マドゥーロ大統領は「米州機構からの脱退は帝国の介入主義を打ち崩す巨大な一歩となる」とみなした
ベネズエラのニコラス・マドゥーロ・モロス大統領は、ボリバリアーナ共和国は米州機構(OEA)からの即時脱退のための手続きを開始すると宣言した。「介入主義者による濫用と不法行為はもうたくさんだ。ベネズエラは解放者たちの生地であり、私たちはそのことを大切にする。」、とツイッターを通じて大統領は声明を発表した。
ニコラス・マドゥーロ @NicolasMaduro
国家元首として、憲法から委託された私の排他的権限を用いて、米州機構からの即時脱退を指示した
2017年4月26日19時27分
マドゥーロは今回の対応を、帝国による介入主義を打ち崩す巨大な一歩として位置づけた。
この決定を受けてベネズエラのデルシー・ロドリゲス外相は、米州機構からの最終的な脱退が決まるまで2年かかる手続きが開始される、と説明した。
ミラフローレス宮殿(大統領本部)にある大統領指令部からのテレビ談話においてロドリゲスは、前夜発表したとおり、「わが祖国の主権に対する、押し付けがましく、横暴で、不法で、粗野な行動が続いていることについて、米州機構憲章を告発し、当組織からベネズエラが完全に脱退するための手続きを即時開始する」、と表明した。
ロドリゲス外相は、国家元首の指示に従いながら、「ボリバリアーナ共和国の主権と独立に狙いを定めている米州機構の内部で暴力集団を構成している各国政府グループの同盟会議に対して、ベネズエラはこのように対応する」、と述べた。
ロドリゲス外相によれば、これらの右翼政府は、ベネズエラに介入し庇護するという目的を持っているが、その野望は決して達成されない、なぜなら彼らの計画は失敗するからだ。
デルシー・ロドリゲス外相、テレビ談話のなかで、米州機構からのベネズエラの脱退を表明
デルシー・ロドリゲスは、「わが祖国の平和の安定の妨害を意図するこれらの国家集団による、介入主義や干渉主義の立場が明らかな、いかなる活動やイベントにもベネズエラは与しない」、と強調した。
今回のベネズエラの措置は、米州機構の一部加盟国が当機構の規則に違反して外相会議の召集を申し入れたあとに決定された。
ロドリゲス外相はツイッターを通じて、「われわれは多数決による精神が生かされるよう機会を与えたが、組織の神聖なる規範を侵害するほうが勝った。」、「わが国は米州機構から脱退する。わが祖国の尊厳、独立、主権、平和、未来のためである」、と声明を出した。
デルシー・ロドリゲス @DrodriguezVen
ベネズエラは米州機構から脱退する。わが祖国の尊厳、独立、主権、平和、未来のためである。
2017年4月26日17時42分
先に、デルシー・ロドリゲス外相は次のように発表していた。「ベネズエラ政府による保証や同意がなく米州機構で何らかの外相会議がおこなわれたら、すでに国家元首であるニコラス・マドゥーロ大統領からの指示にあるとおり、当機構からのベネズエラの脱退手続きを開始する」。
Maduro ordena inmediato retiro de la OEA: “Basta de abusos intervencionistas”
http://www.cubadebate.cu/noticias/2017/04/26/maduro-ordena-inmediato-retiro-de-venezuela-de-la-oea-basta-de-abusos-intervencionistas/#.WQYOWNLhDIU