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2018年05月02日

中国経済の真実 鬼城編

全国でいくつの街を造って、

未販売の部屋がいくつあるのだろう。

建設のための投資は回収されていないはず。

その投資はどこの誰からの投資なのか。

かの国の政府発表の数字は全く当てにならないので、

全て推測になってしまう。



一説によると、

10億戸、35億人分くらいの住戸に

人が住んでいないのではないかという。

話を半分だとしても気の遠くなるような数字である。



日本人には信じられない話だが、

中国国民は投資のために金を借りて、

自分では住まないマンションを購入し、

転売しようとする。



上海などの都会では

人もおり金もあるし仕事もあるのでこの方法が成り立っているらしい。


しかし、10億戸の多くは、

「田舎」の広い土地にドカンと

マンション群からショッピング街、歓楽街の

『箱』だけを造って売りに出す。


上海と比べてみてほしい。

田舎である、

人がいない = 金がない。


致命的なものの一つはインフラが不十分、

水・電気・ガス、そして交通インフラ。


致命傷は『働くところ』がない。


これで、人が集まるはずもない。

あなたがココの販売を任されたら、どうします。

ほっぽって、どっかの空き室にも繰り込むしかありませんぜ。



このような城は誰がつくったのか。

大抵は地方の自治体が自分のGDP目標達成のために、

農民から土地を取り上げ、

シャドーバンキングなどから金を借りて建設している。



土地を取り上げられた農民は

今後どうして生計を立てていくのか。

多くは「農民工」になって都会に出で働こうとする。

もっと田舎からの出稼ぎ農民工と合わせると、

その数2億人以上といわれている。


今、日米を始めとした外資が続々と引揚げている。

工場の閉鎖は止められない。


チョット考えてみて欲しい。

日中の人口比からすると中国の2億人は日本の2千万人。

これだけの人が職を求めて全国を移動していることになる。


私には想像もつかない事態である。


これら鬼城は大体は少し内陸の産業のない所に多く発生している。

しかし、数年前、

天津の近くでも鬼城が出来ているという話を聞いたことがある。

ここはその後販売できたのかナ。

販売出来ただけでなく、人が住んでいるのかナ。



3か月くらい前、

市の中心部まで30分の通勤用電車が開通したが、

1週間で運休してしまったという事が起きた。

利用者が少なすぎたらしい。

理由の一つは、

市内のターミナルとオフィス街が離れていて不便だということだった。


これもGDPというか成績を上げるため、

見映えをよくするために造ったものなのだろう。

さて、これは何と呼ぶのだろう。

「鬼電」「鬼箱」「空電」「アホ電」「空箱」・・・。

みなさん、いい名前を考えてあげてください。



中国も一人っ子政策を廃止しましたかが、

時すでに遅のようです。

これから急激な高齢化社会を迎え、

急激な人口減少期を迎えます。

あ〜〜それなのに、10億戸の余剰マンションを造ってしまった。

現在の人口は戸籍がない人を入れると14億人はいると思いますが、

35億人位の部屋が余っているので、

少なくても3世代の間は住宅に困ることはなさそうです。


ホント、うらやましい限りです。





posted by smile at 18:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 経済
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