新潟県中越地震の被害や余震のニュースが連日流れてました。
ついに私は最終出勤日を迎えることになりました。
あんなに苦労して就活したけど、100社全滅。
やっと受かったこの会社は、
とんでもないブラックだった・・・(その当時ブラック企業という名称はありませんでしたが)
挙句の果てに4ヵ月で早期退職・・
だが、次の就職先は決まっていない・・
一体私は今まで何をしてきたんだろうか・・
もしや私は社会不適合者なのでは・・・
自問自答をしているうちに半日が過ぎてしまいました。
今日で最終出勤日なので、午後からおもむろに身辺整理に取り掛かりました。
そして夕方5時頃だったでしょうか、上司に呼び出されました。
「今日の進捗は?」
私はとまどってしまいました。
今日は何も仕事をしていなかったからです。
最終出勤日は後片付けだけすればいいやと思い込んでたからです。
さすがに何もしていませんとは言えないので、
「一生懸命頑張りましたが、誰も引き留めることはできませんでした」
とその場しのぎの返答をしました。
すると、上司は
「お前、朝から何もしてなかったよな?電話を掛けるところを見ていないぞ!」
虚を突かれました。
「今日で最後だからと気を抜いてたんじゃないだろな?会社が給料を出している以上は働けよ!!」
完全に上司に主導権を取られてしまいました。
「この数カ月間、お前が引き留めた人数は?」
「ゼロです・・・」
「だよな。お前は何も成果を出していないんだよ!
成果を出していないからには、受話器を肌身離さず持っていなきゃいけないんだよ!
内定辞退者に片っ端から何度もかけろよ!!何度もかけたか?」
「いえ・・、1回断られたら諦めました」
「そんなんじゃダメなんだよ!」
「・・・」
「だから、お前はヘボい!ヘボすぎるんだよ!!」
「・・・泣」
「ヘボすぎるから、簡単には辞めさせないぞ!!!」
「・・・・!?」
最初は上司の正論攻めでしたが、結局最後は人格攻撃で終わりました。
最後は惨めさと情けなさで、あふれる涙を抑えられませんでした。
最終日くらいはお互い笑顔で向き合い、
短い間ではあったけれどお世話になりましたとお礼をしたかったのですが、
それも叶いませんでした。
最終日も4時間に及ぶ長時間の説教。
東京から新幹線に乗れば、広島に着いてしまいますね(笑)
こうして、我が人生で最初の会社生活は幕を閉じました。
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