2023年10月10日
ベースボール5のユース・キューバ代表 第一回ワールドカップ初日2試合に快勝
JIT、2023年10月10日
キューバは、トルコのアンカラでのWBSC Youth Baseball5の開幕戦で、中国に圧勝し、そのあとザンビアチームにも同じく快勝した。
史上初のユースワールドカップ大会となる第一試合で、キューバが中国を打ち破るのには2イニングで十分だった。
キューバは第一セットで10対0とし4回コールド勝ちし、今大会最初の相手チームに対する優位性を明らかにした。
そのあと第二セットでも11対1とし、変わらぬ強さを見せ、ワールドカップでの重要な初勝利をあげた。
キューバはこの日2チーム目の相手であるザンビアに対しても、第一セットで16対1とし、ふたたびコールド勝ちをあげた。
第二セットはより接戦となったが危なげない3対0という得点で勝利をあげ、優れた守備が打線の爆発と同様に大会出だしの2試合で有効であったことを見せつけた。
ハディエル・ウジョアとホスエー・グティエレスの安打が、両試合で打線爆発したキューバチームの得点力をけん引した。
トルコとチュニジアが大会2日目のキューバの相手チームとなる。チュニジアのマレーシアに対する3対2、4対1での辛勝は、キューバチームにとっては何の障害にもならないに違いない。
開催国トルコチームについては、ザンビアとの初戦についてもまだ結果が報じられていない。キューバチームの40得点とわずか2失点という巨大な得点差は、ユースでの世界王座を勝ち取る候補のチームとして旗を立てたことに疑いの余地はない。
キューバ対中国 開幕戦(2023年10月10日)
キューバ対ザンビア 初日二戦目(2023年10月10日) *2:42:50開始
Cubanos barren en arranque del Mundial de Baseball5
https://www.jit.cu/NewsDetails.aspx?idnoticia=694439
2023年10月09日
パンアメリカン競技大会のキューバ代表メンバー 10月11日から13日あたりで発表に
フアン・レイナルド・ペレス・パルド会長
Cubadebate、2023年10月9日、Angélica Arce Montero記者
サンティアゴ・デ・チリでのパンアメリカン競技大会に出場するキューバ野球代表メンバーは、カリビアン・ベースボール・カップ王者となったチームが帰国次第、10月11日から13日のあいだに発表される、とキューバ野球連盟会長で全国コミッショナーのフアン・レイナルド・ペレス・パルドが今朝、報道陣に語った。
現時点で、代表チームは、野手14人、投手10人で構成されることになっているが、この人数は変わりうる。
「皆さんご存じの通り、現在の代表候補メンバーは、多くの選手がWBCの代表から来ており、そのあと一部の選手は中米カリブ競技大会に召集され、そこですぐれた成績をあげ、チームは規律や団結といった要素を備えた素晴らしい形で終えた」。
会長は、この代表候補チームの構成には、第62期キューバ野球リーグでの活躍が考慮され、また、キューバ外のリーグにいる選手たちも検討されたが、最終的には加われないだろう、と繰り返した。
「たとえば、アリエル・マルティネスは近々、目の手術をする。ライデル・マルティネスはつねに準備ができているが、今季は腰を痛めて終わった。ドレイクも出場を望んでいるが、同じく故障しており、モイネロは肘の不具合で手術したところだ」。
会長はデスパイネについては注視していると語った。「しかし彼は現在日本リーグのプレーオフの最中であり、ギジェルモ・ガルシアも出場の意志があるが、日本リーグでスイングし終えたときに肩を少し脱臼した。重症ではないが、大事にしなければならず、そのため、彼らを加えることはないだろう」、と会長は話した。
会長はまた、数名の降格により、エルリス・カサノバ、フランク・アベル・アルバレス、ラウル・ゴンサーレスが代表候補チームに加えられる、と話した。
パンアメリカン競技大会にキューバは、2007年のリオデジャネイロ大会以来の王者となる目標を持って向かう。会長は、10月11日にラティーノアメリカーノ球場でトレーニングを再開する、と述べた。
10月18日から28日に予定されているパンアメリカン競技大会の野球トーナメントでは、倒すべき主要のライバルチームはメキシコとベネズエラになるだろう。というのは米国とカナダが出場しないからだが、コロンビア、ドミニカ共和国、パナマ、ブラジルにも注意を要するだろう。
球場がひとつだけであり、ナイターの照明がないため、1日おきに試合がおこなわれる。日程は6試合あり、そのうち3試合が予選ラウンドであり、その結果が決勝ラウンドに反映される、と会長は述べた。
キューバは、20日にベネズエラと、22日にベネズエラと対戦し、24日のブラジル戦で予選ラウンドを終了する。そのあと、25日から5位以内に入ったチームによるスーパーラウンドが始まり、28日にメダルが争われる。
ペレス・パルド会長はまた、カリビアン・ベースボール・カップの王者チームの一員であった、フランクリン・キンタナとオスダイ・シルバのプエルトリコでのチーム離脱を認めた。
キューバTV(2023年10月9日)
Cuba por el cetro panamericano en el béisbol
http://www.cubadebate.cu/noticias/2023/10/09/cuba-por-el-cetro-panamericano-en-el-beisbol/
2023年10月08日
キューバ代表 カリビアン・ベースボール・カップ初制覇 キュラソーに3対1
優勝したキューバ代表チーム
Radio Habana Cuba、2023年10月8日、PL
元大リーガーのエリスベル・アルエバルエナの本塁打でキューバは3対1でキュラソーを破り、第五回カリビアン・ベースボール・カップの王座を全勝で制覇した。
1対1の同点で迎えた6回、救援投手のセリリオ・ソレアーナ(敗戦投手)から、米マイナーリーグでの経験を持つロベルト・バルドキン三塁手が右翼に二塁打を放ち、そのあとアルエバルエナ遊撃手が本塁打を放った。
両選手とも3打数で2安打を放ち、この決勝戦で最も活躍をした打者となった。またロエル・サントスも5回に安打を放ち、同じく安打で出塁したアンドリィス・ペレス捕手を本塁に返し同点に追いつく役割を演じた。
左腕ヨアンニ・ジェラが、6回5安打10奪三振1失点で、4イニング以上を投げる初のキューバ先発投手となり、勝ち投手となった。レンネル・リベロが1回1奪三振でセーブを獲得した。
ジェラは、相手左腕アルリソン・ロドリーゲス(4回2/3、4安打3三振1四球1失点)との見事な投手戦を演じた。ロドリーゲスは、キュラソーベンチの他の投手より、ひじょうにすぐれた好投を見せた。
この結果、キューバは同じキュラソーチームとの2021年大会決勝で受けた屈辱をはねのけ、二大会連続銀メダルを経て、初の金メダルを獲得した。
プエルトリコは米領ヴァージン諸島を5対3で破り、銅メダルを獲得した。
試合結果
キュラソー 1-5-0
キューバ 3-8-1
キューバTV(2023年10月8日)
決勝戦 キューバ対キュラソー ハイライト(2023年10月8日)
Cuba gana invicta en Copa del Caribe de Beisbol
https://www.radiohc.cu/noticias/deportes/336090-cuba-gana-invicta-en-copa-del-caribe-de-beisbol
検査官を装った男を逮捕 セントロ・ハバナ市警察 キューバ
Cubadebate、2023年10月8日、トリブーナ・デ・ラ・ハバナ
首都セントロ・ハバナ市の国家革命警察(PNR)は、検査官を装って人びとをだますことに専念していた男を逮捕した。
逮捕の際、すでに存在しない組織である県監督管理総局が発行した偽の身分証明書が押収されたが、同局は、2021年12月4日付の閣僚評議会の合意9244号により消滅し、県検査総局と改称された。
容疑者に対して、PNRのサンハ・レアルタ市部署において、告訴状75635/2023号が発行された。
容疑者は、住民の無知と正直さを利用し、検査官の仕事を偽って詐取していたのだが、その行動は、同市の検査官たちによって発見され、当局に事実が報告された。
Detienen en Centro Habana a estafador que se hacía pasar por inspector
http://www.cubadebate.cu/noticias/2023/10/08/detienen-en-centro-habana-a-estafador-que-se-hacia-pasar-por-inspector/
いまも生きるチェ・ゲバラ 暗殺から56年 キューバ
チェ・ゲバラ
Radio Habana Cuba、2023年10月8日、PL
アルゼンチン系キューバ人のゲリラ戦士エルネスト・チェ・ゲバラがボリビアで捕らえられ、その後暗殺されてから56年、その影響は、正義のために戦う世界中の無数の人びとの意志を生み出している。
チェは、1967年10月8日、ボリビアの解放闘争に参加していたとき、イゲラ集落付近で負傷し、武器が使えない状態で、敵の手中に落ちた。数時間後、米国政府とCIAの命令によって冷酷にも銃殺された。
処刑人たちは、彼の遺体を密かに埋葬することで、偉大な人間的感性、ラテンアメリカの現実に関する幅広い知識、そして両親に宛てた手紙の中で明らかなとおり、芸術家の嗜好で磨き上げられた意志、等に特徴づけられたチェという人物の模範を封じ込めようとした。
しかし、エルネスト・ゲバラ、またはキューバのゲリラ仲間がつけたあだ名からシンプルにエル・チェと呼ばれる彼は、キューバ革命の歴史的指導者フィデル・カストロ・ルス(1926年-2016年)とともに、20世紀後半から現在に至るまで、最大の革命家の指標の一人である。
「パラダイムが必要なら、モデルが必要なら、そのような高い目標にたどり着くために真似るべきお手本が必要なら、チェのような男たち、彼をまね、彼のようにあり、彼のように考える男たちと女たちが不可欠である」、とフィデルは英雄チェの質の高さを強調して述べた。
チェの遺骨は1997年半ばに探しあてられ、キューバに帰還し、サンタクララの記念碑に、ボリビアでのゲリラ戦争の仲間たちとともに埋葬された。サンタクララはチェが解放に貢献したキューバ中部の都市である。
チェの命日となるきょう、キューバでは、カミーロ-チェ週間が始まり、カミーロが1959年の航空事故で行方不明となった日付である10月28日までおこなわれる。カミーロ・シエンフエゴスはチェのゲリラ仲間であり、親友でもあった。
この2人の革命司令官はフィデル・カストロから指名され、東部から西部への侵攻を通じて全国へ闘争を広げ、19世紀のキューバ独立の英雄マキシモ・ゴメスやアントニオ・マセオのような武勲を再度達成した。
キューバTV サンタクララでの追悼(2023年10月8日)
キューバTV サンティアゴ・デ・クーバでの追悼(2023年10月8日)
キューバTV(2023年10月8日)
サンタクララのチェ
El Che, presente a 56 años de su asesinato (+Foto)
https://www.radiohc.cu/noticias/nacionales/336053-el-che-presente-a-56-anos-de-su-asesinato-foto
2023年10月07日
キューバ代表 プエルトリコに勝ち3戦全勝で決勝進出 第五回カリビアン・ベースボール・カップ
ユリスベル・グラシアル
JIT、2023年10月7日
キューバ代表はきょう(10月7日)、プエルトリコを4対2で破り、第五回カリビアン・ベースボール・カップの決勝に無敗で進出を決めた。決勝戦は日曜日(10月8日)に行われる。
日本プロ野球リーグでの経験を持つユリスベル・グラシアルの5回での本塁打が、キューバ代表チームの勝利を決めた。相手チームのプエルトリコは、2022年に獲得した王座を再度狙うには4点差での勝利を義務付けられていた。
走者1人を置いて放たれたグラシアルの一発は、それまで地元チームが2対1と最少得点差でリードしていたところ、得点をひっくり返した。
打撃陣では、グラシアル(4打数2安打2打点1得点)のほか、MLBでのキャリアを持つ2選手、ロベルト・バルドキン(3打数2安打1打点2得点)とエリスベル・アルエバルエナ(3打数2安打1得点)が活躍した。
救援投手ジョナタン・カルボー(1回、1安打1三振1失点)が、ヤディエル・リベラにその時点で勝ち越しとなる本塁打を許したものの、勝利投手となった。
先発のカルロス・フアン・ビエラは、出だしは調子が良かったが、同点に追いつかれた。プエルトリコの救援投手ミゲル・メヒアスが崩れた。
キューバチームは3勝をあげ、予選ラウンド首位となった。予選ラウンドは当初6試合の予定だったが、今週この地域に降った雨のため、その半分で終わった。
きょう土曜日(10月7日)、キュラソーは米領ヴァージン諸島に16対2でコールド勝ちし、予選ラウンドを2勝1敗で終え、2位を確定させた。
こうしてキュラソーは日曜日の決勝戦進出チームとなり、一方プエルトリコ(1勝2敗)は今大会最弱のチームに再度勝ち、銅メダルに甘んじることになるだろう。
試合結果
プエルトリコ 2-4-2
キューバ 4-11-0
キューバTV バルドキン&グラシアル インタビューあり(2023年10月7日)
後半に試合終了部分の映像あり(2023年10月7日)
Triunfo sobre boricuas y a la final en Copa del Caribe de Beisbol
https://www.jit.cu/NewsDetails.aspx?idnoticia=692434
キューバ外務省コミュニケ イスラエル・パレスチナ紛争に包括的・公正で持続性のある解決を求める
Cubadebate、2023年10月7日、キューバ外務省
キューバ共和国外務省コミュニケ
キューバ共和国は、イスラエルとパレスチナ間の暴力の激化に重大な懸念を表明する。この暴力は、イスラエルによるパレスチナ人の不可侵の権利に対する75年にわたる恒常的な侵害と、イスラエルの侵略的で拡張主義的な政策の結果から来ている。
キューバは、イスラエル・パレスチナ紛争の包括的で公正かつ持続性のある解決策を求める。その策は、パレスチナ人民が自決権を行使し、東エルサレムを首都とする、1967年以前の国境線内に独立した主権国家を持つことを可能にする、2つの国家の創設を基礎とするものである。
国連安全保障理事会は、占領国イスラエルに対する無処罰をやめ、その任務を果たさなければならない。これについては、米国は、歴史的に共犯者であり、同理事会の行動をくりかえし妨害し、中東の平和、安全、安定を損なってきた。
キューバは、すでに何万人もの人々の命を犠牲にしているこの紛争がこれ以上エスカレートしないよう、和平と交渉による解決策を追求することを求めるものである。
(キューバ共和国外務省)
キューバTV(2023年10月7日)
Cubaminrex: Cuba demanda una solución amplia, justa y duradera al conflicto israelí-palestino
https://misiones.cubaminrex.cu/ja/articulo/kiyubagong-he-guo-wai-wu-sheng-komiyunike-2023nian-10yue-7ri
2023年10月06日
キューバ代表 キュラソーに完封勝ち カリビアン・ベースボール・カップ2戦全勝
Radio Habana Cuba、2023年10月6日、PL
キューバ代表チームはきょう金曜日(10月6日)、キュラソーに4対0で完封勝ちし、第五回カリビアン・ベースボール・カップにおいて唯一の無敗チームとなり、予選ラウンド全勝まであと一試合となった。
キューバ代表チームは、4投手がすぐれた働きを見せ、先発のホセ・ラモン・ロドリーゲスは4回を投げ1安打3三振で勝ち投手となった。
開幕戦の米領ヴァージン諸島戦と同様に、打線は量よりタイムリーな打撃を見せ、ダヤン・ガルシア(4打数3安打1二塁打1打点)、アンドリィス・ペレス(3打数2安打2打点)、ロベルト・バルドキン(3打数1本塁打)らが牽引した。
ガルシアは、今大会通算6打数4安打、二塁打3本、4打点、1得点、1四球と好成績を記録している。
キュラソーの安打は、ダレーン・セラフィーナが打った2本のみ(3打数)だった。ジョルダン・ルーカス投手は、3回1/3で5安打1四球3失点で、敗戦投手となった。
キューバチームは2戦全勝となり、明日10月7日の予選ラウンド終了時点で上位2チームに与えられる日曜日(10月8日)の決勝トーナメント進出を目前にしている。
明日キューバは、地元プエルト・リコと予選ラウンド最終戦を戦い、一方キュラソー(1勝1敗)は米領ヴァージン諸島と戦う。
大雨により大会組織委員会は日程調整を余儀なくされ、予選ラウンドは総当たり戦各1試合のみに縮小され、準決勝がなくなった。
キューバTV(2023年10月6日)
Cuba, único invicto en V Copa del Caribe de Béisbol (+Foto)
https://www.radiohc.cu/noticias/deportes/335975-cuba-unico-invicto-en-v-copa-del-caribe-de-beisbol-foto
クーバビシオン テレノベラの放送時間変更を発表 10月9日月曜日より
テレノベラ「エル・デレーチョ・デ・ソニャール」
Cubadebate、2023年10月6日、クーバビシオン
クーバビシオンはフェイスブック・アカウントにおいて、来週月曜日からテレノベラの放送時間を変更する、と発表した。
テレノベラ「エル・デレーチョ・デ・ソニャール」と「ヌエボ・ソル」は、夜のニュース番組の放送が終わったあと、夜8時45分に放送される、と同局は投稿した。
この2つのテレノベラは、現在放送されている曜日はそのまま維持される。キューバのテレノベラ「エル・デレーチョ・デ・ソニャール」は毎月曜日・水曜日・金曜日、ブラジルのテレノベラ「ヌエボ・ソル」は毎火曜日・木曜日・土曜日である。
テレノベラ「エル・デレーチョ・デ・ソニャール」第一話
テレノベラ「ヌエボ・ソル」プロモ映像
Cubavisión anuncia ajustes en el horario de transmisión de telenovelas
http://www.cubadebate.cu/noticias/2023/10/06/cubavision-anuncia-ajustes-en-el-horario-de-transmision-de-telenovelas/
中日ドラゴンズがヤリエル・ロドリゲスを自由契約に 同投手が違約金支払いに同意
ヤリエル・ロドリゲス投手
JIT、2023年10月6日
日本の球団、中日ドラゴンズは先ほど、公式に、キューバ人投手ヤリエル・ロドリゲス・ヨルディを自由契約選手リストに加えたと発表した。
数か月前にヤリエル・ロドリゲス・ヨルディ投手が契約を放棄したあと、双方の関係者間での骨の折れる法的手続きを経て、今回の措置となった。
キューバ野球連盟がJITに認めたところによると、同選手は代理人を通じて、自身の決断によって生じた損害に対する違約金を支払うことに同意したとのことである。
Tras acuerdo, Dragones anuncian contrato libre para Yariel
https://www.jit.cu/NewsDetails.aspx?idnoticia=691426