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2019年05月09日
映画『ボヴァリー夫人とパン屋』あらすじ。見どころは爽やかな官能と洒脱感!
ジェマ・アータートンが官能的なイギリス夫人で登場。
ギュスターヴ・フローベール原作「ボヴァリー夫人」のストーリーを逆手に取り、コミカルかつ抒情的に仕上がった、なかなか面白い映画です。
本好きのパン屋が、読んだ本のストーリーを現実に被せて妄想化させ、あげくの果てにとんでもない結末が待っているというユニークな構成です。
あらすじ・背景
マルタン(ファブリス・ルキーニ)は、緑豊かなフランス・ノルマンディ地方でパン屋を営む中年男性。
その近所にジュマ・ボヴァリー(ジェマ・アータートン)と夫が夫婦で引っ越してきます。
マルタンが今読んでいる本「ボヴァリー夫人」と同じ名前だったことと、色気のある美人だったので一瞬で気になる存在に。
彼女は自分のパン屋を贔屓にしてくれ、以降、お店でちょくちょく会うことになります。
しかし、その後夫人に起こったことは、マルタンにしてくればちょっと放っておけない事ばかりでした…。
あらすじ・ここが見どころ
(引用:facebook公式
https://www.facebook.com/gemmabovery.lefilm/)
◇パン屋に来てくれ喜ぶマルタン
近所とはいえ、いつもはボヴァリー夫人を遠目に見るだけだったマルタン。
ある日、夫ともにマルタンの店に来てくれます。
自慢のパン作りの蘊蓄を夫人に語るマルタン。彼女は話をじっと聞いたあと、マルタンのすすめるパンを一切れそっと口に。
このシーンは、本当にパンの香しい匂いが漂ってきそうでゾクッとします。
◇パン粉をこねながら膨らむ妄想
馴染みになった夫人と、マルタンはパン作りのコツを教えるまでになります。
パン粉のこね方を夫人に教えるマルタンを見ていると、彼の心臓の鼓動が聞こえてきそう。
次第に官能的な想像が彼の中でふくらんでいきます。
そこには、愛読書の「ボヴァリー夫人」をなぞる彼だけの勝手な妄想がありました。
◇夫人と若い青年の不倫現場を発見!
しかしある時、マルタンは意外な状況を目にすることに。
長らく留守であった近所のお屋敷に、一人の学生が勉強部屋に使うために戻ってきたのです。
マルタンはその青年と夫人が密会している現場を発見。
夫もしばらく帰って来ないのも気がかり。余計なこととはいえ、マルタンは不倫をする二人に干渉し出したのです。
クライマックスからエンディングへ
一方で、夫人には彼女の家にやってくる元カレがいました。夫人は相手にしないのですが、しつこく迫る元カレ。
ある時、元カレが夫人の家を訪問すると玄関先にマルタンの作ったパンがおいてありました。
元カレは、それを夫人に渡し彼女がパンを食べた直後、とんでもない殺人?事件が起こったのです。
感想とおススメ度
最後のエンディングはミステリーで、謎解きとして楽しんで下さい。
ヒントは「男と女がもみあっている!」。
「もみ合う姿」は、見ようによっては掴み合いのケンカ?しかし、見ようによっては愛し合っている?
いろいろ見どころのあるおススメ映画です!
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2019年05月05日
ヴィゴ・モーテンセン主演『ギリシャに消えた嘘』。サスペンスにハラハラ、ドキドキ!
原題『THE TWO FACES OF JANUARY』はサスペンス感が漂いますが、この邦題の方がもっとミステリアスで好きです。
この映画の主演ヴィゴ・モーテンセンは、第91回アカデミー作品賞『グリーンブック』にも主演で登場。
なかなか渋みがあって、ファンの多い俳優です。そして、もう1人がキルスティン・ダンスト。
彼女のファンならぜひおススメで、魅力的な彼女を見ることができます。
あらすじ・主な登場人物と背景
株の投資詐欺で追われるチェスター(ヴィゴ・モーテンセン)とその妻コレット(キルスティン・ダンスト)が訪れたのはギリシャ。
❖ギリシャが舞台の映画はコチラ⇒『300 スリーハンドレッド帝国の進撃』
パルテノン神殿で、ツアーガイドのライダル(オスカー・アイザック)から声を掛けられ、二人にガイドの申し出をされます。
好青年のライダルを見て、反応したのはコレット。二人は彼を雇うことに。
一見、ギリシャを楽しく周遊する観光客とガイド。しかし、この3人は後々起こるいくつかの殺人事件に絡んで行くことになるのです…。
あらすじ・ここが見どころ
(引用:facebook公式
https://www.facebook.com/thetwofacesofjanuary/)
◇夫婦のファッションにも注目!
とにかく映画を見ている人も、ギリシャ観光が満喫できるキレイな映像から始まります。
パルテノン神殿を散策する仲のよさそうなチェスター夫婦。
二人のアースカラーをベースとしたファッションが神殿の風景にマッチ。先の展開に期待が膨らみます。
しかし、チェスターの仕事はどうも汚れ仕事のようで、怪しげな雰囲気を漂わせながら映画がすすんでいきます。
◇物語が急展開するシーンがココ!
ライダルの案内で、楽しく各地を周遊する二人。
そんな中で物語が急展開するのは、ライダルが二人をホテルに送り届けたある日のこと。
ライダルは、車の中に残っていたコレットの忘れ物を発見。すぐさま二人の部屋を訪ね届けに戻った時でした。
そこには、倒れた男を抱きかかえるチェスターがいました。
知り合いが酔っぱらったと嘘をつくチェスター。しかし、後になってわかるのですが、チェスターの詐欺を問い詰めに来た探偵を殺害したところだったのです。
◇殺人事件を報じる新聞に出くわす!
バレるのを恐れたチェスターは、疑うコレットを連れてすぐにホテルから逃走。
ライダルをごまかし、偽造パスポートの作成を依頼。受け取り地に選んだクレタ島に向かいます。
しかし、移動するバスの中で乗客が見ていた新聞には、殺人事件の容疑者としてチェスター夫妻の顔写真が載っていたのです。
いたたまれずに降りたコレットに続き、3人はやむなくバスから途中下車するのでした。
クライマックスからエンディングへ
3人が歩いてやっと到着したのは、あの有名なクノッソス遺跡でした。
チェスターは、旅行中なにかと妻コレットに言い寄っていたライダルが気に入りません。
まして、殺人の目撃者であるライダルはいまや邪魔者。
日も暮れた遺跡の洞くつに連れ出し、チェスターはライダルを殺害しようとします。
しかし、気付いたコレットがチェスターを止めようとします…。
感想とおススメ度
映画はさらにここから二転三転。
気になるコレットのその後。そこには殺人をさらに重ねたチェスターの逃避行が待っていました。
サスペンスを楽しむ一方で、逃避行の先々であらわれるギリシャの綺麗な風景。
両面から楽しめるおススメ映画です。
2019年05月01日
レディ・ガガ主演『アリー/スター誕生』、「shallow」に聞き入る二人の深い絆
レディ・ガガが歌う「Shallow(シャロウ)」が今も耳から離れません。
この歌は、人気ミュージシャンのジャクソン(ブラッドリー・クーパー)が初めて会ったアリー(レディ・ガガ)を舞台に上げ、一緒に歌った歌です。
浅瀬を意味するShallowですが、実は、We’re far from the shallow now(浅い水から遠くにいるの)とうことで、浅瀬を離れ絆を深めていく男女を歌っています。
同時に、映画でもアリーがジャクソンと出会ったことで、彼との絆を深めながらスターに昇り詰めていく様子が描かれています…。
あらすじ・物語の背景
アリーは、いつか歌手になることを夢見て、昼間はレストランのウェイトレス、夜はバーで歌手として働いていました。
一方、ジャクソンは世界的に有名なロックミュージシャン。
コンサートを終え、一息ついたジャクソンが立ち寄ったバーで初めてアリーと出会います。
この縁で、ジャクソンは自分のコンサートにアリーを招待。
音楽を通じてお互いに惹かれ始めた二人は、いつしかジャクソンの舞台には必ずアリーも登場するようになってきました。
ジャクソンも認めたアリーの歌唱力は、大手音楽事務所の目にも留まるところとなり、アリーはスターへの道を歩み始めます…。
あらすじ・ここが見どころ
(引用:facebook公式
https://www.facebook.com/StarIsBornMovie/ )
◇ウェイトレス姿も可愛いアリー!
映画の出だしは、ウェイトレスとして働くアリーから。
あの「ガガ様」がと思いきや、なんだか馴染んで見えるのは、彼女の映画出演を初めて見るせいかもしれません。
ジャクソンからコンサートに招待すると誘われた時、最初は断るアリー。可愛いのはいつも遅刻してくるアリーに、上司が嫌味を言った時の彼女の反応。
「さっさと辞めてやるよ!」、と言わんばかりに振り切って退職することに。
しかし、この決裂があってアリーはジャクソンのコンサートに行くこととなったのです。
◇アリーを舞台に上がらせるジャクソン!
コンサート会場に到着したアリーを、ジャクソンは自分に近い舞台の袖へと案内。
そして、ジャクソンはアリーとバーで出会った時に知った、アリーの自作曲を演奏。それが流れ出した時、アリーの驚きは頂点に!
あの世界的ミュージシャンが歌ってくれ、さらにジャクソンは無謀にも彼女をステージに上がらせてしまうのです。
彼女が緊張で震えながら歌い出した時、観客は大喝采。コンサートは最高潮に達します。
その時の曲が、「shallow」!
◇スター誕生の瞬間!
アリーの歌唱力を見抜いていたジャックも、観衆の興奮に大喜び。まさに「スター誕生」の瞬間でした。
以降、ジャックはコンサートには必ずアリーを連れていき、二人の出るステージはいつも大成功となるまでに。
アリーの実力を認めたのはジャックだけではありません。大手の音楽事務所のレズ(ラフィ・ガブロン)の目に留まることになります。
ソロとして注目されていくアリー、しかしその一方でジャクソンには陰りが見え始めます。
ジャクソンの耳の難聴が進行していたのと、もともとアルコール依存症の彼であったのです…。
クライマックスからエンディングへ
自分を見出してくれたジャクソンに対し、アリーの愛情が変わることはありません。
一方ジャクソンは、子どもの頃の暗いトラウマや自身の病気のことがあり次第に落ち込んでいきます。
自身の音楽活動に頑張りながらも、ジャクソンを支えようとするアリー。
しかし、アリーのグラミー賞ノミネートの授賞式では、驚くようなことが起こってしまうのでした…。
感想とおススメ度
わかりやすく構成されたストーリーなので、肩に力を入れずに見ることのできる映画です。
なによりこの映画の楽しめるところは、主演の二人が映画の流れに合わせて歌う19曲の歌。
ブラッドリー・クーパーの声もいいですが、本業のレディ・ガガの声は特別です。
悲しいエンディングをバックに歌う、「I’ll Never Love Again」にまちがいなく涙腺は崩壊します。
『ボヘミアン・ラプソディー』と公開時期が違っていたら、もっと反響が凄かったことでしょう。
2019年04月29日
スパイ映画『レッド・スパロー』、ロシア女スパイvsCIAエージェントのだまし合い!
ロシアの女スパイ映画です。「レッドスパロー」は直訳すれば、「赤い雀」。
赤は共産圏、スパローはスパイの暗号です。
あまり政治的なニオイは気にせず、純粋にギリギリのスリルを楽しんで下さい。
ただし、ちょっと怖いところは薄目を開けてみましょう。
ジェニファー・ローレンスが好きな人、スパイ映画が好きな人にはたまりません。
あらすじ・映画の背景
主演ジェニファー・ローレンスは、『ハンガーゲーム』などが有名ですが、今作では「レッドスパロー」ことドミニカ・エゴロワ(スパイ名:カテリーナ)で登場。
ドミニカは、美貌と優れた身体能力をもったロシアのトップバレリーナです。
しかし、公演中の事故で二度とバレエができなくなることに。
そこにあらわれたのが、ドミニカの叔父で、ロシア政府の情報局高官ワーニャ・エゴロフ(マティアス・スーナールツ)。
ワーニャは、ドミニカを助けるフリをしながら、「政府に貢献する仕事」=「レッドスパロー」に誘おうとしていたのです…。
あらすじ・見どころ
(引用:facebook公式
https://www.facebook.com/RedSparrowMovie/)
◇ドミニカが罠にはめられた手口は?
そもそもドミニカはなぜスパイの道に入ったのか?
ワーニャは、ドミニカが受けた公演中の怪我は、同僚のライバルが故意にやったものだと教えます。
激怒したドミニカは、すぐさまライバルと共犯者を襲い負傷させることに。
ワーニャはこれをゆすりのネタにし、ドミニカに次なる仕事を言いつけます。
それは、某議員へのハニートラップでしたが、事に及ぶ直前に議員は目の前で誰かの手で殺害。
あたかもドミニカが殺害事件に関わったかのように仕組んだのです。
◇「レッドスパロー」への道
はめられた事を知らないドミニカは、ワーニャから究極の選択を迫られます。
「今後、政府の訴追で死を選ぶか、『レッドスパロー』になって政府に尽くすか?」と。
ドミニカには、病気で伏している母親がいたのですが、バレエができなくなり収入が立たれていました。
母親の面倒をどうすればいいのか、彼女は窮地に立たされます。
それはすべてワーニャが描いた罠で、そんな彼女には母親の援助も前提とした、スパイになる選択しか残っていませんでした。
◇スパイ名「カテリーナ」が接近した者は?
(引用:facebook公式
https://www.facebook.com/RedSparrowMovie/)
ドミニカが送られたのは、スパイ養成所でした。
あまりにも冷徹な養成所の訓練でしたが、ドミニカは同僚を殴打したところからわかる通り、度胸も能力も素晴らしく抜群の成績で卒業します。
ワーニャが見込んだ通りでした。
スパイ名は「カテリーナ」。彼女のミッションは、ロシア政府内からアメリカに情報を流す内通者「マーブル」を探し出すこと。
そのためにドミニカが接近したのは、アメリカから潜入スパイ、CIAエージェントのネイト・ナッシュ(ジョエル・エドガートン)でした。
クライマックスからエンディングへ
さあ、ここからのスパイ対スパイの腹の探り合いはいわゆる神経戦で、ピリピリ感が満載。
カテリーナとして、ドミニカはアメリカ側に立っているかのように見せかけネイトに近づきますが、ネイトはすでにカテリーナの正体を知っていたのです!
しかし、ネイトはそのまま受け入れて、逆にカテリーナから情報を探ろうとします。
そのやりとりを見ていると、「もしかしたらカテリーナは本当は祖国を裏切り、アメリカに寝返りしようとしているのでは?」
とさえ思わせる展開もあるので、しっかり鑑賞して下さい。
感想とおススメ度
ロシアのスパイ養成所を優秀な成績で卒業したスパイが、まさか国を裏切る行為に?
と、ハラハラしていると最後のとんでもないドンデン返しが待っています。
「マーブル」が誰かも楽しんで推理して下さい。
途中、いくつかの惨殺場面や拷問シーンがあり要注意ですが、主演ジェニファー・ローレンスファンには見ごたえのあるおススメ映画です!
2019年04月26日
アイルランド女性のアメリカ移民『ブルックリン』。50年代ファッションも!
いまや押しも押されぬ人気女優となったシアーシャ・ローナン。
その瑞々しさがいっぱいの映画が、この『ブルックリン』です。
多くのヨーロッパ人がアメリカ移住した1950年頃。アイルランドからニューヨークの「ブルックリン」地区に移住した若い女性エイリッシュの物話です。
❖レトロファッション:『アデライン、100年目の恋』
やっと慣れた移住先、戻らないつもりだった故郷、それぞれの場所での出会いが不思議な運命をたぐりよせていきます…。
あらすじ・物語の背景
アイルランドの田舎で閉鎖的な生活をしていたエイリッシュ(シアーシャ・ローナン)は、当時の希望の地・アメリカへ単身で移住することを決意。
長期にわたる過酷な船旅のあと、やっと着いたブルックリンでは辛い仕事や生活が待っていました。
先に移住した同郷の人たちに助けられ、また、親しく付き合う青年もできて、なんとか楽しく暮らし出した矢先、故郷から一通の手紙が。
それは、いつもエイリッシュのことを気に掛けていてくれた姉の訃報でした。
結婚の約束もしていた青年トニー(エモリー・コーエン)に、しばらく故郷に帰ることを告げブルックリンを離れることに…。
あらすじ・ここが見どころ
(引用:facebook公式 https://www.facebook.com/BrooklynMovie)
◇やっと慣れたブルックリンでの生活とは?
エイリッシュがブルックリンの生活に慣れるまでは、遠い道のりでした。
アイルランドからブルックリンへの船旅は過酷で、想像以上の船酔いに。しかし、親切な女性に助けられなんとか到着します。
現地の仕事は高級百貨店の販売員でしたが、初めての経験に厳しい指導が待っていました。
しかし、親切な同郷の人たちも多く、みんなに励まされなんとか頑張るエイリッシュ。
そんな中、エイリッシュはイタリア系の移住青年トニーと出会い、深く付き合うようになっていきます。
◇一旦戻るという約束で帰郷だったが…
そんな矢先の姉の訃報は、エイリッシュには大きなショックでした。
母からの電話を聞きながら、大好きだった姉のことを思い出し、しばらく忘れていた望郷の念が募ります。
トニーには、しばらくアイルランドに戻った後、再び帰ってくると約束。一旦、ブルックリンをあとにするのでした。
そして、久々に戻ったアイルランドの故郷。
しばらく忘れていた懐かしい風景、暖かく迎えてくれる旧友たちなど、かつての思い出が一気によみがえります。
◇なつかしい故郷での新しい出会い
(引用:公式サイト http://www.foxmovies-jp.com/brooklyn-movie/)
帰郷後しばらくして、エイリッシュは旧友たちに誘われるままパーティーに参加します。
久々の故郷での開放感から、パーティーを楽しむエイリッシュ。
彼女の頭からは、やっと慣れたブルックリンのこと、トニーのことが次第に薄らいでいきます。
そんな中で、エイリッシュが紹介されたのはジム(ドーナル・グリーソン)という地元の青年。
ジムに次第に気持ちが傾いていくエイリッシュがいるのでした。
エンディング
エイリッシュは、ジムからプロポーズを受けます。
結婚の約束をしたトニーのことが彼女の頭をよぎったかどうか。
実は、エイリッシュがアイルランドに帰っている間、彼はエイリッシュに手紙を出していました。
その手紙は、読まれないままデスクの引き出しにしまわれていたのです。
感想とおススメ度
(引用:facebook公式 https://www.facebook.com/BrooklynMovie)
映画ポスターにある、赤レンガにもたれた人待ち顔のエイリッシュ。
あの映像、あの表情が彼女の決断でした。
「二つの故郷と二つの愛」の中の、彼女のゆらぎは意味深です。
シアーシャ・ローナンが着るあの当時のファッションを楽しみながら、しみじみと鑑賞できるイイ映画です!
その瑞々しさがいっぱいの映画が、この『ブルックリン』です。
多くのヨーロッパ人がアメリカ移住した1950年頃。アイルランドからニューヨークの「ブルックリン」地区に移住した若い女性エイリッシュの物話です。
❖レトロファッション:『アデライン、100年目の恋』
やっと慣れた移住先、戻らないつもりだった故郷、それぞれの場所での出会いが不思議な運命をたぐりよせていきます…。
あらすじ・物語の背景
アイルランドの田舎で閉鎖的な生活をしていたエイリッシュ(シアーシャ・ローナン)は、当時の希望の地・アメリカへ単身で移住することを決意。
長期にわたる過酷な船旅のあと、やっと着いたブルックリンでは辛い仕事や生活が待っていました。
先に移住した同郷の人たちに助けられ、また、親しく付き合う青年もできて、なんとか楽しく暮らし出した矢先、故郷から一通の手紙が。
それは、いつもエイリッシュのことを気に掛けていてくれた姉の訃報でした。
結婚の約束もしていた青年トニー(エモリー・コーエン)に、しばらく故郷に帰ることを告げブルックリンを離れることに…。
あらすじ・ここが見どころ
(引用:facebook公式 https://www.facebook.com/BrooklynMovie)
◇やっと慣れたブルックリンでの生活とは?
エイリッシュがブルックリンの生活に慣れるまでは、遠い道のりでした。
アイルランドからブルックリンへの船旅は過酷で、想像以上の船酔いに。しかし、親切な女性に助けられなんとか到着します。
現地の仕事は高級百貨店の販売員でしたが、初めての経験に厳しい指導が待っていました。
しかし、親切な同郷の人たちも多く、みんなに励まされなんとか頑張るエイリッシュ。
そんな中、エイリッシュはイタリア系の移住青年トニーと出会い、深く付き合うようになっていきます。
◇一旦戻るという約束で帰郷だったが…
そんな矢先の姉の訃報は、エイリッシュには大きなショックでした。
母からの電話を聞きながら、大好きだった姉のことを思い出し、しばらく忘れていた望郷の念が募ります。
トニーには、しばらくアイルランドに戻った後、再び帰ってくると約束。一旦、ブルックリンをあとにするのでした。
そして、久々に戻ったアイルランドの故郷。
しばらく忘れていた懐かしい風景、暖かく迎えてくれる旧友たちなど、かつての思い出が一気によみがえります。
◇なつかしい故郷での新しい出会い
(引用:公式サイト http://www.foxmovies-jp.com/brooklyn-movie/)
帰郷後しばらくして、エイリッシュは旧友たちに誘われるままパーティーに参加します。
久々の故郷での開放感から、パーティーを楽しむエイリッシュ。
彼女の頭からは、やっと慣れたブルックリンのこと、トニーのことが次第に薄らいでいきます。
そんな中で、エイリッシュが紹介されたのはジム(ドーナル・グリーソン)という地元の青年。
ジムに次第に気持ちが傾いていくエイリッシュがいるのでした。
エンディング
エイリッシュは、ジムからプロポーズを受けます。
結婚の約束をしたトニーのことが彼女の頭をよぎったかどうか。
実は、エイリッシュがアイルランドに帰っている間、彼はエイリッシュに手紙を出していました。
その手紙は、読まれないままデスクの引き出しにしまわれていたのです。
感想とおススメ度
(引用:facebook公式 https://www.facebook.com/BrooklynMovie)
映画ポスターにある、赤レンガにもたれた人待ち顔のエイリッシュ。
あの映像、あの表情が彼女の決断でした。
「二つの故郷と二つの愛」の中の、彼女のゆらぎは意味深です。
シアーシャ・ローナンが着るあの当時のファッションを楽しみながら、しみじみと鑑賞できるイイ映画です!
2019年04月23日
イギリス王室の歴史が面白い、『女王陛下のお気に入り』はアカデミー賞作品!
誰か力をもった人物に一番に気に入られようとするのは、いかに大変なことか!
女王に仕える二人の側近の確執が描かれ、コミカルで大変面白い映画です。ここは、ひとつ高みの見物を決め込んでと思いきや、とんでもない。
見終わってみれば、なにやら女の世界だけとは限らない、もっと嫉妬深いと言われる男の世界にもありそうな話です…。
あらすじ・主な登場人物
舞台は、18世紀初頭のイングランド。女王は、アン女王(オリヴィア・コールマン)で実在の人物です。
側近サラ(レイチェル・ワイズ)は、表面的には女王に仕えているようですが、時に女王を「アン」と呼び捨てるような仲。
サラには従妹アビゲイル(エマ・ストーン)がいましたが、家が没落貴族となり職を求めてサラのところへやってきました。
なんとか宮廷の仕事を得たアビゲイル。最初は従順にサラの指示に従い下働きに徹します。
しかし、元貴族だった彼女は慣れるに従い次第に横着に。
サラとの確執を経ながら、めざすは「女王陛下のお気に入り!」になることでした…。
あらすじ・ここが見どころ
(facebook公式 https://www.facebook.com/TheFavouriteMovie/)
◇アン女王の無能さ加減にあんぐり!
実在の女王のこと、そんなに愚弄するわけにはいきませんが、アン女王の世間知らずは冒頭から露呈。
当時イングランドは、フランス王国と長引く戦争の真っ只中。
しかし、アン女王はほとんど無関心で宮廷で怠惰な生活を過ごしています。
「戦争はまだ終わってないの?」と不満げなアンに、サラは唖然とするほど。
子ども時代から知っている親しさもあって、二人きりになると女王を「アン」と呼び捨てますが、アンもそんなサラをどこか疎ましく思っていました。
◇アビゲイルの透けて見える魂胆
没落貴族の娘アビゲイルが、宮廷で働く従妹のサラを頼って家を出てきた…。
と聞けば可哀そうな気もしますが、見るからに彼女はしたたかそう。とりあえずは、掃除や洗濯の仕事に使ってもらえることになります。
一方、いつも体調がすぐれず痛風持ちのアン女王が、治療に使った薬草に効果があることを知ります。それは、アビゲイルがこっそり塗布してあげたもの。
スタンドプレーを許さないサラはアビゲイルをムチ打ちにしますが、アンは逆にアビゲイルを侍女として近くに呼び寄せます。
◇17匹のうさぎペットを飼うアン!
アン女王が政治判断をしなければならない時、自分の主張をハッキリ押し付けるサラ。
一方のアビゲイルは、いつもさみし気な女王にうまく取り入っていきます。
アンは17匹のうさぎのペットを飼っていました。ちなみにこの数は、子どもに恵まれない彼女の、死産や流産をした子供の数でした。
そんな可哀そうなアンと接しペットを可愛がるアビゲイルに、アンはますます信頼を寄せます。
◇アビゲイルの大きな決心とは?
サラが次第にアビゲイルの魂胆を知り焦り始めたそんな時、彼女はアビゲイルに弱みを掴まれます。
足の治療としながら、サラは一線を越えてアンと抱き合っていました。そして、その場面をアビゲイルに見られてしまうことに。
二人の秘密を知り優位に立ち始めたアビゲイルは、ある時大きな決心をします。
もはやサラより、アンは自分の言うことの方を聞いてくれると自信を持ったアビゲイルにとって、サラは不要な存在に…。
クライマックスからエンディングへ
サラとアビゲイル、さも何もなかったかのように二人で紅茶をおいしく飲んでいます。
しかし、二人の関係はお互いの腹を探り合う敵同士の関係に。
アビゲイルはいつも薬草を採取していた森から、別の目的の「薬草」を用意していました…。
アンは殺され、その後アビゲイルはアンの寵愛を受けて暮らすことに?
いいえ、この映画の面白いのはこれからです!
感想とおススメ度
最後は、「う〜ん!」と唸るしかありません。取り巻き連中に適当に迎合され、なんの意志も持たないアン女王。
しかし、彼女はそんなヤワではなかったのです!
アカデミー賞主演女優賞のオリヴィア・コールマン。さすが、あの傲慢でワガママし放題の女王役の演技は素晴らしい!
エマ・ストーンも、レイチェル・ワイズも円熟した演技だったし、ぜひおススメしたい作品です!
女王に仕える二人の側近の確執が描かれ、コミカルで大変面白い映画です。ここは、ひとつ高みの見物を決め込んでと思いきや、とんでもない。
見終わってみれば、なにやら女の世界だけとは限らない、もっと嫉妬深いと言われる男の世界にもありそうな話です…。
あらすじ・主な登場人物
舞台は、18世紀初頭のイングランド。女王は、アン女王(オリヴィア・コールマン)で実在の人物です。
側近サラ(レイチェル・ワイズ)は、表面的には女王に仕えているようですが、時に女王を「アン」と呼び捨てるような仲。
サラには従妹アビゲイル(エマ・ストーン)がいましたが、家が没落貴族となり職を求めてサラのところへやってきました。
なんとか宮廷の仕事を得たアビゲイル。最初は従順にサラの指示に従い下働きに徹します。
しかし、元貴族だった彼女は慣れるに従い次第に横着に。
サラとの確執を経ながら、めざすは「女王陛下のお気に入り!」になることでした…。
あらすじ・ここが見どころ
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◇アン女王の無能さ加減にあんぐり!
実在の女王のこと、そんなに愚弄するわけにはいきませんが、アン女王の世間知らずは冒頭から露呈。
当時イングランドは、フランス王国と長引く戦争の真っ只中。
しかし、アン女王はほとんど無関心で宮廷で怠惰な生活を過ごしています。
「戦争はまだ終わってないの?」と不満げなアンに、サラは唖然とするほど。
子ども時代から知っている親しさもあって、二人きりになると女王を「アン」と呼び捨てますが、アンもそんなサラをどこか疎ましく思っていました。
◇アビゲイルの透けて見える魂胆
没落貴族の娘アビゲイルが、宮廷で働く従妹のサラを頼って家を出てきた…。
と聞けば可哀そうな気もしますが、見るからに彼女はしたたかそう。とりあえずは、掃除や洗濯の仕事に使ってもらえることになります。
一方、いつも体調がすぐれず痛風持ちのアン女王が、治療に使った薬草に効果があることを知ります。それは、アビゲイルがこっそり塗布してあげたもの。
スタンドプレーを許さないサラはアビゲイルをムチ打ちにしますが、アンは逆にアビゲイルを侍女として近くに呼び寄せます。
◇17匹のうさぎペットを飼うアン!
アン女王が政治判断をしなければならない時、自分の主張をハッキリ押し付けるサラ。
一方のアビゲイルは、いつもさみし気な女王にうまく取り入っていきます。
アンは17匹のうさぎのペットを飼っていました。ちなみにこの数は、子どもに恵まれない彼女の、死産や流産をした子供の数でした。
そんな可哀そうなアンと接しペットを可愛がるアビゲイルに、アンはますます信頼を寄せます。
◇アビゲイルの大きな決心とは?
サラが次第にアビゲイルの魂胆を知り焦り始めたそんな時、彼女はアビゲイルに弱みを掴まれます。
足の治療としながら、サラは一線を越えてアンと抱き合っていました。そして、その場面をアビゲイルに見られてしまうことに。
二人の秘密を知り優位に立ち始めたアビゲイルは、ある時大きな決心をします。
もはやサラより、アンは自分の言うことの方を聞いてくれると自信を持ったアビゲイルにとって、サラは不要な存在に…。
クライマックスからエンディングへ
サラとアビゲイル、さも何もなかったかのように二人で紅茶をおいしく飲んでいます。
しかし、二人の関係はお互いの腹を探り合う敵同士の関係に。
アビゲイルはいつも薬草を採取していた森から、別の目的の「薬草」を用意していました…。
アンは殺され、その後アビゲイルはアンの寵愛を受けて暮らすことに?
いいえ、この映画の面白いのはこれからです!
感想とおススメ度
最後は、「う〜ん!」と唸るしかありません。取り巻き連中に適当に迎合され、なんの意志も持たないアン女王。
しかし、彼女はそんなヤワではなかったのです!
アカデミー賞主演女優賞のオリヴィア・コールマン。さすが、あの傲慢でワガママし放題の女王役の演技は素晴らしい!
エマ・ストーンも、レイチェル・ワイズも円熟した演技だったし、ぜひおススメしたい作品です!
2019年04月20日
『キャプテン・マーベル』は、新たな女性ヒーロー誕生秘話!ブリーラーソン主演
マーベル.・コミックの実写化、新たな女性スーパーヒーローが登場!
同じく女性ヒーローのワンダー・ウーマン以上の存在感で圧倒してくれます。
主演は「ブリー・ラーソン」。『ルーム』では第88回のアカデミー賞主演女優賞をとっていますが、役柄は全然地味(失礼!)で、この『キャプテン・マーベル』とは比べ物になりません。
そんな『キャプテン・マーベル』のあらすじと見どころです。
あらすじ・物語の背景
銀河二大帝国のひとつ、クリー帝国のエリート部隊「スターフォース」に所属するヴァースこと、「キャプテン・マーベル」の誕生ストーリーです。
超人的能力をもつヴァースですが、彼女には繰り返し見る悪夢がありました。
彼女はある時、宿敵スクラル帝国での任務を遂行中に罠にはまり急きょ脱出。
落下先は、近くの惑星C-53(地球のこと)。そこでヴァースが出会ったのは、国際平和維持組織のエージェント、ニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)でした。
ヴァースは夢の断片をたどりながら、フューリーの案内で自分のルーツを探していくのでした…。
あらすじ・ここが見どころ
(公式facebook https://www.facebook.com/CaptainMarvelOfficial/)
◇自分の生まれた星C-53?
フューリーが案内してくれたのは、アメリカ空軍のペガサス施設。
ここに保存されている資料写真からわかったことがいくつかありました。
ヴァースは親友マリア・ランボーと一緒に女性パイロットを目指していたこと。夢に出てきたのは一緒に写真に写るウェンディ・ローソン博士(アネット・ベニング)だと。
しかし、ローソン博士はエンジンのテスト中に死亡していたのです。
◇親友マリアから聞かされた真実!
次にヴァースとフューリーが訪れたのは、親友マリアの自宅。
マリアはヴァースを見て懐かしく思うのですが、ヴァースの記憶は繋がりません。
マリアからペガサス施設で見た写真のこと、マリアの娘からはヴァースとの思い出の品について詳しく知らされて行く中で、ついにヴァースの真実の姿が明らかになっていきます。
◇「キャプテン・マーベル」誕生の瞬間とは?
ヴァースの本当の名前は、「キャロル・ダンヴァース」。
彼女は、テスト飛行でローソン博士と一緒に撃墜されていたのですが、墜落後、戦闘機のライトスピードエンジンの秘密を守るために銃で破壊しようと狙撃。
その瞬間、ヴァースはエンジンから放出された巨大なエネルギーを全身で吸収してしまいます。
これが強靭な「キャプテン・マーベル」を生み出すことに!
それもそのはず、エンジンのコアには誰もが欲しがる謎の動力源、「テッセラクト」が使われていたのです。
◇「テッセラクト」を狙うスクラル人!
ヴァースを執拗に追うスクラル人の本当の狙いは、「テッセラクト」にありました。
クリー人であったローソン博士の計らいで、それはクリー人が住む秘密のラボに隠されることに。
しかし、まもなく宿敵スクラル人に発見され、しかもなんとヴァースの所属するスターフォースの連中までもが奪いにやってきたのです。
エンディング
ラボの中で行われる激しい争奪戦。
スターフォース長官のヨン・ログ(ジュード・ロウ)は、ヴァースを自分たちの指示に従わせようとします。
しかし、真実の自分を知ったヴァース!
ヨン・ログの支配から解き放たれ、新たに「キャロル・ダンヴァース」として自分自身の判断で立ち上がるのでした!
感想とおススメ度
スーパーマンもアイアンマンもスパイダーマンも強かったが、キャプテン・マーベルはもっと強い!
というのが鑑賞後の印象です。中だるみもなく、アッと言う間の2時間。
もちろん、最後はお約束のシリーズ映画『アベンジャーズ』に引き継がれていきますので、クレジット後のワンシーンは見逃さないように!
「もう一度見たい」映画そしてブリー・ラーソン。絶対おススメ映画!
2019年04月15日
新感覚ホラー『ゴーンガール』、主演女優賞のロザムンド・パイクの顔に凍り付く!
ロザムンド・パイクは、たとえば『プライドと偏見』の長女役のように、顔立ちから人を疑ったことのない無垢な女性がはまり役のような印象を持ちがち。
しかし、この『ゴーンガール』の彼女はハッキリ言って怖い!のひと言。
ミステリー・ホラーというジャンルですが、場面によっては「ホラー」そのもの!
女優だからなんでも演じるといえばそれまでですが、あの優し気な顔立ちからはとうてい想像できない、とんでもない人格を演じてくれます…。
あらすじ・物語の背景
結婚5年目となる記念日に、ニック・ダン(ベン・アフレック)が家に帰ると、妻エイミー(ロザムンド・パイク)がいないことに気がつきます。
家の台所に残っている血痕や、リビングのガラステーブルが割れていることから、ニックはエイミーがなんらの事件に巻き込まれたと判断。
すぐさま、警察に電話をかけます。
エイミーの母親が有名な児童作家だったこともあり、この事件はマスコミに大きく取り上げられることに。
ニックはマスコミから取材を受けるのですが、取材時のニックの何気ない行動が、事件にニックが関係しているのではと疑われ出したのです…。
あらすじ・ここが見どころ
(引用:facebook公式サイト https://www.facebook.com/GoneGirlMovie)
◇求められるまま応じた写真撮影!
取材では、世間に目撃情報の協力をお願いするため、ニックはエミリーの写真と一緒に撮影を受けることに。
カメラに視線を合わせたとき、ニックはレポーターに言われるまま少し微笑んでしまいます。
翌日、ニュースではおよそ失踪事件にはおよそふさわしくないニックの笑顔が出ることに。
それまでは仲の良い夫婦だったという同情の評判が一転。写真が出て以降、失踪にはもしかしたらニックが関与しているのでは?
と疑われ出したのです。
◇追い詰められていくニック!
そう言えば、ニックには子供がいないこと。また、ニックの過去の浮気を証言するものも出て、事件はスキャンダラスな方向に向かい始めます。
ちなみに、ニック役のベン・アフレックには『アルゴ』や『ザ・コンサルタント』など、どうしても頼もしい存在のイメージが。
残念ながら、ここまでのニックは追い詰められる一方です。
映画では、ニックとエイミーの結婚当初の楽しかったシーンが流れます。特に、エイミーの幸せいっぱいの表情から、彼女の安否を気遣うムードがいっぱい!
◇エイミーの過去がわかってくると…
さて後半から、映画のトーンは一変します。
悪者扱いをされてしまったニック。彼は、弁護士を使い自分なりにエイミーが行方不明となった原因を調べていました。
すると、彼女と結婚する以前の情報を得ることができ、その事実に驚きます。
エイミーが過去に付き合った男性など、エイミーのとんでもない過去や企みが明らかに。
エイミーの行動を解くキーワードは、ひとことで言えば「独占欲」だったのです。
5年目の結婚記念日の行方不明は、エイミーの独占欲がもたらした自作の「テスト」だったのでは…?
エンディング
映画は最後のどんでん返しに向かって次第にテンションを高めてくれます。
行方不明後のエイミーの行動。
これまでは、ニック側や世間のイメージからしか見てこなかったエイミー。彼女の行動にスポットが当たり出すと、サスペンスを通り越し「ホラー」へと!
感想とおススメ度
あの綺麗な顔で、あんな冷たい目と表情ができるんだ!
と、つくづく感心させられる映画でした。
あの作品以降、ロザムンド・パイクを見る目が変わってしまいます。
映画としては最高に良かったのですが、彼女自身のイメージがすっかり変わってしまうほどのキャスティング。
翌年に彼女が出た映画『しあわせはどこにある』でイメージ回復を図ったとのうわさも?
あわせて観ると面白いですよ!
しかし、この『ゴーンガール』の彼女はハッキリ言って怖い!のひと言。
ミステリー・ホラーというジャンルですが、場面によっては「ホラー」そのもの!
女優だからなんでも演じるといえばそれまでですが、あの優し気な顔立ちからはとうてい想像できない、とんでもない人格を演じてくれます…。
あらすじ・物語の背景
結婚5年目となる記念日に、ニック・ダン(ベン・アフレック)が家に帰ると、妻エイミー(ロザムンド・パイク)がいないことに気がつきます。
家の台所に残っている血痕や、リビングのガラステーブルが割れていることから、ニックはエイミーがなんらの事件に巻き込まれたと判断。
すぐさま、警察に電話をかけます。
エイミーの母親が有名な児童作家だったこともあり、この事件はマスコミに大きく取り上げられることに。
ニックはマスコミから取材を受けるのですが、取材時のニックの何気ない行動が、事件にニックが関係しているのではと疑われ出したのです…。
あらすじ・ここが見どころ
(引用:facebook公式サイト https://www.facebook.com/GoneGirlMovie)
◇求められるまま応じた写真撮影!
取材では、世間に目撃情報の協力をお願いするため、ニックはエミリーの写真と一緒に撮影を受けることに。
カメラに視線を合わせたとき、ニックはレポーターに言われるまま少し微笑んでしまいます。
翌日、ニュースではおよそ失踪事件にはおよそふさわしくないニックの笑顔が出ることに。
それまでは仲の良い夫婦だったという同情の評判が一転。写真が出て以降、失踪にはもしかしたらニックが関与しているのでは?
と疑われ出したのです。
◇追い詰められていくニック!
そう言えば、ニックには子供がいないこと。また、ニックの過去の浮気を証言するものも出て、事件はスキャンダラスな方向に向かい始めます。
ちなみに、ニック役のベン・アフレックには『アルゴ』や『ザ・コンサルタント』など、どうしても頼もしい存在のイメージが。
残念ながら、ここまでのニックは追い詰められる一方です。
映画では、ニックとエイミーの結婚当初の楽しかったシーンが流れます。特に、エイミーの幸せいっぱいの表情から、彼女の安否を気遣うムードがいっぱい!
◇エイミーの過去がわかってくると…
さて後半から、映画のトーンは一変します。
悪者扱いをされてしまったニック。彼は、弁護士を使い自分なりにエイミーが行方不明となった原因を調べていました。
すると、彼女と結婚する以前の情報を得ることができ、その事実に驚きます。
エイミーが過去に付き合った男性など、エイミーのとんでもない過去や企みが明らかに。
エイミーの行動を解くキーワードは、ひとことで言えば「独占欲」だったのです。
5年目の結婚記念日の行方不明は、エイミーの独占欲がもたらした自作の「テスト」だったのでは…?
エンディング
映画は最後のどんでん返しに向かって次第にテンションを高めてくれます。
行方不明後のエイミーの行動。
これまでは、ニック側や世間のイメージからしか見てこなかったエイミー。彼女の行動にスポットが当たり出すと、サスペンスを通り越し「ホラー」へと!
感想とおススメ度
あの綺麗な顔で、あんな冷たい目と表情ができるんだ!
と、つくづく感心させられる映画でした。
あの作品以降、ロザムンド・パイクを見る目が変わってしまいます。
映画としては最高に良かったのですが、彼女自身のイメージがすっかり変わってしまうほどのキャスティング。
翌年に彼女が出た映画『しあわせはどこにある』でイメージ回復を図ったとのうわさも?
あわせて観ると面白いですよ!