2019年07月01日
マッケンジー・デイヴィスがかわいいナイト・シッター、『タリーと私の秘密の時間』
主演のシャーリーズ・セロンは、ディオールの香水J'adoreにも起用される超美人の女優。
一方で、映画の役作りのためなら顔も体型もとことん合わせることで有名です。
今作紹介する映画『タリ―と私の秘密の時間』は、家事と育児に疲れ果てた母親マーロを演じますが、下着姿のシーンでは見るも無残な姿(失礼!)になり果てているのです。
この映画で、もし彼女に『アトミック・ブロンド』のようなアクションや、ディオールCMのラグジュアリー感を期待するならまずもって無理。
しかし、その落差が今作のテーマでもあるのです。
冒頭の画像は、あえて本当(?)の主人公「タリー」(マッケンジー・デイヴィス)を紹介しましょう。
あらすじ・物語の背景
主人公マーロは、小学生の子ども二人をもつアラフォーママ。
毎日の家事と育児に、ほとほと疲れているところに3人目を出産します。
若かった頃の出産とは違って、体力も気持ち的にも下降気味の時でした。
周囲にすすめられ、マーロは夜の育児だけをみてくれるナイトシッターを雇うことに。
やってきたベビーシッターの名前は「タリー」(マッケンジー・デイビス)。
夜だけ会うことになる二人。若いタリーと交流し始めたマーロは、気持ちの中で何かが変わり始めるのでした…。
あらすじ・ここが見どころ
(引用:
https://www.facebook.com/tullymovie/)
◇疲れ切っているマーロ…
マーロが子供の育児で疲れているのは、他にも特別な理由がありました。
それは、下の子どもジョナが発達障害を持っていること。
ジョナが通っている学校からは、もっとジョナに適した学校への転校をすすめられるのですが、マーロはそれを拒否。学校とは、いつも言い争っていました。
また、夫は一見協力をしてくれているようですが、子どもと一緒に遊んだあとは、自分の部屋でゲームをするだけ。
そんな不満を貯めたときにあらわれたタリーに、マーロは次第に頼るようになります。
◇身近な家事から生活相談まで
実際タリーは、とても明るくてよく気が付く女性でした。
本来の仕事である、夜の授乳や夜泣きの面倒だけでなく、身近な家事もこなしてくれたのです。
また、マーロの暮らしぶりを見かねたタリーは、彼女の生活の仕方全般についてもアドバイスをするようになります。
マーロが語るのは、夫とのセックスレスのこと、すっかりやらなくなった趣味のケーキ作り、長らく続く運動不足のことなど。
タリーは、マーロから本音をうまく引き出していきます。
◇マーロを外出させたタリーの本音
タリーとの出会いは、育児と家事だけに没頭していたマーロを少しずつ元気にしていくのでした。
ただ、マーロが気になったことがひとつありました。
それは、タリーが昼間にどんな仕事をしているのか、何も語ろうとしないこと。
ここは、映画の大きなポイントとなります。
そんなある夜、タリーは子どもを寝かしつけた後、マーロを繁華街へと誘い出したのです。
クライマックスからエンディングへ
(最後のネタバレなし)マーロにとっては嬉しい久々の外出。二人は酒場へと繰り出し、踊り明かすことに。
しかし、突然、マーロはタリーから思わぬ告白を受けます。
なんと、事情ができてナイトシッターの仕事を辞めなければならなくなったとのこと。
せっかく心が通じ合え、新しい生き方に目覚めたマーロ。その落胆は半端ではありません。
彼女は、なんと酔ったまま車を運転し、タリーとともに帰路を急ぐのでした…。
感想とおすすめ度
最後に、予想だにしない驚くような結末が待っていました!まさか!
でも安心して下さい。この映画が伝えたかった最高の感動とこころ温まる結末を迎えることができます…。
<参考:ディオールCM>
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