゃぁ、日本的に、何に置き換えたらいいかと言われても、
スコアをつけながら楽しむゲームは日本にはないなぁ
いや、花札とか? 麻雀? ……、いや、ルールよく解んないわ

でもまぁ、よく聞くのは、麻雀でも、野球でも、
スコアボードを見てたらゲーム内容が言えるって人いるからね
ここで、誰かがどうのこうのしたとか
そういうものなのだと思う

それだけのことで殺人事件を犯したの?
と思うような動機はたくさんあるが、本人にしたら、それはこの世の終わりのような理由なのだし、
その動機の大小を言っていても始まらないと思うが、
この犯行の動機は「虚栄」でしょ?
そして、ボロが出たのも「虚栄」だし。

とはいえ、この時代では、しようがない。のかな……
今でも、なかなかいい時代。とは、言えないかもしれないからね

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2021年06月27日

感想部43 ゲーム「サイコブレイク」、「サイコブレイクU」ゲーム素人感想C

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どうも、梅ゆかり母さんです
いやぁ、これほど長くなるつもりはなかったのですが(笑)
総評です

あ、「サイコブレイク」と「サイコブレイクU」の総評です。
ついでに言うと、2BRO.の兄者弟者さんの、弟者さんプレイ動画を見ての、
ゲーム感想です。
操作性や、アイテム、武器に関する感想ではありません。
ただただ、見た感想(笑)
そりゃ、弟者さんのプレイが上手なので、安心して見て、
多分、それほどのゲーム時間を要しないで観れた。のだと思いますよ
その上で、純粋に、ゲームのストーリーについての感想を行きたいと思います。

ストーリーの感想は面白かった。です。
単純、明快に言えば。
「サイコブレイク」に関していえば、どうも、
『ザ・アサインメント』、『ザ・コンセクエンス』、『ザ・エクセキューショナー』
を終えてから話の全部が見えてくるようですが(苦笑)

一応、ザ・アサインメントを見ましたが、確かにこれが、他の二つも見なきゃわからないかも(笑)
ただ、2で多少の補足的なものを見ていたので、
何となく終わってもいいかもとは思いましたが、
それでも、気になるところはそのままなので、他も見たいと思います。

「サイコブレイクU」を見たあとなので、何となく解っているような点があるので、
1のみ見たあとよりは確実に内容を把握しているけれど、
1のみしか見ていなかったら、かなりもやもやしていたと思う。

ルヴィクが諸悪の根源だと思っていた1と、
ステファノ<セオドア<ザ・アドミニストレイター
と悪が重なっていくけれど、結局のところ、
二つの話しの根底は、「要らぬものを作ったために悪が生まれた」ってことだろうなぁ。

そもそも、そんなもの作らなきゃよかったんだよ。
と思う。
そして、そこに必ずいる、
「狂気によって天才だと自負する危うい人々」が
「欲望を正義だと勘違いする」ことによって生まれる不幸の多いこと

ただ、こういうのって、そういう話として作りやすいよねぇ。
とか思っちゃう

あまりホラーは好きじゃないし、
射撃ゲームも好きじゃない。
ただ、このゲームは、バランスがよかったと思う。
私個人的に。
謎解きあって、アクションもあって、
それによる手に汗握る。という状況もよかったと思う。

どうしても、どちらかが多くなると、片方の要素を否定したくなる。
謎解きばかりが目立っていたら、ホラーである必要はないだろうし、
アクションばかりであるなら、謎解きなんかしてほしくないとさえ思う。
この話はそれがちょうどよかった。
「なんで、こうなん?」という思いも、ちゃんと回収してくれていたから。

まぁ、まだ、続編と言うか、補足ストーリーと言うか、
二話あるので、これですっきり解決してくれたていたら、いい作品だったと思う。
とはいえ、ここまで見だただけでいい話だったと思うし、
はじめてゲームのストーリーに感想を書く気になったのですけどね

一貫して、重い扉を開ける際の連打、あれはいつも、危機が迫っていなくても、
ドキドキする。あれは、苦手なシーンかも(笑)

ゲームを持っていて、やったことがない人は、
ホラーやグロいのが苦手でなければ、ゲームを解いてください

ゲームを持って居ない方で、ホラーやグロテクスが苦手でなければ、
動画をお勧めします。
ゲーム配信をされている方はかなり多く居ますから、
気に入ったゲーマーのユーチューバーの動画を見てください
TよりUのほうがはるかにグラフィックが上がっているので、
かなり衝撃的な映像になっているかもしれませんが
そこは、自己判断でお願いします


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