2019年05月21日
運転手の飲酒運転が判明 死者は4人に ハバナ・マレコン通りでの交通事故 キューバ
ハバナのマレコン通りでの事故現場
Radio Habana Cuba、2019年5月21日、Maite González Martínez記者
キューバ国家交通安全委員会のレイナルド・ベセーラ書記は、今週日曜日(5月19日)にハバナで激しい交通事故を起こした乗用車の運転手がアルコール飲料の摂取の影響下にあった、と発表した。
ベセーラ書記は、キューバTVでのインタビューのなかで、4人の死者を出した今回の悲劇に哀悼の意を表し、運転手はこれまで大きな危険を犯し罰金を科せられた経歴があったと説明した。
そしてこの点について、ベセーラ書記は、あらゆる種類の車を運転する際の責任ある行動を求めた。
23番/マレコン通りで先週末に起きた事故で、きのうまでにカリスト・ガルシア病院に入院した9人のうちの3人目の死者が昨晩出た。
ユリスランディ・マルティネス(21歳)は重度の外傷性脳損傷のために手術を受けたあと死亡した、と地元のメディアが伝えた。
死者のうちの一人、ラテンアメリカニュース通信社「プレンサ・ラティーナ」の記者ウリセス・カナーレス(54歳)は事故現場で即死し、フランクリン・バケト(51歳)とオスマニ・ゴンサーレス(45歳)はハバナの同病院で死亡した。
献身的な職業人だったカナーレスは、プレンサ・ラティーナの特派員としてアンゴラ、グアテマラ、エジプト、レバノンに駐在し、また重要な国際イベントを何度も取材した。
その30年のキャリアのなかで、通信社の若い世代のジャーナリストたちの育成に貢献した。
Bajo efectos del alcohol conductor asociado a accidente en La Habana
http://www.radiohc.cu/noticias/nacionales/191285-bajo-efectos-del-alcohol-conductor-asociado-a-accidente-en-la-habana
2019年05月20日
キューバで核の平和利用に関する会議開催 IAEA事務局長も参加
天野之弥、国際原子力機関(IAEA)事務局長
Radio Habana Cuba、2019年5月20日、ACN
ラテンアメリカ・カリブ海地域核科学技術振興協力協定(ARCAL)の技術調整機関(OCTA)の第20回会合が5月20日、キューバ西部の都市マタンサスで始まる。国際原子力機関(IAEA)の天野之弥事務局長が出席する。
核コミュニケーターネットワーク(RECNUC)はACNに対し、会合は今週金曜日(5月24日)までホテル「メリア・マリーナ・バラデロ」でおこなわれる、と伝えた。
キューバは同会議でARCALの議長に就任し、その代表者組織(ORA)はホセ・フィデル・サンタナ・ムニェス科学技術環境(CITMA)副大臣が担当する。一方、OCTA(技術調整機関)は核エネルギー先端技術局のダニエル・ロペス・アルダマ局長が担当する。
ARCALは主に水平的、技術的、経済的な協力に基づく政府間協定であり、核の平和利用を促進する目的を持っている。
( ACNより)
En Cuba, reunión sobre técnicas nucleares
http://www.radiohc.cu/noticias/ciencias/191227-en-cuba-reunion-sobre-tecnicas-nucleares
2019年05月19日
ハバナのマレコン通りで交通事故 3人が死亡 21人が負傷 乗用車が歩道に突入
車道から外れた古いアメ車が歩道に乗り上げた。ハバナの23番通り・マレコン地域
Cubadebate、2019年5月19日
ハバナの23番通り・マレコン地域でこの日曜日(5月19日)の未明、古いアメ車が車道から外れ、歩道に乗り上げ、その場所にいた数人の人たちをはね、3人が死亡、21人が負傷した。
夜中の12時を少し過ぎたころ発生したこの事故により、負傷者たちはカリスト・ガルシア病院に搬送された。日曜日午前中時点での報告では、負傷者のうち7人は外科手術を受けており、5人は重体と報告された。
未成年者3人はフアン・マヌエル・マルケス小児病院に送られ、成人1人はサルバドール・アジェンデ病院に送られた。
医療機関には負傷者を介護するために必要な医療スタッフ、救急隊員および物資が確保されている、とカリスト・ガルシア病院の院長エディルベルト・ゴンサーレス・オルティス医師は話した。ジャーナリストのリカルド・ゴメスがフェイスブックの投稿で伝えた。
ゴメスの投稿は、カリスト・ガルシア病院で治療を受けている20人の負傷者のうちの一人、ラファエル・パントーハの「医師や看護師たちの対応はすぐれており素早かった」という証言も伝えている。
事故原因は当局により調査されている。
死亡した人たちの名前は、ウリセス・カナーレス・ロペス、フランクリン・バケト・エルナンデス(52歳、グアンタナモ在住)、オスマニ・ゴンサーレス・クラーロ(45歳、ハバナのグアナバコア在住)である。
ウリセス・カナーレスはラテンアメリカニュース通信社の「プレンサ・ラティーナ」所属の著名なジャーナリストだった。アンゴラ、グアテマラ、エジプト、レバノンに駐在経験があり、特派員として重要な国際イベントを何度も取材した。
カナーレスはその30年のキャリアのなかで、通信社の若い世代のジャーナリストたちの育成に貢献した。クーバデバテとメサ・レドンダは彼の遺族に哀悼の意を送る。メサ・レドンダにカナーレスはその中東に関する知識と経験から何度も出演した。
病院に搬送される負傷者のひとり
ラファエル・パントーハ・レジェス、カリスト・ガルシア病院で治療を受けている20人の負傷者のひとり
キューバTV(2019年5月19日)
Accidente en el malecón habanero deja tres muertos y más de veinte heridos
http://www.cubadebate.cu/noticias/2019/05/19/accidente-en-el-malecon-habanero-deja-tres-muertos-y-mas-de-veinte-heridos/#.XOGwsSAzbIU
2019年05月16日
事故原因は乗務員の操縦ミス キューバの調査委員会が発表 112人が死亡した2018年の飛行機事故
Radio Habana Cuba、2019年5月16日、ACN
キューバ民間航空庁(IACC)は5月16日(木曜日)、112人の犠牲者を出した2018年5月18日の飛行機事故の原因を把握するためにおこなわれた調査の結果を発表した。
同庁のプレスリリースは以下のように述べている。
クバーナ航空がダモー航空から乗務員込みでリース借り受けした航空機ボーイング737-200(型番XA-UHZ)が2018年5月18日に起こした痛ましい事故について、調査委員会は、フライトレコーダー(ブラックボックス)のデータとこのフライトの航空規格の特性評価から得られた結果をもとに、もっとも可能性の高い原因は、乗務員の行動と、その重量バランスの計算における誤りであり、それが離陸段階において制御の喪失と機体の墜落につながった、と結論した。
キューバ民間航空庁は、キューバの全国民と各機関、および国家交通安全委員会、米国のボーイング社、メキシコの航空当局に対して、調査中の協力に感謝する。
( ACNより)
キューバTV(2019年5月16日)
Cuba: Dan a conocer causas de accidente aéreo en mayo de 2018
http://www.radiohc.cu/noticias/nacionales/190911-cuba-dan-a-conocer-causas-de-accidente-aereo-en-mayo-de-2018
2019年05月09日
キューバに留学中のコンゴ人学生142人 コンゴ政府が本国送還を決定
今年3月まで、キューバにいるコンゴ共和国の学生たちは、政府からの奨学金支払い遅延が27ヶ月に及んだ
Radio Habana Cuba、2019年5月9日、PL
コンゴ共和国政府は、キューバの大学に通っている同国の学生142人を帰国させることに決定した。キューバの国営テレビニュースが5月9日の夜、報じた。
奨学金支払い遅延に対して66人の学生グループが、キューバ首都ハバナのコンゴ共和国大使館に暴力的手段によって抗議した。
その行動について、コンゴのジャン=クロード・ガコッソ外相は、それらの学生は不適切なふるまいをした、と述べた。
「これとは別の76人の学生たちも、医学や、キューバの公用語であるスペイン語教授において、学業不振を続けたことにより、本国に送還予定である」、とコンゴのブルーノ・ジャン=リチャード・イトゥア教育相は語った。
今年3月まで、キューバにいるコンゴ共和国の学生たちは、政府からの奨学金支払い遅延が27ヶ月に及び、その抗議のあと、12か月分が支払われた。
República del Congo repatria de Cuba a 142 becarios
http://www.radiohc.cu/noticias/nacionales/190252-republica-del-congo-repatria-de-cuba-a-142-becarios
2019年05月07日
キューバ税関 麻薬の国内持ち込みを摘発 カマグエイとマタンサス
カマグエイ税関
Cubadebate、2019年5月7日、PL
キューバ共和国関税総局は、麻薬密売の新たな複数の摘発案件について発表し、この犯罪に対する国のゼロ・トレランス政策は現在維持されている、と強調した。
今回発表された摘発案件の一つ目は、マリファナをベースにして製造された物質である「マリファノール・ジェル」のボトルの国内への持込と関係している。
関税当局によると、カマグエイ県国際貨物局が「マリファノール・ジェル」のボトル5本が入った荷物の中にこの違反を検出した。
もう1件は、マタンサス県のフアン・グアルベルト・ゴメス国際空港の入国エリアでの荷物検査で明らかになった。
その身体的および心理的兆候から疑わしいひとりの乗客にいくつかの技術的検査をおこなったところ、荷物に麻薬を持ち込んでいることが発見された。
再チェックの過程で、乗客はコカインとLCDの包みを所持していた。LCDは消費のために簡単に偽装した合成薬物の一種である。
フベントゥ・レベルデ紙の記事によると、今年税関当局は、警護を強化している国内の複数の空港において麻薬事例を複数件検出している。
また税関当局はその使命達成の一環として、国際的な旅客輸送の玄関口となっている全国の空港・港湾全域にある装備の最新技術化プロジェクトに取り組んでいる。
これらすべてのことは、一部の国々がマリファナの消費を合法化したことによる麻薬の生産と使用の増加を背景としておこなわれている。
キューバは麻薬の受け取り国ではないが、通過国であり続けている。
これは、麻薬を運ぶ人間が最終目的地かつ実際最大の消費国でもある他国に向かう途中でキューバを通過するという地理的位置から起こっている。
Aduana detecta nuevos casos de tráfico de droga en Camagüey y Matanzas
http://www.cubadebate.cu/noticias/2019/05/07/aduana-detecta-nuevos-casos-de-trafico-de-droga-en-camaguey-y-matanzas/#.XNSbSeUzbIU
2019年05月04日
カナダの歌手ダイアン・テル キューバ訪問 NGOの親善大使
ダイアン・テル
Radio Rebelde、2019年5月4日
著名なカナダ人歌手、ダイアン・テルがハバナに到着した。キューバの障がいを持つ人びとの3つの協会のメンバーたちとの交流をサンティアゴ・デ・クーバやピナール・デル・リオなどキューバの複数県で1週間かけておこなっていく。
長いキャリアを持つアーティスト、ダイアン・テルは6歳のときにバイ・ドール音楽学校で音楽の勉強をスタートした。25歳になるまでには、故郷ケベックの先駆的歌手のひとりとなり、国のすぐれたミュージシャンに与えられるフェリックス賞を6回受賞した。フェリックス賞では、新人、最優秀アーティスト、最優秀アルバム、最優秀楽曲、そして2度最優秀作曲の部門で受賞しており、またダイアンは自身の音楽ビデオの大半の監督をつとめ、彼女のいくつかの楽曲はSOCAN(カナダ著作権者協会)クラシックスに選ばれている。その中でももっとも人気の曲「Si j’ étais un homme」(もし私が男だったら)は2017年のカナダのソングライター殿堂入りを果たしている。
300回におよぶ公演のなかで、女優でもあるダイアンは、ヨーロッパのミュージカル「ジミーの伝説」や「マリリン・モントルイユ」で主演した。現在までに15枚のアルバムを発表し、自身のユーチューブアカウントでは毎月40万回の再生回数を誇っている。
ダイアン・テルは今回、カナダの非政府組織(NGO)「ヒューマニティ&インクルージョン」(HI)のプログラム・ディレクター、ジェローム・ボビンとともにキューバを訪問している。
その地雷廃止キャンペーン活動によって1997年にノーベル賞を受賞したこのNGO団体は、60カ国以上に進出し、障がいを持つ人たちとともに、その生活環境を改善し、その尊厳と基本的人権の尊重を促進するために協働している。
ダイアンは同組織の親善大使として、キューバ視覚障がい者協会、キューバ聴覚障がい者協会、キューバ身体機能障がい者協会のレクリエーションセンターやリハビリセンターを訪問する。またヒューマニティ&インクルージョンがキューバで展開しているプロジェクトの活動家や受益者たちと交流する予定である。
Diane Tell - Si J'étais Un Homme ダイアン・テル もし男だったら
Cantante canadiense, Diane Tell visita Cuba
http://www.radiorebelde.cu/noticia/cantante-canadiense-diane-tell-visita-cuba-20190504/
フレデリク・セペダ サンクティ・スピリトゥス次期トレーニングに参加
フレデリク・セペダ
Radio Sancti Spíritus、2019年5月4日、Joaquín Gómez Serra記者
スター選手フレデリク・セペダは、第59期キューバ野球リーグに向けて5月20日からホセ・アントニオ・ウエルガ球場でトレーニングを開始するロス・ガージョス(サンクティ・スピリトゥスチーム)の代表候補26選手の先頭に立つ。
サンクティ・スピリトゥスチームの中心には、ユニオル・イバラ捕手、オルランド・アセベイ内野手、ヘイセル・セペダ外野手、そして右腕投手のペドロ・アルバレスら最近メキシコの高地トレーニングから到着したキューバ代表候補チームのメンバーたちがいる。
ユニオル・イバラとともにチームのレギュラーを競うのはヨスバニ・カノト捕手である。内野手陣では、ベテランのユニエル・メンドーサ、ダビエル・ゴメス、ヨアンディ・バケット、ヤンキエル・メンシア、ホセ・カルロス・ゴンサーレス、ヨスメリ・サラバリーア、エミリオ・タマヨ、ヨルビス・クエージャルが中心となる。
ヘイセルとともにサンクティ・スピリトゥスの代表候補チームを構成するのは、ベテランのフレデリク・セペダ、ドゥニエスキ・バローソ、ハビエル・マルティネス、ミゲル・ゴメスである。
ネルソン・ベントゥラ県コミッショナーから電話でもたらされた情報によると、投手陣ではカナダ野球リーグでの契約に調印したばかりのユエン・ソカラースや、米大リーグのクリーブランド・インディアンズの下部チームに所属していた右腕ロベルト・エルナンデス、そして同じく右腕のペドロ・アルバレスが中心となる。
投手陣にはこのほか、ヤミチェル・ペレス、ヨアンニ・エルナンデス、ヤニエスキ・ドゥアルド、負傷から回復したウンベルト・デルガド、アライン・アブレウ、ヨエル・D・レオーン、ホルヘ・ルイス・ブラヤーンらベテラン選手も加わり、層を厚くしている。
現在全国でおこなわれている第6期U23野球リーグでのパフォーマンスをみれば、エリエル・サンチェス監督率いるU23のサンクティ・スピリトゥスチームは、昨年ホセ・ラウル・デルガド監督のもと獲得した銅メダル以上を狙う成人チームでの選手枠を目指す権利を持っている。
5月20日から開始される26選手のトレーニングを率いるのは、ラサロ・マルティネス、カルロス・ペレス、フランシスコ・パスクアル・サンサリクのほか、ラファエル・ムニョス県技術長である。
Frederich Cepeda lidera preselección de Los Gallos para próxima Serie Nacional de Béisbol
http://www.radiosanctispiritus.cu/es/2019/05/frederich-cepeda-lidera-preseleccion-de-los-gallos-para-proxima-serie-nacional-de-beisbol/
2019年05月03日
今年のキューバへの旅行者数180万人突破 目標の510万人を上回るペース
Cubadebate、2019年5月3日、ACN
今年第一四半期のキューバへの海外からの観光客数は7.2%増を記録した。これは今年の目標である510万人のペースをわずかに上回った数字である。マヌエル・マレーロ観光相が発表した。
クーバビシオン・インテルナシオナルでのテレビインタビューのなかでマレーロ大臣は、国が直面している複雑な状況にもかかわらず、現時点での観光客数は180万人を超えた、と述べた。
今年はヨーロッパ地域での困難さを持って始まったが、それはキューバについてだけでなく、ヨーロッパの人びとのカリブ地域への旅行がいろんな原因により減少している、とマレーロ大臣は説明した。
しかし、キューバへの観光客の主要発信国であるカナダからの観光客数が回復し、ロシアなどの他国も数を伸ばしている、とマレーロ大臣は強調した。
今年2019年にキューバへの旅行者数を増やすために必要なあらゆる広報・プロモーションの対策がとられている、とマレーロ大臣は述べた。
中傷的なキャンペーンにもかかわらず、キューバにやってくる旅行者の13.5%が、その安全さ(個人的な身の安全さと、疫学的な安全さの両方)からキューバを旅行先に選んでおり、そこでは組織犯罪がなく、誘拐は起きず、何時でも落ち着いて外に出かけることができると評価されている、とマレーロ大臣は語った。
マレーロ観光相は、キューバは米国民が自由に旅行できない世界唯一の国であり、米国民は認可された12種のライセンスのどれかによってしか渡航できない、と回想した。
マヌエル・マレーノ観光相
Cuba ratifica que aspira a alcanzar los cinco millones 100 mil visitantes en 2019
http://www.cubadebate.cu/noticias/2019/05/03/cuba-ratifica-que-aspira-a-alcanzar-los-cinco-millones-100-mil-visitantes-en-2019/#.XMwY4IkzbIU
2019年05月02日
アルバ航空 ニカラグア・マナグア - キューバ・ハバナ間就航
アルバ航空
Radio Rebelde、2019年5月2日
ベネズエラの首都カラカスの航空会社アルバ航空は、マナグア-ハバナ間(往復)ルートの就航を開始した。ニカラグアとキューバ両政府の観光プロモーション協同作業の結果である、とポータルサイト「クーバシー」が報じている。
両国の首都間の航空便就航は、観光分野での旅行者の増加や、文化・スポーツ・科学交流の増加の結果としての需要の伸びに対応したものである。
アルバ航空はこのルートを毎週月曜日と木曜日に全150席のA320エアバス機で運行する。ニカラグアとキューバの両政府は、さまざまな地域からの観光客にとっての旅行先として両国を促進する戦略において協同作業をおこなっている。
Nueva línea aérea enlaza a Managua con La Habana
http://www.radiorebelde.cu/noticia/nueva-linea-aerea-enlaza-managua-con-habana-20190502/