2019年03月01日
ホアン・マヌエル・セラ アレハンドロ・サンスを批判 ベネズエラ・エイド・ライブをめぐる論争続く音楽界
ホアン・マヌエル・セラ(左)とアレハンドロ・サンス(右)
Cubadebate、2019年3月1日
「ベネズエラ・エイド・ライブ」について論争が続いている。英国の億万長者リチャード・ブランソンが資金提供したこのコンサートは2月22日、ニコラス・マウーロ打倒の呼びかけに親和性の高いエンターテイメント界の大物たちを集めた。
ククタでの舞台で有名曲「コロール・エスペランサ」を披露したディエゴ・トーレスのパフォーマンスが導火線に火をつけた。この歌は数少ない観衆によって合唱されたが、おそらくはその誰もがこの歌の作者はトーレスではなく、アルゼンチン人のコティであることを知っていた。この歌が今回のイベントで使われたことを一喝するために出てきたのがそのコティだった。「コロール・エスペランサの作者として私は、この歌が政治家ではなく人びとのためだけに用意されている曲であることをお伝えする」。
アレハンドロ・サンスはトーレスを擁護するために出てきてこう応答した。「政治は道にある石だ。人はその歩く靴底だ。兄弟よ、ここでは誰も政治について話さなかった。政治は重要さを失ってからずいぶんたつ。もし私たちが政治について話したくないのなら、話さないでおこう」。
コティ(彼の本名はロベルト・ソロキンという)は反論した。「いったいどういう理由からあの人道支援の正体について同意できないのだろうか? トラックの背後からタンクがやってきて、これまで何度も起きたことと同じような、さらなる飢えと、さらなる死と、さらなる暴力と、さらなる失踪の石碑を残さないことをわれわれは祈っている。それが私の希望だ」。
この論争にホアン・マヌエル・セラが加わった。彼はインスタグラムでサンスに向けて書いた。「あのコンサートは政治的な活動だった。これは明白な知識であり自然な洞察である。あの背後から死や悲惨な出来事がこないことをわれわれ皆が祈っている。そうなってしまえば多くの人が意図せざる共犯者になるだろうからだ」。
音楽界には、いまベネズエラで起きていることに対する休戦はないようだ。いまだディエゴ・トーレスの応答が待たれている。彼は米国の利益のためにセッティングされたショーの一部になったことで自国でひどく批判された。
(デ・フレンテ紙の情報による)
ベネズエラ・エイド・ライブでのディエゴ・トーレス「コロール・エスペランサ」(2019年2月22日)
コティ「コロール・エスペランサ」(希望の色)
ホアン・マヌエル・セラ「メディテラーネオ」(地中海)
Serrat increpa a Alejandro Sanz: “El concierto en Colombia fue un acto político”
http://www.cubadebate.cu/noticias/2019/03/01/serrat-increpa-a-alejandro-sanz-el-concierto-en-colombia-fue-un-acto-politico/#.XHtDOokzbIU
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