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2019年06月13日

キューバ男子ハンドボール代表 予選ラウンド5戦全勝で準決勝進出決定

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キューバ対インド、ハンドボール新興諸国世界大会

Cubadebate、2019年6月13日、PL

キューバ男子ハンドボール代表チームはきょう(6月13日)、新興諸国世界大会でインドに40対29で勝利し、グループラウンドを無敗のまま通過した。

キューバチームは控え選手を出場させたが、それでもインドチームを引き離し、前半戦を19対12と大きくリードした。

フレディ・ラフォルタンが9ゴールをあげキューバ攻撃陣を先導し、他の11選手も得点した。キューバチームはグループAでの5試合で合計167得点をあげた。

キューバは英国(4勝1敗、進出決定)を抑え同グループ首位に立ち、現在、明日の準決勝での相手チームを待っているところだ。これはきょうの最終戦で予定されている地元ジョージア対ブルガリア戦で決まる。

この両チームはBグループでのこれまでの4試合で無敗を続けており、そのためどちらになっても、初めて出場する大会での決勝進出を狙うキューバチームにとって強力なライバルとなる。

キューバのハンドボールは男女ともにすぐれたときをすごしており、U24(一部の選手はそれ以上だが)の各チームが集まる今大会での活躍がこれを証明している。

キューバハンドボール委員会のライメル・レジェス委員長がプレンサ・ラティーナに語ったところによると、今大会のあと、ルイス・エンリケ・デリスレ監督率いるチームは、リマでのパンアメリカン大会に向けてドイツで合宿をおこなう。

この17選手によるグループには、ヨーロッパの各リーグで契約している主要選手たちが加わる、とレジェス委員長は述べた。

リマ大会でのキューバチームの目標は、ハンドボールがキューバでもっとも期待できる団体スポーツであることを示すために表彰台に上ることである。


キューバ対インド(2019年6月13日)

Selección cubana de balonmano: Invicta y en espera de nuevo rival (+ Video)
http://www.cubadebate.cu/noticias/2019/06/13/seleccion-cubana-de-balonmano-invicta-y-en-espera-de-nuevo-rival-video/#.XQNuidIzbIV
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サンクティ・スピリトゥスのユエン・ソカラース カナダIBLリーグで活動中

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ヨアンニ・ジェラ(左)とユエン・ソカラース(右)

Radio Sancti Spíritus、2019年6月13日、Maikel Martín Gallego記者

サンクティ・スピリトゥスの右腕ユエン・ソカラース・スアレスがカナダ、オンタリオでのインターカウンティ・セミプロ野球リーグの今度の土曜日(6月15日)の試合でキッチナー・パンサーズの先発として登板する。

ソカ(ファンが愛情込めて彼を呼ぶ愛称)はこれが今季二度目の登板になる。先週日曜日(6月9日)にウェランド・ジャックフィッシュを相手に投げ、個人としての勝ち星はつかなかったものの、6回を投げ2安打3三振2四球の無失点に抑える好投をした。

偶然にも、今度の相手もその同じチーム、ウェランド・ジャックフィッシュで、ウェランド・スタジアムで午後1時5分試合開始予定である。

現在同リーグの首位はバリー・ベイキャッツ(10勝2敗)が走っており、マタンサスのヨアンニ・ジェラと上述のソカラースの2人のキューバ人投手が参加しているキッチナー・パンサーズは首位にわずか0.5ゲーム差の2位(9勝2敗)につけている。ハミルトン・カージナルスは5勝3敗で3位である。

このあとの4位から8位は、グエルフ・ロイヤルズ(6勝6敗)、ウェランド・ジャックフィッシュ(5勝6敗)、トロント・メイプルリーフス(5勝8敗)、ロンドン・メジャーズ(4勝9敗)、ブラントフォード・レッドソックス(1勝9敗)と続く。

パンサーズの直近の試合予定は、きょう木曜日(6月13日)夜7時30分からジャック・コーチ・パークでグエルフ・ロイヤルズ戦、金曜日(6月14日)の夜にはバーニー・アーバー記念スタジアムでハミルトン・カージナルス戦がある。

Yuen Socarras hará su segunda salida en liga canadiense
http://www.radiosanctispiritus.cu/es/2019/06/yuen-socarras-hara-su-segunda-salida-en-liga-canadiense/
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キューバ野球代表 カンナムリーグ試合日程発表

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Cubadebate、2019年6月13日

今週金曜日(6月14日)から、レイ・ビセンテ・アングラーダ率いるキューバ野球代表チームのカンナムリーグでの厳しい道のりが始まる。

リーグ公式サイトによると、キューバチームの試合日程は以下の通り。

6月14日(金)午後7時5分、対オタワ

6月15日(土)午後7時5分、対オタワ

6月16日(日)午後1時35分、対オタワ

6月18日(火)午後7時5分、対ケベック

6月19日(水)午後7時5分、対ケベック

6月20日(木)午後7時5分、対ケベック

6月21日(金)午後7時5分、対トロワリヴィエール

6月22日(土)午後2時5分、対トロワリヴィエール

6月23日(日)午後2時5分、対トロワリヴィエール

6月25日(火)午後7時、対ロックランド

6月26日(水)午後7時、対ロックランド

6月27日(木)午後7時、対ロックランド

6月28日(金)午後7時5分、対ニュージャージー

6月29日(土)午後6時5分、対ニュージャージー

6月30日(日)午後2時5分、対ニュージャージー

Conozca el calendario de juegos de Cuba en la Liga Can-Am de béisbol
http://www.cubadebate.cu/noticias/2019/06/13/conozca-el-calendario-de-juegos-de-cuba-en-la-liga-can-am-de-beisbol/#.XQr3irwzbIU
タグ:can-am
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2019年06月12日

シルビオ・ロドリゲス 103回目のバリオツアー公演発表 6月21日サンアントニオ・デ・ロス・バーニョス

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シルビオ・ロドリゲス

Cubadebate、2019年6月12日

シルビオ・ロドリゲスのバリオツアー103回目の公演が6月21日午後7時からアルテミサ県サン・アントニオ・デ・ロス・バーニョスでおこなわれる。場所はエル・パランケ地区のエル・ソルダード公園(50番通り25番角)で、今回の公演はアリグアナボ基金(FUNDAR)が召集した「世界環境の日」に呼応する1日を締めくくるものとなる。

シルビオはこの公演でニウルイカ・ゴンサーレス、ホルヘ・レジェス、オリベル・バルデス、トロバローコ(ラチド・ロペスとマイケル・エリサルデ)と共演する。

バリオツアーでの最近の公演と同じく、午後6時から7時まで、同地区の学校の図書館用に、児童・青少年向けの書籍が集められる。




La Gira de Silvio por los barrios regresa a San Antonio de los Baños el 21 de junio
http://www.cubadebate.cu/noticias/2019/06/12/la-gira-de-silvio-por-los-barrios-regresa-a-san-antonio-de-los-banos-el-21-de-junio/#.XQGu1dIzbIU
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2019年06月10日

キューバ野球チーム カンナムリーグ出場へ カナダ査証を取得

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ヨスバニ・アラルコン

JIT、2019年6月10日

双方の努力と対話の結果、キューバ野球チームはきたる水曜日(6月12日)、6月14日から30日までカンナムリーグに参加する目的でカナダに渡航できることになった。

キューバ野球局長のヨバニ・アラゴンは本紙に対し、きょうの午後、必要な査証を受け取り、リマでの第18回パンアメリカン大会に向けた準備工程の鍵となる同リーグに参加する用意がすべて整った、と語った。

キューバ野球連盟(FCB)副会長でもあるアラゴンは、カナダに滞在できることで、7月2日から6日までノースカロライナで予定されている伝統的対抗戦に出場するための米国査証手続きも可能になる、と述べた。

すでに発表されているニカラグアとの対抗戦について、サンクティ・スピリトゥスの往年の投手アラゴンは、対抗戦自体は有効だが、それはキューバチームが母国に戻る7月7日以降になるだろう、と語った。

キューバチームのメンバーは以下の通り。

捕手(4人):
Frank C. Morejón Reyes
Yosvany Alarcón Tardío
Yunior Ibarra Araque
Alfredo Fadraga Pérez

内野手(7人):
Yordanis Samón Matamoros
Carlos Benítez Pérez
Raúl González Isidora
Jorge Enrique Alomá Herrera
Cesar Prieto Echevarría
Orlando Acebey Gutiérrez
Andrés Hernández Díaz

外野手(4人):
Yoelkis Guibert Stevens
Yuniesky Larduet Domínguez
Yoelkis Céspedes Maceo
Fréderich Cepeda Cruz

投手(13人):
Wilson Paredes Céspedes
Frank L. Medina García
Pablo Luis Guillén Díaz
Pedro Álvarez Jiménez
Yariel Rodríguez Yordi
Misael Villa Santos
Yosimar Cousín de la Rosa
Lázaro Blanco Matos
Freddy Asiel Álvarez Sáez
Rafael Sánchez Thopé
Norge C. Vera Aldama
Yudiel Rodríguez León
Roberto Hernández Navarro

監督: Rey Vicente Anglada Ferrer

コーチ:
Luis Jova Quey
Miguel Rojas Rodríguez
Juan de Dios Peña Maribrán
Javier Gálvez Córdova
Ricardo Eizmendiz Domínguez
Víctor Figueroa Figueroa
Guillermo Carmona Casanova

Delegado: Juan Enrique Orosco Amaya

医師: Francisco Montesinos Flores

理学療法士: Javier Pérez Peña

カウンセラー: Jorge Sile Figueroa

Equipo Cuba de béisbol estará en Liga Can-Am (vea nómina)
http://www.jit.cu/NewsDetails.aspx?idnoticia=116080
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2019年06月09日

サンクティ・スピリトゥス U23リーグ決勝進出 サンティアゴ・デ・クーバに逆転勝ち

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リーグ首位打者のホセ・フォンテ(サンクティ・スピリトゥス)

JIT、2019年6月9日、Duanys Hernández Torres記者

サンクティ・スピリトゥスがきょう(6月9日)、東地区プレーオフの第三戦でサンティアゴ・デ・クーバを7対1で破り、第6回U23野球リーグ決勝進出2チーム目となった。

エリエル・サンチェス率いるチームは初戦でコールド負けしたあと、2試合連続で勝利し、シリーズ逆転勝ちを決めた。

サンクティ・スピリトゥスは初回にサンティアゴ・デ・クーバの先発カルロス・フォントから2点を奪い勢いづいた。この回、ロドレシス・モレーノの安打のあと、ディスマニ・オルティスが二塁打を放ち先制し、さらにヘイセル・セペダの適時打で2点目をあげた。

このあと4回にもセペダの二塁打と、ロイデル・ロドリゲスの犠飛で2点をあげた。さらに5回と7回で3点を加えた。

ヤンキエル・マウリはサンティアゴ打線をわずか4安打3四球に抑え、6三振を奪った。このサンクティ・スピリトゥスの右腕投手は完投したが、9回2死から完封のチャンスを逃した。

フォントは3回1/3を投げ、4点を献上した。ホセ・カルロス・バルボサはこのプレーオフ2回目の救援登板は不調に終わり、アウトをわずか2個取れただけだった。

左腕ホセ・グティエレスは最後の救援投手として5回を投げ6三振と好投したが、すでに時期が遅かった。

勝利チームの打撃陣では、ロドレシス・モレーノが5打数3安打、三塁打1本、3得点、ヘイセル・セペダが5打数3安打、二塁打1本、2打点、ディスマニ・オルティスが4打数2安打、二塁打2本、1打点、と最も活躍した。

サンクティ・スピリトゥスチームは闘争心を見せた。リーグ最高の投手ロベルト・エルナンデスの初戦の敗北にもかかわらず、決してひるまなかった。

火曜日(6月11日)にはホセ・アントニオ・ウエルガ球場で決勝戦5番勝負が始まる。地元チームはシエンフエゴスを迎え撃つ。

シエンフエゴスの先発は左腕バルバロ・エレーラだろうが、サンクティ・スピリトゥスのほうはまったく不明である。ロベルト・エルナンデスはキューバ選抜チームに召集されており、決勝戦には出ることができない。

Gallos de "pelea" a la final del béisbol sub-23
http://www.jit.cu/NewsDetails.aspx?idnoticia=116074
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ピースボート キューバに到着できず 米トランプ政権による規制のため

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ピースボート、ハバナ湾にて

Cubadebate、2019年6月9日、Carlos Miguel Pereira Hernández(駐日キューバ大使)

ピースボートが今回6月13日に予定していたキューバ到着ができなくなるというニュースを深い悲しみを持って受け取った。米トランプ政権がキューバに課した民間の船舶、クルーズ船、飛行機への新たな規制のためである。

米国船籍の船であることから、諸国民間の共生と平和、親善の象徴であるピースボートは今回、キューバ人の楽観主義、尊厳、強固さにふれることができない。あるとき彼らの幹部やプロモーターの一人が私に言ったように、「キューバへの渡航は毎回、尊厳の地への旅である」。

この愚かな政策が彼らのキューバ到着を阻害するのは今回が初めてのことではない。過去に起きたように、遅かれ早かれこれらの政策は失敗し、ピースボートは平和と連帯のメッセージを携えてキューバの地に戻ることだろう。

今回、ピースボートは、日本に住むキューバ人共同体や日本人の友人たちが今年はじめにハバナを襲った竜巻被害者たちへの援助として送った慎ましい愛情あふれる支援物資の荷物を運んでいた。

キューバに対する理不尽な悪行と憎悪がふたたび顔を見せているが、それらのどれも、われらの愛するキューバを支援し取り組みを続けるという夢と使命を私たちから奪うことはできない。吉岡さん、友人の皆さん、ありがとう、戦いは続きます。

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ハバナの竜巻被害者への日本からの支援物資

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ハバナの竜巻被害者への日本からの支援物資

“Helms-Burton” también impide a Peace Boat tocar puerto cubano
http://www.cubadebate.cu/noticias/2019/06/09/helms-burton-tambien-impide-a-peace-boat-tocar-puerto-cubano/#.XP1bcdIzbIU
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ピナール・デル・リオで交通事故 5人死亡 1人負傷 乗用車が渓谷から転落

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Tele Pinar、2019年6月7日、Díaz Breijo記者

15歳のファビオ・アレンシビア・ロドリゲスが、致命的な結果を生んだ交通事故の唯一の生存者である。

軽傷だけですんだものの、ピナール・デル・リオのペペ・ポルティージャ小児病院の集中治療室で総合治療を受けている。

集中治療の専門家ヘスス・ラソ・カブレラ医師はテレ・ピナールに対し、患者には擦り傷があり、意識を保ち、コミュニケーションができており、命の危険はない、と発表した。

この少年は、事故のとき、個人車モスクヴィッチ(車両ナンバー:P002556)で旅行していたが、車は今週木曜日(6月6日)の夜、サン・カジェターノ人民評議会のプエルト・エスペランサに至る道路41km地点で、渓谷から転落した。

事故現場で大人4人と未成年者1人が即死した。死者の名前は以下の通り。

アレクシス・ラモン・ロドリゲス(53歳)
ペドロ・ロドリゲス・ヌニェス(42歳)
ユディエル・バルデス・エルナンデス(31歳)
ヘンリ・エルナンデス・リベラ(27歳)
アドリアン・クエージョ・ロドリゲス(17歳)

県犯罪捜査オペレーション部隊の警察隊は、暫定的な事故原因として、車両の適切な制御への不注意と、乗客数の超過であると判断した。

また、事故車の内部には、アルコール飲料の摂取の証拠があった。

ウェブサイト「クーバデバテ」が報道したデータによると、キューバ国内では1日29件の事故が発生し、ピナール・デル・リオは今年4月末までで最多の死者を出した県のひとつになった。

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Accidente de tránsito en Pinar del Río deja cinco fallecidos y un lesionado
http://www.telepinar.icrt.cu/accidente-transito-pinar-del-rio-deja-cinco-fallecidos-lesionado/
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キューバとチェルノブイリの子どもたち HBOが報じなかった歴史

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Cubadebate、2019年6月9日

タタラーのビーチにはキューバのカリブ海から望みうるすべてがある。コバルトブルーの暖かな海、細かな黄土色の砂浜と牧歌的なヤシの木、そよ風。庭のある屋根の低い家々が、ハバナの東およそ30kmのところに集まっている。その中央で、硝石で赤く塗られた粗い建物がチェルノブイリの惨劇のあまり知られていないエピソードのひとつを隠している。

1950年代に建立されたタタラーの都市化は、フルヘンシオ・バティスタ独裁政権のあいだ、国のブルジョアと軍のエリートにとって、サマーリゾート地として役立ち、そのあとホセ・マルティ・ピオネール組織の巨大な子ども用運動施設になった。しかし、1990年3月29日から、このパラダイス・リゾートは、その4年前にチェルノブイリ原子力発電所の事故の被害にあった子どもたちのための最大の医療プログラムの本拠地となった。

1990年から2011年のあいだ、タタラーの小児病院は、ウクライナとロシア、ベラルーシで放射能被害にあった2万5千人あまりの子どもたちを介護した。その大半が、癌、変形、筋萎縮におかされ、皮膚や胃に問題を抱えていた。また多くが、核の恐怖を体験したことによる高いレベルの心的外傷後ストレスを受けていた。

2つの病院と、およそ20の医療部門を集めた患者のための医療施設のほかに、この小さな町は、劇場ひとつといくつかの学校、約2kmに及ぶ澄みきったビーチが広がるレクレーションエリアを備えていた。

「フィデルは私にこう言ったんだ。君には通信社には行ってほしくないし、通信社にも領事館には行ってほしくない。これは兄弟国であるソビエトの国民とおこなっている基本的な義務だ。宣伝のためにしているわけではない、と。」、と元キューバ領事のセルヒオ・ロペスはドキュメンタリー「私たちのなかのチェルノブイリ」で語っている。

フィデル・カストロ自身が139人の子どもたちからなる第一団を飛行機のタラップの下で迎えてからおよそ30年後にキューバの保健省とウクライナ政府とのあいだで署名された最近の協定は、チェルノブイリに関するHBO(米テレビチャンネル)のシリーズ放送が引き起こした注目と同時発生的に、このプログラムの再編の可能性に扉を開いている。

キューバニュース通信社(ACN)は、ウクライナの50人の子どもたちが今年2019年、病気の治療のためにキューバを訪問すると報じた。彼らの多くは、1990年代初頭にキューバで同じ体験をした人たちの子どもたちである。

「抗放射線」ビーチ

1986年4月26日の午前、ヴラディミール・リッヒ・レーニン原子力発電所の4号機を一連の致命的ミスがおそい、数回の爆発のさなかに大量の放射線を放出しながら炉心を露出し、激しい火事が10日間続いた。

同原子力発電所の労働者とその家族が住むために建設された人口5万人の町プリピャトは、爆発後36時間たつまで避難しなかった。数多くの大人と子どもが汚染にさらされた。子供たちの多くはその後、おそらくヨウ素131またはセシウム173の吸入または摂取によって、甲状腺癌と白血病を発症した。

同プログラムの長年の調整役だったキューバ人医師フリオ・メディーナと放射線予防衛生センターの調査員オマール・ガルシアによる研究によると、患者たちは深刻な精神障害を伴う「複数の慢性疾患の保有者」だった。そのため被害者たちを4つのグループに分け、そのうちもっとも重度の患者はキューバに数ヶ月滞在でき、「比較的健康」な第4グループの人たちは45日から60日滞在することになった。

数年間、タララーの海岸には赤毛の女の子と色白の男の子たちが住み、ハバナの人たちは夏の季節以外でも彼らがビーチで日光浴をしているのを見るのに慣れてしまった。日焼けをしたり、海水につかることは、皮膚の色素沈着や頭髪の成長を改善するために受けていたメラゲニンとパイロットトロフィンによる治療を補完するものだった。

「大げさに言うのではなく、私たちにとってキューバは救いだったのです」、と若き母親ナターシャ・サリモヴァは脳性まひを発症した息子をカートで揺らしながら話している。1999年の米国のAP通信の記事である。その記事ではそのキューバのクリニックが活動しているのを見ることができる。

特別期間での奇跡

子どもたちの第一団が到着する3ヶ月前、フィデル・カストロはハバナのカール・マルクス劇場で、悪い時代がやって来ていると知らせていた。ベルリンの壁の崩壊はソ連圏に差し迫った崩壊の序曲だった。東欧の諸問題は「わが国がひじょうに困難な供給状況に直面しなければならないほど深刻」でありえた。

これが「特別期間」の始まりだった。キューバは5年以上にわたって沈没し、欠乏と停電に苦しんだ。欧州の社会主義陣営は消失したが、キューバはチェルノブイリの子どもたちに関する計画を変わらず進めていきたかった。

「キューバは経済的に困難な時期に直面したが、わが政府は連帯の使命を果たしながら、子どもたちに専門治療を提供し続けた」、とメディーナ医師は2017年に多国籍チャンネルテレスールのインタビューで、患者の受け入れを続けるという当時の目覚しい挑戦について語った。

プログラムは公式的には終了したが、ウクライナとロシアの患者グループのためのキューバでの医療フライトは維持された。2016年以降、彼らの大半は首都の西にあるシボネイ国際クリニックで治療を受けている。ここはおそらくチェルノブイリの子どもたちのハバナでの新たな住処になるだろう。

キューバの人びとにとっては不思議なことではない。HBOが世界の視聴者に向けてチェルノブイリの歴史を明らかにするそのずっと前から、キューバ人はみなその原子力発電所が地図上でどこに位置しているか知っており、場合によって直接、そこで起きたことの結果を説明できた。プロレタリア国際主義の遺産である。

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「キューバでのチェルノブイリの子どもたち」(クーバデバテ)


フィデル・カストロ、チェルノブイリ原子力発電所事故の被害者を支援


キューバTV キューバとチェルノブイリ

Chernóbil se cura en La Habana: El episodio que no contó HBO
http://www.cubadebate.cu/especiales/2019/06/09/chernobil-se-cura-en-la-habana-el-episodio-que-no-conto-hbo/#.XP12vdIzbIU
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2019年06月08日

キューバ 今年の7月26日革命記念日中央式典開催地はグランマに決定

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Cubadebate、2019年6月8日

キューバ共産党中央委員会政治局は、今年7月26日のモンカダ兵営およびカルロス・マヌエル・セスペデス兵営襲撃66周年記念全国中央式典開催地にグランマ県を選んだ。

150年前に独立戦争が始められた地である同県は、最近「祖国の父」(カルロス・マヌエル・セスペデス)の生誕200周年記念を回想し、最高司令官(フィデル・カストロ・ルス)の最後の7月26日中央式典における演説に追悼を捧げたが、今回の開催地指名によって、米国の現政権による時代遅れの政策に対して断固とした対応を取り続け、キューバ革命の業績をいっそう促進するためのさらなるモチベーションを受け取る。

Granma: Sede del Acto Central por el Día de la Rebeldía Nacional
http://www.cubadebate.cu/noticias/2019/06/08/granma-sede-del-acto-central-por-el-dia-de-la-rebeldia-nacional/#.XPxX_NIzbIU
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