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2018年02月07日

性暴力に関する事。その思考是正

「性暴力」って言葉、最近よく聞くのですが、まるでいい響きじゃない単語ですね。


ハリウッドからはじまり日本でも性暴力反対のムーブメント「#MeToo」が広がっています。そもそも性暴力とは何か?


まずここで言う「暴力」定義として、「この水を飲みたくない!」と断っている人に対して、「いやいや、この水はとても美味しくて、健康にもいい!とにかく飲みなさい」と、口をこじ開け水を注ぎこめば、それは暴力となる。


だから、「そうなの?じゃあ飲んでみようかな?」と、相手がすすんで飲めば暴力でなくなる。悪意を持った虚言でなければ何ら問題はない。


この暴力が、性に関して行われるものが「性暴力」となる。同意を得ない性行為なんかもそうでしょうね。


例えば、眠剤等を飲み物に入れて自由な判断能力を奪った状態にさせて行為に及ぶとか、小さな子供に一方的に行うとか、NOと言えない圧倒的力業を発動させるとか、相手の抵抗を抑えるための緻密な計算がされた、極めて暴力的かつ、卑劣な犯罪のひとつです。


しかし、善悪なんてとても単純なことなのに、加害側の「言い訳」が未だにかなり通用していると言う現状があります。


加害者側はあれこれと言い訳を並べるわけですが「性にまつわる思考」のズレが多くの加害者の特徴として現れているのだそうです。


刑務所内の性犯罪受刑者の矯正教育では、性犯罪につながりやすい、こうした「言い訳(思考の誤まり」を扱うのですが、「挑発的な服装をしている女性は、セックスをしたがっているからセックスしても強姦にはならない」○かバツ1かといった例題があります。


これについて正しいか、誤りか議論するわけなんです。


「どうしてこんなことをするのか?」なんて言う人もいますが、みんな理解は出来ずそう言うのですが、思考回路が違うので理解できるわけもありません。


理解できてくると、一歩踏み外すとそちら側に行ってしまう状態なんでしょう。


この状況下で「学習」するわけですが、「正しい答え」を探して、「強姦になることもある」とか「どんな服を着るかは女性の自由でセックスをしたいというわけではない」といった意見を述べます。


一方では、「でも、ナンパするときは派手な服を着ているオンナに声をかけるよね」、「誘われたいからそういう服着てるんでしょ」との「本音」もちらほら。


ちなみに学習中は「オンナ」と言うと、「女性だろ」と「指導」が入ります。


「男性はいつでもセックスできなければならない」という考えも例示されていますが彼らの中から、思わずといった様子で「そんなマシンみたいな……」という声も出るのですが、素直に「目の前に裸の女がいたら、しなければ、でしょう。据え膳食わぬは男の恥」、という人もいます。


本能的と言うのか?いや、人間としての本能はそうではないとも思うのですが、いや、この質問は難題だとも思う。


いつの時代も明るみに出にくい「暴力」問題だけに実態を知るとショッキングだったりするものです。

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