2024年03月18日
ALBA-TCP声明 キューバに対する不安定化工作を断固拒否する
Radio Reloj、2024年3月18日、ALBA-TCP
ALBA-TCPはキューバに対する不安定化工作を拒否する
「われらのアメリカの諸国民のためのボリーバル同盟=諸国民貿易協定(ALBA-TCP)」加盟国は、キューバ共和国の国内秩序を破壊しようとする外国の情報部員による不安定化工作を断固として拒否する。
封鎖が強化された結果、キューバが直面している困難な経済状況、特に電力サービスや食料配給の状況に対する市民の不満の表明を好都合に利用し、米国政府は社会的爆発を引き起こそうとしている、 経済的な包囲網を強化し、国民のニーズに応えるキューバ国家の能力を妨害し、有害な計画を通じて不安定化を煽り、キューバに対する中傷キャンペーンを推進している。これは、国際法と国連憲章の目的と原則に明らかに違反している。
キューバは、すべてのラテンアメリカとカリブ海諸国にとって、回復力、勤勉さ、抵抗の模範であり、キューバ当局は、キューバ革命の敵の憎悪と侮蔑の結果として、この価値ある国家が長年さらされてきた状況に立ち向かい、改善するあらゆる気概を持ってきたし、現在ももっており、将来も持ち続けるであろう。
ALBA-TCPの加盟国は、キューバ政府及び国民との強固な連帯を表明し、敵のキャンペーンに対する政府と国民の正当な糾弾を支持するとともに、1960年のレスター・マロリー米州担当国務次官補の覚書以来、対外介入を正当化するためにキューバ国民に苦難を引き起こしてきた米国政府による残忍かつ違法な経済・通商・金融封鎖に起因するあらゆる困難を克服しようとする、キューバ政府及び国民のたゆまぬ努力を再確認する。
本同盟は、気高くたくましいキューバ国民の福祉と安全のために努力を続けるキューバ共和国政府への支持を改めて表明するとともに、このラテンアメリカ・カリブ海諸国の姉妹国に対する米国の恒久的な敵意、破壊扇動、干渉を断固として拒否する。
カラカス、2024年3月18日
キューバTV(2024年3月18日)
ALBA-TCP rechaza intentos de desestabilización contra Cuba
https://www.radioreloj.cu/destacadas/alba-tcp-rechaza-intentos-de-desestabilizacion-contra-cuba/
キューバ外務省 米国大使に内政干渉を抗議
Cubadebate、2024年3月18日、キューバ外務省
キューバ共和国外務省は、米国の干渉的行為に抗議するために米国代理大使を召喚した
キューバ共和国外務省声明
2024年3月18日、カルロス・フェルナンデス・デ・コシオ副大臣は、ベンジャミン・ジフ米国臨時代理大使をキューバ外務省に召喚し、米国政府と在キューバ米国大使館による、現在のキューバの国内問題に対する干渉と誹謗中傷のメッセージに対して、断固とした拒絶を正式に伝えた。
コシオ副大臣は、正式な抗議文の提出により、米国臨時代理大使に、いかなる国の外交使節団にも要望される良識と誠実さの最低基準を、在キューバ米国大使館が遵守していないことを示していることを喚起するとともに、この大使館事務所とその職員は、外交関係に関するウィーン条約の規範に従って行動する義務があることを強調した。
会見ではまた、コシオ副大臣は、キューバが現在直面している困難な経済状況、特に、キューバの経済能力を破壊することを目的とした経済封鎖の重圧と影響の下で、物資や基本的なサービスの欠落と不足により、国民が日常的に直面している不足と困難に対する米国政府の直接的な責任にも注意を喚起した。
コシオ副大臣は、キューバの経済的・社会的ニーズの解決策を見いだし、対応しようとするキューバ国家のあらゆる努力を制限し、妨害するという米国政府の明白な目的を拒否した。
キューバを不安定化させる計画とその実行は、誰の目にも明らかである。それは、人々の自然な苛立ちを挑発し利用するための冷酷な経済戦争の強化である。毎年、米国連邦予算から数千万ドルの資金が提供されている。攻撃的な目的のために米国領土からデジタルネットワークを悪用する強力な技術的インフラを持っている。米国及び国際の大手メディアと共謀し、主に米国の南フロリダを拠点とし、キューバへの侵略を唯一の生業とする人々の傭兵の支援を享受している。
もし米国政府がキューバ国民の福祉に最低限の誠実な関心を持つなら、キューバをテロ支援国家とされる恣意的なリストから外すべきだし、キューバが輸入する必要のある燃料供給に対する侵害を止めるべきである。また、世界におけるキューバの各金融取引の妨害を止めるべきだし、世界におけるキューバの医療協力計画への恥ずべき迫害を終えるべきだし、キューバ国民と交流する関心と権利をもっている企業家、訪問者、芸術家を脅迫することをやめるべきである。
キューバTV(2024年3月18日)
Cancillería cubana convocó a encargado de Negocios de EEUU en protesta por conducta injerencista de su Gobierno
http://www.cubadebate.cu/noticias/2024/03/18/ministerio-de-relaciones-exteriores-de-cuba-convoco-encargado-de-negocios-de-eeuu-para-protestar-por-la-conducta-injerencista-de-su-gobierno/
2024年03月17日
キューバのミゲル・ディアスカネル大統領 国民の不満に応える意思を表明 米国発の敵対キャンペーンを糾弾
ミゲル・ディアスカネル大統領
Cubadebate、2024年3月17日
キューバのミゲル・ディアスカネル大統領は、きょう日曜日(3月17日)にサンティアゴ・デ・クーバ市の一部地区で起きた出来事についてXに投稿し、複数の人びとが現在の状況に対して反対を表明した、とコメントし、この状況が不安定化を狙うキューバ革命の敵たちに利用されている、と指摘した。
大統領はまた、キューバ政府がくりかえし告発している米国在住のテロリストたちが、国内秩序に対する行動を奨励している、と非難した。
ディアスカネル大統領は、党・国家・政府当局の方策は、キューバ国民のクレームに対応することである、と述べた。「つねに平穏な環境のなかで、耳をかたむけ、対話をし、状況を改善するために実行されている数多くの手続きを説明することである」。
最後に、ディアスカネル大統領は、国を窒息させようとする経済封鎖にもかかわらず、現在の状況を乗り越えるために平和裏に取り組むという政府の使命を再確認した。
「平和裏に取り組み続け、この状況を脱出しよう」、と大統領はしめくくった。
第一書記がサンティアゴ・デ・クーバ市民の不安に取り組む
党サンティアゴ・デ・クーバ県委員会のベアトリス・ジョンソン・ウルティア第一書記は最近、同地域の食糧流通や電力供給に関する市民の不安に取り組んでいる。
その声明によると、ある一団の人びとがサンティアゴ・デ・クーバ市3番地区の執行本部に向かって自分たちの不満を表明した。その苦情は、電力供給ブロックの不均衡と、食糧とりわけ牛乳の流通に集中していた。
これらの不安にたいする返答のなかで、ベアトリス書記は、現在は米3ポンド、砂糖4ポンドを含む食糧配給セットの部分的流通過程にあると発表した。また、これらのリソースが利用できる今、今回の懸念に応えるために、幹部たちの大規模な動員がおこなわれている。
ジョンソン・ウルティア書記は、配給品やミルクの流通に関して市当局から提供された情報に注意深く耳を傾けたサンティアゴ・デ・クーバの住民たちの丁寧な態度を強調した。
また、発電所や燃料在庫の諸問題に影響を受けた、電力供給の状況も説明された。
キューバTV(2024年3月17日)
キューバTVサンティアゴ ベアトリス・ジョンソン・ウルティア書記1(2024年3月19日)
キューバTVサンティアゴ ベアトリス・ジョンソン・ウルティア書記2(2024年3月19日)
キューバTVサンティアゴ ベアトリス・ジョンソン・ウルティア書記3(2024年3月19日)
キューバTV 3月17日キューバで何が起きたか?(2024年3月18日)
Presidente cubano reitera disposición de atender reclamos de la población y denuncia campañas enemigas
http://www.cubadebate.cu/noticias/2024/03/17/presidente-cubano-reitera-disposicion-de-atender-reclamos-de-la-poblacion-y-denuncia-campanas-enemigas/
2024年03月16日
U15野球キューバ代表 ペルーに12対3で勝利 パンアメリカン選手権初戦
JIT、2024年3月16日、José Luis López Sado記者
ドミニカ共和国のボカ・チカで開催されているU15パンアメリカン野球選手権大会2024のグループBで、キューバ代表チームは、きょう土曜日(3月16日)、ペルーに対する12対3の勝利で初戦デビューした。
コンプレホ・ベースボール・シティでの試合で、ピナール・デル・リオのアレクサンデル・ウルキオラ率いるキューバ代表チームは、13安打の猛打を放ち、内野での失策を一つ喫した。
勝利投手は、救援のロナルド・クサだった。ペルーチームは、5本の単打を放ち、失策が一度あった。
ウルキオラ率いるチームは、日曜日(3月17日)、プエルト・リコと対戦し、月曜日はベネズエラ、火曜日はグアテマラ、水曜日はニカラグアと対戦し、予選ラウンドを終了する。
グループAには、ブラジル、アルゼンチン、パナマ、メキシコ、バハマ、開催国のドミニカ共和国がいる。
今大会では、今年コロンビアで開催されるワールドカップへの出場権5枠が与えられる。
今大会の競技システムは、各グループのトップ同士が金メダル、各2位が銅メダルを争い、3位同士はワールドカップへの最後の出場権枠を決める試合を戦う、というものである。
キューバは、2022年にメキシコのエルモシージョで開催された前回のワールドカップでは2位に終わった。米国との決勝戦では接戦で敗れた。
キューバTV(2024年3月16日)
Victoria en debut en Panamericano Sub-15 de Beisbol
https://www.jit.cu/NewsDetails.aspx?idnoticia=754579
2024年03月15日
スペインのエンジョイ・トラベル・グループ マドリードからキューバ・ハバナへの航空便運航を発表 6月29日から9月7日まで
Radio Habana Cuba、2024年3月15日、Prensa Latina
スペインの会社エンジョイ・トラベル・グループ(ETG)はきょう金曜日(3月15日)、キューバの首都ハバナのホテル「メリア・コイーバ」にて、スペインのマドリードからハバナへの新たな航空便運航を6月29日に開始することを発表した。
ETGは、20年以上のキャリアを持つスペインの卸売ツアーオペレーターであり、キューバと旅行に力を入れ、ラテンアメリカとヨーロッパに拠点を置いている。現在キューバおよびカリブ地域への運航を週15便以上の路線を管理している。
同社は主に障害のある人びとに旅行や観光の便宜をはかることに専念し、安全と親しみのある環境を提供している。
上記ホテルの「ハバナ・カフェ」での会合で、キューバ観光省(Mintur)のヒアナ・ガリンド商業局長は、同社のこれらの努力を称賛し、キューバにとってのスペインとのかかわりの重要性を強調した。
Minturは、今年のスペインからの訪問者を10万人にすることを目標としており、夏にはプラス・ウルトラ航空、クバーナ航空、イベリア航空といった航空会社による週18便が予定されている、と説明した。また、スペインは現在キューバにとって観光分野における10番目の市場である、と述べた。
一方、エンジョイ・トラベル・グループのアナイ・グティエレス副社長は、2000年に始まった同社の事業について説明した。
エンジョイ・トラベル・グループのホルヘ・ルイス・ファンド社長は、今回の新たな運航に満足感を示し、同社が世界のスペイン、メキシコ、チリ、キューバ、ドミニカ共和国といった国々にすでに19のオフィスを持っていることを回想した。
同社幹部たちは、6月29日からマドリード-ハバナ間の新たな航空経路が開始され、これは9月7日まで延長され、プラス・ウルトラ航空のA330-200機で運航され、288席あり、そのうち24席がビジネス・クラスである、ことを改めて説明した。
ハバナに向けての出発は毎土曜日の午後を予定しており、これはスペインのアストゥリーナス、バレンシア、カタルーニャ、アンダルシアといった他県の旅行者が高速鉄道を使ってこの航空便に接続することを可能にする。
同社は、イベロスター、ブルー・ダイアモンド・リゾーツ、メリア・ホテル・インテルナシオナル、ケンピンスキといったキューバにある主要ホテルチェーンとのすぐれた仕事上の結びつきを維持している。
これらのホテル会社は、すでに協定をかわしたツアーオペレーターや旅行代理店グループ間でのすぐれた評価に加えて、今回の航空便の成功を保証するためにあらゆる支援をすでに提供した。以前にバルセロナからの運航を成功させている。
今回の新たなルートは、日々のキューバへの観光客増加に注力しているすべての関係企業からのあらゆる支援があり、成功する運命にある、と会合に出席した当局者たちは宣言した
キューバTV(2024年3月15日)
Cuba: Turoperador español presenta nuevo vuelo turístico Madrid-La Habana (+Fotos)
https://www.radiohc.cu/noticias/economia/349788-cuba-turoperador-espanol-presenta-nuevo-vuelo-turistico-madrid-la-habana-fotos
キューバ外務省声明 ケニアで誘拐された医師二人の状況解明調査を継続 米国に情報提供を要請中
Radio Habana Cuba、2024年3月15日、キューバ外務省
アセルとランディの状況を解明するための努力と取り組みが続けられている
キューバ共和国外務省声明
キューバ政府当局は、われら同胞のアセル・エレーラ・コレア医師とランディ・ロドリゲス・エルナンデス医師の死亡疑いに関する、2024年2月17日以降に流布されたニュースについて、可能な限り解明するための努力と取り組みを続けている。
ケニア政府によって、同国を特使および人民権力全国議会議長として訪問したエステバン・ラソ・エルナンデス同志に提供された機密情報を含む、現在までに得られた情報では、まだ最終的な結論に至ることができない。ウィリアム・ルト大統領との会談や、その後の会談でケニア政府から提供された詳細は、慎重に検討された。それらは貴重なものであり、調査の指針となるものではあるが、回答が必要となる疑問が残っている。
米国政府を含む他国政府との努力も、続けられている。米国には、事件発生日とされる日に起きた出来事に関する正確な情報を要請しており、キューバ人医師二人の状況を明らかにするのに役立つ要素を提供するよう、米国政府当局に協力を求めている。この要請に対する返答が待たれている。
取り組みは、直接的・間接的手段によって、またさまざまな対話を通じて、必要な粘り強さと厳格さを持って続けられており、起きたことのすべての真相にたどりつくためには、あらゆる機会も排除されない。
2024年3月15日
キューバTV(2024年3月15日)
Cuba continúa gestiones para esclarecer situación de los médicos cubanos Assel y Landy
https://www.radiohc.cu/especiales/exclusivas/349771-cuba-continua-gestiones-para-esclarecer-situacion-de-los-medicos-cubanos-assel-y-landy
キューバ外務省声明 キューバはハイチを常に支援する
Granma、2024年3月15日、キューバ外務省
ハイチには、キューバの連帯的支援が常にある
キューバ共和国外務省声明
ハイチ共和国は、何世紀にもわたる植民地・新植民地の収奪と外国からの干渉によって引き起こされた社会的不安定、貧困、構造的な低開発を悪化させている深刻な多次元的危機に苦しんでいる。
国際社会は、カリブ海で最初の独立、反奴隷主義、社会革命の主役であり、2世紀以上にわたって帝国主義列強の残酷で利己的な報復に苦しんできたハイチに対して、大きな債務を負っている。
ハイチは、その復興と発展のために、諸問題の解決策とはならず、諸問題の原因となってきた、外部からの干渉を受けない、真の十分な援助と協力を必要としている。
キューバは、医療、教育、農業、スポーツ、エネルギー、水資源など、ハイチの社会的・経済的安定にとって重要な分野など、ハイチ国民に大きな影響を与える分野で、ハイチに対して連帯と無私の協力を提供してきた。キューバのプログラムを通じて448,355人のハイチ人が識字を習得し、1,606人の若者がキューバの大学で教育を受けた。
わが国は、1998年以来、ハイチ国民とともに医療の専門家と技術者の使節団の派遣を一貫して維持してきた。この使節団の人々は、人道的かつ利他的な活動を通じて、38,580,215件の症例を治療し、774,236件の外科手術及び「奇跡の作戦」の一環として73,331件の眼科手術を行い、204,090件の出産を支援し、1,014,806件のワクチンを投与し、252,433人の命を救った。この協力は、2004年の外国による介入、2010年と2021年の地震、コレラの流行、COVID-19の大流行時に、そして現在の状況など、ハイチが最も困難な時期においても維持されてきた。
ハイチ国民は、キューバ人協力者が常に活動しなければならない困難な状況下で提供した人道的、無私で、利他的な奉仕活動を評価し、認めている。
状況が落ち着いているハイチ南部に残っている53人の医療協力者及び他の7人、並びにキューバ大使館の職員は無事であり、キューバ政府は、彼らの安全と保護のために必要な措置を講じて、頻繁な連絡を維持し、常時注意を払っている。
ポルトープランスのキューバ大使館および外務省を通じて、ハイチに居住または一時滞在しているキューバ人およびその家族との連絡も維持されており、彼らの状況は引き続き常に掌握されている。
キューバは、ハイチ情勢について地域の関係者と連絡を取り合っており、その中で、ハイチ国民は、自決、主権、独立の完全な尊重に基づき、直面する課題に対し、平和的で持続可能かつ永続的な解決策を見出す権利を有していることを再確認するものである。
親愛なるハイチ国民には、キューバの連帯的支援が常に提供される。
2024年3月15日
キューバTV(2024年3月15日)
Haití siempre contará con el apoyo solidario de Cuba
https://www.granma.cu/mundo/2024-03-15/haiti-siempre-contara-con-el-apoyo-solidario-de-cuba-15-03-2024-09-03-39
2024年03月12日
キューバのエドゥアルド・ロドリゲス・ダビラ運輸相 国営バス会社運転手に関する規律違反の告発に対応
Cubadebate、2024年3月11日
キューバのエドゥアルド・ロドリゲス・ダビラ運輸相は、自身のフェイスブックアカウントで、最近あった告発に関する投稿を行った。以下にそれを掲載する。
3月10日の日曜日に、このSNSで、規律に違反した重大な行為が告発された。それは運輸省の自動車会社グループ(GEA)管轄の国営バス会社(EON)の車両に関した事案である。
キューバ野球リーグのマヤベケチームの運送サービスを担当しているこのバスの運転手は、運賃30ペソと定められているマタンサス-ハバナ間のルートで、500ペソの超過徴収を行ったと告発された。
この事案発生により、GEAと国営バス会社の最高責任者はすぐにマタンサスに向けて移動し、同運転手との分析を行った。その結果、この事案に加え、同運転手によるその他の違反も明らかになった。
マタンサスのビクトリア・ヒロン球場からハバナに向けて出発するという同運転手による決定は、EON本部にも、所属する会社部署にも、相談がなかった、と私に報告されている。もう一人の運転手にも知らされていなかった。
このバスは、乗客を乗せるためにマタンサスのターミナルを通過せず、また、運転手一人だけで(これは安全のため許可されていない)、都市間移動をおこなった。これらすべてが、規則に違反している。
このような事案に対して、同本部は、同運転手を違反行為の責任者とみなし、解雇する決定をおこなった。また、物的責任に関して、法令249号を適用し、これらの違反行為に使われた燃料消費により同社に生じた費用を賠償させることとした。
旅客運送という公共的使命を持つ国営企業の手段を使って、人びとの弱みにつけこみ、労働者や学生たちの移動の必要性を利用して、会社や人びとを傷つけて、個人的な利益のためにこれを利用することに、いかなる正当性もない。これは倫理的でなく、人間的でなく、合法ではない。
いまは運転手たちを含む皆にとって困難な時期ではあるが、他者への損害と不誠実さは、あるべき道ではない。このような事案が一定頻度発生していることはわかっているが、これを当然のこととして受け入れてしまうことは、無処罰の一形態である。
われらの運転手や労働者へ、国民の福祉のために日々努力している数多くの運送事業者たちの名声が、これらの行為で傷つけられるのを許してはならない。
また今回のような違反や不規律が起きたときは告発するよう呼びかけるものである。これは人びとの権利であり、人民による管理の一環である。それぞれの分析において首尾一貫であり、厳格であることは、全国の、あらゆる層における運輸行政の義務である。
Ministro del Transporte responde a denuncia sobre grave indisciplina en vehículo de la Empresa de Ómnibus Nacionales
http://www.cubadebate.cu/noticias/2024/03/12/ministro-del-transporte-responde-a-denuncia-sobre-grave-indisciplina-en-un-vehiculo-de-la-empresa-de-omnibus-nacionales/
2024年03月11日
キューバでの油田掘削 深度8047メートルを達成 中国企業とのバラデロ1012プロジェクト
Radio Habana Cuba、2024年3月11日
キューバ石油公社(CUPET)と、中国企業「長城」は、垂直深度で現在最長の8047メートルの長さを持つ、油田プロジェクト「バラデロ1012」を、546日間で遂行した。このプロジェクトは、国のエネルギー自給自足という戦略目標に寄与するため、キューバ人技師と専門家によって計画された。
またこの工事は、「北部重油帯」で最も生産量があり約1km離れている二つの油田のあいだにある、油田「西バラデロ」で最も見込みのある地域に位置している、と掘削作業責任者のフアン・カルロス・デ・ラ・コンセプシオン・ファリーニャスはキューバTVに語った。
油田計画の専門家アドリアン・バカジャオ・ラミーレスは、このような規模の掘削は、この地域ではもちろん、世界でも稀である、と強調した。この建設は、埋蔵量がある海底の7000メートル以上に達している。
これまでの最深の油田は、2021年に完成したバラデロ1011であり、7710メートルであった、と報道は伝えている。
経済封鎖からくる障害や制約にかかわらず、キューバの石油産業は、技術と科学の革新を優先戦略とし、キューバのエネルギー主権に向けて発展を続け、前進している。
Concluido el pozo petrolero de mayor longitud horizontal en Cuba
https://www.radiohc.cu/noticias/nacionales/349411-concluido-el-pozo-petrolero-de-mayor-longitud-horizontal-en-cuba
キューバ革命勝利の砦 ラウル・カストロ率いた東部第二戦線フランク・パイス創設66周年を祝う
ラウル・カストロ・ルス(中央)、1958年9月21日、東部第二戦線フランク・パイスでの、ソレダ・デ・マヤリー・アリバにおける、武装農民会議にて。
Radio Habana Cuba、2024年3月11日、Prensa Latina
キューバ革命の指導者ラウル・カストロ・ルスは、66年前、最高司令官フィデル・カストロ・ルス(1926-2016)の指導により、東部第二戦線「フランク・パイス」を組織し、率いた。
1958年3月11日にキューバ東部に創設されたこのゲリラ領土は、12万3千kuに及び、住民は50万人に達した。
この反政府地区においてラウル・カストロは、司法省、保健省、公共事業省、財務省、広報検閲教育省、農業局、労働者局を設置した。
その結果、20軒の病院と野戦医療部を組織し、およそ400軒の学校を設立し、数百キロメートルにわたる道路を造った。
この戦線は、9か月と20日間の活動のなかで、31の兵営と農村警備隊の駐屯地を占領し、敵のおよそ2000の兵器を奪った。
東部第二戦線「フランク・パイス」は、フアン・アルメイダ・ボスケ司令官(1927-2009)が率いた第三戦線「マリオ・ムニョス・モンロイ」(1958年3月6日創設)と並んで、キューバ革命勝利のための政治・軍事組織の模範とされている。
キューバTV(2024年3月10日)
キューバTV 小学校での記念イベント(2024年3月11日)
キューバTV サンティアゴ・デ・クーバでの記念式典(2024年3月11日)
Raúl Castro Ruz, líder del Segundo Frente Oriental Frank País
https://www.radiohc.cu/noticias/nacionales/349409-raul-castro-ruz-lider-del-segundo-frente-oriental-frank-pais