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2016年06月25日

十三月の翼・いふC 中編@(天使のしっぽ・二次創作)




 天使のしっぽ二次創作更新です。
 今回は少し長くなりそうですね。しばし、お付き合いくださいな。



ヘル.jpg



               ―2―


「兄者!!」
「ガイがやられましたぁあ!!」
 地面にのしイカの様に伸びるガイを見て、シンとレイが叫ぶ。
「くっ……。だから、揺らがぬ心を鍛えろとあれほど言ったのだ……」
 悔し気に歯噛みするゴウ。手にした青龍の牙を、目の前のバアルに向ける。
「よくも、我が末弟を屠ってくれたな!!その無念、必ずや晴らさせてもらうぞ!!」
『――いや、だからだね――』
「ガイの敵、討たせていただきます!!」
「覚悟!!」
 次々と神気を纏う皆さん。
 やる気満々。気力充実。
 倒れてるガイの、「オレぁ、死んでね〜ぞぉ〜」と言う呟きも何処吹く風である。
「行くぞ!!」
 先陣を切って突っ込む構えを見せるゴウ。
 青龍の牙が稲光を纏った、その瞬間――
 ガランガラン ガランガラン
 けたたましい鈴の音が、皆の鼓膜を打った。
 ガランガラン ガランガラン
「うう!!」
「何だ!?これは!!」
 耳を押さえ、崩れ込むゴウ達。
「うっぎゃ―――――っ!!うるせぇ―――――っ!!!!」
 ちなみに、一番被害が大きかったのは、音源近くにいたガイだったりする。
『――ああ、すまないね。ナベリウス公。助かったよ――』
『『『全く。何でこうなるんだい?話にも何も、なりゃしないじゃないか』』』
 そんな声が聞こえ、先ほどバアルが出てきた穴がルォンと揺らぐ。そして――
 ズボンッ
 出てきたのは、犬の頭。
 犬とは言っても、生物の犬ではない。土をこね上げて焼いた、陶器製の犬。それが、三つ並んで出てきたのだ。
『――だから、言ったであろ?小生、彼らには嫌われているのだよ。理由は分からないがね――』
『『『よく言うよ』』』
 穴から身体を引き出しながら、無機の魔犬、魔王ナベリウスは毒を吐く。
『『『もとはと言えば、君の所業のせいじゃないか。自覚くらいして欲しいものだよ。全く』』』
 ぶちぶち言いながら降り立った姿は、実に珍妙。
 恰好は、英国紳士風の整った燕尾服姿。
 ただし、そこから出ているのは鵞鳥の羽根と脚。そして三つの玩具の様な犬の頭である。
「き、貴様は!?」
「新手ですか!?」
 ジンジンと鳴り響く耳鳴りを何とか押さえつけ、立ち上がる四聖獣。
 新たな敵に向かい、改めて構えをとる。
『『『待っておくれよ。少しは話を聞いておくれ』』』
「うるせぇ!!魔王(てめぇら)の話なんか聞いてられっか!!」
 怒鳴りながら、再び殴りかかるガイ。
『『『ああ、もう!!』』』
 辟易した声を上げながら、ナベリウスは三つの頭を揺らす。
 グァラングァラングァラン
 途端、さっきよりも音量を増した不協和音が鳴り響く。
「うぁ!!」
「ぐぁあ!!」
「うがぁああああ!!!???」
 再び耳を押さえてのたうち回る四聖獣。
 ガイ。当然また落ちる。
「ガ、ガイがまたやられました―――っ!!」
「それどころじゃないでしょ――――っ!!」
「うるせぇ―――――っっっ!!!!!!」
 阿鼻叫喚。
 地獄絵図である。
 それを見たバアルが言う。
『――ああ、これはいい。もうちょっとやって、トドメを刺してくれないかね?そうすれば、落ち着いて話が出来そうだ――』
『『『そうだねぇ。やむを得ないかなぁ』』』
「ま、まずい!!結界を!!」
「だ、駄目です!!音で精神が乱されて―――っ!!」
「って言うか、しれっとトドメとか言うんじゃねぇ―――――っっっ!!!!!!」
 叫び虚しく、魔のコンサートはその後10分ほど続いたのだった。
 合掌。


『――どうだね?少しは頭が冷えたかな?――』
 下を見下ろしながら、そんな事を問うバアル。
 対する四聖獣。
 揃いも揃って、地面に伸びている。
 耳からプシ〜〜〜〜〜と白い煙を上げながら、時折ビクンビクンと痙攣する様は、中々に不安になるものである。
 そんな様を見て、困った様にナベリウスが言う。
『『『やり過ぎたかな?壊れてなけりゃいいけど。』』』
『――何、心配はいらないよ。彼らの頑丈さは折り紙付きだからね――』
「うぐ、ぐ……」
 言ってる前で、身動ぎする四聖獣達。
『――ほら、大丈夫だ――』
「お、おのれ……」
「こ……これしき……」
 身を立て直そうとする四聖獣。
 しかし、ガクガクと震える身体は言う事を聞かない。
『――無理は止したまえよ。ナベリウス公の”魔鈴”を喰らったのだ。汝らと言えど、しばらくは動けんよ――』
「ナベリウス……?」
「貴様が……?」
 聞いた名である。
 かの凶事の際、目の前の魔王が口にした名だ。
『『『ああ。「刻繰(こくり)のナベリウス」だよ。どうぞ、よろしく』』』
 そう言って、三つの頭を下げるナベリウス。
 昏い穴の様な眼孔の奥で、ガランと鈴が鳴る。
 その横で、淡々と話すバアル。
『――トウハとの契約が切れた今、小生だけでは顕界(こちら)に来る事はできないからね。彼に少々細工をしてもらったのだよ――』
「……どういう事だ……?」
『――ナベリウス(彼)”刻繰(こくり)”だからね。時空間を操れるのだよ。その力を使って、トウハとの契約時の空間と現在の空間をつなげてもらったのさ――』
「……また、訳の分かんねぇ事しやがって……」
 地べたに寝くたばりながら、毒づくガイ。
 プルプルと震える半身を気迫で起こしながら、問う。
「結局、何しに来やがったんだ……。お前ら……」
『――やれやれ、やっと聞いてくれる気になったかね――』
 溜息つきつき、言うバアル。
「……やかましい……」
「……もういいから、さっさと話してください……」
『――そうかね?それでは……――』
 クイ クイ
 バアルが指を動かす。と――
 スポン
 傍らに置いてあった荷物の中から飛び出す、ポットとお茶の缶。
『――粗茶でも飲みながら、話すとしようか――』
 ポットの中に水を注ぎ、焚き火にくべながらそんな事を言う。
 それを見た、レイが声を振り絞る。
「……待ちなさい……。何で貴方が僕達のお茶の場所を知ってるんですか……?」
『――粗茶菓子はこっちのリュックだったかな?――』
 そんな呻きなぞどこ吹く風で、荷物を漁るバアル。
「って言うか、勝手に漁って”粗”とか言うな……」
 そして、レイはポテンと頭を落とした。


 クピリ
『――ああ、本当に粗茶だねぇ――』
 器に満たされた琥珀の液体を一口含むと、バアルはケロリとそんな事を言う。
 ちなみに、何処から飲んでいるかと言うと、その時だけ仮面がパカリと上下に開く。
 便利に出来ているものである。
「……だから、勝手に飲んどいて“粗”とか言わないでください……」
 同じ琥珀の色が満たされた茶碗を前に、憮然とするレイ。
 当の四聖獣達。
 何とか身を起こしたものの、魔鈴の影響はまだ色濃い。
 身体の芯はジンジンと痺れ、自由が利かない。
 神の身である彼らでこそ、それで済んでいる。しかし、これが常人であれば、間違いなく精神が崩壊していただろう。
『――しかしねぇ。これは、あまりにも安い。もう少し、いいものを選んだらどうだい?――』
 カパカパ飲みながら、そんな事をのたまうバアル。
「俺達は修行の身だ。そんな上物など、必要ない」
 焚き火を挟んで、バアルと対峙するゴウが言う。
「そんな事より、用があるならさっさと言ったらどうだ?それが、些細ならよし。この間の様な事を企んでいるのなら、俺達の命を賭して阻止する」
『――禍禍禍、雄々しい事だ。汝のそういう所、小生は嫌いではないよ――』
「礼を言う気にもならん」
 そう言って、ゴウは震えの残る手でお茶を持つと、ガブリと飲んだ。
 バアルはその様子を面白そうに眺めていたが、やがて言葉の続きを紡いだ。
『――まあ、確かに。無駄に時間を浪費するのは得策ではないな。事態は割と急を要する。聞いてもらうとしよう。ナベリウス公――』
『『『ああ』』』
 話を振られた三頭の魔王は、手にしていた茶碗をカチャリと置いた。


「屍姫(ヘル)が消えた?」
 深山に、怪訝そうな声が響く。
 目を丸くする四聖獣達。
 一人、ガイだけが目を丸くする。
「ヘルって、誰だよ?」
 その問いに、バアルが頭を掻く。
『――何だ。知らないのかね?相変わらず無知だなぁ――』
「あ?」
 ガイの米神が、ピクリとひくつく。
『――汝も“一応”は神だろう?人間達の神話くらい、承知してたらどうかね?大方、腕力作りにだけ励んで、座学などろくにしていないのだろう?――』
 ピクピクッ
 青筋、二本追加。
『――全く、力自慢だけが取り柄なんて、魔界の下級鬼(オーク)と大差ないぞ?――』
 ピクピクピクッ
 さらに、三本追加。
『――そんな態で、いつかの最終戦争(アーマゲドン)を乗り越えられるつもりかね?実に、先が思いやられるなぁ――』
 そして、大仰なため息。
 プチン
 切れました。
 切れますよね。
「上等だテメェ!!表出ろ決着つけんぞコラァ!!」
 憤怒の形相で、グバァッと立ち上がるガイ。
 しかし――
 ヘナヘナヘナ〜〜
「うがぁ〜〜〜」
 力なく、腰から崩れ落ちる。
『――全く。魔鈴の影響が抜けてないのも分からないのかね?汝は。実に馬鹿だなぁ――』
「う、うるへ〜〜また言いあがったなぁ〜〜〜!!」
 へたり込むガイ。そこに、バアルの衣の端がザワザワと近づく。
 コチョコチョ
「うがぁああああ〜〜〜〜っ!!触るんじゃねぇえぇえええっ!!!!」
 青い空に、白虎の悲鳴が木霊した。


「ヘルと言えば、人間達の伝承――北欧神話で語られる、死の国の女王の名ですね」
『『『ああ』』』
 一方、こちらはナベリウスとその他三人の四聖獣達。
 件の二人に付き合っていては、話が進まないと判断したらしい。
 賢明である。
「実在していたのか?」
『『『しているよ。人間達の伝承とは少々異なるけどね。実際の彼女は、魔王の一柱として、“こちらの世界”で眠れる魄達を鎮めているんだ』』』
「魄を鎮める?」
『『『先の件で承知してるだろう?こちらに堕ちてくる魄達は皆、悲しい想いを抱いた者ばかりなんだ。そんな魄達の悲しみを、彼女はその歌声をもって鎮め、眠らせている。彼女がいなければ、こちらの世界は死者達の嘆きで溢れ返ってしまうだろうさ』』』
 ゴウ達三人の問いに対し、ナベリウスは三つの頭でそれぞれ答える。
 便利である。
「で、その子守役がいなくなったと?」
『『『ああ』』』
 そう言って溜息をつくと、ナベリウスはチュヒ〜お茶をすする。
『『『顕界(こちら)の時間で言うと、一昨夜辺りから霊守(たまもり)の歌が聞こえなくなってね』』』
『――探してみたら、いなくなっていたという訳さ――』
 いい加減、ガイを玩具にするのにも飽きたらしい。
 バアルが話に口を挟んできた。(ちなみにガイは、地に伏したままピクピク痙攣していたりする)
「間違いはないのか?」
『――かの世界を見晴かす小生の目で確かめたからね。まず、間違いなかろうよ――』
「話が分かりませんね。」
 シンが問う。
「基本、魔王(貴方)方は契約者との契りがなければ顕界(こちら)には来れないのでしょう?それが何故……」
『『『それが……』』』
 バツが悪そうに、頭を掻くナベリウス。
 代わって、バアルが言う。
『――彼女は”番外位”なのだ――』
「ばんがいい?」
『――彼女は、一般の魔王(我ら)と違って永久の宿命(さだめ)に縛られているからね。それ以外に関しては行動の枷がない。特異な存在なのだよ――』
「つまり?」
『――かの世界の理は、彼女を縛らない。その気になれば、いつでも顕界や天界に行けるのだ――』
「ぶっ!?」
 思わず含んだお茶を吹き出す、四聖獣。
「て、天界にまで!?」
「魔王の一柱が来ているというのか!?」
『――何だ。気づいていなかったのかね?――』
 返ってきたのは、あっけらかんとした言葉。
『『『過去に数回、物見雄山に出かけているよ。結構、ドロドロしたドラマがあって面白いとか言ってたかな?』』』
 まるで、昼ドラの感想である。
 頭を抱える四聖獣。
「何という事でしょう……」
「ざるなのにも、程がある……」
「“組織”や“軍警”は、何をやってますか……」
『――それに関しては、一言あるのだが――』
 凹む四聖獣達に、バアルが言う。
『――天界(汝ら)のとこ、ゴタゴタが多すぎるんじゃないかね?身内内で揉めてると、外の事が疎かになると思うんだが――』
 バアルの言に、ナベリウスも相槌を打つ。
『『『そうだね。権力争いや面木の張り合いなんて、煩悩が抜けきってない証拠だよ』』』
『――全くだねぇ――』
 頷き合う魔王二人。
「……あの、悪魔に説教されていますが……」
「何で、天界(うち)の内部事情にまで詳しいんですか……?」
「今度、陳述書でも出しておけ……」
 そう言い合い、ますます頭を抱える四聖獣。
 気分はもう、上司の汚職を追求される中間管理職なのだった。


「け……けどよ……」
 ズルズル……
 ボロボロの身体を引きずりながら近づいてきたガイが、口を挟む。
『――おや、正気に戻ったかね――』
「うるへー……」
 嗤うバアルを睨みつけながら、ガイは問う。
「そんなら、何で顕界(ここ)に来たんだよ?また、天界の方かもしれねぇじゃねぇか?」
『――ほぉ、汝にしては、中々気の利いた質問だねぇ?――』
「……お前、いちいち一言多いんだよ……」
 力なく毒づくガイ。
 それを眺めながら、ナベリウスがポリポリと頭を掻く。
『『『いや、其には一応、根拠があるんだけどね……』』』
「根拠?」
『『『根拠と言うか、何と言うか……』』』
 何か、妙に歯切れが悪い。
「何だと言うんだ!?ハッキリ言え!!」
 イラついたゴウが、声を荒らげた時――
「な、何だ!?ありゃあ!!」
 ガイが、素っ頓狂な声を上げた。


                                    続く
この記事へのコメント
(=゚ω゚)ノシ でわ、はりきっていってみよー
今回は四聖獣に対してナベリウスのお披露目だな。
頭を下げて挨拶する姿もカワイイかもw
時空間操作はこういう感じで使うわけね、なるほど。
魔鈴みたいな事はゼクシアもやりそうだ。
但しこちらは電波ソングで精神汚染というか、呆れてものも言えなくなるだけだけどw

本編に比べてバアルのお茶目ぶりが更に強化されてるような。
茶菓子を漁っておいて粗とか言うしw
お茶を飲む時に仮面が開くのは便利だな。
G3‐XXもクラッシャー(口の部分)が開閉する設定だけど。

で、バアルがガイをいじる一方でナベリウスが話を進めると。
キャラの立ち位置としては、話のわかるパイプ役って感じかな。
ヘルたん、天界に遊びに来てた事があったわけね。
ドロドロしたドラマって何だろうw

ゼクシア「(=^ω^) きっとヘルちゃんはどろんこ遊びが趣味なんだよ。」(←論外)


続く予定
Posted by G5‐R at 2019年12月10日 23:52
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