2017年09月20日
サンティアゴ・デ・クーバでジャズ・イベント開催 「ジャズの友人たち」
ジャズ・クラブ「イリス」
Trabajadores、2017年9月20日、Betty Beatón Ruiz記者
今週木曜日(9月21日)から日曜日(9月24日)まで、キューバと米国のジャズファンがサンティアゴ・デ・クーバ市に集結する。キューバ作家芸術家同盟(UNEAC)がサンティアゴで毎年主催しているイベント、第六回「ジャズの友人」が開かれる。
マルティ劇場をメインの舞台として、ジャズクラブ・イリスや、UNEACのフティア・コンガなどにおいて、キューバのアーティストの演奏がおこなわれる。出演するのは、セサル・ロペス、ヤセク・マンサーノ、スレマ・イグレシアス、ヒセジェ・ラヘ、ミチェル・エレーラ、ロドリゴ・ソーサ、カルロス・ミヤレス、米国のマイク・ダビッドソンである。
また、グループのインフルエンシア、イバン・アコスタ・イ・デ・クーバ・ソモス、メスティサヘ・イ・アカナ、クアルテット・コンパス、フランシスコ・ウジョア・イ・ス・ピケテ、らの出演も発表されている。
出演者間のジャム・セッションのほか、エステバン・サラス音楽院や、ホセ・マリア・エレディア芸術職業学校など、若き演奏家たちを育成する教育施設への参加者の訪問が予定されている。
音楽のすぐれた土地であるサンティアゴ・デ・クーバにおいて、ソンやボレロ、トローバといった当地独特のリズムと混ざり合ったジャズコードが鳴り響く、貴重な機会となるであろう。
Amigos del jazz: encuentro de buena música en Santiago de Cuba
http://www.trabajadores.cu/20170920/amigos-del-jazz-encuentro-buena-musica-santiago-cuba/
キューバ人の死者なし メキシコ大地震
Radio Habana Cuba、2017年9月20日、Martha Ríos記者
キューバ外務省の在外キューバ人領事局のエルネスト・ソベロン局長は9月20日、ツイッターで、前日にメキシコ市内で発生したマグニチュード7.1の地震によって死亡したキューバ人居住者はいない、と発表した。
クーバデバテのサイトによると、キューバ外相は、強い地震が襲ったメキシコに住んでいるキューバ人に注意を払い続けている。
9月20日にメキシコで起きた地震ではこれまで、220人を超える死者が報告されており、時間の経過によってさらに増える可能性がある。
多くの建物が倒壊したなかでの絶望的な救出活動に人びとは従事している。
今回のメキシコ市内での地震は、1985年に1万人近くの死者が出た同国最悪の地震災害からちょうど32周年の同日に発生した。
Cuba: Cancillería confirma ningún cubano fallecido por sismo en México
http://www.radiohc.cu/noticias/nacionales/141941-cuba-cancilleria-confirma-ningun-cubano-fallecido-por-sismo-en-mexico
2017年09月18日
ドミニカ共和国から90トンの支援物資到着 ハリケーン・イルマ被害のキューバ
Radio Rebelde、2017年9月18日、Hilia Tamayo Batista記者
キューバ国家評議会のメルセデス・ロペス・アセア副議長は今週月曜日(9月18日)、ドミニカ共和国からの支援物資を受け取った。キューバ政府当局者や、ドミニカ共和国のホアキン・ジェロニモ駐キューバ大使らは、レグラ市にあるCONAUT港に集まった。
メルセデス・ロペス・アセア国家評議会副議長は、ドミニカ共和国政府による90トン近くもの支援物資の連帯に感謝を表明した。今回提供された、建設部材、マット、ワイヤー、発電機器、ろうそく、シーツ、タオルなどの支援物資は、全国の被災者に配布される。
副議長はまた、たとえ自然が困難や複雑な課題を強いようとも、われわれは、国民の信念と団結でそれを乗り越えることができる、と語った。
一方、駐キューバのドミニカ共和国大使ホアキン・ジェロニモ氏は、ドミニカ共和国政府と国民によるこの連帯支援を、メディーナ大統領の代理として受け取り、お渡しする、と述べた。
この支援物資は、両国の関係を物語るものである。われわれは堅く団結している。キューバ政府と国民がハリケーン・イルマによる被害に対して抱えている多くの仕事と資源の必要性を目の前にしての、今回の率直な連帯は、そのことを再確認させてくれた。
Llega a Cuba donativo procedente de República Dominicana
http://www.radiorebelde.cu/noticia/llega-cuba-donativo-procedente-republica-dominicana-20170918/
スリナム共和国 キューバに援助物資 ハリケーン・イルマ被害救済
Radio Rebelde、2017年9月18日、Hilia Tamayo Batista記者
スリナム共和国政府がハリケーン・イルマ被災後のキューバに、8トン近くの衛生用品、米、ペットボトルを寄付した。荷物は今週日曜日(9月17日)、ホセ・マルティ国際空港に到着した。
スリナムの外交部総合ディレクターのMichiel G. Raafenberg 氏は、この寄付はわが国の国民がキューバに感じている連帯と友好の証しだ、と強調した。
現在両国は文化などさまざまな分野、特に毎年サンティアゴ・デ・クーバで開催されているフィエスタ・デ・フエゴ(火の祭り)において協力関係を持っている。さらにその関係は工業、石油、農業にまで広がっている。
このスリナムの政府代表者は、キューバを主とするカリブ地域において生じたハリケーン・イルマによる被害について言及し、「それゆえにわれわれは、キューバ国民および政府との連帯を示し、われわれはともにあることを知ってもらうために、シーツや水、米、衛生生産物などおよそ8トンの生産物をお持ちした」、と述べた。
「キューバはわれわれの友人であり、強靭で、力強く、前進を続ける手段を持っている素晴らしい国だ。われわれはともに現在に貢献していこう。つねにわれわれは助け合ってきており、それゆえに今回のことも実現した。」
「キューバにはスリナムがともにいることを知ってもらいたいし、キューバが前進を続け日常に戻るためにこのささやかな援助を送りたい。」
Surinam dona a Cuba cerca de ocho toneladas de productos
http://www.radiorebelde.cu/noticia/surinam-dona-cuba-cerca-ocho-toneladas-productos-20170918/
2017年09月17日
国連世界食糧計画事務局長キューバ訪問 ハリケーン・イルマ復旧支援を約束
ミゲル・ディアス・カネル国家評議会副議長(左)とデイビッド・ビーズリー世界食糧計画事務局長(右)
Radio Rebelde、2017年9月17日、Cinthya García Casañas記者(下2枚の写真のみ*Cubadebateより)
キューバの国家評議会および閣僚評議会第一副議長のミゲル・ディアス・カネル・ベルムデスは今週土曜日(9月16日)の午前、キューバを公式訪問した世界食糧計画(PMA)のデイビッド・ビーズリー事務局長と会合した。
会合中、国連高官のビーズリー事務局長は、強力なハリケーン・イルマの通過による被害からの復旧において、キューバを支援する同組織の意欲を表明した。
事務局長は、食糧を購入するための資金をすぐに用意し、追加資金の融通を手配すると発表した。
世界食糧計画のビーズリー事務局長は、その短くハードなキューバ滞在活動において、市民防衛参謀本部長とも会合をおこない、ハリケーン・イルマの被害にあった地域を視察した。
デイビッド・ビーズリー事務局長は、もしキューバ政府による国民との協働がなければ、被害はもっとひどかっただろう、と語った。
ビーズリー事務局長と被災地域の子どもたち
ミゲル・ディアス・カネル国家評議会議長との会合
ハリケーン・イルマ被災地域を視察
Recibió Miguel Díaz-Canel a director ejecutivo del Programa Mundial de Alimentos
http://www.radiorebelde.cu/noticia/recibio-miguel-diaz-canel-director-ejecutivo-programa-mundial-alimentos-20170917/
フェルナンド・ゴンサーレス ベネズエラ擁護の戦いにはSNSが有効である
フェルナンド・ゴンサーレス諸国民友好協会会長
Radio Habana Cuba、2017年9月17日、Bárbara Gómez記者
キューバ諸国民友好協会(ICAP)のフェルナンド・ゴンサーレス会長は訪問先のベネズエラのカラカスにおいて会見し、諸国家の真実を守るためには、インターネット上のソーシャル・ネットワークがもたらす貢献が大である、と語った。
世界イベント「トドス・ソモス・ベネスエラ」(われわれは皆ベネズエラ人である)に参加中のキューバ人社会活動家ゴンサーレスは、これらソーシャル・ネットワークはベネズエラを攻撃するために使われてきたが、ベネズエラの現実を伝えるスポークスマンになり得る、と語った。
キューバン・ファイブ(キューバの5人の英雄)の一人として知られているゴンサーレスは、インターネット上での戦いは熾烈だが、虚偽情報を受け取っているひとびとに真実を知らしめる手段でもある、と述べた。
Exhorta Héroe cubano a fortalecer uso de redes sociales en lucha por Venezuela
http://www.radiohc.cu/noticias/nacionales/141599-exhorta-heroe-cubano-a-fortalecer-uso-de-redes-sociales-en-lucha-por-venezuela
ブルーノ・ロドリゲス外相 9月21日国連総会演説 米国による経済封鎖を糾弾へ
ブルーノ・ロドリゲス外相
Radio Habana Cuba、2017年9月17日、Pedro Manuel Otero記者
キューバのブルーノ・ロドリゲス外相は、9月19日から25日にかけて開かれる国連総会の一般討論に出席するためニューヨークに到着した。
ロドリゲス外相は今週木曜日(9月21日)に演説し、55年間以上にわたって米国がキューバに課している経済商業金融封鎖の継続を糾弾する。また正義と公平による新たな世界秩序の構築を訴える。
また、世界193カ国の加盟国が平等に集結する、この国連の中でももっとも主要な討議機関である一般総会での演説のほかにも、ロドリゲス外相は、二カ国間会合などの厳しい課題を遂行しなければならない。
演説者の予定リストによると、第72回国連総会の一般討論には、130以上の国や地域の代表者が参加する。
今年の総会の主要テーマは、2015年に採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」遂行における、平和の探求と、地球に住むすべての人びとの生活の改善である。
ONU: Hablará el jueves el canciller cubano en Asablea General
http://www.radiohc.cu/noticias/nacionales/141596-onu-hablara-el-jueves-el-canciller-cubano-en-asablea-general
2017年09月16日
リカルド・カブリサス国家評議会副議長 モスクワ訪問
リカルド・カブリサス国家評議会副議長
Radio Habana Cuba、2017年9月16日、María Candela記者
国家評議会副議長のリカルド・カブリサス経済企画相は今週土曜日(9月16日)、第15回政府間委員会会合に参加のためモスクワに到着した。キューバ共和国とロシア連邦間の経済商業および科学技術協力について話し合う。
カブリサス副議長はモスクワ到着時、セルゲイ・リャブコフ外務次官に迎えられた。
今回のモスクワへの訪問でカブリサス副議長は、ドミトリー・ロゴージン副首相をはじめとするロシアの閣僚や官僚らと会合をおこなう。
Se encuentra en Moscú vicepresidente cubano Ricardo Cabrisas
http://www.radiohc.cu/noticias/nacionales/141588-se-encuentra-en-moscu-vicepresidente-cubano-ricardo-cabrisas
2017年09月14日
ホセ・マルティを救出した少年 ハリケーン・イルマ被害のキューバ シエゴ・デ・アビラにて
今回のハリケーン・イルマのキューバ通過のニュースで、ネット上で最も共有されたと思われる画像
Cubadebate、2017年9月14日、Jesús Jank Cubelo記者(文)、 Yander Zamora(写真)
泥に埋まったホセ・マルティの彫像を見つけたホセ・ダニエル・デ・ラ・トーレ・サンピエル少年は、母親を探しに家に走った。母親に手伝ってもらいマルティの彫像を掘り出した彼は、トロフィーのようにそれを掲げた。
それはシエゴ・デ・アビラのプンタ・アレグレでのこと。彼はそれを海のなかに見つけた。何か丸くて、汚れた白色のものが泥に埋もれていた。いったん家に走って母親を呼んできた彼は、一緒にそれを掘り出した。トロフィーのようにそれを掲げながら、近所の家々を走って回った。「見て!マルティを見つけたよ!マルティを見つけたよ!」と叫びながら。
その夜、マルティは家のタンスに無事保管され、少年は母親と姉の間でほとんど寝なかった。ハリケーンが被害を残していった。
翌日、少年は6歳の誕生日を迎えた。朝起きると彫像をかかえて海岸に洗いにいった彼は、学校の先生の家に持っていった。なぜなら「マルティは僕の学校の国旗の横にいた人」だから。
あの日、私たちは何かを抱きしめている彼を見かけた。
そのとき誰が誰を守っているのかはっきりとは知らなかった。
ホセ・ダニエル・デ・ラ・トーレ・サンピエルはホセ・マルティの彫像を救出。玄関にいるのは彼の姉。プンタ・アレグレの自宅にて。同地はハリケーン・イルマの被害をもっとも受けた地域のひとつ。
少年はマルティがきれいになるのが見たかった
ホセ・ダニエルと母親。マルティを救い出すのを手伝った。
彫像を手にしたホセ・ダニエルは安全な場所に保管するために駆け出した。
キューバTV
元記事:Granma、2017年9月14日
A salvo
http://www.granma.cu/cuba/2017-09-14/a-salvo-14-09-2017-00-09-05
Rescatar al Héroe
http://www.cubadebate.cu/noticias/2017/09/14/rescatar-al-heroe/#.Wb1imNL9TIU
2017年09月13日
ホセ・マルティの胸像を抱いた少年 キューバ ハリケーン・イルマ通過中
Cubadebate、2017年9月13日
お人形を抱いたレオノール(ホセ・マルティ著「黒いお人形」の主人公の女の子)のように「胸に押し当てていた」。ハリケーン・イルマのキューバ通過中、マルティを抱えた少年の写真(ヤンデル・サモーラ撮影)は、ネット上で多くの人びとの心をつかんだ。使徒マルティの教えが今ほど有効なときはないことを私たちに示す写真である。
写真家ヤンデル・サモーラのフェイスブック投稿
@Yander Zamora 2017年9月13日午前10時20分
ハリケーン・イルマ通過のあいだ、いつもこの少年がホセ・マルティの彫像を抱いているのを見かけた
https://www.facebook.com/yander.zamora/posts/10213987195862668
ホセ・マルティ著「黒いお人形」より(「黄金時代」所収)
La imagen del día: “…y lo apretó contra el corazón”
http://www.cubadebate.cu/noticias/2017/09/13/la-imagen-del-dia-lo-apreto-contra-el-corazon/#.Wb19idL9TIU