2018年10月05日
サンティアゴ・デ・クーバのコブレ市 2軒のホテルが開業 コブレ教会近く
サンティアゴ・デ・クーバのコブレ教会
Cubadebate、2018年10月5日
サンティアゴ・デ・クーバのエル・コブレ市でホテル「エル・コブレ」が近々開業する。第一段階では18室を備えている。サンティアゴ・デ・クーバ県のキューバ観光省(MINTUR)の代表者マリソル・ロドリゲスが記者会見で発表した。
四つ星カテゴリで、コブレの聖母教会から500mの位置にある同ホテルは、レストラン、カフェテリア、ロビー・バーがあり、セキュリティ・ボックスやミニバー、駐車場のサービスも用意されている。
同地の当局者たちによると、ホテル「エル・コブレ」は、温かなもてなしと、自然環境のなかで、文化・社会・自然をめぐる観光にとっての理想となるものだ。
ロドリゲス女史は、開発の第二段階が2019年2月に予定されており、プールや、ホテル外エリアの増設が見込まれている、と語った。
女史はまた、来年末までに別館の宿泊施設の建設が予定されており、これで41部屋になる、と述べた。
同地の文化的景観は2013年以来、国の記念碑となっており、ロドリゲス女史によると、世界遺産の申請準備をおこなっている。
コブレ市では最近、ホテル「ロス・ペレグリーノス」が開業した。3つ星カテゴリで、8部屋あり、そのうち1部屋がツイン、7部屋がダブルで、全室エアコン、衛星テレビ、WIFIサービスが用意されている。
両ホテルともに、サンティアゴ県で最大の部屋数をほこるグループ、クバナカンによるものである。
サンティアゴ・デ・クーバは、国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産に登録されているキューバの世界遺産のうち27%を保有している。
ホテル「ロス・ペレグリーノス」
ホテル「ロス・ペレグリーノス」
ホテル「ロス・ペレグリーノス」
ホテル「ロス・ペレグリーノス」
コブレ教会
コブレ教会
コブレ教会で保管されているアーネスト・ヘミングウェイのノーベル賞受賞メダル
コブレのスティール・バンド
ホテル「ロス・ペレグリーノス」
Dos nuevos hoteles para El Cobre, Santiago de Cuba
http://www.cubadebate.cu/noticias/2018/10/05/dos-nuevos-hoteles-para-el-cobre-santiago-de-cuba/#.W74PONczbIU
2018年09月11日
革命司令官フアン・アルメイダ・ボスケ 没後9周年記念式典 キューバ
フアン・アルメイダ・ボスケ革命司令官の墓前に花を手向ける市民
Radio Rebelde、2018年9月11日、Carlos Sanabia Marrero記者
革命司令官フアン・アルメイダ・ボスケの没後9周年を迎えたこの9月11日、サンティアゴ・デ・クーバ県テルセール・フレンテ市にあるテルセール・フレンテ・オリエンタル霊廟のアルメイダの墓前に、ラウル・カストロ将軍とミゲル・ディアスカネル議長およびキューバ国民からの献花が手向けられた。
この勇敢な戦士を称えるためにクルーセ・デ・ロス・バーニョス地区でおこなわれた大規模式典では、革命防衛委員会の書記局メンバーのヤネリス・タバラダが、この山間都市を国家防衛最前線の土地として証明する旗を、テルセール・フレンテの組織コーディネーター、フェルナンド・カリオンに渡した。
続けて、サンティアゴ・デ・クーバの党政治局委員ホルヘ・ルイス・ディアス・ベラスケスが、来年1月1日に革命勝利60周年を迎えるにあたっての県のコミットメントを発表し、この県を全国でもっとも美しく、秩序ある、衛生的で規律のあるものにするための努力を表明した。
フアン・アルメイダ司令官没後9周年の記念追悼式典には、テルセール・フレンテの住民たちに加え、サンティアゴ・デ・クーバの党第一書記ラサロ・エスポシトや、国家評議会副議長で同県議長のベアトリス・ジョンソン、オリエンテ軍参謀長のアスグティン・ペニャ少将、デルサ・エステル・プエブラ(通称テテー・プエブラ)少将ら、サンティアゴおよびテルセール・フレンテ市の党・政府の幹部たちが出席した。
この記事のニュース音声はこちらから。
フアン・アルメイダ・ボスケ革命司令官の没後9周年追悼式典に集った市民
Homenaje de Raúl y Díaz-Canel al Comandante Juan Almeida
http://www.radiorebelde.cu/noticia/homenaje-raul-diaz-canel-comandante-juan-almeida-20180911/
2018年09月04日
サンティアゴ・デ・クーバで火事発生 負傷者なし
CMKC Radio Revolución、2018年9月4日、MsC. Santiago Romero Chang記者
サンティアゴ・デ・クーバ市のサン・アグスティンとレロッホ間のエンラマーダス通りにある建物526番の2階室内から火災が発生し、消火された。現在確認されているところによると、人的被害はなく、物的被害が生じた。
火災現場には、サンティアゴ・デ・クーバ県の党第一書記ラサロ・エスポシト・カントや、県人民権力議会議長で国家評議会副議長のベアトリス・ジョンソン・ウルティアがかけつけた。
火災は朝の9時ごろ、チューロ(揚げ菓子)の販売所がある1階端のショート回路を通じて始まった。そこから小さな火花があがり、2階の大半に広がる火災になった。2階の屋根にはとても古い木材と発砲スチロールがあり、火の力が強まった、と現場の近所の人は話した。
火事の詳細が調査されているところによれば、3軒の住宅が影響を受け、家の中にいた15人はアギレラ通りに面した裏口のドアから避難できた。
50分以上続いた火事は、警察部隊と消防隊によって消し止められた。この建物には自営業者の職場が4つあった。ピザ屋、カフェ、携帯・コンピュータ機器用工房、そしてチューロ販売所からおそらくショートが始まり、2階まで広がり、隣にある中央郵便局や、その反対側の他の建物に拡大する恐れがあった。
火事に対して迅速な対応を見せた、隣の建物の中央郵便局のサンティアゴ水道会社の労働者たち、内務省戦闘員、市の政府・党・CDRの役人たちのほか、少なからずのボランティアの人びとが、被害がさらに広がるのを防ぎ、消防隊の活動が可能となるよう、現場の整理にあたった。
室内の様子
Sofocado incendio en edificio multifamiliar en Santiago de Cuba
http://www.cmkc.icrt.cu/index.php?option=com_content&view=article&id=5065&catid=11&Itemid=106
2018年09月01日
ラウル・カストロ第一書記 サンティアゴ・デ・クーバに開業したホテル・セグンド・フレンテを視察
ホテル・セグンド・フレンテ
Radio Rebelde、2018年9月1日、Granma
キューバ共産党中央委員会第一書記のラウル・カストロ・ルス将軍は、サンティアゴ・デ・クーバのセグンド・フレンテ市に8月28日に開業したホテル・セグンド・フレンテを視察した。このホテルは、サンティアゴ・デ・クーバ県でもっとも美しい地域のひとつである同地の自然と歴史をめぐる観光を促進する目的で、52の客室が用意されている。
サンティアゴ県と市の党・政府主要幹部や、観光大臣が同行した。
この自然観光のためのホテルは、このジャンルにおける国際基準をすべて満たしており、今後のわが国におけるその他の振興にとっての指標となるだろう。
建設中の様子
Visitó Raúl el recién inaugurado Hotel Segundo Frente
http://www.radiorebelde.cu/noticia/visito-raul-recien-inaugurado-hotel-segundo-frente-20180901/
2018年08月24日
サンティアゴ・デ・クーバに5つ星+Lのホテルを建設中 キューバ
サンティアゴ・デ・クーバのセグンド・フレンテの景色
Radio Habana Cuba、2018年8月24日、María Candela記者
サンティアゴ・デ・クーバ建築エンジニアプロジェクト会社は、キューバ東部の都市サンティアゴ・デ・クーバに、おもにビジネスマンを対象とした5つ星+Lのホテルを建設中であると発表した。
2020年から同市では、持続可能なエネルギーを用いた新たな現代的施設が開業する。452部屋、商業ギャラリー、プール、最新技術が整備されたコンベンションセンターが用意される。
自然環境と完全に調和し、地域の頑丈な地形と豊かな植物に適合したエコロジカルなホテルは、サンティアゴ・デ・クーバ県のセグンド・フレンテ市の山間部への訪問者・居住者を歓迎する。
Santiago de Cuba contará con hotel Cinco Estrellas Plus
http://www.radiohc.cu/noticias/economy/169889-santiago-de-cuba-contara-con-hotel-cinco-estrellas-plus
2018年08月21日
サンティアゴ・デ・クーバでの交通事故による負傷者 良好に回復中 キューバ
TV Santiago、2018年8月21日、Esperanza Castellanos Cabrejas記者
サンティアゴ・デ・クーバのアントニオ・マセオ国際空港のバイパス付近で8月14日(火曜日)、マタンサスから41人の乗客を乗せたトランストゥールのバスが横転する交通事故が発生した。
この事故で3人が死亡し、4歳の女の子を含む37人が負傷した。サトゥルニーノ・ローラ病院、フアン・ブルーノ・サジャス病院、インファンティル・スール小児病院の緊急サービスにおいて、今回のようなケースに求められる治療がおこなわれた。
事故発生から1週間がたち、医療担当者による継続的な評価を経た、最新の状況は以下の通りである。
「患者のアドリアーナ・フランクリン・エルナンデスちゃんは危機を脱している。事故による摩擦でやけどしていたのと、右足の大腿骨骨折で小規模の手術が必要だった。現在まで容態は安静で、食事もよく取っており、近々家族とともにマタンサス県に戻れるものと期待している」、とインファンティル・スール(別名「ラ・コロニア」)小児病院院長のヤニア・ペレス医師は発表した。
同市のサトゥルニーノ・ローラ県病院では、同院の院長ラサロ・ロドリゲス医師が以下の通り発表した。「現在当院には5人の患者が入院しており、下肢の軽微な骨折のため、整形外科チームによって治療を受けている。そのほかの患者はすでに危機を脱しており、その多くは退院している」
フアン・ブルーノ・サジャス外科クリニック総合病院の院長オマール・ビセ・アレス医師からも報告を受け取った。「先週火曜日に摩擦によるやけどのために当院に入院した4人の患者のうち、1人だけがいま残っており、必要とされる治療手順をふむのに数日かかる。しかしこの女性患者は危機は脱しており、近いうちに家族とともに自宅に戻れるものと期待している」
このサンティアゴ・デ・クーバの各病院を取材で回っていたとき、そこにいた患者の2人が医療担当者に対し、事故直後からきょうの回復まで受けてきた治療について感謝を伝えていた。彼らはマタンサスの水資源庁所属のヨアミス・メネセス・ベージョと、同県のキューバ共産党青年同盟市委員会メンバーのアディス・アレンシビア・ポソだった。
サンティアゴ・デ・クーバの各医療サービスで治療を受けていた残りの患者たちは危機を脱している。
本稿時点で事故原因はいまだ調査中である。
Evolucionan favorablemente pacientes accidentados en Santiago
http://www.tvsantiago.icrt.cu/2018/08/evolucionan-favorablemente-pacientes-accidentados-en-santiago/
2018年08月16日
サンティアゴ・デ・クーバの交通事故 負傷者の1人が亡くなる 死者4人に
Sierra Maestra、2018年8月16日、Xiomara Pieri Jiménez記者
サンティアゴ・デ・クーバで8月14日(火)未明に起きた交通事故による負傷者の1人であるジャケリネ・サモラ・クエスタさん(32歳)が、4度の肝損傷により2回の外科手術を受けたあと、亡くなった。この事故では、3人が即死し、37人が負傷していた。サンティアゴの医療施設当局が発表した。
現在、同市のサトゥルニーノ・ロラ病院には11人の負傷者だけが入院を続けており、外科・脳神経外科・顎顔面・整形外科の専門医療を受け、骨折のため外科手術を受けたり、治療を受けたりしている。同院外科副部長のルイス・ミゲル・ピーニャ・プリエト医師が発表した。
5歳の女の子アドリアーナ・フランチン・エルナンデスちゃんは上肢の数箇所を打撲しており、現在要介護の状態にあるが、広域スペクトルの抗生物質の服用を受け、良好に回復に向かっている。同事故で母親を失っているため、セラピー対応として、カウンセラーと医師によるチームが付き添っている。
フアン・ブルーノ・サジャス総合病院でやけど治療のため入院している4人の負傷者は、うち1人の女性(24歳)が15%の皮下熱傷を負い、重体の状態が続いており、ほかの3人は、皮膚表面におよそ10%以内のやけどを負っている。全員が多発外傷を負い、重傷にある。
ルイス・ミゲル・ピーニャ医師
負傷したアドリアーナちゃん
CUARTO FALLECIDO POR ACCIDENTE DE TRÁNSITO EN SANTIAGO DE CUBA
http://www.sierramaestra.cu/index.php/santiago-de-cuba/21296-aumenta-a-cuatro-el-numero-de-fallecidos-por-accidente-de-transito-en-santiago-de-cuba
2018年08月15日
サンティアゴ・デ・クーバでの交通事故 負傷者20人の入院が続く 事故原因は調査中
Sierra Maestra、2018年8月15日、Luis Sánchez del Toro記者
キューバ南東部にあるサンティアゴ・デ・クーバ市内アントニオ・マセ・グラハレス国際空港付近の国道環状線において今週火曜日(8月14日)の朝4時ごろ起きた痛ましい交通事故の結果、およそ20人の負傷者が同市内の病院施設に入院を続けており、最大限の治療を受けている。
サトゥルニーノ・ローラ臨床クリニック県病院の重傷患者専門副部長ロヘリオ・ソト・ゴンサーレス医師は、およそ18人の患者がすでに退院し、その他の成人患者は、神経外科、外科、顎顔面外科、整形外科、やけどの各治療サービスをうけながら良好な回復を示している、と発表した。やけどの患者についてはフアン・ブルーノ・サジャス外科クリニック病院の専門治療室で治療をうけている。
また、5歳のアドリアーナ・フラチン・エルナンデスちゃんも入院を続けており、整形外科医の専門チームのもと、容態は安定しているが、同事故で母親ディスネイ・エルナンデス・ロドリゲス(30歳)を亡くしているため、今後の行動を体系的な研究によって見定めている。
この痛ましい事故では、ミラディス・モラーレス・ロドリゲスさん(30歳)、ハニエル・ロメロ・ロヘルさん(34歳)<ともにマタンサス県在住> も死亡している。
今回の観光運輸会社(トランストゥル)のジュトン製バス(ナンバー:B197-162)で移動していた乗客は41人おり、そのうち36人がマタンサス県水資源庁代表団の労働者で、サンティアゴ・デ・クーバへの見学ツアーをおこなっているところだった。
サトゥルニーノ・ローラ病院では、患者ジャケリン・サモラ・クエスタさん(32歳)の治療に注意を払っている。ジャケリンさんは危篤状態にあり、第4度の肝損傷により外科手術を受けた。また、CMKCラジオ・レボルシオンのシオマーラ・ピエレ・ヒメネス記者からの報告によると、フアン・ブルーノ・サジャス病院では、多発外傷を負った4人の患者が、15%から10%までのより広範な皮下熱傷により、やけど集中治療室で治療を受けている。
内務省(MININT)当局は、事故原因の調査を続けている。
EVOLUCIONAN PACIENTES LESIONADOS DEL ACCIDENTE EN SANTIAGO DE CUBA
http://www.sierramaestra.cu/index.php/santiago-de-cuba/21285-evolucionan-pacientes-lesionados-del-accidente-en-santiago-de-cuba
2018年08月14日
サンティアゴ・デ・クーバで交通事故 3人死亡 36人負傷 トランストゥールのバスが横転 スピードの出しすぎか
横転したトランストゥールのバス
Cubadebate、2018年8月14日
サンティアゴ・デ・クーバの内務省当局は、今週火曜日(8月14日)未明に起きた大規模事故の原因を調査している。アントニオ・マセオ国際空港付近で起きたこの事故では、3人が亡くなり、36人が負傷した。
マタンサスからホテル「バルコン・デル・カリベ」に向かっていたトランストゥルのバス4862便は、チチャロンネスのポルボリン地域の高地で転倒しており、予備情報によれば、このバスは水資源庁のマタンサスの労働者たちをレクリエーションのために運んでいた。
事故現場で応急処置をおこなった近所の住人たちの話によると、轟音が聞こえて、バスの方まで来てみると、すでに一部の乗客たちは逃げ出していたが、身動きのとれなくなった乗客が助けを求めており、彼らは運転手がとてもスピードを出して運転していたという見方で一致した。
目撃者たちの証言によると、バスは道路の中央分離帯にぶつかり、これを壊しながら進み、制御ができなくなって、車輪が右側に倒壊した。
目撃者たちは、そのカーブはとても狭く、それを知らない人にとっては危険だと口をそろえ、まずは現場付近への標識設置の必要性に同意した。現場にはタイヤ跡や傷んだ樹木などが残っている。
同県の赤十字救援活動チーフ、アリス・アリアスはACNの取材に対し、負傷者を市内の病院に搬送するために、消防隊と協力し、あらゆる手助けをおこなった、と語った。水資源庁の幹部陣や労働者たちは現在、事故被害者に必要なあらゆる世話をおこなうため付き添っている。
法医学専門家や交通の検査官、技術者たちは、この痛ましい事故の原因を確定させるため現場で作業している。また、大人数の乗客を運ぶ運転手たちに対して、車両の完全なる制御を維持するために定められた決まりをまもりながらその仕事をおこなうときに、より多くの帰属意識を持つよう改めて呼びかけている。
サトゥルニーノ・ローラ県病院の救命医療副局長のロヘリオ・ソト・ゴンサーレス医師は、死亡した3人(女性2人、男性1人)の死を悼むとともに、負傷者のうち3人だけが手術室に搬送され、そのうち2人が整形外科手術、もう1人が外科手術を受ける予定であり、一方、摩擦でやけどしている4人の患者は治療のためフアン・ブルーノ・ササジャス外科クリニック病院に搬送されたと発表した。
患者を見守るラサロ・エスポシト・カント共産党県第一書記(右)
搬送される負傷者
キューバTVニュース(2018年8月14日)
(ACNとシエラ・マエストラ紙の情報による)
Accidente en Santiago de Cuba deja tres muertos y 36 heridos
http://www.cubadebate.cu/noticias/2018/08/14/accidente-en-santiago-de-cuba-deja-tres-muertos-y-36-heridos/#.W3N_ISQzbIU
2018年08月12日
サンティアゴ・デ・クーバ読者からのクレーム報告 ショッピングセンターでの出来事 キューバ
多くのランプが値段つきで、誰の目にもつく形で売られているが、誰も手に入れられない
Trabajadores、2018年8月12日、Betty Beatón Ruiz記者
先の7月24日にヤディーラ・アルゴタ・ペレスさんは電子メールでわれわれの週刊誌に連絡を取り、サンティアゴ・デ・クーバ県のシメックス管轄のショッピングセンター「ラ・プラサ」で7月19日に体験した不満と不快感を伝えてきた。
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このメールを書くのは、もう72時間以上が過ぎても、店員の1人が言ったように単なるきまぐれと思えることが、なんの解決も得られていないからです。
サンティアゴ・デ・クーバの新しいお店「ラ・プラサ」が開店したときから、- この店は「ラ・グラン・ピエドラ」という名前でも知られているが - 私はそこにある素敵なランプのひとつに興味を持っていて、それには53.75cucという値段がついていた。
お金を用意して7月19日の木曜日にそれを買いにお店にいくと、女性店員の1人が私にこう説明した。あれは売り物ではなく、お店は7月26日に正式に開店するので、あれはそこにないといけないと。
この不条理を前にして私がフロア長と話をさせてもらうよう頼むと、とても雄弁な1人の女性同志がその店員にこう明らかにした。そうではなくて、あれが一つだけ残ると、パナマの供給業者が同じ型の商品をさらに製造するためのサンプルにしないといけないからだ、あの商品には関心を持っている人がたくさんいるようだし、その業者との口頭取引(注:いかなる証明書も存在しないため)によって、最大限の数が用意できるまで売ってはならないと。
それは私には理解できない。なぜならそのために型番つきのカタログがあるのだし、それをパナマの業者は完全にわかっている、彼らは素人ではないのだから。話はまだ続く。私は彼女にこう説明した。もし外国企業と直接取引する新しい形態の店なら、そういう手順ではないことをわかっているはずで、公衆に展示されているものはすべて販売対象であり、値札がついているならなおさらのことだと。
双方の意見の食い違いに対して、私はその場から電話でDIP(プロジェクト統合本部)に苦情を伝えたあと、管理当局に出向いた。シメックスの営業担当者の1人と話すと、彼女は私に同じことを説明した。つまり、それらのランプを取り外すことはできない、なぜならそれは大仕事であり、パナマ企業が取りつけたものだからだと。
どうにもできなくなった私は販売管理の管理者に会い、以下のことを伝えた。
1、もしランプが展示品であるなら、なんらかの表示をつけておくべきだ。
2、「販売目的で公開されているものはすべて価格がつけられていなければならない」、と定めた財務価格規則第227条C項に違反している。このような形で4個売られていた。
3、国は最近、「消費者保護措置」を承認した。これにより、顧客へのよい扱いや尊重だけでなく、販売管理が現行の規範を満たす、明確で、正しい、しっかり確認された情報に基づいていることが求められる。
4、マネキンが着ている衣服でさえ、国際的に販売対象であることが知られている。
私や、ほかにランプに関心を示した複数の客の苦情を受けて、7月23日の月曜日より前に商品が用意されると合意された。しかしきょうは7月23日だが、まだ誰もわれわれに連絡をしてきていない。
敬具
ヤディーラ・アルゴタ・ペレス
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本紙が、この読者の手紙書かれたことを確認するため、最近営業開始したそのショッピングセンターに向かったところ、問題とされた状況が続いているだけでなく、影響を受けた客がほかにもたくさんいることが明らかになった。なかにはサンティアゴ市から遠く離れた地区に住む人もいて、その新しい店に通うために時間とお金を費やし、「ふんだりけったり」の状態だった。
そのなかで私たちは、ソンゴ・ラ・マージャ市に住むマデリネ・レオン・モラガさんの証言を得た。ヤディーラ・アルゴタ・ペレスさんと似たような体験をしたという彼女は、そこで値札をつけて公に陳列されているランプのひとつを買おうとしたとき、多くの説明を浴びせかけられ、矛盾した現実に出くわしたのだったが、しかしそれがやはり結局は現実だった。ランプのうちの多くは、もっとも明るいもの、と確かに、宣伝されているが、しかし売り物ではない(なぜなら展示されているものしかないから)。
お店が提供できないセールでどうやってお客を「愛する」のだろうか。新規開店したお店がそのような消費者保護が欠如したままなぜ営業活動を始めるのだろうか。
Queja de una desprotegida lectora santiaguera
http://www.trabajadores.cu/20180812/queja-de-una-desprotegida-lectora-santiaguera/