ところで、私が通っていた高校は仙台の中心部にあり、
東北最大の繁華街・国分町や若者が集まる一番町には
自転車で10分の距離でした。
授業が終わると、帰宅部の連中は意気揚々と街に繰り出すのです。
その姿を見て、日に日に羨ましくなっていました。
この苦しい部活を続けた先には一体何があるのか・・
辞めてしまえば、思う存分遊べるし、いつでも勉強できるのではないか・・
部活を辞めれば全てが好転する気になっていました。
とある秋の日に、部活を辞めるべきか担任の先生に相談をしました。
答えはNO!
「部活は続けるべき。辞めると成績が下がるゾ」
と言われました。
そんなのウソだ、あり得ないと思いました。
辞めればいくらでも時間ができて、勉強時間が増える。
だから成績は上がるに決まっている。
私はとても担任の先生が言うことが信じられず、
その根拠を確認することはしませんでした。
そんな矢先、同じ部活のクラスメートが
「部活やめるわ。厳しすぎるもん」
と言って退部しました。
辞める際に顧問の先生には咎められなかったことを聞き、
私は安堵したのを憶えています。
私も辞めたいと思っていましたから。
そのクラスメートに釣られる形で、
結局、私は11月に退部しました。
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