愛知県豊田市での最終面接の日を迎えました。
朝から澄み切った空の冬晴れでした。
千葉の自宅を朝出発し、新幹線で一路愛知県に向かいました。
ひかり号の車内で自分の職務経歴書に目を通し、
転職理由や志望動機で話す内容を、頭の中で思い描きました。
いつもなら車窓から外の景色を眺め、旅情に浸りたいのですが、
今回ばかりはその余裕はありません。
豊橋で在来線に乗り換え、豊田に到着したのは正午前でした。
駅前の定食屋でランチを済ませ、いよいよ1時からの最終面接に臨みました。
面接会場には面接官が3人ほどいました。
会社説明会で見覚えのある人事担当者のほか、配属先の部長と課長が座っていました。
職務経歴についての質問をされました。
しかし、私は最初の会社を半年足らずで退職したため、
業務内容を説明するのに1分もかからず終わりました。
その他、学生時代に励んだことを聞かれたので、
テニスやアルバイトに打ち込んでいたことや卒業論文のテーマを説明しました。
面接官は終始にこやかな表情で、こちらもリラックスして話すことができました。
私のスキルを確認するというよりも、私の人物像を把握したい意図があるようでした。
20分程度で面接は終わりました。
手ごたえという程のものはありませんでしたが、
自分が伝えたかったことは話せたので、達成感のようなものはありました。
早速、帰途に就くべきところですが、せっかく愛知県まで来たので、
豊田から名古屋に向かう途中の東海道線・大高駅で途中下車し、
すぐ隣を高速で通過する東海道新幹線をしばらく眺めていました。
鉄道ファンである私は、自分へのご褒美にここで小一時間ほど、
冬の夕暮れの中で新幹線を間近で眺めることにしたのです。
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