2023年10月20日
キューバ代表 初戦のコロンビアに勝利 パンアメリカン競技大会野球トーナメント
ロベルト・バルドキン
JIT、2023年10月20日、Rudens Tembrás Arcia記者
キューバはきょう(10月20日)、第19回パンアメリカン競技大会の野球トーナメント初戦で、コロンビアからひじょうに重要な勝利を奪った。選手村からほど近い、セリージョ集落に設けられた臨時複合施設の球場で試合はおこなわれた。
先発投手となったマタンサスのヨエニス・ジェラは締まりのない投球だったが、救援投手たちがしっかり抑えたため、イスラ・デ・ラ・フベントゥのアルマンド・ジョンソン監督のことばによると、戦略的勝利が可能となった。
キューバチームは一度もビハインドの状態にはならなかったが、コロンビアチームは二度同点に追いつき、涼しく曇った朝、勝利するため必死となった。
キューバは初回裏に、ロエル・サントスとバルバロ・アルエバルエナの安打と、ダヤン・ガルシアの適時打で先制した。
しかし、2回表のコロンビアのカルロス・マルティネス捕手による大ホームランでの同点は予想されなかった。マルティネスはジェラの緩慢な投球をとらえ、打球は外野左翼のフェンスの向こうまで、遠く高く飛んだ。
キューバは3回にふたたびリードした。ラス・トゥナスのロベルト・バルドキンが左翼へ本塁打を放ち、そのあとヨエルキス・ギベルトの安打に、アルエバルエナとダヤンへの連続死球が続き、ルイス・ゴンサーレスの三塁ゴロでギベルトが本塁に還った。
コロンビアチームは勝利をあきらめず、4回にジェラを追い詰め、カルロス・アロージョの二塁打のあと、ファビアン・ペルトゥスが本塁打を放ち、同点とした。
マタンサスの左腕ジェラは、その後も二塁打と単打をあびたが、救援した同僚のレンネル・リベロがピンチをしのぎ、その後を継いだサンクティ・スピリトゥスのヤンキエル・マウリもしっかり抑えた。
勝利を決める得点は5回、ルイス・ゴンサーレスとヤスニエル・ゴンサーレスが安打で出塁し、一三塁とし、アンドリィス・ペレス捕手がアルマンド・ジョンソン監督の全福の信頼を受け、四球を選んだあと、ヤディル・ムヒカが内野ゴロで打点をあげた。
7回にはピナールの右腕フランク・アベル・アルバレスが危なげなく投げた。リベロは勝利投手となり、ホルヘ・マルティネスが負け投手となった。
キューバ対コロンビア パンアメリカン競技大会2023初戦(2023年10月20日)
Victoria clave ante Colombia en beisbol de Juegos Panamericanos
https://www.jit.cu/NewsDetails.aspx?idnoticia=699506
2023年10月19日
フィデル・カストロの警護隊長カストロ・デルガード死去 86歳
フィデル・カストロ(左)を警護するカストロ・デルガード(右)、キューバ革命とキューバ共産党への帰属意識と忠誠が特徴だった
Radio Habana Cuba、2023年10月19日、Prensa Latina
キューバ内務省はきょう木曜日(10月19日)、キューバは、護衛局でキューバ革命指導者フィデル・カストロ・ルス(1926-2016)の護衛隊長だった予備役准将ホセ・カストロ・デルガードの死を悼む、と発表した。
同省のウェブサイトに発表された情報によると、長きにわたって革命最高司令官の警護を務めた同隊長が今週水曜日(10月18日)、ハバナで死去した。86歳だった。
カストロ・デルガードは農家の生まれで、キューバ中部の旧ラス・ビジャス県にある生地マニカラグアで、ひじょうに若いときから革命闘争に加わった。
内務省の部隊で49年ものあいだ、さまざまな責務を果たし、キューバ革命と共産党に対する帰属意識と忠誠を備えていた。
彼の祖国への貢献の業績には、地下闘争勲章、反賊闘争勲章、オーロ・パントーハ勲章、エリセオ・レジェス勲章(ともに勲一等)などの複数の国家勲章が含まれている。
同じく、彼の模範的経歴に対する賞として、さまざまな表彰や記念切手が与えられた。
内務省の発表によると、遺族の決定により、カストロ・デルガード隊長の遺体は埋葬された。
キューバTV(2023年10月19日)
Cuba lamenta fallecimiento de general, jefe de escolta de Fidel Castro
https://www.radiohc.cu/noticias/nacionales/336900-cuba-lamenta-fallecimiento-de-general-jefe-de-escolta-de-fidel-castro
2023年10月18日
キューバ 米国の拒否権行使を犯罪的と弾劾 パレスチナでの人道的休戦決議案
苦しみと絶望のなかにいるパレスチナの人びと
Radio Habana Cuba、2023年10月18日、ACN
キューバのブルーノ・ロドリゲス外相はきょう水曜日(10月18日)、国連安全保障理事会においてブラジルが提起した、ガザに援助を送り込むための人道的休戦を可能とする決議に対し、拒否権を行使した米国の決定を非難した。
外相は自身のXアカウントにおいて、次のように書いた。
ブルーノ・ロドリゲス P
@BrunoRguezP
きょうの国連安全保障理事会において、ガザへの人道支援の通過を可能にするために休戦を実現することや、現地の一般市民の保護の呼びかけなどを目的としたブラジルの提案に対し、拒否権を行使した米国の恥ずべき、犯罪的決定。
2023年10月19日12時19分
国際連合のサイトは、この決議案がまた、ガザ北部からの避難命令の撤回を求め、イスラエルに対するハマスの攻撃を非難していた、と報告した。
決議案は、賛成12票、反対1票(米国)、棄権2票(ロシア、英国)という結果を獲得したが、米国政府は常任理事会のメンバーであるため、その反対票は拒否権にあたる。
国連の安全保障理事会はこの日、パレスチナ問題について、10月7日以来新たな暴力の激化が起きているイスラエルとの現在の紛争の共同の解決策を探る目的で召集された。
現時点まで、100万人以上のパレスチナ人が避難しているが、人道支援組織は、もっとも脆弱な場所における攻撃の脅威が続く中、密集状態と水・電気の不足について注意を喚起している。
Cuba condena veto de EE.UU. a propuesta de Brasil en la ONU (+X y Fotos)
https://www.radiohc.cu/noticias/nacionales/336800-cuba-condena-veto-de-eeuu-a-propuesta-de-brasil-en-la-onu-x-y-fotos
キューバの名投手ロヘリオ・ガルシア マグワイアからの3奪三振と名高い米国戦勝利から40年
キューバ往年の名投手、ロヘリオ・ガルシア
Radio Habana Cuba、2023年10月18日
1980年代キューバ野球のスター投手の一人、ロヘリオ・ガルシアが、1983年にカラカスで開催されたパンアメリカン競技大会決勝での米国戦勝利を誇らしく回想した。その試合でガルシアは12三振を奪ったが、そのうちの3つは、その後大リーグの「怪物」の一人となる若きマーク・マグワイアから奪ったものだった。
現在68歳の「オバスのシクロン」ガルシアは、米国とのきわめて重要な試合に向けてホセ・ミゲル・ピネダ監督からボールを渡された、と回想した。
往年のスター投手ガルシアは、このカラカスでの試合で経験したことを語り、そのときバッテリーを組んだのが、格が違うと考えていた名捕手フアン・カストロだったことを誇らしく回想した。
サンティアゴ・デ・チリでのパンアメリカン競技大会に向けて、Radio Habana Cubaは、キューバスポーツの名選手たちに敬意をささげる放送を提供する。きょうのゲストはピナール・デル・リオの超速球投手である。
この放送のさらなる魅力は、主人公たちが、自身の声で、パンアメリカン競技大会での個人的体験を語ることである。
ロヘリオ・ガルシアが語る番組音声はこちらから。
この放送がすべてのキューバ人スポーツ選手へのオマージュとして役立つように
1983年パンアメリカン競技大会野球決勝 キューバ対米国
Rogelio García, a 40 años de su trío de ponches a Mcgwire y sonado triunfo ante EEUU
https://www.radiohc.cu/noticias/deportes/336791-rogelio-garcia-a-40-anos-de-su-trio-de-ponches-a-mcgwire-y-sonado-triunfo-ante-eeuu