2021年01月30日
ハバナ・マヤベケ間で交通事故 教師10人が死亡 コロナ接触者として隔離センターへ移動中
Radio Habana Cuba、2021年1月30日、ACN
マヤベケ県グイネス市の公道直線で1月29日金曜日の夜に発生した交通事故では、現在まで合計10人の死者が報告されている。
このバスはハバナで就業していた教師たちを彼らの出身県(今回の場合グランマ)まで、新型コロナウイルス感染の濃厚接触者用隔離センターとしての別宅として利用するために、運んでいた。
ハバナのフアン・マヌエル・マルケス病院とミゲル・エンリケス病院は負傷者を受け入れており、マヤベケ県当局と共同でその他の必要な作業に取り組んでいる、とハバナ県防衛評議会で報告された。
事故現場にはマヤベケとハバナ両県の党および政府当局者や、教育省と運輸省の当局者がかけつけた。
国家交通安全委員会と内務省が事故原因を調査している。
Accidente entre La Habana y Mayabeque deja al menos 10 fallecidos
http://www.radiohc.cu/noticias/nacionales/246217-accidente-entre-la-habana-y-mayabeque-deja-al-menos-10-fallecidos
2021年01月29日
キューバ革命軍のヘリコプターが墜落 乗組員5人死亡
Cubadebate、2021年1月29日
本日2021年1月29日の午前、オルギン県からグアンタナモ県に移動中のヘリコプターが墜落する航空事故が発生した。
この事故の結果、ヘリコプターの乗組員5人が死亡した。
現在、革命軍省の委員会が事故原因を調査している。
(革命軍省)
キューバTV(2021年1月29日)
Fallecen cinco personas tras accidente de aviación en el oriente cubano
http://www.cubadebate.cu/noticias/2021/01/29/fallecen-cinco-personas-tras-accidente-de-aviacion-en-el-oriente-cubano/
2021年01月28日
リバン・モイネロ 日本渡航前インタビュー
リバン・モイネロ
Radio Rebelde、2021年1月28日、Guillermo Rodríguez Hidalgo Gato記者
第60期キューバ野球リーグのプレーオフにおけるもっとも重要な魅力の一つは、キューバ最高の投手となった左腕リバン・モイネロの登板を見ることである。
モイネロは、他の多くの選手とは違い、米大リーグに次ぐ世界第二のリーグとみなされている日本リーグで実績をあげてきた。
われわれは、準々決勝でサンクティ・スピリトゥスと対戦するピナール・デル・リオチームの休養日を利用して、この驚異的な選手について、さらに詳しく知ることに決めた。
同市のホテル・パサカバージョの廊下を歩いているモイネロを見た人は、この痩せた、素朴な若者が日本野球で昨季の最優秀救援投手だったとは想像しないだろう。
トレーニング中には、モイネロが同僚で中日ドラゴンズのライデル・マルティネスやコーチのラシエル・サンチェスと話している内容を聞き取ろうと努めた。人生にこんな機会はめったにあるものではない。
数分後にインタビューを開始した。まずは2020年にソフトバンクホークスで達成したことから始めなければならなかった。「まずはインタビューとてもありがとう。この結果はトレーニングでの多くの犠牲と忍耐のおかげだ。多くのこと、とりわけコントロールを改善し、そのあと腕を鍛えたことによって、スピードも出せるようになった」。
モイネロにとって日本での投手訓練は特に重要なものだった。「マウンド上で投げることを学んだ。そこに私の成功があり、繰り返すが、すべてはコントロールに由来するんだ」。
現在25歳のリバン・モイネロは、ホークスのファンにとってのアイドルになった。「ファンはわれわれに適合しているし、われわれも彼らに合っている。登板するたびにキューバ国旗が見えるし、スペイン語でわれわれの名前をコールする。調子の悪い日でも、つねに応援してくれる。これはここキューバでわれわれが学ぶべきことだ。われわれの調子が悪ければ、ファンはわれわれを励ましてほしい。パフォーマンスはつねに同じではないし、ゲームもひとつひとつすべて違うのだから」。
リバンにとっては、福岡ドームで投げるよりも、カピタン・サンルイス球場で投げるほうがより厳しくなる。「いっそう難しいんだ。ここでは自分の仲間、地元の県、そしてキューバとの約束があるからね」
言葉の問題は、モイネロが乗り越えなければならなかった障害の一つである。「これはとても複雑だ。文化もそうだ。私が常に言っているのは、日本は他のどの国とも違うということだ。食べ物については、私は自分で料理している。これはレシピをいくつか教えてくれたアルフレド・デスパイネのおかげだ(笑)」。
しばしばモイネロは家族と、とりわけ妻と子供二人と一緒に、いることができる。「彼らは1年のうち3か月向こうに来て、私といる。そのときだけでも、人は落ち着くことができるし、つねに大事な家族の暖かさを味わうことができる」。
リバン・モイネロは、キューバ野球連盟のもと、いつかメジャーリーグでプレーすることを期待している一人である。「その扉が開けばなあと思う。自分のためだけでなく、そこでプレーするに値する能力をもった選手がここにはいるからね」。
モイネロは、この時期にはシーズン前のトレーニングのブルペンで投げていたはずだったのに、と話した。「どういうわけか、今年の日本でのリーグはとても長く、自分は12月に終わったので、家族と過ごすために休養を取っている。本来今頃はトレーニングのプルペンで投げていたはずだったので、それで少しだけ直球を多く投げた。知られてないことだが、現在の私の仕上がり具合は50%にも満たない。まだストライクゾーンを調整中だし、いつもの自分のコントロールを持っていない。シーズン開始前に向けて準備しているかの状態なんだ」。
ピナール・デル・リオ出身の卓越した左腕モイネロは、わが国のリーグの審判の働きについて、とりわけストライクゾーンに関係することについて、言及した。「ここの審判はすぐれているが、まだ改善できるところもあるとは思う。もしかしたら私が間違っているのかもしれないし、これについて自分が正しいと言いたいわけではない。私には自分がなすべき仕事があり、彼らには判定する役目がある。ストライクに取ってもらえないのなら、さらに真ん中に投げるだけさ」。
モイネロは五輪に出ることを夢見ている。「まず五輪に出ること、それからもちろん、WBCで優勝すること」。
リバン・モイネロは第60期キューバ野球リーグで優勝を目指すピナール・デル・リオチームの力となる意思を100%示している。「私とライデルがいるから、6回以降にわれわれに勝つのはいっそう難しいだろう。また、若い選手たちもしっかり働いている。足りないのは打撃陣の圧力と、得点力だけだ。今季われわれのライバルチームはピナール・デル・リオチームに驚きを感じることだろう」。
このニュースとインタビュー音声はこちらから。
リバン・モイネロ最新インタビュー
Liván Moinelo: “Ahora estuviera haciendo bullpen en Japón” (+Audio)
https://www.radiorebelde.cu/noticia/livan-moinelo-ldquo-ahora-estuviera-haciendo-bullpen-en-japon-rdquo-audio--20210128/
2021年01月25日
キューバ中央銀行 キューバへの海外送金が可能なコルレス銀行一覧周知
Granma、2021年1月25日、Ventura de Jesús記者
最近、キューバ中央銀行は、家族間の送金における通常の流れを妨げる、米国によるキューバへの封鎖の強化措置に対して、海外からキューバへ向けた送金をいかに行えるかということについて詳細を発表した。
この声明は、送金を受け取れるメトロポリターノ銀行、ポプラル・デ・アホーロ銀行、クレディト・イ・コメルシオ銀行の各取引先銀行を記している。
声明は、キューバ側の受け取り者の情報が明確であることの必要性を強調したほか、自由兌換通貨(MLC)を裏付けとした米ドル建てカードに紐づけされた口座を保証するために、送金として入金される額は事前に設定された制限がないと説明し、送金が受け取られたかどうか確認するためには、既定の電子決済チャンネルの一部を通じて口座の残高を問い合わせしなければならない、と勧めている。
周知のとおり、現在、米国からキューバへの送金は実施できない。キューバへの送金を妨げようとするドナルド・トランプ政権による大量殺戮的政策によるものである。
これらの政策は、ブルーノ・ロドリゲス・パリージャ外相が繰り返し非難しているように、キューバ人移民を、親族の援助が許可されない世界で唯一の存在にしており、また、米国政府がキューバ国民に害を与えることに固執しているひとつのサンプルとなっている。
海外からの送金を受け取るためのコルレス契約を結んでいる銀行は以下の通り。
メトロポリターノ銀行
ポプラル・デ・アホーロ銀行
SWIFTコード BPAHCUHXXX
バンデック(クレディト・イ・コメルシオ銀行)
Bancos cubanos viabilizan transferencias monetarias desde el exterior
http://www.granma.cu/cuba/2021-01-25/bancos-cubanos-viabilizan-transferencias-monetarias-desde-el-exterior-25-01-2021-19-01-16
キューバ ハバナ湾のフェリー運行再開
ハバナ湾でのフェリー運行サービス再開
Cubadebate、2021年1月25日
きょう1月25日(月曜日)、ハバナ湾でのフェリーによる乗客輸送サービスが再開する。このサービスはレグラ〜ムエージェ・デ・ルス〜カサブランカ(往復)間で、午前5時30分から始まる。
最終日はレグラ発午後8時00分で、8時50分までの航海となる。各出発は30分ごとにおこなわれ、乗客人数は、新型コロナウイルス対策のため50人までに制限される。
コロナ禍のなか、ハバナ県運輸会社はラ・クブレ号と300アニベルサリオ号の船舶2台の修繕に取り組んだ。この2台はきょう月曜日に運航を開始する。また、カサブランカ、ムエージョ・デ・ルス、レグラの各ターミナルは、メンテナンス活動とともに稼働開始した。
各船舶は、カリビアン・ドライドック・カンパニー(CDC)造船所でオーバーホールを受け、キューバ船舶登録局、海運当局、内務省(MININT)のしかるべき認可を取得している。
Reinicia este lunes servicio de lanchas en bahía de La Habana
http://www.cubadebate.cu/noticias/2021/01/25/reinicia-este-lunes-servicio-de-lanchas-en-bahia-de-la-habana/
2021年01月24日
ボリビアのエボ・モラレス元大統領 退院
エボ・モラレス元大統領(中央)
Radio Habana Cuba、2021年1月24日、Telesur
ボリビアのエボ・モラレス元大統領がきょう日曜日(1月24日)、新型コロナウイルス感染のため入院していた病院を退院した。
モラレス元大統領は2件のツイートを投稿し、入院中に受けた医療に感謝した。
「とても体調が良く、回復したことを感じる」、とモラレスは、ボリビア中心部のコチャバンバにある病院を退院したあと、診察にあたった医者2人とともに記者会見に応じて語った。
同病院のガストン・コルネホ院長は、回復を保証するために、二週間ごとに休養を取ることと、訪問を受けないことを、元大統領に勧めた。
現在61歳で、2006年から2019年まで同国を率いたモラレス元大統領は「パンデミックによる呼吸不全の症状があったが、順調に回復してきている。直近の新型コロナウイルス検査では陰性だった」、とコルネホ医師は説明した。
「私はわからなかったが、検査をして判明した」、とモラレスは説明した。「ほとんど何も感じておらず、嗅覚も失っていない。体はだるく、のどに痛みがあり、咳が出た」、と述べた元大統領は、マスク着用や手洗いなどの保護対策を続けるようボリビア国民に推奨した。
モラレス元大統領は、3月7日の選挙に向けた知事・市長候補を選出するため、自身の政党「社会主義運動」(MAS)の大量動員に積極的に参加した。
エボ・モラレス元大統領
エボ・モラレス元大統領記者会見(2021年1月24日)
Evo Morales supera la Covid-19
http://www.radiohc.cu/noticias/internacionales/245552-evo-morales-supera-la-covid-19
キューバ 新たな感染者634人 死者3人 1月24日発表
Radio Habana Cuba、2021年1月24日
キューバ公衆保健省の全国疫学局長フランシスコ・ドゥラン博士はきょう日曜日(1月24日)、ここ直近の24時間における新型コロナウイルスによる死者3人と陽性反応者634人を報告した。これで国内で同病が始まってからの感染者数は累積2万1261人になった。
ドゥラン博士は恒例の記者会見において、昨日終了時点で9495人が入院中で、そのうち3472人が感染疑い、4641人が感染者、1382人が疫学的監視下にある、と発表した。
Cuba reporta tres fallecidos y 634 casos de covid-19 durante las últimas 24 horas
http://www.radiohc.cu/noticias/nacionales/245520-cuba-reporta-tres-fallecidos-y-634-casos-de-covid-19-durante-las-ultimas-24-horas
キューバ 通貨整備におけるカデカ(両替所)の役割
Granma、2021年1月20日、Yudy Castro Morales記者
カデカ(両替所)のサービス提供も、通貨整備の過程において増加してきており、その積極的な関与は銀行営業所の需要を緩和しうる。
カデカのホアキン・アロンソ・バスケス局長は、ラジオ・レベルデとのインタビューで、カデカ全施設は、住民が持っているCUCの受け入れを義務付けられている、と述べた。
銀行に行って行列を見た人びとはカデカに向かうことができると語る局長は同時に、カデカはひじょうに処理が素早いし、現金補充システムを持っており、これはセプサ社によるもので、それにより意思決定を行い、支障なくサービスを維持することができる、と説明した。
自由兌換貨幣(MLC)の売買について、アロンソ・バスケス局長は、サービスは維持されているが、入国する旅行者の極端な減少によって、MLCの販売可能性も減少している、と述べた。そのため、海外に出発するため両替を必要とする、つまり入国時に購入したCUCまたはCUPを売却する必要のある旅行者への販売に特化しなければならなかった、と局長は述べた。
再両替のサービスを提供しているのみで、これは出国する旅行者に対して、カデカにおいてMLCの販売をおこなうものであり、その上限はかつては300cucだったが、いまは7200ペソである、と局長は語った。
カデカ局長によると、カデカは団体預金の受け取りにも関わっており、各団体の口座管理や、年金受給者への支払い、税金の徴収などもおこなっている。
通貨整備の状況を前にカデカは、住民や団体および新たな非国営管理形態に提供するサービスの範囲を拡大し続けるために取り組んでいることが明らかになった。
銀行のCUC口座はどうなるか(2020年12月)
キューバにおけるお金の理想的環境(2020年9月)
¿Cómo Cadeca facilita el proceso de unificación monetaria? (+Videos)
http://www.granma.cu/cuba/2021-01-20/aclaran-dudas-sobre-funciones-de-cadeca-en-el-cambio-de-cuc-por-cup-y-el-recanje-a-pasajeros-que-van-a-salir-del-pais-20-01-2021-17-01-13
2021年01月22日
キューバ 南アフリカ変異株を確認
Radio Habana Cuba、2021年1月22日、MINSAP
キューバは、はじめ南アフリカで発見され現在まで20か国へ広がっている新型コロナウイルスの新たな変異株を確認した、ときょう(1月22日)、ペドロ・コウリ熱帯医学研究所(IPK)研究・診断・参照センター長のマリア・グダルダルーペ・グスマン・ティラード博士が発表した。
キューバ微生物学寄生虫学協会会長でもあるグスマン・ティラード博士は、この変異株は、昨年12月15日以降のすべての入国者に対して症状の有無にかかわらず実施した調査によって、南アフリカから到着した無症状の旅行者から検出された、と説明した。
グスマン・ティラード博士は、接触感染者たちは陰性だったが、この変異株がキューバ国内にいきわたってしまう可能性が存在する、と主張した。
この変異株が世界で特定されているその特徴は、より伝染力が強く、そのため、より多くの人びとに感染し、素早く広がっていく、ということにある、とグスマン・ティラード博士は説明した。
グスマン・ティラード博士は、これが死亡率に直接の影響を与えたり、より厳しい病状を引き起こすとは認識されていないが、伝染力が強ければ脆弱な人びとに感染し、死者数を増やす可能性がある、と述べた。
この変異株は新型コロナウイルスのゲノム上の変異に由来しており、そのもっとも重要な変異は同ウイルスのスパイクたんぱく質の変異である。そこから細胞質に侵入し、増殖し、この場合、以前の変異体よりも一層融和性があるため、ひじょうに簡単に細胞内に侵入する、とグスマン・ティラード博士は説明した。
キューバのワクチン候補についてグスマン・ティラード博士は、生じた抗体がこれらの新たなウイルスに対してどのように反応するか研究されていると述べ、世界的にこれが否定的効果を持つとは認められていない、と強調した。
IPK研究員のグスマン・ティラード博士は、それらがより感染力があろうとも、衛生保健対策は効果的であり、遵守されなければならないと語り、そのため健康に気をつけ、全員で結束するよう国民に呼びかけた。
グスマン・ティラード博士は、昨年9月に英国で見つかった別の変異株は、1月11日までにブラジル、カナダ、米国、チリ、エクアドル、ジャマイカ、メキシコ、ペルーなどの米大陸地域の国々に広がっており、一方、南アフリカの変異株はブラジル、カナダ、キューバで確認された、と述べた。
Variación de los diferentes clades de SARS-CoV-2 en el tiempo
時期別の新型コロナウイルス変異株種類
ラジオ・ハバナ・クーバ(2021年1月22日)
クーバデバテ(2021年1月22日)
Cuba reporta la presencia de una nueva variante genética de SARS-CoV-2 (+Video)
http://www.radiohc.cu/noticias/salud/245422-cuba-reporta-la-presencia-de-una-nueva-variante-genetica-de-sars-cov-2-video
2021年01月21日
キューバ 毎年恒例の国際ブックフェア中止を決定
昨年の第29回国際ブックフェア
Cubadebate、2021年1月21日
キューバ文化省は、キューバ書籍庁からの申し出を受け、2月前半に予定していた第30回ハバナ国際ブックフェア2021の中止決定を受け入れた。同じくその後の全国巡回も中止となる。
この決定は、国が直面している疫学的状況に対して徹底した責任をもって行動する必要性に対応したものである。このイベントはおのずと大量の一般客来場が生じるが、新型コロナウイルス感染に対して首尾よく立ち向かうためにとられた衛生措置とは相いれない、ということが考慮された。
キューバ書籍庁は適時、状況が許す場合、国民の享受に貢献する書籍や文学の促進活動の実施を改めて発表する予定である。
キューバTV(2021年1月21日)
Se cancela la 30a edición de la Feria Internacional del Libro de La Habana, 2021
http://www.cubadebate.cu/noticias/2021/01/21/se-cancela-la-30a-edicion-de-la-feria-internacional-del-libro-de-la-habana-2021/