2020年12月21日
檍原の古傳説地 その5
橘小門は日向の地名
尚更に言はんに、同じ日本紀神代巻の一書に、火折尊(ほをりのみこと)卽ち彦火火出見尊を海神宮に導き奉りし八尋鰐(やひろわに)の事を記して、
古傳説によるに、彦火火出見尊の御事蹟は、常に我が日向地方に於て演ぜられたるものとして信ぜられたり。
然るに如何ぞ遠く筑前に八尋鰐を尋ねて、是に海神宮の嚮導(きょうどう)を求めたりと語り傳へんや。
古へに所謂橘の小門が、古代人士によりて、我が日向の域なりと信ぜられたりしこと疑あるべからず。
尚更に言はんに、同じ日本紀神代巻の一書に、火折尊(ほをりのみこと)卽ち彦火火出見尊を海神宮に導き奉りし八尋鰐(やひろわに)の事を記して、
海神の乗る所の駿馬は、八尋の鰐なり。とあり。
是れ其の鰭(ひれ)背をたてて、橘の小戸にあり。
古傳説によるに、彦火火出見尊の御事蹟は、常に我が日向地方に於て演ぜられたるものとして信ぜられたり。
然るに如何ぞ遠く筑前に八尋鰐を尋ねて、是に海神宮の嚮導(きょうどう)を求めたりと語り傳へんや。
古へに所謂橘の小門が、古代人士によりて、我が日向の域なりと信ぜられたりしこと疑あるべからず。
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