2017年04月26日
ダニエル・カストロ 現役続行を宣言 ラス・トゥナスで王者を目指す
Tiempo21、2017年4月26日、Gretel Yanet Tamayo Velázquez記者
ラス・トゥナスのスター選手ダニエル・カストロは数ヶ月前、現地のテレビ番組で、愛するチームでの活動に終止符を打つ、という宣言をおこなった。
「もうプレーしない。少なくとも57期は私はいないだろう。私の唯一の願いは2000本安打達成だが、国民が私のキャリアを決定するだろう。いまのところ自宅で待機するつもりだ」。このようにダニエルは野球人生を歩んできたチームからの脱退を表明した。
このダニエルの宣言はラス・トゥナスおよびキューバ国内で大きな反響を巻き起こし、野球ファンの間で議論となった。「マナティーのジャガー」(ダニエルの愛称)がなぜそのキャリアを終えようとしているのか誰もわからなかった。
第57期リーグ開始まであと3ヶ月となった時点で、県野球コミッショナーのパブロ・シビルは記者会見で、ダニエル・カストロがラス・トゥナスの出場候補選手として登録され、指名打者としてチームに貢献を続けるであろうことを発表した。
ダニエル・カストロは本紙に対しこの事実を認め、野球のグラウンドに戻ると語った。
「ラス・トゥナスとキューバの野球に提供すべきことが私にはたくさんある。リーグ2000本安打を達成するラス・トゥナス初の選手となるためにチームに戻る。シビル監督とはたくさん話した。私にはまだラス・トゥナスに貢献できることがたくさんあると彼は言ってくれたので、それを私はやるつもりだ。スポーツ上で至らないところが私にはあるから続ける」、とカストロは述べた。
キューバ・リーグ23年のキャリアを持つダニエルは、米大リーグのバルチモア・オリオールズと対戦した現役唯一の選手である。この1999年の試合でカストロは5安打を放ち、チームの柱の一人となり、敵地米国での勝利をもたらした。
また2000年にはキューバ代表としてシドニー五輪に出場し銀メダルを獲得した。何度か彼はキューバ代表に選ばれているが、それ以外では説明なく選外に置かれている。
2013年にはビジャ・クララの補強選手としてリーグ王者に輝き、ベネズエラで開催されたカリビアン・シリーズに出場した。これは当シリーズへのキューバの復帰大会であった。
しかしダニエルの一番の希望は、ラス・トゥナスがプレーオフに進出することだった。
「私の一番の夢はラス・トゥナスでプレーオフに進出することだった。しかしラス・トゥナスはプレーオフ進出を目指し続けてばかりはいられない。いまや王者になるときだ。いますぐにだ。チームの世代は移りつつあるが、結果が伴っていない。私たちはメダルを争いに行くべきだ」。
第57期リーグでダニエル・カストロはラス・トゥナスでプレーを続ける。県民はこれまで同様あたたかく彼を迎え入れるだろう。
Danel Castro: jugaré por el deporte
http://www.tiempo21.cu/2017/04/26/danel-castro-jugare-deporte/
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