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2020年08月22日
デート・合コン・自己紹介で、「好きな映画は?」に会話のはずむ答え方。タイトルは禁句!
(引用:facebook.com/missionimpossibleJPN 『ミッション・インポッシブル』)
合コンやデートなど、はじめて会った人から「好きな映画は?」という質問をされることはありませんか?
これはお互いの好みや性格の一端でもわかればと、軽い気持ちでついつい使ってしまう質問ですよね。
「お休みの日はなにをして過ごしていますか?」と同類の、会話をつなぐときの何気ない質問としてもよく使われます。
「私、あまり映画見ないんです…」と言ってしまっては元も子もありません。
映画鑑賞を趣味とする二人が、今、どの映画が一番面白いかを議論するわけではないので、ここは軽く日常会話の入口として、ある程度の準備をしておきたいもの。
突然の質問にも、さらっと、しかもそれなりの好印象を残して会話を続けたいですよね。
今回は、そんな「好きな映画は?」についてお話ししたいと思います。
■いきなりの「映画タイトル」は禁句!
これが就活の面接質問なら、「好きな映画=映画タイトルあるいはジャンル」といったように、ブレない答え方が望まれます。
しかし、自己紹介的な会話ではいきなりの映画タイトルは避けた方がいいでしょう。
たとえば、たまたま記憶に残っていた映画で「ボヘミアン・ラプソディー」と答えたとしましょう。
まさにピンポイントの答えです。
この答えを聞いた質問者はその映画を観ていたとして、受ける印象は「洋楽好き」「クイーンが好き?」「ポピュラーな映画を好む?」などなど、さっそくイメージを膨らませます。
でも、そんな会話を期待しているのでしょうか?
■映画タイトルを言うと、作品評価だけの会話?
(引用:facebook.com/BohemianRhapsodySong 『ボヘミアン・ラプソデイ』)
映画タイトルを聞いた質問者は、きっと次の質問をしてきます。
「へ〜、どんなところが好きですか?」
ここでは、好きな点、俳優のこと、音楽のこと、監督のことなどいろいろ情報交換ができて一旦は会話が繋がるように見えます。
ただ、映画コメント会に終わってしまい、相手の好みや趣味など性格的なことを知るにはちょっと遠回りになる可能性があります。
また、話を広げるにはちょっと無理があります。
(ちなみに、もし質問者が観たことのない映画を答えた場合、話はほぼ盛り上がりません。当然ですよね、自分が観たことがない映画を好きだと言われてもピンときません。)
■会話をはずませるには、好きな映画を「イメージ」で
(引用::facebook.com/MckennaGraceful/ 『ゴースト・バスターズ2020』)
さて、初めて知り合いになった人、また自己紹介的なケースで投げられた「好きな映画は?」に対して、もっとも会話を膨らませる答え方は次の通りです。
「私の好きな映画は、とにかく楽しい映画が好きです!」
「好きな映画は、アクションでドキドキしながら見るのが好きなんです!」
先の例だと、頭の中に『ボヘミアン・ラプソディー』や『キャッツ』、後ろの例だと「ミッション・インポッシブル」(冒頭画像)や『ゴースト・バスターズ』があったとしても、それをあえて言わずに「イメージ」で答えるのです。
▶「洋画アクション」ランキング順
■イメージで「好きな映画」を答える理由
イメージで好きな映画を答えることが良い理由のひとつは、自分の「好きな傾向」をストレートにアピールできることです。
「とにかく楽しい映画」と答える人に、おとなしくジッとしている方が好きという人はあまりいません。
また、「アクションなどハラハラ感が好き」と答えることで好奇心の強さをPRしていることになります。
イメージで答えると良い二つ目の理由は、尋ねた人が想像する映画がいくつも広がり、共通で話せる映画を見つけやすくなるということです。
▶「邦画コメディ」ランキング順
■会話を弾ませる、こんな質問とやりとり
映画のイメージだと、次のように会話が弾んでいきやすくなります。
たとえば、次のような質問ややりとりが考えられます。
A「楽しい映画といえば、いろいろありますよね。
私が観た映画では〇〇が最高でしたよ!」
B『私は〇〇は観ていませんが、そんなに楽しかったのですか?
私のおすすめの楽しい映画は、△△ですね!』
A「△△は楽しいと聞いていましたが、まだ観られてないです。
どんな点が楽しいですか?」
B『△△は俳優が最高ですね!
〇〇は興味がありますね、どこが面白いですか?』
このように、唯一の映画で会話のネタや共通点を探すのではなく、広い範囲で映画談義を楽しくできるのです。
もちろんこの会話の行き先には、二人とも観ていない「楽しそうな映画の続編」があって今度一緒に、となればしめたものですよね。
まとめ〜「好きな映画は?」は、出会いと会話のきっかけ〜
「好きな映画は?」ほど、新しく出会う人の会話のきっかけになるものはありません。
「映画はあまり観ないのですよ〜。」で終わってしまう前に、もう一言!
「最近見た映画で、なにか面白い映画ありますか?」と逆質問すれば、映画好きの人には待ってましたの質問です。
お仕着せをせず、フランクに楽しめる映画を紹介し合える、そんな会話になればいいですよね!
映画webマガジン「洋画のレタス炒め」
動画配信サイト「U-NEXT」
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2020年08月16日
アガサ・クリスティ原作『オリエント急行殺人事件』は『ナイル殺人事件』の前哨戦!
有名ですよね。イギリスの女性推理小説家、アガサ・クリスティの同名代表作の映画化です。
もちろん犯人は言いませんが、有名過ぎて誰でも知ってるかもしれません。ただ、知っていたとしても登場する12人の個性的なキャラクターとポワロとのやり取りを楽しむだけでも十分。
特に家庭教師役のデイジー・リドリーは、スターウォーズのイメージが強いのですが、この映画ではおしゃれでキュートな彼女を再発見。
あらすじ・背景
アガサ・クリスティの推理小説といえば、名探偵「エルキュール・ポアロ」(ケネス・ブラナー)。今作も恐ろしく難解な、いわゆる「密室殺人」に挑みます。
トルコ・イスタンブール発フランス・カレー行きの長距離列車、いわゆるオリエント急行が舞台。
豪雪の中をひた走る列車の中、ひとりの乗客が殺害。
ポアロは、オリエント急行を経営する友人ブークから依頼を受け、乗客をひとり一人当っていくことに…。
あらすじ・ここが見どころ
(引用:facebook.com/OrientExpressMovie)
◇国籍も立場も違う乗客が12名!
乗客は、公爵夫人とその侍女、家庭教師、教授、宣教師、伯爵と夫人、セールスマン、実業家とその秘書、執事、未亡人の12名。
あとは、ポワレと友人ブーク、列車の車掌、検死をした医者が乗客のすべてでした。
殺されたのは、自ら殺害される可能性を言いふらし、もっとも胡散臭そうだった実業家のラチェット(ジョニー・デップ)。
◇乗客全員のアリバイが成立!
列車の外からの侵入がまったく考えられない状況の中、ポワロは乗客ひとり一人から聞き取りをすることに。
殺人が推定される時間帯のアリバイ、列車内で見聞きした不審な出来事など、時に優しく時に厳しく追及していくポワロ。
しかし全員聞き終えた結果、乗客すべてのアリバイは証明されていったのです。
◇窮地に陥ったポワロの打開策は?
さすがの名探偵ポワロも窮地に陥ります。
豪雪の山中という密室の中で殺人は間違いなく起こっており、全員がウソをつかない限り成立しない状況。
解決の糸口を見つけられないポワロは、もう一度乗客から聞き取りを行い、ラチェットとの接点を見つけようと執拗に食い下がります。
クライマックスからエンディングへ
誰からも有力な証言が得られない中、ポワロはひとつの仮説を立てます。
それは、バラバラのはずの乗客たちの共通点。
クライマックスは、ポワロの追求をかわそうとする乗客たちとの心理ゲーム!
そして何といっても最後の謎解き!
感想とおススメ度
ベテラン揃いの名優たち、たとえばミシェル・ファイファー(未亡人)、ウィレム・デフォー(教授)、ペネロペ・クルス(宣教師)に加え、新しいキャラで登場のデイジー・リドリー(家庭教師)と、ポワロのやりとりはなかなか見ごたえが。
「ホ〜ッ!」と留飲の下がるエンディングは推理モノならでは!
ぜひ、ご覧になって下さい。
2020年08月12日
美魔女エヴァ・グリーンのサスペンス映画「告白小説 その結末」、女流作家の秘密
(引用:facebook.com/DApresUneHistoireVraie.lefilm/)
エヴァ・グリーンが好きなら見てほしいサスペンス映画!
主人公の女流作家デルフィーヌ役には、本作の監督ロマン・ポランスキーの実際の妻エマニュエル・セニエを起用。
作家デルフィーヌの熱烈ファンとして主人公に迫るエル役に「007 カジノ・ロワイヤル」「300 スリーハンドレッド 帝国の進撃」など、見るからに美魔女の雰囲気が漂うエヴァ・グリーンが登場します。
主なキャストはほぼこの二人の女性。
ベテラン女優二人の醸し出す、ミステリー感満載のやりとりに時間を忘れてしまいます。
二人が出会った背景
人気小説家デルフィーヌ(エマニュエル・セニエ)は、発刊直後のファン向けサイン会に忙しくしています。
彼女が書いた本のテーマは、精神病の末自殺した母親を描いた作品。
サインに疲れたデルフィーヌは、サイン会を早く終了しようとするのですが、終了間際、最後の一冊にとサインをせがむ女性ファンのエル(エヴァ・グリーン)と出会います。
その時の縁が、後々の二人の切っても切れない関係の始まりとなります。
というのも、エルはなにか別の目的を持っていそうだったのです。
あらすじ・見どころ
(引用:kokuhaku-shosetsu.jp/ 公式ホームページ)
◇有名作家に近づくエルの本心は?
今回の小説は、デルフィーヌにとっては渾身の一冊でした。
やっと出版にこぎつけた安ど感と虚脱感で、何もやる気が起こらないスランプ状態にありました。
そんな時にかかってきた電話。電話の主は、サイン会で最後にサインを頼んだエルからでした。
サイン会の時の熱心さを覚えていたデルフィーヌは、エルになにか不思議な縁を感じ会うことに。
デルフィーヌが疲れていることを感じ取ったエルは、なにかと彼女の話し相手になるのでした。
◇身の回りの世話までし出したエル…
エルとは話も合い、デルフィーヌはエルと過ごしていると居心地の良さを感じるのでした。
たまたまエルが住む家を探していると聞き、デルフィーヌは何気なしに自分の家に住まわせてあげることにします。
ところが、一緒に住み始めてわかったのが、エルがすごく世話好きなこと。
デルフィーヌの私的な身の回りのことまで立ち入り始めたのです。
エルが一生懸命になる理由は、デルフィーヌが次の作品の執筆に向け、早く集中できるようにしてあげていると言いたげなのです。
たとえば、私的なメールの代筆、電話の取次ぎといった秘書的なことから、あげくの果ては講演の代理までもやり出したのです!
そしてある日、デルフィーヌが今考えている次回作のイメージをエルに相談した時、エルがキッパリと言い切った言葉に驚かされます。
「ハッキリ言って面白くないわ!」と。
◇同居して明らかになるエルの目的?
参考記事:洋画の中の美魔女コンテスト、ハリウッド女優が演じた本当の美魔女
デルフィーヌは、エルが意外にも自分の小説の構想を否定したことに戸惑いを隠せません。
次第にエルのペースにはまっていくデルフィーヌ。
エルの構想を聞いていると、それはあたかもエルの頭の中にあるものをデルフィーヌを通じて表現させようとしているかもようにも取れます。
もしかすると、エルがデルフィーヌに近づいてきた目的はそこにあったのではないだろうかと…。
クライマックスからエンディングへ
(ネタバレなし)
さて、映画はいよいよクライマックス、そしてエンディングへ。
次作の構想をめぐり、イラ立ちが高まるエルと次第に追い込まれるデルフィーヌ。
エル役のエヴァ・グリーンは、サスペンスムードに盛り上げるまさに美魔女。
エンディングで暗示される二人の関係はきっと想像できないものでしょう!
まさか、エルはデルフィーヌの頭の中にだけ存在する「ゴーストライター」なのでは?
想像もしなかった二人の本当の関係が、クライマックスに向けて明らかにされて行きます…。
感想とおすすめ度
監督のロマン・ポランスキーは鬼才と言われます。
一度ではなかなか理解しにくい部分もありますが、最後になってはじめて映画に仕組まれたトリックに気付くことになるでしょう。
二度見てやっとわかったという映画評もけっこうあります。
小説家のテーマ探しの苦悩を、仮想人物エルとのやり取りとして透かして見ていくとスッキリするかもしれませんネ。
▶『告白小説、その結末』見どころとキャスト
2020年07月17日
営業職・販売職の仕事に役立つ、「お好きな映画は?」の使い方と世間話の仕方
映画が好きな人はけっこういます。
映画を、一度も見たことがない人もいないのではないでしょうか。
普段の会話で、「映画が趣味です。」とまで行かなくても、「昨日、久々に映画に行ってきたよ。」とか「最近、いい映画がないよね。」なんていう声をよく聞きます。
また、初めて会う人でも「映画の話」には耳を傾けてくれる人も多く、初対面の人との距離を縮めるのに意外と使えて便利なものです。
「お好きな映画は?」とか「最近見られた映画で、何かいいものありました?」と会話が続いて行って、良いコミュニケーションに発展すればいいですよね。
この記事では、営業職や販売職の仕事に役立つ「映画ネタ」「映画トーク」の使い方についてお話ししたいと思います。
■営業職・販売職は顧客との会話が命
ここで紹介する営業職、販売職は、もちろんお客様を相手に仕事をしている人のことです。
おすすめする自社の商品やサービスを、顧客にアピールする仕事ですが、売り込むことばかりでは顧客から敬遠されるのは、仕事をしている人自身が一番よくわかってわかっていること。
苦労するのはやはり、お客様との「人間関係作り」ですよね。
「人間関係作り」の基本のひとつに、「気軽に世間話ができる」ということがあります。
そこで、冒頭の話に戻りますが気軽な話題として「映画」を持ち出すのはいかがでしょうか?
今回の記事では、具体的映画例として、「イギリス王室がテーマ」の映画を使い、実際の「世間話」に織り込んで解説していきたいと思います。
(冒頭の画像は、『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』https://www.facebook.com/MaryQueenMovie)
■世間話のネタはお昼のテレビ番組にも
さて、映画の話に持ち込もうとすると「お客様は映画はよく見られますか?」、あるいは「お好きな映画は?」が手っ取り早いのですが、そう簡単にはいきませんよね。
一般的な世間話から自然に入っていきたい時に、一番いいのは普段目にすることの多いお昼のテレビ番組がらみ。
たとえば、暴露本などで話題のメーガン妃「イギリス王室騒動」など「とっかかり」として良いかもしれません。
「したたかなメーガン」「可哀そうなハリー」と非難するのもいいのですが、顧客の好みもあるのでここはあまり角を立てずに、「いつも何かとお騒がせな英国王室ですよね。」とネタを振ってみるのもひとつ。
■質問をはさみ、「聴七話三」が基本
実際、イギリス王室はかつてのダイアナ妃から、後継者問題まで「騒動」という意味で話題に事欠きません。
軽い投げかけに、顧客が多少なりとも反応を示してもらったらとりあえずは、感想や印象を聞いてみることにしましょう。
投げた話題の反応が良いからといって、こちらの感想を先に言ってしまうのはダメです。
基本は、途切れないよう質問をその都度挟み、できるだけたくさんの情報を向こうから引き出すことに尽きます。
「聴七話三」といって、聴くのは7割、話すのは3割を徹しましょう。
■「私は、映画が好きなのですが…」
(引用:https://www.facebook.com/MaryQueenMovie)
ある程度相手の話が続いたら、「ヨソの国の話とはいえ、ホント、お騒がせですよね。」と受けて、今度はこちらから「映画のネタ」を持っていきます。
ここはハッキリと、「私は映画が好きなのですが…」と前置きし、「映画でもイギリス王室の歴史を描いた面白いものがありますよね。」と投げます。
さて、ここからがポイントです。
今後、実際の商品やサービスを売ろうとするにあたって、顧客に「聞く耳があるかどうか」の分かれ目になるところです。
■映画は「人間関係作り」の入り口
商品を売り込むわけでもなく、あくまで「世間話」を続けようとしているのですが、もし興味を示してもらえたようなら素直に喜びましょう。
これこそ、「人間関係作り」の入り口に立ったわけです。
映画解説者でもなんでもないので、面白かったところを簡潔に話すといいでしょう。
ただし、必ず「おすすめ」と付け加えましょう。
多少なりとも映画を観たことがある人、なにか面白い映画があれば観てみたい思ってる人なら、「おすすめ」というワンフレーズは記憶に残るものです。
■イギリス王室の、こんな歴史映画は?
(引用:https://www.facebook.com/MaryQueenMovie)
さて、「映画」で反応してもらいちょっと聞いてやろうかと思ってもらえたら、「おすすめ」として『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』はいかがでしょうか?
イギリスといえば思い出すのは「女王」、そして後継者問題。
今だと、在位の新記録を更新中の「エリザベス二世」ですよね。
しかし、かつてのイギリス(16世紀後半)では、二人の女王がしのぎを削った時代がありました。
それが、この映画のテーマ、スコットランド女王の「メアリー・スチュアート」と、イングランド女王の「エリザベス一世」の争いです。
《簡単なあらすじと見どころ》
今でこそ、イギリスはブリテン島とアイルランド島の一部を含めて一国すが、この時代は大きく北のスコットランド国と南のイングランド国に別れていました。
支配する女王は、どちらも前国王ヘンリー8世の血を引く存在です。
「メアリー・スチュアート」は一旦、フランスに嫁いでいたのですが夫の死去とともに故国スコットランドに戻ることに。
一方、「エリザベス一世」は在イングランドで、次期女王と目されていたのですが非嫡出子とされ、また宗教(プロテスタント)上も不適とされていました。
やっかいなのは、正統のイングランド女王に担ごうとする、取り巻きの貴族連中の陰謀があったこと。
二人は期せずして、イングランド女王の座を巡ってしのぎを削ることになります。
メアリー・スチュアートに、シアーシャ・ローナン。エリザベス一世にマーゴット・ロビーという、どちらも今、最も勢いのある女優二人の共演です。
メアリー女王は「悲劇の女王」と言われてきました、と言うと結末がわかってしまいますね。
悲しい末路に、歴史ロマンを感じる作品です。
■世間話から自分を知ってもらう
さて、仕事の目的は営業や販売にあることは言うまでもありません。
しかし、顧客に自分自身を知ってもらう意味で、お昼のワイドショーに絡めて「好きな映画」をちょっと語らせてもらいましょう。
こんなトークで話し出してみてはいかがでしょうか。
「イギリス王室って歴史があるから、なにかと大変ですよね。でも、それだけみんなの関心があるってことでしょうね。
お客様は、映画はお好きですか?私は映画が好きなのでよく見るのですが、先日見た『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』は面白かったですよ。
かつてイギリスがひとつの国でなかったころの話で、二人の女王が覇権を争うのですが機会があったら、ぜひご覧になられたらいいと思います。
なんとなく、イギリスの歴史と、それに旧跡などもわかって結構楽しめましたよ。
メアリー女王が「悲劇の女王」と呼ばれ、人気があるのがよくわかります…。」
さて、顧客がどんな反応を示すせしょうか、ある意味一か八かもわかりません。
まとめ〜お客様との接点を探してみる
もちろん、一方的に話す「映画好きな営業マン」では逆効果ですよね。
でも、なんとなく映画の好きな営業マン(あるいは販売員)、あるいは話題の豊富な人ということをわかってもらえたら大きな第一歩、ヨシとしましょう。
そして、ここからがポイントです。
(引用:https://www.facebook.com/MaryQueenMovie)
これまでの営業(販売)活動で得ていたお客様の情報(趣味、嗜好など)に、話を寄せていきます。
●ファッション好き⇒映画の中での絢爛な衣装の素晴らしさ
●旅行好き⇒撮影地や名所(ex.メアリーの幽閉されたロンドン塔)
●好きな俳優や好みのタレント⇒本人や似ているキャストの登場
といったように、映画トークからお客様の趣味や好みに触れてみる…
こんな地道な努力が少しづつ人間関係作りにつながり、いずれは本来の目的(営業や販売)に実を結ぶことにきっとなります。
映画はそんなきっかけづくりに最適です。ぜひ、試してみて下さい。
2020年06月15日
アパレル・流通業(百貨店・専門店)を志望、面接対策で「好きな映画は?」と聞かれたら?
(引用:https://www.facebook.com/BrooklynMovie/)
アパレル・流通業では、扱い商品が時代のファッション性やトレンドに左右されることが多いため、世の中の動きにアンテナを張っている人が求められます。
世の中の動きに興味を持っているかどうかを引き出す質問はいくつかあります。
たとえば、「休みには何をして過ごしますか?」「よく出かける街やお店はありますか?」「ファッションに興味がありますか?」といった質問です。
その中で、「好きな映画は?」というエンターテイメント関連の質問も、アパレルや流通業が好んで使う質問です。
今回は、アパレル・流通業が「好きな映画は?」といった、「映画ネタ」質問を投げて来た時にどう返していけばいいのか、応答の例文付きで具体的に解説していきましょう。
解説の題材として、映画『マイ・インターン』と『ブルックリン』を使って説明していきましょう。
■アパレル・流通業志望、こんな「好きな映画」は?
(引用:https://www.facebook.com/TheInternMovie/)
どこの業界・業種でも言えることですが、面接では自社のビジネスにどれだけ興味を持っているのかが一番知りたいところ。
ストレートに「ファッションのどんな点に興味がありますか?」と尋ねる面接官もいますが、ほとんどの場合、事前準備をされてしまう質問なのであまり使いません。
ふいに「好きな映画は?」と聞くことで、正直な本音を引き出そうとしているのですが、自社の仕事内容になんらかの接点のある答えを求めるのは当然です。
今回紹介のアパレル・流通業界でいえば、ファッションビジネスへの興味や、映画の中で見たおしゃれな衣装に関心があった結果、「好きな映画」であってほしいと期待しています。
「好きな映画」を尋ねた後に、「好きな点はどこ?」「好きな理由は?」と、重ねて聞くことで嗜好や興味の深さを見ようとしているのです。
■おススメ映画その1.『マイ・インターン』
(引用:https://www.facebook.com/TheInternMovie/)
アパレル・流通業界(百貨店・小売)で面接質問の対策としておススメのひとつは「マイ・インターン」です。
これは、アパレル通販の企業を経営する新進気鋭の女性と、定年後に再就職してきたベテラン社員(インターン)の話です。
自信家のアン・ハサウェイ演じるジュールは、何事もテキパキと仕事をこなすやり手の経営者ですが、ある意味でマイペース。
しかし、ある時会社の買収の話が持ち上がります。
何事も順調に進んでいたジュールにとってははじめて経験で、すっかり落ち込むのですがそこに援助の手を差し伸べたのがベン(ロバート・デ・ニーロ)。
ファッションに精通していない彼のアドバイスながら、うまく受け入れ次第に持ち直していく様子が描かれています。
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■おススメ映画その2.『ブルックリン』
(引用:https://www.facebook.com/BrooklynMovie/)
もうひとつは、シアーシャ・ローナン主演の『ブルックリン』です。
この映画はストーリーもさることながら、むしろ1950年代のファッションが色鮮やかに再現されているところが強調ポイントです。
50年代にアイルランドから、ニューヨークのブルックリンに移民してきたエイリッシュという女性が自立していく話です。
最初は、百貨店の店員の仕事もなかなか勤まらず落ち込んでしまうのですが、恋人もでき次第に自信をつけていく様子が描かれています。
古いブルックリンの街並みに映える、アイルランドカラーのアイリッシュグリーンなどがレトロファッションとして再現され楽しめます。
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■「好きな映画とその理由は?」−応答の例文その1.
「ハイ、私の好きな映画は『マイ・インターン』です。
アン・ハサウェイ主演で、アパレル通販の経営者が周囲の助けをもらいながら、なんとか経営を軌道に乗せていく話です。
この映画が好きな理由を申し上げます。
ひとつは、私が希望するアパレル企業の生き生きとした社内雰囲気が描かれていることです。主演のアン・ハサウェイの着こなすファッションも素敵で、彼女が輝いていた『プラダを着た悪魔』を彷彿とさせるところが大好きです。
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もう一点の好きな理由は、職場の雰囲気です。けっこうやり手だった主人公の経営者が、天狗になって凹んでしまうのですが、定年後入社のベテラン・インターンなど周囲の社員の支援で持ち直していくところに共感しました。
■「好きな映画とその理由は?」−応答の例文その2.
「ハイッ、私の好きな映画は『ブルックリン』です。
シアーシャ・ローナンが主演で、彼女は最近では『ストーリー・オブ・マイ・ライフ/私の若草物語』など、生き生きとした女性を描いた映画に多く登場していますが、この映画でも輝いています。
しかし、私が好きな理由で特に強調したいが、もう一点あります。
それは、映画の中で主人公エイリッシュ他、登場する人物の着こなすファッションが素敵なところです。
映画の時代背景は、1950年代なのですが当時のファッションが鮮やかに再現され、今の時代に蘇った感じですごく新鮮です。
アイルランド出身の彼女が着る衣装の緑は、いわゆるアイリッシュグリーンで、レンガ色の古いブルックリンの街並みにピッタリなところがすごく印象に残っています。」
まとめ〜志望先ごとにバリエーションを〜
いかがでしたでしょうか?
どんな映画が好きかは、もちろん個人の好みです。
しかし、就活の面接質問で聞かれる「好きな映画は?」「最近見た映画で印象的なのは?」は、意図のあるちょっと特殊な質問と思って下さい。
志望動機を聞かれて、答える内容を業種ごとに変えるのと同じように「好きな映画」も、できれば変えた方がベターです。
なぜなら、面接官は「なぜ?」「どの点が?」と突っ込んで、自社が求める人材に合うかどうかを見つけるためにこの質問をするのですから。
ぜひ、他の記事も参考にしてバリエーションを持っておくようにしましょう。
●経済・一般常識用の目を通したい雑誌(Amazon・楽天ブックス)
週刊エコノミスト 2021年5月4・11日合併号 [雑誌]
週刊東洋経済 2021年3/6号 [雑誌]
AERA5/3-10号
Newsweek (ニューズウィーク日本版) 2020年 5/12号 [雑誌]
週刊ダイヤモンド 2020年 11/7号 [雑誌](新しいマネジメントの教科書)
日経エンタテインメント! 2021年 5 月号【表紙: 佐藤健】
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楽天マガジン
2020年05月28日
マスコミ志望の面接対策、質問「好きな映画は?」に答えたいおススメ3作品
(https://www.facebook.com/pentagonpapers.movie/)
面接質問で、「好きな映画は?」と聞いてくる企業はけっこうあります。
合コンならいざ知らず、就活の面接質問では意外な質問のように思うかもしれません。
しかし、面接官からすると便利な質問で、どんな映画を挙げてくるかで受験者の趣味・嗜好の傾向を見ることができます。
また、続いての質問「その理由は?」から、その人の価値観までうかがい知ることができます。
特に、マスコミ業界は情報発信の先駆的立場からこの質問を多用する傾向にあります。
そこで今回は、マスコミ志望なら答えて欲しい映画、逆にいえばどんな「好きな映画」を挙げれば彼らが食いついてくるかを紹介したいと思います。
最後には、答え方の例文も紹介していますので参考にして下さい。
■マスコミは、いつも時代の寵児
(https://www.facebook.com/pentagonpapers.movie/)
マスコミ業界と言っても、業種としては新聞・TV・雑誌・出版・広告等、幅広くあります。
いずれもがマス・メディアと言われるだけあって、世間や社会全体への影響力は良くも悪くも絶大で「時代の寵児」といっても過言ではありません。
そんな影響力ある業界の仕事に就きたいというのがそもそもの志望動機と思われますが、もちろん「悪い影響力」となっては元も子もありません。
そこには、影響力を正しく使える、いわば社会正義をしっかりと背負える価値観を持った人が求められます。
■社会的な善悪を踏まえた、地道な行動力
そんなマスコミ業界が、求める人材を見つけるために面接で投げたひとつの質問。
「好きな映画は?」に、ピッタリの映画があるので紹介しましょう。
それはあまりにもど真ん中の直球過ぎて、面接官がちょっとびっくりするかもしれません。
しかし、インパクトと正統性ではこれにまさるものはありません。
もちろん、実際に自分で視聴して、本当に自分の価値観にフィットするならぜひ「好きな映画!」と答えるといいでしょう。
おススメは3つあります。
1.『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』
2.『スポットライト 世紀のスクープ』
3.『記者たち 衝撃と畏怖の真実』
■『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』
(https://www.facebook.com/pentagonpapers.movie/)
トム・ハンクスとメリル・ストリープのダブル主演、スティーブン・スティルバーグ監督の大作実話映画です。
泥沼化したベトナム戦争(1955年〜1975年)の戦況を分析した、アメリカ国防総省の機密文書をすっぱ抜いた新聞社ワシントン・ポストを描いた映画です。
政府の公式発表が「戦況は極めて順調」とは反対に、泥沼化の様相を伝える機密文書を手にしたワシントン・ポストのベン編集長(トム・ハンクス)は、公表をためらうオーナー社主、キャサリン・グラハム(メリル・ストリープ)の説得にかかります。
キャサリンが渋る理由は、記事掲載は機密保護違反となり「全員刑務所行き」を覚悟しなければならないからです。
ベンとキャサリンは法律顧問を交え、社員総がかりで「公開」に向けた挑戦を行います。
【TSUTAYA online】
■『スポットライト 世紀のスクープ』
(https://www.facebook.com/ShockAweMovie/)
こちらの新聞社は、「ボストン・グローブ社」。
「スポットライト」とは、同社の中で少数編成された調査報道チームの名前です。
新編集長の元、取り上げたテーマが「聖域」とされているカトリック司祭の不祥事です。
一度は断念していたテーマでした。
チームの主な記者であるマイク(マーク・ラファロ)、ウィルター(マイケル・キートン)、サーシャ(レイチェル・マクアダムス)たちが、粘り強い取材で迫ったのは、なんと聖職者にあるまじき性的虐待事件でした。
敬虔な信者の多い地域は四面楚歌、その中、信念を曲げずに取材を続けていきます。
【TSUTAYA online】
■『記者たち 衝撃と畏怖の真実』
こちらも実話をモデルにした映画です。
前者の2つの映画と大きく違うのは、主人公の属するマスコミが大手ではないことです。
舞台は、9.11直後で、イラク戦争(2003年〜2011年)開始前夜のブッシュ政権。
イラクを、「大量破壊兵器」を保有するテロ支援国家として、軍事介入することの是非が問われていました。
世論が、大手マスコミの「大量破壊兵器はある」とする論調に引っ張られる中で、弱小ニュース社「ナイト・リッダー社」の記者ジョナサン(ウディ・ハレルソン)やウォーレン(ジェームズ・マースデン)は独自のネットワークをたどって真実に迫ります。
【TSUTAYA online】
常識に惑わされず、懐疑的な姿勢
もし就活の面接質問で「好きな映画は?」と聞かれたら、3つとも答える必要はありません。
自分の気持ちに最もフィットする作品を1つ選ぶといいでしょう。
いずれを答えても、面接官は次の質問で「好きな理由は?」と聞いてきます。
3作品に共通しているのはジャーナリズムの勝利とジャーナリストたちの不屈の精神、そしてメンバーのチームワークなので、それを自分の言葉で語れるようにしておきます。
「大きなものに巻かれない」「自分軸をしっかり持っている」「常識を疑える」「協力し合う」など、教訓的なものはいろいろあります。
面接官はマスコミ業界のプロであり、たいそうなジャーナリズム論を振りかざして勝とうとする必要はまったくありません。
答え方の例文〜好きな映画とその理由〜
次に簡単な、応対話法を紹介しておきますのでぜひ、参考にして下さい。
あくまで「好きな映画は?」と「その理由は?」の答えなので自分の言葉で語れれば十分です。
「あなたの好きな映画と、なぜそれが好きなのかを言って下さい。」
「私が好きな映画は、『記者たち 衝撃と畏怖の真実』です。
映画は、イラク戦争のきっかけとなった「大量破壊兵器」の存在に、小さなニュース社が問題提起をした実話です。
好きな理由は、世論の流れや大手マスコミの報道に疑問を呈した、ナイト・リッダー社の記者たちの奮闘に心を打たれたからです。
当時のアメリカは、9.11直後でありどうしても「報復」の2文字が先に来ていました。
大手マスコミまでもが政府寄りになる中で、「大量破壊兵器の根拠」に疑問を持ち粘り強く取材した記者たちとそのチームワークは素晴らしいと思います。」
まとめ
マスコミ志望者の中には、業界を「華やかさ」とか「アイデア勝負」といったように、一面でしか捉えられない人がたくさんいます。
入社後の希望で、「何か面白い企画をしてみたい」とか「みんなをアッと言わせたい」などは絶対禁句です。
今回紹介した映画でも共通しているのは、むしろ地を這うような取材や情報収集。
ぜひ参考にして、マスコミの面接対策に役立てて下さい。
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2020年05月10日
自己紹介で、趣味の「映画鑑賞」や「好きな映画」を効果的にアピールする方法
(引用:https://www.facebook.com/zerogravitymovie/)
はじめて会う人たちの前でする自己紹介って緊張しますよね。
学校、職場、あるいは合コンなど自己紹介の機会は意外と多いもの。
そんな時、趣味の映画鑑賞のこと好きな映画のことなど話して、みんなの前でPRしておきたいものです。
ただ、映画好きにはちょっと困った問題があります。
「いっぱいありすぎる」
「好きな映画の話をしたいけど、この場や相手にふさわしい映画は?」
「この映画って、みんな知ってるのかな?」
なんて悩むことってありませんか?
そんな時の、とっておきの「映画トーク」のネタを紹介しましょう。
これって、意外とウケが良くてしかもそのあと、話もけっこう盛り上がるんです!
■夢がイッパイ、インパクトの残る宇宙モノ
(引用:https://www.facebook.com/AdAstraMovie/)
映画ファンなら一度は見たことのある、「宇宙モノ」を挙げてみるのはいかがでしょうか?
理由はいくつかありますが、一番大きな理由は、聞いている人が観たことがあってもなかってもなんらかの興味を持たせるテーマだからです。
宇宙モノと聞いただけで、「ロマンティック」「スケール感」「夢」といったイメージを持たれ、最大公約数的な好感度を得ることのできます。
また、まったく無関心な人が少なく、仮にいてもちょっと聞いてやろうかといったように、話材に引き込ませることのできるテーマです。
■具体的な宇宙モノ映画、代表作を紹介
それでは、宇宙モノの映画にはどんなものがあるのか例に挙げてみたいと思います。
後段では、具体的な「自己紹介」や「好きな映画」としてトークができるように例文を紹介しますので、ぜひ参考にして下さい。
⑴『ゼロ・グラビティ』
この映画は、2013年に公開されアカデミー賞他、数々の映画賞を獲得した有名な映画です。
賞の対象は、主演のサンドラ・ブロック(主演女優賞)に寄せられるものもありますが、多いのは、映像美や音響効果、視覚効果といった映画全体の仕上がりに対しての評価です。
医療技師のライアン(サンドラ・ブロック)がはじめて乗ったスペースシャトル。
しかし、船外活動中に予期せぬ事故に遭遇し、もう一人のクルーが死亡。
残った船長マット(ジョージ・クルーニー)とともに地球への生還を必死に模索するパニック映画です。
宇宙空間の美しすぎる映像美とは反対に、死と向き合う二人の奮闘に最後までシビレます。
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⑵『ファースト・マン』
(引用:https://www.facebook.com/FirstManMovie/)
こちらは、史実に基づいた伝記モノの宇宙映画です。
1969年7月20日。
今から、約50年前に人類が初めて月に降り立った日です。
降りたのはアポロ11号の宇宙飛行士ニール・アームストロング(ライアン・ゴズリング)。
輝かしい宇宙開拓史の背後で、苦闘の経緯を彼の視点で描いた映画です。
映画的には「成功」という事実を知っての鑑賞ですが、そこに行き着くまでの葛藤や死の恐怖との闘いをリアルに見せてくれます。
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⑶『アド・アストラ』
こちらは、宇宙モノであると同時に、SFミステリーでもあります。
人類はすでに月をおろか、火星にまで基地を作るようになっていました。
そして、地球外生命体を探索する「リマ計画」を策定し、太陽系の一番外側を公転する海王星まで進出。
ところが、計画の責任者クリフォード(トミー・リー・ジョーンズ)が、帰還予定を過ぎても地球に戻ってこず行方不明扱いとなります。
一方、宇宙空間でサージと言われる異常電流が突発、宇宙軍はこの原因が「リマ計画」によって引き起こされた可能性があると推測。
クリフォードの捜索とサージの原因調査を、親子2代にわたる宇宙飛行士である息子のロイ(ブラッド・ピット)に命じるのでした。
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■壮大な宇宙の旅とは裏腹、危険極まるミッション
3つの映画に共通しているのは、壮大な宇宙を旅する主人公です。
しかし、旅とは名ばかりで、いずれも危険極まるミッションに心が折れそうになりながら奮闘する主人公がいます。
「好きな映画は?」と聞かれ、「おススメ」や「印象に残る映画」として紹介できる内容がタップリの映画ばかりです。
一方で、最近では宇宙モノ=SFとは言い切れない科学的根拠のある作品も多く、現実のニュースや話題に事欠かないジャンルであるのも確か。
ぜひ、自己紹介や趣味紹介の題材にピックアップしてみてはいかがでしょうか?
■具体的な自己紹介、話し方の事例
初対面で接する人たちには、できれば「へ〜っ!」と関心を寄せてもらえる自己紹介や自己PRを行いたいもの。
そんなわけで、具体的な話法で紹介しましょう。
「はじめまして、〇〇と申します。(簡単なプロフィールなど。中略)
私の趣味は、「映画鑑賞」です。
話題の映画や好きな映画を、映画館で見たりDVDで楽しんだりしています。
私は、これまでいろいろな映画を見てきましたが、中でも私の好きな映画は『宇宙モノ』です。
宇宙モノが好きな理由のひとつは、さまざまな視覚効果を使った映像によって、現実では見られない宇宙を目の当たりに見せてくれる点にあります。
二つ目は、宇宙空間の中で難しいミッションに臨む宇宙飛行士の姿が好きだからです。
また、宇宙モノの映画を見てから最新の宇宙開発のニュースに関心が持てるようになりました。
参考1.:「UFO映像” 米国防総省が公開 “物体が何かは不明”」(NHK)
参考2.:「NASAもテレワークで、火星の無人探査車を自宅から操作」(ニューズウィーク社)
この中にも、きっと映画が好きな方はおられると思います。
これ以外にもいろいろなジャンルの映画を見ていますので、共通の趣味を持っておられる方や映画に興味を持たれた方がいたら、ぜひ、お声掛けして下さい。」
■3分間に凝縮した、自己PRのチャンス!
いかがでしょうか?
よく言われるのが、自己紹介時間は3分以内と。
3分は結構長く感じます。
ここに紹介した話し方はポイントだけなので、時間を見ながら好きな映画の例をひとつ挙げるなどして時間調整をするといいでしょう。
かといって、好きな映画のストーリーを長々と話し出すと嫌がられるので注意が必要です。
あくまで自己紹介は、知り合った人たちとの、それ以降の会話の入り口と考えて下さい。
「宇宙モノ」という言葉に興味を持った人は、必ずあとのミーティングや雑談時に話しかけてくれます。
「何かおススメの宇宙モノ映画はありますか?」
「私も先日、〇〇を見ましたが、ご覧になりました?」
「宇宙モノはあまり見ませんが、アクション映画はよく見ますよ。」
さあ、ここからが会話が盛り上がるポイントです。
まとめ〜映画はコミュニケーション!〜
趣味「映画鑑賞」って、なんだかありきたりすぎない?
いいえ、映画は会話を盛り上げ、また自分の個性を少しでも相手に知ってもらう絶好の話材です。
上手にPRできれば、「良い映画友達」が絶対できますよ!
「映画はあまり見ません…」
これこそ、映画の面白さを教えてあげながらコミュニケーションを築けるチャンスと考えましょう!
2020年04月25日
突然の面接質問、「好きな映画は?」に無難に答えしかもインパクトを与える映画!
就活の面接で、「好きな映画は?」という突然の質問。
これが、意外と多いんですよね。
筆者の経験からして、この質問、就活の面接質問ではすごく便利な質問なのです。
その理由は、応募者の趣味・嗜好に入りやすく、また気軽に話を膨らませることができるからです。
就活の面接質問以外でも、初対面の自己紹介などでつい尋ねてしまうことがありますが理由は一緒ですよね。
ところが実際の場面で、しかも突然に聞かれるとどの映画をチョイスすればいいか迷ってしまうことが多いのも確か。
ついマニアックな映画を言ってみたり、評価の別れる難しい映画を挙げたばっかりに会話が沈んでしまったことってありませんか?
映画好きが集まるところでの議論は楽しいかもしれませんが、面接質問や初対面での「好きな映画は?」の答えには、ちょっと注意が必要です。
そこで今回は、「無難」に的を絞り、『イントゥ・ザ・スカイ』(冒頭画像:facebook公式)でインパクトのある答え方を紹介してみたいと思います。
■偉人の伝記映画で、「頑張るタイプ」をPR
結論から言いますと、生涯、何かを成就したり頑張った人を題材にした「偉人」の伝記映画は無難です。
しかも、「無難」と思うのは自分だけで、面接官が映画を観ている観ていないにかかわらず、面接会話のやりとりで外すことがありません。
映画の組み立てが、伝記映画の場合、「苦難」「苦労」⇒「粘り」「あきらめない」⇒「成功!」「感動!」の筋道なので話しやすいという特徴があるからです。
■「好きな理由は?」、主人公に自分を置き換えて
ところで、就活の面接質問で「好きな映画は?」と聞かれた場合、必ず予定をしておかなければならないのが追加質問。
いわゆる突っ込み質問とか、深堀質問とか言われるもので、「なぜ、それが好きなのですか?」と理由を必ず尋ねてきます。
偉人伝記の場合、主人公に自分の理想を被せやすい利点があります。
ストレートにいうと、「あんな人物に憧れるから」「目指したいので」「あの点をマネしたい」などなど。
主人公が、同性だと「あんな女性になりたい」。
人の上に立つ人だと、「あんな管理職になりたい」など、企業受けのする(無難な?)ネタはいくらでも拾うことができます。
■『イン・トゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり』とは?
さて、今回題材とする映画『イントゥ・ザ・スカイ』について触れておきましょう。
時は1862年、まだまだ気象学が今ほど発達していない頃のイギリスの話です。
(この頃の日本はといえば、寺田屋騒動の頃です。洋画の場合、年数だけでピンとくる人は少ないので必ず日本の時代を頭に入れておくようにしましょう。)
内容は、気球乗りの専門家としてより高みを目指す女性アメリア・レン(フェリシティ・ジョーンズ)と、気象学者ジェームズ・グレーシャー(エディ・レッドメイン)が、はじめて高度1万メートル越えに挑戦した物語です。
もちろん、そのプロセスは苦労がイッパイでした。
では、実際の面接質問に対する答え方を「話法」で紹介しましょう。
1.実際の面接質問での答え方
面接官:『最近見た映画で、好きな映画と理由を述べて下さい。』
応募者:「ハイッ!最近見た映画で好きな映画は、『イン・トゥ・ザ・スカイ』です。」
「この映画は、気象学が高度な機器を持たなかった頃、熱心な気象学者とその熱意に打たれた気球乗りの女性が、はじめて高度1万メートルを突破し、目的の観測データを集めた物語です。
好きな理由は二つあります。
一つは、主人公の気象学者が、周囲の反対をも押し切り、気球での実地観測に踏み切った信念で気象学にひとつのエポックを作ったところです。
二つ目は、同行した気球乗りの女性が、目的のために万難を排して準備をすすめたことと、それでも発生した想定外の事故に対し命を優先した判断と果敢な行動に、強く胸を打たれたからです。」
2.質問への「答え方」のポイント
⑴簡単に映画のポイントを説明
面接官は基本的にその映画を見ていないという前提で、最初に物語の内容や流れをごく簡潔に説明しておきましょう。
実は、その説明も、内容を簡潔に答えられるかどうかもチェックされています。
咄嗟には難しいと思われるので、自己紹介や自己PRと同様に、事前にまとめておきたいのがこの「好きな映画」です。
⑵映画の内容や主人公の行動に踏み込んだ理由を
「好きな映画の理由」を聞かれると、主人公のファンだからとか、映像がきれいだからとかいう表面的なものを言ってしまいがちです。
友人との映画談義ではなんの問題もありませんが、就活の面接質問ではふさわしくありません。
この例話では、主人公の行動や考え方、つまり映画のテーマそのものに言及しているのでぜひ参考にして下さい。
まとめ〜面接官が乗ってきたらしめたもの〜
いかがでしょうか?
「好きな映画は?」という質問に、「無難」に使えるという意味がわかっていただけたでしょうか。
勘違いしないでいただきたいのは、映画の内容が無難という意味ではないのでお間違いなく。
映画そのものはなかなかスリリングです。
もし、面接官が見たことがあり、「あの気球をよじ登るシーンすごかったネ!」と和ませるような会話をしてきたらしめたもの。
ちょっと余裕を出し、
「私、高いところが苦手なので手に汗がいっぱいでした!」
「私、フェリシティ・ジョーンズのファンで、彼女が演じる強い女性には憧れます!」
と応じれば、機転や会話力での評価は間違いありません。
《参考記事》
■映画『イントゥ・ザ・スカイ 』、強い女性が似合うフェリシティ・ジョーンズ主演
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